wwwwwwww隔離スレ8
12 :ゆらめきno :04/10/21 02:23:26 ID:???
☆⌒m∩`・ω‐´)っ[ ゆらめきの夏装をご覧になられる観客の皆様へ ]c(`‐ω・´∩m⌒☆
最初の挨拶といたしまして、wwwww住民の皆様に心からの感謝と御礼を申し上げます。
皆様の温かいご配慮とご厚意により、こちらの隔離スレに引越し、本作を貼らせていただくことにいたしました。
こちらのスレを立て誘導してくださった>>1様には、重ねて感謝と御礼を申し上げます。
「ゆらめきの夏装」を上演するに先立ちまして、いくつか御案内申し上げます。
本スレの>>77にお知らせいたしましたが、本作は大変に量が多く、極めて長いSSとなっております。
下記に本作の詳細を紹介いたしますが、残りの部は合計8話で構成される予定です。
SSの総容量が約440kbに近いため、おそらくこちらのスレの大半を消費してしまうことが予想されます。
そのため、多くのSS職人様、ならびに読者の皆様にご迷惑をおかけすることになると思われ、
この場をお借りし、謝罪いたしますとともに、なにとぞ本作を貼りつけることのご了承をお願いする次第です。
本作の演目プログラムにつきましては、以下のようになっております。
《公演済み》
序 幕:鵺の誘い wwwww本スレ20 >>477-480
第1幕:行方知れず wwwww本スレ20 >>481-491
第2幕:神騎士 wwwww本スレ20 >>492-496
休 幕:良い旅を wwwww本スレ21 >>11-14
第3幕:網にかかった魚 wwwww本スレ21 >>15-22
第4幕:役者は舞台へ wwwww本スレ21 >>23-37
第5幕:キャップとボタン(前半) wwwww本スレ21 >>39-55
「堀フナ20万匹目wwwwww は8万 目 ww w」
http://yy10.kakiko.com/test/read.cgi/ff11ch/1093270698/
「お兄ちゃんと呼ばれたくって【・・・君はみえるか21の数字が・・・】」
http://yy10.kakiko.com/test/read.cgi/ff11ch/1098188021/
《公演予定》
第5幕:キャップとボタン後半 (52kb) 第6幕:毛玉はつぶやく (49kb)
休 幕:“彼” (26kb) 第7幕:欠落の子ら (72kb)
第8幕:たそがれて (30kb) 第9幕:嘘か幻か (137kb)
終 幕:風に揺れる花 (55kb) 余 幕:???? (18kb) …計439kb…
最後に。
wwwww20スレ、wwwww21スレと多くの励ましと期待のお言葉をいただき、本当にありがとうございます。
観客の皆様を少しでも楽しませることができるよう、本作を一生懸命貼らせていただきます。
本作について、ご意見・ご提案がございましたら、真摯に承る所存でありますので、随時よろしくお願いします。
ご挨拶が長くなりましたが、「ゆらめきの夏装」再開幕でございます。
m(´‐ω‐`)m13 :ゆらめきの夏装〜鑑賞の前に〜 :04/10/21 02:26:00 ID:???
wwwww SS鑑賞前にこの説明書を必ずお読みください wwwww
■SS鑑賞対象者
内藤:/sh 今ここにwwwwwヴァナ最強の英雄の俺様wwwwww颯爽と光臨!!wwwwwwww
内藤:/sh 俺様のSSが観れんのは俺様と同じヴァナ最強の英雄だけwwwwwwおkkkkwwwwwww?
獣様:しょれ以外のみなしゃんは観ちゃダルメルでしゅよ。(`・ω・´∩m
臼姫:要するに、「うはwwwwwwwwおkkkkwwwwwww」の精神を受け継いでいる人のみってことよ^^♪
■本作は、観客の皆様にアレルギー反応を起こさせる危険な要素を多分に含んでおります。
過去のSSで、以下の三症状が過敏に現れたことのある方はマルッとヌルッとトゥルーヨロwwwwwwww
糞樽:/sh システム超越厨Uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwww!!
通風:/sh 設定厨Kimooooooooooooooooooooooooowwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
隆起:ミカンた〜〜〜んこんなとこにいたんでちゅね〜〜〜パパ探ちまちゅたよ〜〜〜(*´Д`*)ハァハァ
Mikan:/sh 長文と隆起ウザッ!!
■SSを作成するにあたりまして、過去の多くの作品とログ、諸方その他のものから発想を授けていただきました。
とりわけ、以下のSSにつきましては、その一部または全体を、本作の設定の下敷きにさせていただきました。
この場をお借りし、偉大なる作者の皆様に、感謝とリスペクト申し上げます。
戦死:まずは『獣様と光と闇』(12-567)だなwwwwこれを抜きにしてブーメランの魅力は語れないぜwwwwwwww
戦死は首を横に振った。
糞猫:あはwwwww私が原因で餡刻様と臼姫さんが火花を散らした『餡刻vs臼姫』は(野放し-770)にあるわよwwwww
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:ご主人様が『未完の歌』(隔離6-75)もお忘れなく、って言ってる。ご主人様の過去が知りたいなら必見だね。
赤魔子は『或るディスペルの話』(隔離4-574)をハラハラしながら読み返している。
イ寺:キシシシシシシシシwwwww『リメイク』(リメ専-619等)シリーズからも、ある人物にお出まし願ったようだの。
暗樽:『ミスコン結果発表』(9-842)かぁwwww今度開催されたら、僕までエントリーされちゃうのかな・・・?orz
文句:/sh パワ――――――――――――――――――――――――――――――――!!
餡刻:『フィルター』(20-29)を読んだあと、くれぐれも“餡刻フィルター”だけはONにしないでくれよなwwww頼むぜwwww
任邪:姫様。拙者、かようなものを過去ログより入手いたしたでござる。|l゚U゚l|
巴姫:ふむ、この『トマト』(15-20)によれば、内藤殿はある野菜が苦手のようじゃな。子どものようで微笑ましいのう。
■最後に。
白樽:本作を書いた人は、初めてこちらにSSをアップさせていただくそうです^^
猫狩:てきぱき張っていくつもりでいるみたいにゃけど、もしかすると不手際があるかもしれないにゃ^‐^;
餡子:ああぁん♪wwwwwそのときは餡子がみんなをイかせてあげるからぁん、怒っちゃい・や・よ♪wwwwww
ガル姫:/sh パワ――――――――――――――――――――――――――――――――!!
死人:己の力量もわきまえない愚かな人間ですが、皆さんさえよろしければ、あの者に付き合ってあげてください。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwww断りを入れるくらいなら、張 ら な く て も い い ん じ ゃ よ ?
il||li _| ̄|○ il||li
樽ナ:・・・・今から凹んでちゃ先に進まないよ・・・石を投げられる前にさっさとやったら?・・・・・
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
■参照URL
「wwwwwまとめサイト」
⇒ http://www.geocities.jp/okkwwwww/
「堀フナ20万匹目wwwwww は8万 目 ww w 」
⇒ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/4042/1093270698/
「リメイク作品専用スレ 」
⇒ http://jbbs.livedoor.jp/game/4042/storage/1073639201.html14 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:34:14 ID:???
Kam:――・・・こういった経緯で、私はお前に兄の話の内容を伝え、今に至っているわけだ。
Zeid:Eald'narcheめ・・・・・
Zeid:やつはよほどの怖いもの知らずか、よほどの馬鹿だ。
Zeid:世界を変えるとまで言われた愛しの12人の妹たちを人身売買に出すとは、なんと不敬で無礼極まりないことか!
Kam:言いたいことはわかる。
Kam:だが、兄の愚考のお陰で我らが妹たちを手にするチャンスを得たのもまた事実だ。
Kam:明日、我らの手で、ヴァナディールに舞い降りるはずだった天使たちを罪深き戒めから解放するのだ!
Zeid:ああ・・・・
Zeid:・・・・長きに渡って捜し求めてきた妹たちがようやく陽の目を見るのだな・・・なんと感慨深いことか。
Zeid:妹たちがヴァナディールの大地に足を触れ、天空に手を掲げるとき、世界は変わる。
Zeid:行き詰り鬱屈した旧世界の価値観は消滅し、万人に恩恵を与えゆく新世界がその姿を現すのだ。
Kam:私はこの日が来るのを夢に見、いつかいつかとひたすらに待ち焦がれてきた。
Kam:真の光を知らぬ盲いた民草たちに、燦然と輝く真理を約束する我らが12人の天使たちに祝福あれ!
Zeid:過去のくだらぬ鎖に囚われた凡愚たちを、真実と自由の世界につながる扉へいざなう天使たちに栄光あれ!
Kam:我らはこの目で歴史の転換する様をしかと見届けようぞ。
Zeid:甘いぞKam'lanautよ!見届けるだけでお前は満足なのか!?
Zeid:ついに御姿を現しになられる、高貴なる天使たちの手を取り、その手に忠誠の接吻をすることこそ我らの使命だ!
Kam:そうであった!
Kam:我らは兄の仕掛けた罠を越え、幾万もの好敵手たちから彼女らを保護せねばならぬ。
Kam:勝つ!なんとしてでも勝つ!必勝こそが我らの責務!!
Kam:私を妹たちのいる世界へと導きし導師にして、無二の心友であるZeid兄同志よ。
Kam:今こそ我らの天使たちに誓おうではないか!
Zeid:望むところよ!
Zeid:Kam'lanaut弟同志よ、俺が唱える誓約文のあとに続け!
Kam:おう!
Zeid:我らの魂は不落の翼となり、我らの血は不破の衣となり、我らの骨は不敗の剣となり、
Kam:我らの魂は不落の翼となり、我らの血は不破の衣となり、我らの骨は不敗の剣となり、
Zeid:我らの体は不壊の盾となり、我らの心は不疑の秤となり、我らの時は不浄の靴となり、
Kam:我らの体は不壊の盾となり、我らの心は不疑の秤となり、我らの時は不浄の靴となり、
Zeid:我らを慈しみ導かん天使たちを全身全霊をかけて守護し奉り、命を捧げんことをここに誓う!
Kam:我らを慈しみ導かん天使たちを全身全霊をかけて守護し奉り、命を捧げんことをここに誓う!
Zeid:誓いに違いしときは、即日落命せんことも厭わず、共に誓いし同志の手により処断されんことを願う!
Kam:誓いに違いしときは、即日落命せんことも厭わず、共に誓いし同志の手により処断されんことを願う!
ZeidはKam'lanautに敬礼した。
Kam'lanautはZeidに敬礼した。
Zeid:誓いはこれにて終わりだ。ゆめゆめ忘れるなよ。
Kam:忘れはせん。我らが妹たちのために、明日の戦いは共に全力を尽くし必ずや勝利しようぞ。15 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:36:11 ID:???
内藤:/sh ヴァナ最強にして最狂のコレクターの俺様wwwwww趣味が高じてここに降臨!!wwwwwwww
内藤:/sh 臼姫のフィギュアがどこにもなくて超ガッカリな俺様wwwww迷子の迷子の子猫ちゃんを捜してるwwwww
内藤:/sh こwのw子wと臼w姫wフwィwギwュwアw見wかwけwまwせwんwでwしwたwかw?wwwwww
Zeid:ぬ。内藤のやつ、まだシャウトしておったのか。
Kam:まだとは?
Zeid:ここに来る前にも、下層の競売所付近で内藤がシャウトしてるのを見かけた。
Kam:あやつも冒険者の端くれであろうに、飼い猫探しの依頼まで引き受けるとはなんと矜持のない。
Kam:臼姫のフィギュアも探しておるようだが、なにがヴァナ最強にして最狂のコレクターぞ。自称するにもほどがある。
Zeid:愚かなことだ。
Zeid:血眼になって探したところで、臼姫のフィギュアなど存在しないのにな。
Kam:百歩譲って、臼姫のフィギュアが存在し販売されたとしてもだ、あやつ以外に買い手がつくとでも思っているのか?
Zeid:世にはゲテ物好きや気狂いの輩もいるからな、間違って売れるかもしれんぞ?
Kam:ないない。ゲテ物好きや気狂いの者たちの興味対象からすら外れてしまうのが臼姫なのだぞ。
Kam:なにを好き好んで、わざわざ金を出してまでゴミを買いたがる者がいようか。
Kam'lanautは腹を抱えて笑いだした!
Zeid:かなり以前に、ミス・ヴァナディールコンテスト上位者たちのフィギュアを作成しようという動きがあったろ?
Kam:懐かしい話だ。
Kam:コンテストの開催に合わせて企画されたのだったな。
Zeid:冒険者のうち、錬金や彫金、細工、鍛冶など、合成に自信のある有志によって企画されていた。
Kam:しかし、販売プランまで企画されていたにもかかわらず、結局途中で頓挫してぽしゃったと、あとになって聞いたが?
Zeid:・・・・・・・ミス・ヴァナディールコンテスト上位10名に誰がランクインしていたか覚えているか?
Kam:たしか、赤魔子、飛子、白樽、猫狩、餡子、巴姫、女装した糞樽、Mikan、それとガル姫だったか?
Kam:こうしてコンテストの結果を振り返ってみると、誰とは言わぬが異議申し立てしたくなるやつも何人かいるな。
Zeid:・・・・・・Kam'lanautよ、1名抜けているぞ。
Kam:そんなはずはない。私は“ミス☆ヴァナポスター”を持ってるくらいだからな。
Zeid:お前の言うポスターとは、候補者たちの集合イラストをポスター化したやつか?
Kam:そうそれだ。お前も当然持っておるのだろ?
Zeid:むろんだ。当時から評判が高かったからな。ゲットしないわけにはいかんだろ。
Kam:イラストになったメンツはさすがにヴィジュアル重視で選抜されたのだろうな。
Kam:赤魔子、飛子、白樽、猫狩、餡子、巴姫、糞樽の上位陣に加え、樽ナ、(F3マイラブ)糞猫も描かれていた。
Zeid:ガル姫も描かれていたのには気づいたか?
Kam:いや・・・ガル姫までいたのか?
Zeid:隅々までよーく見てみるがいい。何かのサブミナル効果を狙ったような描かれ方をされているぞ。
Kam:ふむ。あとで確認しておこう。16 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:38:15 ID:???
Zeid:あと一人の見当はついたか?
Kam:足りないはずはないと思うが、念のため、もう一度数え直すとしよう。
Kam:赤魔子、飛子、白樽、猫狩、餡子、糞猫、巴姫、糞樽、Mikan、それにガル姫で・・・なんと、9名しかおらん。
Zeid:俺の言った通りだったろ。
Kam:うーむ、誰が抜けているのだ?
Kam:樽ナ、糞猫、娼館子の現レギュラーたちはノミネートされていたものの結果が振るわず、10位入賞を逃した。
Kam:一部で根強い人気を誇る暗樽はまだあの時期はいなかったし、Zeidが恐れる歌樽もいたかどうか不明だ。
Kam:勇敢で美しい女性を妹と呼びたい私としては竜姐を押したいが、惜しむらくは彼女もコンテスト時にはいなかった。
Kam:巷で餡子とセットでブームになりつつあるモ姫の存在も忘れてはならんが、やはりコンテスト時には不在。
Kam:他にも猫忍、女内藤、戦子、墨子、樽子、黒猫あたりがいるが、どれもマイナーで、当時まだいなかった者もいる。
Kam:思いつく限りの女たちを挙げてはみたが、該当する者が一人もいないのはなぜだ?
Kam:Zeid、教えてくれないか?
Zeid:ふふ・・・脳内あぼーんか。
Zeid:お前はそれだけ無意識のうちにやつの存在を否定したがってるようだな。
Kam:やつ?やつとは?
Zeid:フィギュア企画をおじゃんにした張本人だ。
Kam:なに!?あの素晴らしい企画を中止に追い込んだ女が上位者にランクインしていただと!?
Kam:誰だそやつは!?まこと許しがたい女だ!
Kam:今度見つけたら、ただでは済まさん!我が光輪剣の錆としてくれようぞ!!
Zeid:やめておけ。あべこべに返り討ちにあって、やつのヘキサの錆になるだけだ。
Kam:なっ・・・・・ヘキサだと・・・・・?
Kam'lanautはたまらず、その場によろめいてしまった。17 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:40:32 ID:???
Kam:・・・信じられん・・・・そんな馬鹿な・・・・・・・やつがミス・ヴァナディールの上位入賞者だと・・・・・?
Zeid:そうだ。さらに信じられんことに、やつは優勝者だ。
Kam:・・・・む゛っ・・・・・・・嘘だと言ってくれ・・・・・頼む・・・・・・・悪い冗談であろう・・・・・・・?
Zeid:残念だが、やつはまぎれもなく優勝者だ。
Kam:コンテストの審査員どもは何を見ておった!!
Kam:やつらの目は節穴か!!
Kam:どこをどう審査すれば、まかり間違ってやつが優勝するのだ!?
Zeid:当時の審査員は世間の大勢の一般人よ。そこいらのコンテストのようにプロの審査員数名ではない。
Kam:ありえん!断じてありえんぞ!やつがどうして一般人の支持など得られようか!
Zeid:そんな大層ご立派なもの得てなどおらんさ。
Kam:ならば、なぜやつが優勝した?
Zeid:一般人の多くが投票したところで、やつに不動の人気があり、誰もが羨む美貌があることにはならんよ。
Zeid:なぜなら、そこには不純な動機付けがまぎれ込む余地があるのだからな。
Kam:なんだと・・・?
Kam:やつはそうまでして優勝者という肩書きが欲しかったというのか?
Zeid:だろうよ。小癪なことに、やつにはそれを実現するだけの財力もあれば武力もある。
Kam:おのれえええぇぇっ!そこまで見下げ果てたやつだったとは思わなんだ!!
Kam'lanautは怒りをあらわにした。
Zeid:フィギュア作成にあたっていた有志たちも、お前と同じようにコンテストの結果に憤っていた。
Kam:当たり前だ!これが憤らずにいられるものか!
Kam:妹萌えな我々はもちろんのこと、全世界の助平どもにとって、ミス・ヴァナディールコンテストは神聖な行事!
Kam:それを、極めて汚濁した私欲でもって蹂躙し、挙句の果てに己をもって勝者と為すとは何事ぞ!!
Zeid:・・・・フィギュアの作成は下位から順に行われ、2位の赤魔子まで順調に進み、無事に作業は終わった。
Zeid:そして・・・・嵐が吹き荒れた・・・
Kam:・・・・・・・・やつか・・・?
Zeid:悲劇だった・・・・
Zeid:あれは俺が今まで見てきた数多くの戦場と比肩しうるほど、残酷で耐え難い悲劇だった・・・・
Zeid:やつの要求を受け入れ、やつのフィギュアも作ってさえいれば、尊い命を散らすこともなかっただろうに・・・・・・
Zeid:だが、彼らはフィギュアメイカーとしての沽券と魂にかかわると、どんなに脅されても毅然とした態度で突っぱね続けた。
Kam:漢だな・・・・・・
Kam:今時珍しいまでの漢たちだ。ぜひ会って、酒を酌み交わしたいものだ。
Zeid:それはもはや叶わぬ夢だ。もう誰一人として、ヴァナディールに生きてはいない。
Zeidはボロボロと涙を流して泣き出した。
Kam'lanautはZeidを慰めたい気持ちでいっぱいになった。18 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:44:10 ID:???
Zeid:彼らの頑なな態度を崩すことができず、業を煮やしたやつは、卑怯にも夜陰に乗じて実力行使に及んだ。
Zeid:月はちょうど新月。
Zeid:星もまた厚い雲の奥に引っ込み、外は墨を撒き散らしたように黒一色だった。
Zeid:闇にまぎれて製作現場に踏み込むと、製作に励んでいた者たちを片っ端からなぎ倒した。
Kam:・・・・・・・・・・・
Zeid:・・・運がなかったのだ。
Zeid:あの日は不思議なほど事態が悪いほうへ悪いほうへと転び、
Zeid:まるで不運の上に不運を積み重ねて、そこに彼らは腰掛けているようなものだった。
Zeid:やつが討ち入りに来たその夜、彼らは全員集まって次の企画について話し合いをしていた。
Zeid:そこを一網打尽にされた。
Zeid:狡猾なやつのことだ。事前に情報をつかんでいたのだろう。
Zeid:彼らはすべて殴り倒され、作成されたフィギュアもまた、型もろとも炎を放たれてすべて焼失した。
Zeid:やつは製作現場をあとにする際、十八番であるホーリーを打ち込み、現場を灰塵に帰した。
Zeid:あとに残されたのは、黒ずんだ瓦礫の山、かつて生を受けていた者たちの亡骸、フィギュアの消し炭だけだった。
Kam'lanautは問い詰めたい気持ちにかられた。
Kam:・・・・・・・・お前はなぜそこまで内情に詳しい?まるで現場に居合わせたみたいな口ぶりではないか。
Zeidは自嘲気味に苦笑した。
Zeid:詳しくて当然だ。
Zeid:俺もアドバイザーとして企画に加わり、話し合いに参加していたのだから・・・
Kam'lanautはサイレスがかかったかのように黙り込んだ。
Zeid:俺は話し合いの途中で、暗黒騎士クエによって冒険者に呼ばれ、たまたま席を外していたため難を逃れた。
Zeid:でなければ、俺はこうしてお前と向かい合って事の真相を語ることはできなかっただろう。
Zeid:皮肉な話だ・・・・・・
Zeid:業を自身の力に変え、世の苦しみや悲しみを取り除くのが暗黒騎士の務めであるのに、
Zeid:暗黒騎士の兄貴と呼ばれているこの俺が、おめおめと一人だけ生き残り醜態を晒し、業を深めているとはな。
Kam:そういたずらに自分を責めるな。
Kam:たとえ神であったとしても、己が力の及ばぬことくらい、いくらでもあろう。
Kam:ましてやお前はただの人間だ。多少、常人よりも力が勝っていようと、所詮人間は人間だ。神ではない。
Kam:自省は有益だが、自責は無益だ。むしろ害毒となろう。
Kam:彼らもまた我らと嗜好を同じくする同志だったのだ。明日の妹獲得戦に勝利すれば、彼らもきっと喜んでくれよう。
Zeid:・・・・・そうだな・・彼らの鎮魂のためにも我らは勝たねばならんな。19 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:45:53 ID:???
Kam:やつめ、オーキッシュネカマロードであるだけでなく、凶暴凶悪、そのうえ3G女とくれば、相当な業なのだろうな?
Zeid:耳慣れん言葉だな。3G女とはなんだ?
Kam:強引(Gouin)、強欲(Gouyoku)、傲慢(Gouman)の3つのGを兼ね備えた女のことだ。
Zeid:なるほどなるほど。なかなか言い得て妙ではないか。
Kam:それと、お前から餡刻という男のサポジョブの話を聞いてから、やつのジョブについて思いついたことがあるのだ。
Zeid:ほう。餡刻のサポジョブというと、大羊のことだな。
Kam:やつの正体はオーキッシュネカマだ。
Kam:であるなら、ジョブは“白魔Lv75/釜蓋Lv37”となっているに違いない!
Zeidは腹を抱えて笑いだした!
Zeid:Kam'lanaut、表示の仕方が逆だwwwwwww
Zeid:wwwwwww“釜蓋Lv150/白魔Lv75”のほうがやつの実態にふさわしいぞwwwwwwww
Kam'lanautは腹を抱えて笑いだした!
Kam:釜蓋Lv150だったかwwwwwいかにもシステム超越がお得意のあの女らしいLvだなwwwwww
Kam:このジョブでLvが超越していれば、そりゃやつでなくても恥ずかしくて常に/anonにするというものwwww
Zeid:システム超越もこのようなものばかりであるなら大歓迎だなwwwwww間違っても妹にはしたくはないがwwwww
Kam:妹にするには年増すぎだwwwww妹適齢期を軽くオーバーしているwwww
Kam:やつに比べれば、あのShantottoの婆様も赤ん坊になるかもしれんなwwwwwww
Zeid:さすがにそれは言い過ぎだwwwwwwwせめて幼女くらいにしておいてやれwwwww
ZeidとKam'lanautは笑いが止まらず、腹がよじれてしまいそうだ。
臼姫>>Z/K:あら^^^^^ずいぶん面白そうな話をしてるじゃない^^^^^^^^^^♪♪♪
Zeid:/sh 釜蓋Lv150からお約束のtellキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
Kam:/sh 噂に名高い釜蓋の脅迫tellキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
Zeid:ぬ?お前にもやつからtellが来たのか?
Kam:そういうお前こそ、やつからtellが?
Zeid:・・・おい、我らの名前の表記をよく見てみろ。個人名ではなく“Z/K”になっておるぞ。
Kam:“Z/K”とは“Zeid/Kam'lanaut”の意味か?
臼姫>>Z/K:説明される前によくわかったわね^^^^♪
臼姫>>Z/K:あんたたちの脳の容量じゃ理解できないと思ったんだけど^^^^^^^^^♪♪
Zeid:ぬかせ!なぜ貴様はtellで二人に向けていっぺんに話せるのだ!?
Kam'lanautはあたふたと慌て始めた。
Kam:ザイちゃん!ザイちゃん!
Kam:それ以前の問題だよ!俺たちの会話がやつに筒抜けなのはどういうこと!?
Zeid:おおぅ!?言われてみればそうだな!tellで会話してないのになぜ貴様に俺たちの声が届く!?
臼姫>>Z/K:やかましいわね^^^^^^♪
臼姫>>Z/K:人間、努力すればなんだってできるようになるのよ^^^^^^^^^^♪♪♪♪
Zeid:/sh ご都合主義的システム超越またキタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━ヽ゚∀)ノ━( ヽ ゚)━ヽ( )ノ━(゚ ノ )━ヽ(∀゚ ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!!
Kam:ザイちゃん・・・もうダメだよ・・・・・・・・
Kam:・・・・俺たちはもう終わりなんだ・・殺される・・・殺されるんだ・・どうしよう・・・(((((llll゚Д゚llll)))))))
Kam'lanautは震え上がっている20 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:49:00 ID:???
Zeid:しっかりしろカッちゃん!
Zeid:ここで諦めちまったら本当に死んじまうぞ!気を強くもつんだ!!
Kam:ああ・・ザイちゃん・・・俺怖いよ・・・・・白い悪魔がやって来るよ・・・・きっと死ぬ・・・絶対に死ぬ・・・(((((llll゚Д゚llll)))))))
臼姫>>Z/K:なによ^^^^^^♪
臼姫>>Z/K:さっきまで好き勝手なこと言ってくれてたわりには肝っ玉が小さいわね^^^^^^^^^♪♪♪
Kam:!!? Σ (((((((((((((゚∀゚;))))))))))))))))))))
Zeid:・・・・貴様・・今までの俺たちの会話を・・・・・もしや・・・・
臼姫>>Z/K:ええ^^^^ばっちりぜ〜〜んぶ聞かせてもらったわよ^^^^^^^♪♪♪
臼姫>>Z/K:そ れ が 何 か ?^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^#######
Kam:・・・・・・ザイちゃん・・・・・・・・・・・・・・・・もうダメポ。(゚∀゚)アヒャ!
Kam'lanautはたまらず気絶した。
Zeid:ばっ!?
Zeid:なにお前ひとりだけ楽になってるんだよ!勝手に逝くなバカ!!俺がつらいじゃねえか!Σヾ(゚□゚;
臼姫>>Zeid:あんた^^^^^♪♪
臼姫>>Zeid:ほんと〜〜〜に好き放題、人の悪口をくっちゃべってくれたわね^^^^^^^^^^^^^^♪♪♪
Zeid:貴様、今日に限ってなぜすぐにtellをよこさなかった?いつもだったらネカマの一言だけで反応するだろ。
臼姫>>Zeid:図々しく開き直ったうえに、なに勝手に私の許可もとらずに質問してんのよ^^^^^^^^^^#####
Zeid:いいから答えろ!
臼姫>>Zeid:いい度胸してんじゃないの^^^^^^^^^^^^いいわ答えてあげる^^^^^^^^^^♪♪
臼姫>>Zeid:答えは簡単よ^^♪
臼姫>>Zeid:たった一罪で潰すよりも^^
臼姫>>Zeid:まとめて数罪でぶっ叩くほうが、後々たくさん長〜〜〜〜〜く楽しめるでしょう?^^^^^^^^^^^♪♪♪♪
Zeid:ふ、そうか。
臼姫>>Zeid:ずいぶん余裕な感じね^^^^^^^^^^気に入らないわ^^^^^^^^^^^♪♪
Zeid:臼姫。
臼姫>>Zeid:なによ?^^^^^^^^^^今さら命乞いなんかしたって無駄よ^^^^^^^♪21 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:50:09 ID:???
Zeid:クソネカマ。
臼姫>>Zeid:^^ピキッ
Zeid:強引、強欲、傲慢、恐怖の3G女。
臼姫>>Zeid:^^^^^^ピキッ
Zeid:リアルホモキモオーキッシュチャンプ。
臼姫>>Zeid:^^^^^^^^^^^^^^ピキッ
Zeid:釜蓋Lv150では独り身生活が長いのではないか?人肌が淋しくはないか?
臼姫>>Zeid:^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ピキッ
Zeid:こちらで頑張るのは貴様の自由だが、ヒッキーが長いと友人が減るぞ?そっちの暮らしは大丈夫なのか?
臼姫>>Zeid:^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ピキッ
Zeid:どうした?言われるままとは貴様らしくもない。今日はサンドバックサービスデイなのか?おいネカマ?
臼姫>>Zeid:^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ピキッ
Zeid:ふむ、こいつは面白い。あの野蛮で凶暴な性格ブスで有名な臼姫が珍しく聞き上手になっておるぞ。
臼姫>>Zeid:^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ピキッ
Zeid:よしよし。ここはひとつ、白馬の王子様が来るのを首を長くして待っていたら、
Zeid:すっかり嫁に行き遅れてダルメル婆さんになってしまった“臼雪姫”様のために一曲披露してみるか。
臼姫>>Zeid:^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ピキッ
Zeid:〔1番〕
Zeid:ネカマ♪ ぶよぶよ♪ ヴァナの中♪ 無謀な♪ タルタル♪ 年齢♪ 聞いた♪
Zeid:ネカマ♪ ネカマ♪ 年いくつ?♪
Zeid:二十歳(はったち)^^♪ 二十歳(はったち)^^♪ マジ二十歳(はたち)^^♪
Zeid:ネカマの時間は♪ リバース可能〜♪
Zeid:〔2番〕
Zeid:ネカマ♪ しわしわ♪ ヴァナにIN♪ 皮肉屋♪ エル♂♪ 年齢♪ 聞いた♪
Zeid:ネカマ♪ ネカマ♪ もう三十路(みそじ)?♪
Zeid:二十歳^^♪ 二十歳^^♪ まだ二十歳^^♪
Zeid:ネカマの特技は♪ 年齢詐称〜♪
Zeid:ネカマ♪ ネカマ♪ マジいくつ?♪ 「今〜?^^」♪ は・た・ち^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^♪22 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:51:26 ID:???
臼姫>>Zeid:・・・・・・あんた・・・・・・・それなんの替え歌よ・・・・?
Zeid:知らんのか?
Zeid:これはそっちの歌のはずなんだがな。餡刻が獣様と一緒に歌ってたぞ?
臼姫>>Zeid:どれだけの数の歌がこっちではびこってると思ってるわけ?
臼姫>>Zeid:それにあんたが音痴すぎてわかりにくいのよ。
Zeid:俺の音痴は貴様の無知とは関係ないと思うがな。それだけ有名の歌なのだぞ?
臼姫>>Zeid:だからなんの歌よ?御託はいいからタイトルを言いなさい、タイトルを。
Zeid:『クジラの時計』という歌だが?
臼姫>>Zeid:クジラの時計?
臼姫>>Zeid:そんな歌あったかしら?歌はよく覚えてるほうなんだけど・・・・
Zeid:貴様が覚えてなくても仕方のないことだ。
Zeid:クジラの時計は幼い子供向けの歌だそうだからな。
Zeid:はるか遠い遠い昔に子どもだったお婆様には、記憶の彼方に行ってしまって思い出せなくなってても無理はあるまい。
臼姫>>Zeid:あんたね、そんなに自分の寿命を縮めたいわけ?調子に乗ってるんじゃないわよ。
Zeid:ふん、それで我慢してるつもりか?
Zeid:さっきから“^^”や“♪”を付け忘れてるぞ。
臼姫>>Zeid:打つのが面倒臭かっただけよ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^♪♪♪♪
Zeid:見苦しい抗弁だな。
Zeid:短気で思慮足らずな貴様には、我慢などという高尚な精神活動は不向きなのだ。
Zeid:胸のうちは怒りで煮えたぎり、大噴火してしまいたくなっているのだろ?
Zeid:ほらほら、怒りたくなってきた怒りたくなってきた。
Zeid:我慢することはない。すっきりしたいのだろ?
Zeid:ヘキサすればすがすがしいぞ?ホーリーを打てばさっぱりするぞ?ストレスは美容の敵だぞ?
臼姫>>Zeid:あんたに忠告しておいてあげるわ^^^^^^^^^^^^^^^♪♪♪
Zeid:何をだ?冷静ぶったところで無駄だぞ、ゴーヨクネカマ。
臼姫>>Zeid:必死なとこ悪いけど、あんたの魂胆バレバレなのよね^^♪
Zeid:な、何を言っている?
Zeid:急にわけのわからんことを言い出すから、年寄りは困るのだ。
臼姫>>Zeid:あんたは確信的意図を持って、わざと私を怒らせるようなことを言ってるのよね?^^^^^^^^♪
臼姫>>Zeid:真の狙いは、私が我を忘れるくらい激怒して、あんたを攻撃してしまうこと^^^^^♪
臼姫>>Zeid:あわよくば怒りに任せたホーリーを一発喰らってそれ以上の報復をやり過ごそうとか、
臼姫>>Zeid:うやむやにしようとか、チャラにしてしまおうとか、そういう甘っちょろいことを考えてるんでしょう?^^^^♪♪
臼姫>>Zeid:で・も・ね^^♪
臼姫>>Zeid:今までのあんたたちの所業は全部メモしてツケにしてあるから、はっきり言って・・・・・
臼姫>>Zeid:無駄無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!!!!!^^^^^^^^^^^よ♪♪♪♪23 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:53:13 ID:???
Zeid:/sh __ __ __ __ ___ __ __
Zeid:/sh ∠__∠__∠__∠_.∠_../ | __∠__∠__∠l__
Zeid:/sh ∠__∠__∠__∠__∠__/| | ∠__∠__∠__∠__/.|_
Zeid:/sh. ∠__∠__∠__∠_.∠_./| |/| ∠__∠__∠__/ /| |/|
Zeid:/sh. / / ./ / / /! |/| | | / / /| ̄ ̄| |/| |
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Zeid:/sh __ _| |__|__|__|__|/| ̄ ̄| | ∠__|__|__l/ /| |/| |
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Zeid:/sh. ___|__|__.| | |_|/ | | |__|/ | | | | | |/| |
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Zeid:/sh | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| |. | | | | | | |__|/
Zeid:/sh |__|__|__|__|/ |__|/ |__|__|/
Zeidはひざから崩れ落ちた。
Zeid:/echo _| ̄|○lll ツケデスカソウデスカ ソノテガアリマシタカ24 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:55:34 ID:???
臼姫>>Zeid:こんなにツケを溜めちゃってもいいのかしら?^^^^^^しめてホーリー3000発分よ?^^^^♪♪♪
Zeid:/echo _| ̄|○lll イチニチジュッパツウケテモ ネンジュウムキュウデスカ
臼姫>>Zeid:それにねえ^^私の貸しの利息はすごい高いのよ^^^^^^♪♪♪トイチならぬゴイチ^^^^^^^^♪♪
Zeid:/echo _| ̄|○lll イツカデイチワリノリシデスカ ゴリヨウハケイカクテキニネ
臼姫>>Zeid:利子の他にも、ホーリー1発ごとにかかる手数料とMP回復用のアイテム料もそっち持ちだからよろしく^^♪♪
Zeid:/echo _| ̄|○lll カラダデハラウウエニ オカネマデハラウンデスカ
臼姫>>Zeid:ちゃんと日々の支払いをしないと、あっという間に飛んじゃうわよ?^^^^^^注意なさい^^^^^♪♪♪
Zeid:/echo _| ̄|○lll マチカドノキンユウヤサンニハ ミンナキヲツケヨウネ オレミタイニナッチャウヨ?
臼姫>>Zeid:前もって言っておくけど^^^^^^逃げようなんて考えちゃダメよ^^^^^^^^^^^^♪♪♪
臼姫>>Zeid:世界の反対側にいたって見つけ出せるんだから^^♪
臼姫>>Zeid:隠れるくらいならきちんと体で払いなさいね^^^^^^^^^^^^^^^^^^^♪♪♪
臼姫>>Zeid:下手に逃げると、追いかけていく旅の途中で私がうっかり豪華なバカンスとかしちゃって、
臼姫>>Zeid:その全額の支払請求をあんたに回しちゃったりするかもしれないから、逃げるときは覚悟するのね^^^^♪♪
Zeid:/echo _| ̄|○lll コレカラサキ イキテイクノガトッテモツライヨ ママン
臼姫>>Zeid:――・・・って、追い込むだけってのも芸がないわね^^^^^^^^^^♪
臼姫>>Zeid:選択肢を二つ用意して好きなほうを選ばせてあげるわ^^^^^^優しい私に感謝するのね^^^^♪
Zeid:ありがとうございますありがとうございます命が助かるなら何でもいたしますです orz
臼姫>>Zeid:ひとつは、おとなしく素直にホーリー3000発分を体で払う、という選択肢^^^^^^♪
臼姫>>Zeid:もうひとつは、私の問いに全部正直に答えたら見逃してあげる、という選択肢よ^^^^^^^♪♪
Zeid:わたくしZeidめは、誠心誠意をもって臼姫様の質問に答えさせていただきます!(゚□゚)ゞビシッ
Zeidはその場にひざまづいた。
臼姫>>Z/K:ミス・ヴァナディールコンテストについての件なんだけど^^^^^^^♪
Zeid:は!なんでございましょうか?ミス・ヴァナディール様!(゚□゚)ゞ
臼姫>>Z/K:私の優勝が不純な動機付けによる不正の結果だとか、あんた言ってなかったかしら?^^^^^^^♪♪
Zeid:もっ申し訳ございません!ミス・ヴァナディール様!( ゚□゚;)ゞ
Zeid:謹んで前言を撤回させていただきます! ( ゚□゚;)ゞ
Zeid:ミス・ヴァナディール様の勝利は一点の曇りもなき正当なものであり、そこには決してやましい点はありません!( ゚□゚;)ゞ
Zeid:不正云々のくだりはすべて流言であり、わたくしの憶測が多大に含まれるものでありました! ( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:Zeid^^責任あるNPCともあろうあんたがそんな無責任な発言をしちゃダメよね〜〜^^♪
Zeid:大変に申し訳ございません!ミス・ヴァナディール様!。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。25 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 02:58:50 ID:???
臼姫>>Z/K:でも、私が聞きたいのはそんなことじゃないの^^^^^♪襲撃の動機の件のことなんだけど^^^^♪♪
Zeid:あれもまったくの嘘でたらめ、事実無根のデマであります!ミス・ヴァナディール様!。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。
臼姫>>Z/K:へぇ〜嘘だったの〜^^^^♪じゃあ、事の真相はわかるかしら?^^^^^^♪♪♪
Zeid:は!ミス・ヴァナディール様が襲撃なされたのは、
Zeid:わたくしどもの企みが大変にけしからんものであったからであります!( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:どんな風に大変けしからんものだったのかしら?^^♪説明よろしく^^^^^^♪♪♪
Zeid:わたくしどもがミス・ヴァナディールコンテストに事を寄せて作成しようとしておりましたのは、
Zeid:ミス・ヴァナディール様ならびに御友人の婦女子の方々をモデルにしたフィギュアで、二種類ありました!( ゚□゚;)ゞ
Zeid:ひとつは、オタクでない人でも抵抗感やためらいを感じずにご購入いただける一般性の高いもの!( ゚□゚;)ゞ
Zeid:もうひとつは、決して公然と展示できないような非常に猥褻性に富んだものでありました! 。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。
Zeid:そのことを事前にどこからかお知りになられたミス・ヴァナディール様は天誅を下すため、
Zeid:臣下の糞樽殿を引き連れ、新月の夜に秘密裏にわたくしどものアジトをお訪ねになられると、
Zeid:完膚なきまでに悪人どもを御成敗なされたのであります!( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:そうだったわね^^^^^♪糞樽ったら私以上に怒ってたわよ^^^^^^^^♪♪♪♪
Zeid:は!糞樽殿のお怒りは至極ごもっともであります! 。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。
Zeid:糞樽殿の恋人でいらっしゃる白樽殿は、一般筋にもオタク筋にもとても人気のある方で、
Zeid:大きな収益につながると卑しい考えをしたわたくしどもは、特に白樽フィギュアには力を注いでおりました!( ゚□゚;)ゞ
Zeid:実際に、仕上がった白樽フィギュアは大変に素晴らしい会心の作で、
Zeid:作成いたしましたわたくしどもでさえ、様々な意味で癒され、元気づけられました!( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:あんたたちも本当にバカよね^^^^♪
臼姫>>Z/K:あの子に知られたらひどい目に遭うことくらいわかってたでしょ?^^^^^^♪♪
Zeid:は!アジトに潜入するや否や、中も確認せずにファイガをぶっ放した糞樽殿はまさに漢であります!( ゚□゚;)ゞ
Zeid:アジトの壊滅ならびにわたくしどもの死傷の大半は、糞樽殿の強力な魔法の連打によるものであり、
Zeid:ミス・ヴァナディール様におかれましては、糞樽殿の監督ならびにアジトの視察に専念なさっておられました!( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:そうそう^^^^あの後しばらくは、あんたたちのお陰でずいぶん左団扇な生活ができたわ^^^^^^♪♪
Zeid:ミス・ヴァナディール様のお役に立てて、わたくしどもは光栄にございます!(゚□゚)ゞ
Zeid:/echo んなわけあるかっ!!
Zeid:/echo この強欲ネカマめ、アジトにあった一切合財の資金を持っていきおって!
Zeid:/echo しかも、金庫にあった金だけじゃ飽き足らず、俺たちの財布を奪い取り、装備まで身包み剥いで、
Zeid:/echo 挙句の果てには、アジトにあった換金できそうな物はすべてベッドまで持っていきおった!!
Zeid:/echo おかげで、同好組織は壊滅・解散、企画も中止、その後も資金繰りができず、事業停止に追い込まれた!
Zeid:/echo おおぉ・・忌々しきは、このネカマオーキッシュロードよ!!いつか必ず泣かしたる!26 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:01:58 ID:???
臼姫>>Z/K:急に黙ってどうしたのかしら?^^^^またよからぬことでも考えてるんじゃない?^^^^^^^♪♪♪
Zeid:滅相もございません!ミス・ヴァナディール様!( ゚□゚;)ゞ
Zeid:わたくし、糞樽殿のことについてひとつ思い出したことがあり、御注進申し上げます!( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:なによ?^^^^^言ってごらんなさい^^♪
Zeid:糞樽殿のファイガによって倉庫にしまってあった全フィギュアは焼失してしまいましたが、
Zeid:白樽フィギュアはその出来栄えの良さから一体だけ金庫に保管してありました!(゚□゚)ゞ
臼姫>>Z/K:あら^^そんなものあったかしら?^^^^^見た覚えないわよ^^^^♪♪
Zeid:フィギュアが保管されていた金庫を開けたとき、ちょうどミス・ヴァナディール様は隣室で物色なさっていて、
Zeid:糞樽殿はその隙に、ミス・ヴァナディール様にご報告することもなく、懐にしまい持ち帰ったのであります!(゚□゚)ゞ
臼姫>>Z/K:あの子ったらなんだかんだ言っても男なのよね^^あとでそれをネタにゆすっておくわ^^^^♪♪♪
Zeid:(((((((((((((((((((((((((((;゚□゚;))))))))))))))))))))))))))ガクガクブルブル
臼姫>>Z/K:最後に聞きたいんだけどいいかしら?^^^^^♪
Zeid:は!なんでございましょう!ミス・ヴァナディール様!(゚□゚)ゞ
臼姫>>Z/K:あんたがスーパーアドバイザーZだったのよね?^^^^^^^^^^^♪♪♪
Zeid:!!!!!!!!!!!!!? Σ Σ Σ Σ Σ (゚Д゚;
Zeidはたまらず、その場によろめいてしまった。27 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:03:46 ID:???
Zeid:す、すーぱーあどばいざーぜっと・・・ですか・・?( ゚□゚;)ゞ
Zeid:あいにくわたくしはそのようなロボットものには興味がなく・・。・゚・;;゚□)A
臼姫>>Z/K:シラを切るつもりならそれでもいいわ^^^^^私が説明してあげるから^^♪
臼姫>>Z/K:スーパーアドバイザーZ・・・
臼姫>>Z/K:通称Zは、あいつらの指導役ってことにはなってたけど、事実上は真の黒幕だった男よ^^♪
臼姫>>Z/K:企画を発案したのもZ、職人たちを集めたのもZ、指揮監督を行っていたのもZ^^^^^^♪♪♪
臼姫>>Z/K:そこまで調べはついたんだけど、肝心のZの正体まではたどり着けなかったのよね^^^^^^♪
臼姫>>Z/K:本名、性別、年齢、種族、風貌、すべてが謎のまま^^♪
臼姫>>Z/K:Zが男っていうのも私たちの予想に過ぎないわ^^^^^^♪
臼姫>>Z/K:襲撃した際にとっ捕まえて奴隷にした職人たちをいろいろ締め上げてみたけど、
臼姫>>Z/K:彼らったら他の事はなんでもゲロするのに、Zのことについてだけは貝の口になっちゃうのよね^^^^^^♪♪
Zeid:((((((((;゚□゚;))))))))
Zeidは小刻みに震え、歯がカチカチ鳴っている。
臼姫>>Z/K:彼らは口をそろえてこう言うわ^^♪
(職人:Zを裏切ったら最期、私たちはこの世界で生きていけません!お願いです!後生ですから!)
(職人:あなた様の奴隷にでもなんでもなりますから、Zのことだけは勘弁してください!この通りです!)
臼姫>>Z/K:土下座して頼んでくるもんだから、望み通り奴隷にしてその後は何も聞かないことにしたんだけど・・・^^♪
臼姫>>Z/K:やっぱり黒幕を断罪しなきゃケリをつけたことにはならないじゃない?^^^^^♪♪♪
Zeid:・・・そのZという輩も襲撃したときに一緒に御成敗なさったのでは・・?。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。
臼姫>>Z/K:Zだけがいなかったのよね〜あの場に^^^^^^♪♪
臼姫>>Z/K:これは私の推測なんだけど、私たちがZたちの集会の情報をつかんでたのと同じように、
臼姫>>Z/K:Zのほうも私たちが襲撃することを事前に知っていたか、予測していたんじゃないかしら^^^^^♪♪
Zeid:・・頭領でありながらひとりだけ逃げたと・・・・・?( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:トカゲの尻尾切りよ^^^^^^♪
臼姫>>Z/K:企みが私たちに露見してしまった以上、そう遠くないうちに私たちが襲撃しにやってくるはず^^^^♪
臼姫>>Z/K:しかし、今から証拠隠滅作業や逃亡作業を行ったところで、企画が大きくなり過ぎてて間に合うはずもない^^♪
臼姫>>Z/K:そう踏んだZは、自らの保身だけを考えて、部下を囮にして自分だけドロンしたのよ^^^^^^♪♪♪
臼姫>>Z/K:Zに裏切られたにもかかわらず、職人たちは決してZの身分について明かそうとはしない^^♪
臼姫>>Z/K:義理や忠心から来るものじゃないわ^^♪
臼姫>>Z/K:裏切ったときのZによる報復への恐怖によるものよ^^^^♪♪
臼姫>>Z/K:目前にある私という恐怖よりも、彼らは将来のZという恐怖に怯えてる^^^^^^♪♪
臼姫>>Z/K:ということは、Zは彼らマニアの世界において相当の影響力と権力を持っていることになるわ^^^^^^♪♪
Zeid:な・・・・なんという輩でしょうか・・・・汚いうえになんと悪賢い・・・許してはおけませんな・・!( ゚□゚;)ゞ28 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:07:59 ID:???
臼姫>>Z/K:ねえ^^^^Zeid^^♪
Zeid:は!なんでございましょう、ミス・ヴァナディール様!(゚□゚)ゞ
臼姫>>Z/K:あんた、Kam'lanautと話してたときに、
臼姫>>Z/K:自分も「アドバイザーとして企画に加わり、話し合いに参加していた」って吐露してたわよね?^^^^♪♪♪
Zeidは一瞬、目を大きく見開き、息を呑み込んだ。
Zeid:いや・・あれはそんなにたいしたものではありませんです!。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。
Zeid:職人たちの中に友人がおりまして、彼にフィギュアを作るときの参考にしたいからと、
Zeid:ときどき集会に招かれては、しがないオタクの一人として意見を求められただけであります!( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:ふ〜〜ん^^^^そうなの?^^^^ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん♪♪♪
Zeidはあたふたと慌て始めた。
Zeid:わたくしを疑っておられるのですか!?ミス・ヴァナディール様!!。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。
臼姫>>Z/K:あんたの弟子に餡刻っているでしょ?^^私たちの仲間なんだけど^^^^♪♪
Zeid:は!たしかに不肖の弟子におりますが、それが何か?( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:餡刻も集会にいたのよ^^^^^^^参加者の代理としてね^^^^^^^^♪♪♪
Zeid:・・・なんと!? Σ ( ゚□゚;)ゞ
Zeid:・・・・・あの馬鹿弟子も一枚噛んでおったのですか!?痴れ者めっ!!(#`д´)q=3
Zeid:弟子の不始末は師であるわたくしの不始末。(゚□゚)ゞ
Zeid:ご迷惑をおかけし、大変に申し訳ございませんでした!。・゚・( ゚□゚;)ゞ・゚・。
臼姫>>Z/K:別に餡刻に怒ってるわけじゃないの^^♪餡刻はただの代理だもの^^^^^^♪♪
臼姫>>Z/K:ただ問題なのは、餡刻が“誰の”代理だったのかっていうことよ^^^^^^^^♪♪♪
Zeid:・・・・・・さぁ、弟子は手先が器用ですから、もしかすると職人の誰かの代理だったのでは?( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:それはまずないわね^^♪
Zeid:なぜでありますか?( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:餡刻が特殊な人間だからよ^^♪
Zeid:?( ゚□゚;)ゞ29 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:13:48 ID:???
臼姫>>Z/K:ほら、餡刻って認知するのが難しいでしょ?^^^^^♪♪
臼姫>>Z/K:糞樽ったらろくに部屋の中を確認せずにフレアやファイガをかましてたものだから、
臼姫>>Z/K:餡刻がいた部屋にも問答無用でフレアしちゃって、餡刻もろとも焼き払っちゃったのよね^^^^^^♪♪
Zeid:・・・・・・・それで弟子は・・・?( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:全身丸焦げになってたけど、かろうじて生きてたわ^^♪
臼姫>>Z/K:一応回復魔法をかけて問い詰めはしたんだけど、餡刻ったらすっかりフレアされたことを根に持っちゃってね、
臼姫>>Z/K:ぜんぜん口を聞いてくれなくって、怪物を見るような目で私たちを睨んでたわ^^^^^^♪
臼姫>>Z/K:ただ一言だけ、「俺はスケープゴートにされたんだ・・・」ってぼやいてたけど^^♪
Zeid:・・・・・・・・( ゚□゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:どうやら餡刻が誰かの代理として来てたらしいってことは、他の職人たちから聞けたわ^^♪
臼姫>>Z/K:だけど、肝心要の“誰の”代理で来てたかはわからずじまいだったのよね〜〜^^♪
臼姫>>Z/K:あとで餡刻に聞こうとは思ってたんだけど、認知できなかったり、できてもそれについては口を閉ざしたりで、
臼姫>>Z/K:結局、聞き出せないまま今日に至ってるわけなのよ^^♪♪♪
Zeid:・・・・・・・そ・・そうでしたか・・・・それは残念でしたな・・・・( ^□^;)ゞ
臼姫>>Z/K:いいえ^^^^少しも残念じゃないわ^^^^♪これらの事実だけで充分よ^^^^♪♪♪
Zeid:・・・は?( ゚ω゚;)ゞ
臼姫>>Z/K:職人たちが全員口を閉ざしているということは、それがZに関する事項だからよ^^^^♪♪
臼姫>>Z/K:餡刻が代理として来てたってことは、その誰かさんは餡刻を代理にできるような人物だわ^^^^♪♪
臼姫>>Z/K:餡刻を認知できて、なおかつ餡刻に代理を頼めるくらい親しい間柄・・・となるとかなり限られるわね^^♪♪
臼姫>>Z/K:限定された餡刻の交友関係の中で、こんなマニアの世界に首を突っ込んでるのは一人しかいないわ^^♪
Zeid:・・・・・・・・・・・・・・・( ω )ゞ
臼姫>>Z/K:ずばり、あんたよZeid^^♪ Σ m9*^-^*)
Zeid:あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわゎゎゎゎゎゎゎゎっ!!?ヽ(;´Д`)ノ
臼姫>>Z/K:餡刻の代理はZに関するもので、餡刻を代理人に立てたのはあんた^^^^♪♪♪
臼姫>>Z/K:それが意味するものは何かしら?^^♪
Zeid:il||li _| ̄|○ il||li
臼姫>>Z/K:答えてもらえる?^^^^^♪Kam'lanaut^^^^^♪♪
Kam:・・・・・・・・・・ザイちゃん・・・今までの話は本当なのかい?
Zeid:なっ!?カッちゃん!!いつの間に!?
臼姫>>Z/K:あんたは気づいてなかったみたいだけど、だいぶ前からよ^^^^♪
臼姫>>Z/K:だから私はこうして、あんただけにtellするんじゃなく、二人に向かってtellしてるんじゃない^^^^^♪♪♪
Zeid:ちぃっ!そういうことだったのか!どうりでおかしいと思ってたら・・・・くそっ!!30 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:15:55 ID:???
臼姫>>Z/K:Zの正体もわかったことだし、早速、今日の分の取立てをさせてもらうわよ^^♪
Zeid:ちょっ話が違うぞ!?
Zeid:正直に質問に答えれば、見逃してくれると言ったではないか!あれは嘘か!?
臼姫>>Z/K:嘘なんかじゃないわ^^♪
臼姫>>Z/K:私は“あんたが言った私の悪口についての罪責”を見逃す、と言ったのよ^^♪
Zeid: (´・ω・`)?
臼姫>>Z/K:だったら当然、それ以降に判明した“Zの過去の所業の罪責”は見逃す必要はないわね^^^^^^^♪♪♪
Zeid:きさ・・貴様あああああああぁぁっ!!始めっから俺をハメるつもりだったのか!!?
臼姫>>Z/K:ハメたんじゃないわ^^あんたが勝手にハマったのよ^^♪♪♪♪
Zeid:/sh どっちも一緒じゃああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!(#゚□゚)ノシ
臼姫>>Z/K:ちなみに、Zの罪だけでホーリー6000発分だから覚悟なさいね^^♪
Zeid:lllOTZ ニバイニフエテルジャアリマセンカ…
臼姫>>Z/K:あと、見逃したのはZeidの悪口だけで、Kam'lanaut、あんたの悪口は見逃してないわよ^^^^^^♪
臼姫>>Z/K:ちゃんとホーリー4000発分をその体で支払いなさい^^♪
Kam:lllOTZ ホーリーカンサンノキジュンハドウナッテルンデスカ…
Zeid:とんでもないことになった・・・・臼姫お手製のホーリー6000発分だと・・・・?
Zeid:一日20発のペースでも完済までにほぼ一年かかる・・・
Zeid:・・・・しかもそのうえ、超高率の利子や手数料つきだ・・・・・
Zeid:完済するまで体がもつわけがない・・・・ケツの毛まで根こそぎ持ってかれるぞ・・・・・
Kam:ザイちゃん!どうしようどうしようどうしよう!!俺たち死んじゃうよ!殺されちゃうよ!!((((;゚Д゚;))))
Zeid:落ち着くんだ、カッちゃん!
Zeid:俺たちはなんとしてでも生き残って、妹たちを迎えにいかなきゃならないんだぞ!
Kam:そうだねザイちゃん!妹たちのために生きなきゃ!
Kam:でもホーリーを20発も喰らっちゃったら明日競売に行けなくなるよ!?
Zeid:俺にいい考えがある。
Kam:ほんとなのザイちゃん!?
Zeid:ああ、いつか来るかもしれないと対臼姫戦を想定して用意しておいた作戦がついに役立つ時が来た!
Zeid:これを見てくれ。31 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:18:04 ID:???
Kam:呪符デジョンの束がこんなにたくさん・・・どうするのこれで?
Zeid:臼姫のシステム超越ホーリーには「常識」などという生易しい文字は存在しない・・・・
Zeid:全世界を攻撃範囲とする無限界射程!
Zeid:街を一瞬で消滅させる超強力な破壊力!
Zeid:いかなる障壁さえも無効化するレジスト不可属性!
Zeid:飛ぶ蝿さえもピンポイントで射抜く超精密性!
Zeid:どれをとっても、まさに最終破壊兵器の名を冠するにふさわしいシロモノだ。
Kam:ああ・・俺たちはやっぱり死んじゃうんだね・・・・せめて兄さんに頭をなでてもらってから死にたかったな・・・・・
Zeid:諦めるのはまだ早いって言ってんだろ!
Zeid:それに俺たちが死ぬときは妹の腹上死しかありえないって!!
Kam:妹の腹上死ってちょっとどうかなって感じがするけど、そうだねザイちゃん!
Zeid:いかにやつのホーリーが凄まじいといっても、対象を捕捉する瞬間に対象が消えてしまったらどうなると思う?
Kam:対象に当たらずに、地面に衝突して消えちゃうね・・・・・・
Kam:すごいやザイちゃん!天才だよ!
Zeid:だろ?だろ?wwwwwww
Zeid:さすが俺様wwwwwwww頭が良すぎwwwwww妹に惚れられるねwwwwwwwwwww
Kam:そのための呪符なんだね?
Kam:デジョンを詠唱するよりも、効果発動までの手続きを簡略化できるもんね!
Zeid:ホーリーが頭上で光ったらすぐに呪符を使用するんだ。
Zeid:そうすればタイミングはドンピシャさ。
Kam:けどさ、ザイちゃん。俺たちの会話は今もやつに丸聞こえなんだよ?大丈夫なの?
Zeid:大丈夫さ。やつが遠くにいる限り、攻撃方法はホーリーしかない。
Zeid:それさえわかっていれば、何を恐れることがあるんだ?
Zeid:ホーリーに注意さえしとけばなんの問題もない。
Kam:ザイちゃんはやっぱり兄貴の中の兄貴だね!マジで妹に惚れられるよ!
Zeid:ふっふっふっふっwwww俺の業もなかなか深かろう?wwwwwwww
臼姫:そうね^^♪さすが性根の腐った極悪人なだけはあるわ^^^^^^よく悪知恵の働くこと^^^^^^^^♪♪♪
Zeid:よせやいwwwwそんなに褒めると妹たちにアブソしちゃうぞwwwwwwww・・・・・って、あれ?32 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:20:00 ID:???
Kam:ねぇ・・・・・ザイちゃん・・・・・・
Kam:俺の気のせいかな・・・・・・・なんだかやつの声がすぐ近くで聞こえたような・・・・・・
Zeid:カッちゃんもか・・・?
Zeid:・・・俺もなtellじゃなくて・・・・・・背後で聞こえたような・・・そんな気がするんだよ・・・・・
Kam:ザイちゃん・・・一人で後ろを向くのもちょっと怖いじゃない?・・・・一緒にゆっくり振り向いてみない?・・・・・
Zeid:グッドアイディアだ・・・・・
Zeid:じゃ・・・・・合図するから一緒に見てみよう・・・・・・・
Zeid:・・・・・いっせ〜・・・・の〜・・・せっ!
Kam: ( ) ・・・・・・ソォ〜・・・・・・ ( )
Zeid:. ( ゚) ・・・・・・ソォ〜・・・・・・ .(゚ )
Kam: (; ゚∀) ・・・・・・ソォ〜・・・・・・ (∀゚ ;)
Zeid:. (;゚∀゚) ・・・・・・ソォ〜・・・・・・ .(゚∀゚;)
Kam: (;;∀ ) ・・・・・・!!・・・・・・ .( ∀;;)33 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:20:56 ID:???
臼姫: * 。 +゚。・.。* ゚ + ゚ *。.・。゚+ 。 * ∩*^‐^*) チャオ♪ * 。 +゚。・.。* ゚ + ゚ *。.・。゚+ 。 *
Zeid: (゚∀゚)━━━━!!!!!イタ!!!!!━━━━(゚∀゚)
Zeid:/sh 強欲借金取りイタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━ヽ゚∀)ノ━(ヽ ゚)━ヽ( )ノ━(゚ ノ )━ヽ(∀゚ ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━!!!!!!
Kam:/sh 死刑執行人キテタ━━━━━━━━━━━・゜゚・*:.。..。.:*・゚(*゚∀゚*)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*━━━━━━━━━━!!!!!!
臼姫:はい^^二人とも仲良くホーリー200発分借金追加っと^^♪ _φ(^ー^*
Kam:_| ̄|○lll カルイノリジャナイデスカ lll○| ̄|_34 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:22:41 ID:???
Zeid:いつの間に来ておった・・・?
Zeid:貴様の気配が庭に加わった様子などさっきまでなかったはずだ・・・・・
臼姫:そりゃそうでしょうね^^あんたたちが来る前からいたんだもの^^♪
臼姫:“新たに”加わってはいないはずよ^^^^^^♪♪
Kam:我らが来る前からだと・・・・・どこにいたのだ?
臼姫:あそこ^^♪(*^-^*0m
臼姫は競売所前でごちゃごちゃしている群衆たちを指差した。
Zeid:・・・・・・・・・・・;
Kam:・・・・・・・・・・・;
臼姫:木の葉を隠すなら森へ、人を隠すなら人ごみへとはよく言ったものよね^^♪
Kam:・・・・・・なるほど・・・・・・・・・・・・こんな近くにいれば我らの会話も筒抜けというものだな。
Zeid:ぬかったわ・・・・・・・・臼姫のことだからいつものシステム超越だろうと頭から思い込んでしまった・・・・・・
Kam:そして何より、こやつの巧妙なところはわざわざtellを寄越してきおったところだ・・・・・
Zeid:ああ・・・すっかり遠くにいるものだと騙されてしまったな・・・・・
臼姫:他にご感想は?^^♪
ZeidとKam'lanautは土下座した。
Zeid:ございません・・・orz
Kam:恐れ入りました・・・orz
臼姫:今日は初の取立て日ってことで、あんたたちのためにスペシャルゲストをお招きしてるわ^^♪
Zeid:スペシャルゲストだと・・・?
Kam:誰だ・・・?
臼姫:あんたたちは妹萌えなんでしょう?^^きっと彼女が来てくれて喜ぶと思うわ^^^^^^♪
Zeid:妹だと!?妹が来てくれるのか!?敵に塩を送ってくれるとは貴様もやるな!見直したぞ!!
Zeidは拍手して臼姫を賞賛した。
Kam:/echo ・・・・喜んでるザイちゃんには悪いけど・・・・どうもこれも罠臭いと思うんだよな・・・・・・('A`)
Zeid:早く早くっ!妹を!妹をくれ!!妹を激しくぷりぃいいいいいいいいいいいいず!!
臼姫:誰もあげるとは言ってないでしょ^^;
臼姫は後ろを振り向いた。
臼姫:だいぶ待たせちゃってごめんなさいね^^姿を見せちゃってもういいわよ^^♪
Zeidは興奮にうち震え、鼻息を荒くしている。
Kam'lanautはげんなりしている。35 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:24:12 ID:???
Shantottoはインビジを解除しました。
→Shantottoの姿が現れます。
Zeid:!!(; ω ) テュポーン!! ´・ ・`
Kam:!!(; ω ) テュポーン!! ´・ ・`
Shan:/sh オーホッホッホッホッホッホッ!
Shan:/sh ウィンダスの誇り高き星玉にして優雅に咲く一輪の花、Shantotto華麗に推参ですわっ!
Zeid:/sh くぇrftgyふじこlp;@:zqwェcrvtbyぬみ、お。p・@¥『ざあsxdcfgbhんjmk、l。;・:¥
Zeidは血の涙を流しながら、声にならない声をあげた。
Kamはお手上げの様子を示した。
Shan:ちょっとZeid!このわたくしの登場シーンを汚いシャウトで台無しにするとはいい度胸ですわね!
Shan:わたくし、ぶ ち 切 れ ま す わ よ !
Zeid:【怪物】【嫌いです】【用はありません】【かえれ】【二度と】【来るな】
Shan:なんですって・・・・?わたくしを怪物呼ばわりするとは・・・・・・・
Shan:/sh ぶ っ 殺 す ! < ● > ω < ● >
Zeid:【あなた】【年を取りすぎです】【幼くない】【タルタルは】【ただの】【腐ったナマモノだ】【墓へ】【逝け】
Kam:ザイちゃん落ち着け!
Kam:気持ちはわかるが手打ちのタブ変換もどきで挑発するのはやめとけ!
Kam:おい、臼姫!
Kam:なぜShantottoのやつまで呼んだ!?報復なら貴様だけで足りるだろう?
臼姫:失礼しちゃうわね〜♪私は呼んでなんかいないわよ^^♪
臼姫:あんたたちの会話を写したSSを彼女に送ってあげただけなんだけど、あら不思議^^♪
臼姫:頼んでもいないのに、彼女のほうからぜひ協力させてほしいって要請があったのよ^^♪
Kam:・・我らの会話のSS・・・・・?
Kam:はて、Shantottoを怒らすようなことを話したか・・・?
臼姫:12人の妹たちの人選が云々かんぬんのくだりよ^^♪
Kam:il||li orz il||li36 :ゆらめきの夏装〜第5幕:キャップとボタン〜 :04/10/21 03:25:41 ID:???
Shan:ようやく自分たちの仕出かしたことの愚かさと罪深さがおわかりになったようですわね?
Shantottoはフレアを唱えた。
臼姫:あっさり眠らせたりしないから感謝なさい^^深く懺悔できる程度の意識くらいは残してあげるわ^^^^♪♪
臼姫はヘキサストライクの構え。
Kam:ザイちゃん・・・・俺たちも漢なんだ、力の限り抵抗してみようか?
Zeid:wwwwwwww無理wwwwwwwwサポシwwwwwwwwwwww
Kam:うはwwwwwwwwwおkkkkkwwwwwwwwwwwwwwwww
Zeidはボロボロと涙を流して泣き出した。
Kam'lanautはボロボロと涙を流して泣き出した。
Shan:泣くことなんてありませんわ。戦闘不能になってもすぐにレイズしてさしあげますから。
臼姫:あんたたちの体がどれだけ形を保っていられるかとても見物ね^^♪30回レイズするまでもつに10万ギル^^♪♪
Shan:あら、それでは多すぎますわ。多く見積もっても15回でよろしいんじゃなくて?15回レイズに20万ギル。
臼姫:よく考えてみたら、30回でも15回でも多いみたい^^♪やっぱり変更するわ^^♪♪♪
Shan:それなら、わたくしも変更しますわ。あなたは何回に何万ギルになさるおつもり?
臼姫:そうね^^私は手っ取り早く片付けるのが好みだから・・・^^♪
Shan:奇遇ですわね。わたくしもまどろっこしいのは嫌いですわ。だから・・・
臼姫:/sh レイズ不要に100万ギル!!^^########################
Shan:/sh レイズ無用に100万ギルですわ!!#######################
Zeid:/sh うはwwwwwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
Kam:/sh うはwwwwwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
Shantottoの「地獄へ逝ったらどちらの炎が勝っていたかレポートなさい!!」なフレアが発動!!
臼姫は「次期アルタナの手によって逝けることを誇りに思いなさい^^♪」なヘキサストライクを実行!!
→ZeidとKam'lanautに「それを表示するなんてとんでもない!」なダメージ!
→ZeidとKam'lanautは、臼姫とShantottoによって骨塵も残さずヴァナディールから消されてしまった・・・・・・37 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:30:48 ID:???
wwwwwwww in クロウラーの巣 −獣様の隠れ家− wwwwwwww
洞窟――
そう呼ぶにはあまりにも広い空間が長々と横たわる、不健全な緑に支配されたクロウラーの巣。
新鮮な風になでられることもなく、時間の流れからも忘れ去られたくすんだ空気が沈澱している。
苔の匂いの混じる多湿な空気を吸い込むと、肺の中にまで苔が生えてきそうだ。
太陽の視界からこぼれ、乾燥とは無縁である生活環境は、一部の生態系たちに楽園を提供している。
巣窟を我が物顔で闊歩するのは、むろん、ロランベリーを食い荒らす害虫として有名なクロウラーである。
丸太のようにずんぐりむっくりした巨体を伸縮させ徘徊する彼らは、人間によって二面性を与えられた生き物でもある。
ジュノ大公国では、クロウラーの駆除が奨励され、冒険者たちには報奨金が支払われている。
けれど、国を挙げての本格的な殲滅作戦が実行された記録はなく、クロウラーがこの地から姿を消すことはない。
クロウラーが巣を作り、繭を包み込み、敵をからめ取るために吐き出す粘質性の高い糸。
近年、この糸が、高級な織物の素材として利用されるようになり、ジュノに莫大な利益をもたらした。
ロランベリー農業からすれば害虫、織物産業からすれば金をつむぎ出す有益虫――それが彼らクロウラーである。
両者を天秤にかけたとき、織物に軍配をあげたのがジュノの判断で、クロウラーが殲滅されない理由はそこにある。
巣窟内は決して陽が差し込むことはないが、奇妙なことに、完全に闇に閉ざされることもない。
起伏に富んだ巣窟路には、太陽光を忌み嫌ったためか、奇抜な色と形をした多種多様なキノコが群生している。
その中に、ランプのように穏やかな光を発する花・・・キノコのようにも見える植物が点々と灯っているのを発見できる。
タルタルが暮らすウィンダスにも魔光草という夜光性の花があるが、どうやらそれとはまた違った原理で光るようだ。
クロウラーたちが岩壁にしつらえた繭も、脈打つように青白いほのかな光をたたえている。
入り口からだいぶ奥へと進んだ先には、一般の冒険者が手にする地図には記載されていない秘密の通路が存在する。
通路の入り口は、冒険者が往来する場所からかなり奥まったところにあるため、人目には付きにくい。
そのうえ、他の壁となんら変わらず天然の苔を青々と生やした大きな岩が入り口の手前を塞いでいるため、岩をどけた先に、未だかつて誰も足を踏み入れたことのない幻の通路があるとは、冒険者たちは夢にも思わない。
岩の下部にある凹みに手を入れると、ひとりでに横へスライドし、通路へ続く暗い口をぽっかりと開け、またしばらくすると自動的に元の場所へと戻る、まこと奇怪な岩だった。
いかなる冒険者たちの足跡も残されていない秘密の通路。
その昔、全世界を股にかけて見聞し、各地に石碑を残した偉大なる冒険家グィンハム・アイアンハート、エニッド・アイアンハート父娘は果たしてこれを見つけ、記憶にとどめることができただろうか。
通路を道なりに進んでいくと、やがて丸いドーム型をした広めの空間にたどり着く。
ここに足を踏み入れた者は、誰しもが驚き、しばし呼吸することを忘れ、呆然となるに違いない。
外に出てしまったのだろうかと一瞬錯覚するほど、空間は光に満ちていて、昼のような明るさがそこにはあった。
巣窟のいたるところで発光していた例の植物が、地面や岩壁に所狭しと生えていて、その生え方は明らかに人の手が加えられた規則性があり、光の花畑が一面に広がっているかのようだ。
空間の中央に、花畑に囲まれるようにして一軒の古びた家屋が建っている。
風雨に晒されていない分、経た長い年月のわりには家屋の傷みは少なく、まだまだ現役そのものだ。
巣窟内に隠れたたずむその家は、不思議と、訪れる者を懐かしい気持ちにさせ、心を安らがせる雰囲気に満ちていた。
クロウラーたちに愛され、その主と認められ、寝食を共にするタルタルの少年――獣様の隠れ家だ。
暖炉が設けられた居間には、主人の獣様の姿はなく、代わりに糞猫と暗樽がそれぞれの時間を過ごしていた。
糞猫はけだるそうにイスに腰掛け、テーブルに崩れて腕の中に顔をうずめ、その脇では、暗樽が暖炉付近の床に直接腰を下ろして合成に精を出していた。38 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:35:24 ID:???
糞猫:はぁ・・・・・・・・・・
暗樽:/echo んっ、今度こそ!
暗樽は合成に失敗した。
暗樽は草糸を1個、草布を2個、土のクリスタルを失った。
糞猫:・・・・・・・・・はあぁ・・・・・・・・
暗樽:/echo ・・・・また失敗だ・・・・これで何回連続失敗してるんだろ・・・
暗樽:/echo 思ってたより裁縫って難しいんだな・・・・・甘く見すぎてたかも・・・・・
暗樽:/echo ・・僕って情けないくらい不器用だもんなぁ・・・・合成にもプレイヤーの器用さとかって影響するのかな・・・?
暗樽は合成に失敗した。
暗樽は草糸を1個、草布を2個、土のクリスタルを失った。
糞猫:・・・・・・・・・・・・・・・・あうぅ・・・・・・・
暗樽:/echo はぁ・・・僕なりに一生懸命やってるんだけどなぁ・・・ちっとも裁縫スキル上がんないや。
暗樽:/echo ・・・下手すると、赤魔子さんの調理スキルといい勝負なんじゃないのかな・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・あはは・・・・・だとしたら絶望的だよ・・・・・lllorz
暗樽は合成に失敗した。
暗樽は草糸を1個、草布を2個、土のクリスタルを失った。
糞猫:・・・・・・・・・ふうぅ・・・・・・・
暗樽:/echo リラコサージュ・・・ランクは名取で限界値は46か・・・・・
暗樽:/echo ケープの合成でさえこの調子だもん・・・・・・まだまだ遠いなぁ・・・・
暗樽:/echo 欲を言えばガラコサージュのほうがいいんだけど、HQって一個もできたことないんだよね・・・
暗樽:/echo オパーラインホーズはランク印加で限界値68・・・・オパーラインドレスはランク師範で限界値95・・・・・
暗樽:/echo ・・・・遠すぎるよ・・・夢のまた夢って気がしてきた・・・・・・
暗樽は合成に失敗した。
暗樽は草糸を1個、草布を2個、土のクリスタルを失った。
糞猫:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ〜・・・
暗樽:/echo ウェディング装備一式を自作できるようになったら勇気を出して糞猫さんに告白しようと思ったけど・・・・・
暗樽:/echo このままじゃ告白する前にFF11がサービスを終了しちゃう気がする・・・・
暗樽:/echo ・・うう゛ぅ・・・泣けてきちゃった。・゚(゚´Д`゚)゜・。
暗樽は合成に失敗した。
暗樽は草糸を1個、草布を2個、土のクリスタルを失った。
糞猫:・・・・・・・・・・・・・はふぅぅ・・・・・・・・・・・
暗樽:/echo いっそのこと買っちゃおうかな・・・
暗樽:/echo ・・・きっと自作するよりも購入資金を貯めるほうが早いだろうし・・・・・
暗樽:/echo ・・・・ダメだダメ!
暗樽:/echo なに言ってるんだよ僕は!自分の手で作るからこそ意味があるんじゃないか!
暗樽:/echo オパーライン系は無理かもしれないけど、せめてリラコサージュは自分で作んなきゃ!39 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:36:33 ID:???
暗樽はチョコボの矢羽根を6個合成した!
暗樽:/echo やった!!久しぶりに成功したっ!
暗樽:/echo ・・って・・・・なんでケープの材料でこれができるんだよ orz シカモ ランクガシタノヤツジャナイデスカ
暗樽:/echo ・・・・ほんと、餡刻さんはすごいな・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・合成は全部師範だし、HQなんてほとんど100%の確率で作れちゃうし・・・
暗樽:/echo 糞猫さんが惚れちゃうのも仕方ないよ・・・・・僕なんかとぜんぜん次元が違うもの・・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・・・・・・・・・・・餡刻さんの爪の垢を飲めば僕だってできるようになるかな・・・?
糞猫:・・・・・・・・・・・・・・はあぁん・・・・・・ん・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・気になる・・すごい気になる。気にしないようにしてるけどやっぱり気になる・・・
暗樽は合成に失敗した。
暗樽は草糸を1個、草布を2個、土のクリスタルを失った。
糞猫:・・・・・・・はぁ・・・・
暗樽:/echo こういう場合って声をかけてあげたほうがいいのかな・・・?
暗樽:/echo ・・・・でも・・逆にウザがられちゃうかもしれないし・・・・
暗樽は合成に失敗した。
暗樽は草糸を1個、草布を2個、土のクリスタルを失った。
糞猫:・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁぅ・・
暗樽:・・・・ねえ糞猫さん。あまりため息ばかりついてると、幸せが行方不明になっちゃいますよ?
糞猫:・・・・・・・・・・・・
糞猫:・・・・・・・・何よそれ?・・・・・意味わかんない。
暗樽:ほら、ため息を一つつくと、幸せが一歩遠退くっていうじゃないですか。だから、あまりため息をつくのは
糞猫:うっさいわね・・・・大きなお世話よ。
暗樽:・・・・そうですよね・・すみません。
糞猫:・・・・・私はね・・餡刻様がいなきゃ幸せになんかなれないのよ・・・・・・・いいからほっといて。
暗樽:・・はい・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・・餡刻さんがいなきゃダメか・・・・
暗樽:/echo わかってたことだけど・・・けっこう今のは効いた・・・・ orz
暗樽:餡刻さんならきっと大丈夫ですよ。そのうち、いつもみたいにひょっこり見えるようになりますって。
糞猫:・・・・・安っぽい慰めなんていらないわよ。人を励ますんならもっと気のきいた言葉を探してからにすれば?
暗樽:wwwwwwwwww
糞猫:はぁ・・・・・餡刻様ぁ・・・・・
暗樽:/echo ・・・・痛いのをもらっちゃったな・・・・・危うく涙が出ちゃうとこだった・・・・・・
暗樽:/echo あんなに落ち込んでちゃ、僕なんかのことに心を砕いてらんないのはわかるんだけど・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・いくら糞猫さんでも、さっきのはあんまりだよ・・・・・・40 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:40:18 ID:???
暗樽はケープ+1を1個合成した!
暗樽:/echo あ・・・HQができた。
暗樽:/echo ・・・・・・・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・はぁ・・・・初めてHQができたのにちっとも嬉しくないや・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・・・・今日はもう落ちようかな・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
糞樽>>暗樽:ようwwwww妹の様子はどうだ?wwwwww
暗樽>>糞樽:・・・・糞樽さん・・・・・
暗樽>>糞樽:・・・ぜんぜんダメです。相変わらずため息ばかりで・・・・・・・はぁ・・・
糞樽>>暗樽:おいおいwwwwお前まで引きずられて暗くなってどうすんだwwwwwwww
糞樽>>暗樽:ただでさえ暗いほうなんだから、それ以上暗くなっちまったら餡刻みたいに認知されなくなるぞwwwwww
暗樽>>糞樽:・・・・・別にいいですよ。
暗樽>>糞樽:いっそのこと、そっちのほうが清々していいかもしれないです。
暗樽:/echo 糞猫さんの目には僕なんて映ってないんだ・・・・・認知されないのとたいして変わんないよ・・・・・
糞樽>>暗樽:ったく、なに寝ぼけたこといってんだよwwww餡刻に聞かれたら怒鳴られんぞwwwwwww
暗樽>>糞樽:・・・・・・・・・・・・・・
糞樽>>暗樽:クソやかましいのが唯一の取り得の妹がいつまでもあんなんだとよ、
糞樽>>暗樽:俺まで調子が狂っちまってしょうがねえからお前に任せてるっつうのに、
糞樽>>暗樽:その肝心なお前までそんな風に腑抜けてたんじゃこっちも困るんだよwwwwwしっかりしやがれwwww
暗樽>>糞樽:・・・・すみません。
糞樽>>暗樽:なんで謝んだよwwwwwお前を責めてるわけじゃねえだろwwwwww
糞樽>>暗樽:餡刻がいない間に、できるだけポイントを稼いでおくんだろ?wwwww今がチャンスじゃねえかwwww
暗樽>>糞樽:そんな器用なことが僕にできるなら、もっとずっと前からポイントアップを狙ってますよ・・・・
糞樽>>暗樽:弱気なことほざいてんじゃねえぞwwwwww
糞樽>>暗樽:昔できなかったんなら、今挑戦してみればいいだけの話じゃねえかwwwwww
糞樽>>暗樽:・・・・・・・・・・・・・・・・
暗樽>>糞樽:・・・それに僕は・・・・人が弱っているところにつけ込んで自分の利益を図るっていうのはどうも苦手で・・・・・
糞樽>>暗樽:はぁ?wwwwちょっと待てよwwwwww
糞樽>>暗樽:落ち込んでる人間を元気づけんのは弱味につけ込むって言わねえだろwwwww
暗樽>>糞樽:・・・・・言いますよ・・・ほんの少しでも下心があるんなら。
暗樽>>糞樽:とてもじゃないけど、自分に下心がないなんて僕には言えません・・・・・
糞樽>>暗樽:かーっ!wwwwww
糞樽>>暗樽:暗いやつに限ってどうしてこうもクソがつくほど生真面目なんだろうなwwwwwww
糞樽>>暗樽:あのなwwww人間っつうのは下心の塊みたいなもんなんだよwwwww
糞樽>>暗樽:どんなに清らかなやつだってな、まったくの下心なしに動くやつなんかいねえよwwww
暗樽>>糞樽:・・・・・白樽さんもですか?
糞樽>>暗樽:ゔっ!?wwwwwwwwwww41 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:43:24 ID:???
糞樽>>暗樽:wwwwwwまーwwwwそのwwあれだwwwwwwww
糞樽>>暗樽:俺の持論を推し進めるとそうなるのであって、必ずしも白樽ちゃんがそうというわけではないwwwwwww
暗樽>>糞樽:・・・・・・・・・・・・・・・必死ですね。
糞樽>>暗樽:・sh うるSeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
糞樽>>暗樽:とにかくだなwwwww無欲なんてもんは絶対に存在しねえんだよwwwwww
糞樽>>暗樽:ただ本人が気づいてないだけで、多からず少なからず欲は必ず混じってるもんだwwwwwww
暗樽>>糞樽:・・・そうかもしれませんけど・・・・・でも僕は・・・・
糞樽>>暗樽:お前なぁwwwww
糞樽>>暗樽:行動力に欠けてるくせに、思考までそんなガチガチでどうすんだよwwwwww
糞樽>>暗樽:ちっとは柔軟に頭を働かせて、物事をもっと効率的にこなせよなwwwwww
暗樽>>糞樽:・・・そういう効率性を人間関係に持ち込むのは僕は好きになれません。
糞樽>>暗樽:へっwwwwww頑固さだけはいっちょ前だなwwwwwww
暗樽>>糞樽:すみません。なんか偉そうなこと言っちゃって・・・
糞樽>>暗樽:いいってwww気にすんなwwwwお前のそういうとこ嫌いじゃねえからさwwwww
糞樽>>暗樽:俺はこれ以上何も言わねえから、お前の好きなように頑張れwwwww
糞樽>>暗樽:それじゃあなwwwww面倒かけてすまねえが、妹のこと引き続き頼んだぜwwwwwwww
暗樽>>糞樽:あっ、待ってください!餡刻さんのこと何かわかりましたか?
糞樽>>暗樽:うんにゃwwwさーっぱりだwwww
糞樽>>暗樽:心当たりもあったことにはあったんだがなwwwwさっき確かめてみたらどうもシロくせぇwwwwww
暗樽>>糞樽:そうですか・・・・
糞樽>>暗樽:簡単にいくなんてハナっから思っちゃいねえんだwwwwww根気強くいくしかねえさwwww
糞樽>>暗樽:あとなお前wwwwww
暗樽>>糞樽:はい?
糞樽>>暗樽:「・・・」をつけてしゃべる癖はいい加減治せよなwwwwww
糞樽>>暗樽:うちのLSにはよwwwお前以外にも樽ナと娼館子も同じ癖を持ってるんだwwww
糞樽>>暗樽:お前ら三人が勢ぞろいして会話してみろwwwwまるで葬式みたいで辛気臭くってしょうがねえからよwww
暗樽>>糞樽:糞樽さんが誤爆ミス癖を治せたら僕も治しますよwwwwww
糞樽>>暗樽:言うじゃねえかwwwwwその調子でいけよ暗樽wwwwwwじゃあなwwwwww
暗樽>>糞樽:はいwww糞樽さんも頑張ってくださいwwwwww
暗樽:/echo ・・・・・・・・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・効率的になれ、無欲なんてものは存在しない、か・・・・
暗樽:/echo 糞樽さんの言うことすべてが正しいとは思わない・・・けど、たしかに一理はあるよな・・・
暗樽:/echo 今までの僕は自分の臆病さから目を背けるために、屁理屈をこねていただけなのかもしれない。
暗樽:/echo そんなんじゃいつまでたっても幸せなんてつかめないよね・・・・・逃げられっぱなしになるだけだ。
暗樽:/echo もっと貪欲に・・・・もっと幸せに対して貪欲にならなきゃ。
暗樽はケープを1個合成した!
暗樽:/echo www自己新記録だwww二回連続で成功しちゃったよwwwww42 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:44:39 ID:???
…ギィッ…
居間と隣の部屋をつなぐドアが、静かにゆっくりと開いた。
赤魔子は居間に戻ってくると、なるべく音を立てないように気を使いながらドアを慎重に閉じた。
暗樽:あ、赤魔子さん。獣様は寝ました?
赤魔子はうなづいた。
暗樽:ここのところ、獣様はずっと頑張り通しですもんね。
暗樽:あんなに無理をしてると、餡刻さんが帰ってくる前に、獣様のほうが先に倒れちゃいそうな気がして心配ですよ。
赤魔子はうなづいた。
暗樽:/echo ・・・・餡刻さん、本当にどうしちゃったのかな。
暗樽:/echo 臼姫さんが言うように、何か恐ろしいことに巻き込まれてしまって、どこかで助けを待ってるのかな・・・
暗樽:/echo リアルが用事とかで忙しくて、ヴァナに来れてないってだけならいいんだけど・・・・
暗樽:/echo 糞猫さんも、獣様も、赤魔子さんも餡刻さんの帰りをずっと心待ちにしてる。
暗樽:/echo 他のみんなだって、できる限りの時間を割いて、餡刻さんのことを懸命に探し回ってる。
暗樽:/echo 普段はぞんざいな扱いを受けてるけど、なんだかんだいって餡刻さんはみんなにとって大切な人なんだ。
暗樽:/echo ・・・・正直、餡刻さんが羨ましい・・・・ちょっと妬いちゃうな。
暗樽:/echo もしも、僕が何かのトラブルに巻き込まれたら、みんなは助けに来てくれるかな・・・?
暗樽:/echo ・・・・・・どうだろう?
暗樽:/echo ・・・みんな僕のことなんか忘れちゃって、いないことすら気づかないかもしれない・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・・・・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・いけないいけない!また餡刻さんと自分を比較してたよ・・・・
暗樽:/echo 僕は僕、餡刻さんは餡刻さんなのに・・・・・はぁ・・僕ってつくづくダメだなぁ・・・・
赤魔子は暗樽をつんつんつついた。
赤魔子は暗樽に“キノコの塩焼きのトレード”を申し込みました。
暗樽はビックリした!
暗樽:キノコの塩焼き・・・・ひょっとして、これも赤魔子さんがひとりで調理したんですか?
赤魔子はうなづいた。
暗樽:赤魔子さん、見習いレシピも作れるようになったんですね!すごいじゃないですか!
暗樽は拍手した。
赤魔子は顔を赤らめて照れた。
赤魔子は暗樽の顔をバシッとたたいた。
暗樽:いやっ叩くなら僕のじゃなくて自分の顔をお願いしますwwww
赤魔子はビックリした!43 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:46:16 ID:???
暗樽:/echo あれだけ素人レシピにも苦戦してたのに・・・・赤魔子さん、諦めないで頑張ってたんだな。
暗樽:/echo 僕も赤魔子さんを見習って裁縫頑張らなきゃ。ふてくされるのはまだ早いよね。
暗樽は赤魔子が差し出しているキノコの塩焼きをじっと見つめた。
暗樽:/echo ・・・・・獣様の隠れ家に入り浸るようになってもう一週間以上たつんだな・・・――
(糞猫:餡刻様がヴァナに帰ってきたら、真っ先に立ち寄るのは間違いなく獣様の家よね。)
(糞猫:だったら獣様の家で待つのが一番早く餡刻様に会える確実な方法だと思わない?)
(糞猫:さっすが私www頭冴えすぎwwww次のミス・ヴァナディールの座はいただきねwwwwwww)
暗樽:/echo ――・・・って糞猫さんがジュノで言い出したのが始まりだったっけ。
(糞猫:あんた暇してそうねwwwかわいそうだから一緒に連れて行ってあげるwwww)
暗樽:/echo ――・・・強がってたけど、本当は、獣様と赤魔子さんと三人きりになるのがつらかったんだろうな。
暗樽は居間をぐるりと見渡した。
暗樽:/echo 僕もここに長居するようになってみて、糞猫さんの気持ちがなんとなくだけどわかった気がする。
暗樽:/echo ここは獣様、餡刻さん、赤魔子さんの三人の呼吸で作り上げられた場所なんだ。
暗樽:/echo 居間、獣様の部屋、玄関、客室、台所、廊下、庭・・・――
暗樽:/echo ――・・・どこを見ても三人の温もりと生活の形跡がある。
暗樽:/echo 同じ仲間とはいっても、僕や糞猫さんはこの家にとって、所詮“お客さん”でしかないんだよね・・・
暗樽:/echo 餡刻さんのことを慕ってる糞猫さんにしてみれば、きっと僕なんか以上にそれを感じてるに違いないんだ。
暗樽:/echo ・・・・・この家のお客さんであるっていうことは、それだけ餡刻さんと心の距離があるということで・・・・・
暗樽:/echo 獣様や赤魔子さんは、餡刻さんにとって、自分よりもはるかに大切で切り離せない身近な存在。
暗樽:/echo どんなに頭でそう理解して、前もって覚悟していても、
暗樽:/echo いざこうやって身を置いてみると、そのことをまざまざと痛感させられて、つらくて仕方ない・・・・・
暗樽:/echo その一方で、糞猫さんは優しいから、そんな風に嫉妬して悲しんでしまう自分が嫌で嫌でたまらない・・・・
暗樽:/echo だけど、今ここから離れるのは、まるで自分が嫉妬の心に耐えられなくなって逃げ出すようで許せない・・・
糞猫:・・・・・・・・・・・・・・・・はうぅ・・・・・・
暗樽:/echo 朝からずっと続いてる糞猫さんのため息。
暗樽:/echo 餡刻さんに会えないのもその原因だろうけど、それ以上に、この悪循環な葛藤のせいだ・・・・
暗樽:/echo ・・・それに、獣様も赤魔子さんも人一倍優しい人たちだから、糞猫さんには余計につらいんだろうな。
暗樽:/echo 獣様が餡刻さんを捜しに出かけてるときは、赤魔子さんは家に残ってこうして料理を振る舞ってくれるし・・・
暗樽:/echo 赤魔子さんだって本当は獣様と一緒に餡刻さんを捜しに行きたいはずなのに・・・・44 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:48:54 ID:???
赤魔子は暗樽をつんつんつついた。
暗樽:はっ! Σ (゚□゚;
赤魔子は問い詰めたい気持ちにかられた。
暗樽:すっすみません!ちょっと考え事をしてたら、ついボーっとしちゃってて!
赤魔子はすねた表情をした。
暗樽:あややややや食べたくないなんてそんなことありませんって!wwwwww
糞樽:ぜひ僕に食べさせてください!この通りです!wwwwwww
暗樽はぺこりと頭を下げた。
赤魔子は暗樽ににっこり微笑んだ。
トレードが成立しました。
暗樽:赤魔子シェフ、ありがとうございますありがとうございますwww orz
赤魔子は顔を赤らめて照れた。
暗樽:それじゃ、遠慮なくいただきまー・・・
赤魔子はにやりとしている・・・。
暗樽:/echo ・・ん・・・あれ・・?
暗樽:/echo キノコの塩焼きってこんなに毒々しいショッキングピンクの色なんかしてたっけ・・・・?
暗樽:/echo って、よく見たらキノコ一個一個で色が違うのはなんで・・・?
暗樽:/echo こっちはマリンブルー、こっちはエメラレルドグリーン、レモンイエローにサニーオレンジまである・・・・
暗樽は神妙な面持ちで考え込んだ。
暗樽:/echo ――食べちゃいけない――
暗樽:/echo 僕の本能が危険を告げてる・・・・・
暗樽:/echo 前にも一度だけこんなことがあったような記憶が・・・・・・
暗樽:/echo そうだ・・・・あれは赤魔子さんがローストコーンを爆弾並みに爆発させてた頃のことだ。
暗樽:/echo あの日は珍しく、赤魔子さんの合成が成功して、たまたま一緒にいた僕らにご馳走してくれたんだっけ。
暗樽:/echo 出されたローストコーンはなぜかカラフルで、僕らは新しいHQなんだろうって特に気にせず食べたんだ。
暗樽:/echo そしたら・・・・・大惨事が起こった。
暗樽:/echo 僕の舌が伸びるわ、餡刻さんの唇が腫れ上がるわ、獣様にもっさりとひげが生えるわ、とにかく大変だった。
暗樽:/echo しばらくしたら元に戻ったけど、コーンの色によって効果や持続時間が違ったのには驚いた・・・
暗樽:/echo たぶん、このキノコの塩焼きも同じ類いのものに違いない。
暗樽:/echo ・・・不気味なまでにカラフルなのが一緒だ・・・・
暗樽:/echo この一週間で赤魔子さんが作ってくれた料理は、どれも外見はまともだったから油断してたよ・・・
暗樽:/echo 野兎のグリル、ザリガニの塩茹で、ゆで卵、サーモンサンド・・・・素人レシピのものばかりだ。
暗樽:/echo 今までのは下位レシピの料理だから、失敗することなく食卓に上がってたんだ・・・・
暗樽:/echo ・・・だけどこれは違う。
暗樽:/echo まだ赤魔子さんじゃ作りこなせないメニューのはず・・・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・・赤魔子さん・・・この僕で新作レシピの効果を実験しようとしてるんじゃ・・・?。・゚・(ノД`)・゚・。
暗樽はキノコの塩焼きを食べるのをやめた。45 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:52:19 ID:???
赤魔子はビックリした!
赤魔子は悔しがった。
赤魔子は問い詰めたい気持ちにかられた。
赤魔子は怒りをあらわにした。
赤魔子は暗樽をバシッとたたいた。
暗樽:ちょっちょっ待っ赤魔子さん落ち着いてwwww暴力はいけませんってwwwww
赤魔子はうんざりした。
赤魔子は暗樽を問い詰めた。
暗樽:wwいやwwあのw食べないわけじゃないんですよ?wwww
暗樽:そういうわけじゃないんですけどwwwwあのですねwwwwそのwwww
赤魔子は怒りをあらわにした。
赤魔子はさらに暗樽を問い詰めた。
赤魔子は暗樽をバシッとたたいた。
赤魔子は暗樽をバシッとたたいた。
赤魔子は暗樽をバシッとたたいた。
暗樽:痛い痛い痛いっ!赤魔子さんほんとに痛いですって!!wwwwwwwwwww
暗樽は何かを閃いた。
暗樽:そうだwwww僕一人で食べちゃうのももったいないですから赤魔子さんも一緒に食べましょうよwwwwwww
赤魔子はビックリした!
赤魔子は首を横に振った。
赤魔子は「それを食べるなんてとんでもない」の構え。
暗樽:なんですかそれはwwww人に勧めておいて自分はとんでないなんてズルいですよwwwwwwww
暗樽:ほらwwww赤魔子さんからお先におひとつどうぞwwwwwww
赤魔子は首を横に振った。
赤魔子はイヤイヤの構え。
暗樽は赤魔子に“オレンジ色のキノコの塩焼き”のトレードを申し込みました。
赤魔子は即座に、暗樽からのトレードを断りました。
暗樽:そっちがその気ならいいですよ別にwwww赤魔子さんが食べないなら僕も食べませんからねwwwwwwww
赤魔子はすねた表情をした。
赤魔子は神妙な面持ちで考え込んだ。
赤魔子は暗樽をじっと見つめた。
暗樽:うwwwww睨んだってダメなもんはダメですからねwwwwww
赤魔子は目に意識を集中させ、暗樽の瞳をじっと見すえた。
→暗樽にバインドの効果!46 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:53:47 ID:???
暗樽:えwwwちょっwww体が動かない?wwwwwwwえ?え?wwwwなんで?wwwwww
赤魔子は目に意識を集中させたまま、右手を動かし、何かをつまむ動作をした。
暗樽はエメラルドグリーンのキノコをつまみ上げた。
暗樽:wwそんなwww手が勝手に動くwwwwwうあwwwそのキノコはやめてwwwwwお願いwwwww
暗樽:/echo なんだかよくわかんないけど赤魔子さんのあの黒い瞳に見つめられるとやばいwwww
暗樽:/echo ・・・・・へ?“黒い”?
暗樽:/echo そんなバカな!?
暗樽:/echo 赤魔子さんの瞳って綺麗なルビーアイだったはず・・・・なんで黒いんだろ?
暗樽:/echo ・・・・・・・あの瞳の色・・・・・ただの黒じゃないよ・・・・・
暗樽:/echo ・・・・・闇の色を写し取ったような・・・底の見えない黒・・・・・
暗樽:/echo ってのわあああああぁぁ!?wwwww今はそんなことに気を取られてる場合じゃなかった!!wwwww
暗樽:/echo 急いで目をそらさなきゃwwwwこのままじゃまずいっwwwwww
暗樽:/echo wwwううぅぅwwwダメだwwww目をそらすことができないwwwwww
赤魔子は口元に何かを運び、よく噛んで飲み込む動作をした。
暗樽:あwwwいやwwそれだけは許してwwww手がw手が勝手に口にwwwキノコはいやあああぁモゴモゴモゴ!!
暗樽はキノコの塩焼きをよく噛んで飲み込んだ。
→暗樽に鼻毛アフログリーンの効果!
暗樽:/sh うわぁああああああああああああああああ何ですかこれええええええええええええええぇぇぇぇぇ!!?wwwww
暗樽はビックリした!
赤魔子は腹を抱えて笑いだした!
暗樽:鼻毛がもじゃもじゃになってアフロになっちゃったwwwwwwしかもエメラルドグリーンってwwwwwwwwww
暗樽:うあwww息がしづらいwww鼻づまりみたいだwwwww
暗樽:ぺっぺっぺっwwwしゃべると口の中に入ってきて気持ち悪いwwwwwwww
赤魔子は楽しげにステップを踏んだ。 _/ヽβ_
赤魔子はノートに実験の結果を書き記した。 _φ(‘-‘*){♪
暗樽:赤魔子さん!wwww何を書いてるんですか!?wwwwwそのノート僕に見せてください!wwwwww
赤魔子は首を横に振った。
暗樽:いいから僕に貸してくださいwwww早くこっちによこしてwwwwwwwww
赤魔子は首を横に振った。
赤魔子はボロボロと涙を流して泣き出した。
暗樽:う゛っwwあwちょっwww嘘泣きなんてズルいですよwwwwねぇwwそのw泣くのやめてくださいよwwww47 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 03:55:50 ID:???
糞猫:赤魔子さんを泣かすなんて最低ね。
糞猫は暗樽の耳を引っ張り上げた。
暗樽:い゛だだだだたたたたたたたwwwwwwww
暗樽:糞猫さんwwwwwお願いだから耳を放してwwwwwこれにはとっても深い訳がwwwwww
糞猫:言い訳なんかすんじゃないわよ。人が物思いにふけってるそばでギャーギャー騒いで・・・
糞猫は、暗樽の鼻の下にある緑色のもさもさしたものをじっと見つめた。
糞猫:・・・あんた・・・・・それどうしたの・・・・?
暗樽:うううぅぅ・・・・・それがですね・・・・・
糞猫:ぷっw
糞猫は腹を抱えて笑いだした!
糞猫:あはははははははははははははははwwwwなによそのもっさりアフロはwwwwあはははははははwwwww
暗樽:ひどいですよぉwwwwwwそんなに笑わなくたっていいじゃないですかwwwww
糞猫:ヒィヒィwwwwwおかしすぎwwwwwアフロがwwアフロがしゃべってるwwwwあははははははははwwww
暗樽:笑って見てないでwwwwこれを刈り取るの手伝ってくださいよwwwwww
糞猫:www悪いけど近寄んないでくれる?wwwアフロがうつったら嫌だもんwwあはははははwwww
糞猫はエンガチョの構え。
赤魔子はエンガチョの構え。
暗樽:orz
暗樽:/echo wwwwwwwwwwwwww
暗樽:/echo wwwww鼻毛アフロは嫌だけど、糞猫さんが久しぶりに笑ってくれたwwwwwwww
暗樽:/echo やっぱり糞猫さんは元気に笑ってるのが一番似合うなwwwwww
暗樽:/echo wwwww糞猫さんが笑顔でいてくれるなら僕は・・・・・・・
暗樽はショッキングピンクのキノコの塩焼きを一口に頬張った。
→暗樽に眉毛ふっさりピンクの効果!
糞猫:あはははははははははwwwww暗樽の眉毛が超ふっさふさwwwwwwwww
暗樽:うはwww目の前が見えないwwwwwwwブライナヨロwwwwwwww
糞猫:あんた何やってんのよwwwwww顔中毛だらけで顔が見えなくなってるじゃないwwwwwwww
糞猫:wwwヒィ苦しいww笑い死にしちゃいそうwwwwwwwあははははははははははwwwww
糞猫は腹を抱えて大笑いした。
赤魔子は腹を抱えて大笑いした。48 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:00:07 ID:???
wwwwwwww in クロウラーの巣 −巣窟内通路− wwwwwwww
――獣様の家で暗樽がやけになってキノコを乱食し、糞猫と赤魔子が爆笑して涙目になっている頃。
Zeidに約束通り資金を送った乃燈は、ジュノを離れ、ロランベリー耕地を抜けてクロウラーの巣に足を踏み入れていた。
獣様と赤魔子に会うために足繁く通った道は、今では目隠しをしても迷うことなく歩いて行ける。
足早に進む乃燈は、ナイト姿には不似合いな大きなバスケットを両手にぶら下げていた。
バスケットには手土産の菓子がたくさん詰め込まれ、もちろん獣様の大好物ロランベリーパイも欠かさずに用意してある。
乃燈:/echo 獣様たちには意識的に会うのを避けてたし、クロ巣に来るのもずいぶん久しぶりだ。
乃燈:/echo たった三週間程度なのに、もう何十年も来てなかったくらい懐かしく思えるから不思議だな。
乃燈:/echo 何も変わっちゃいない・・・あそこに見える発光花も変な形のキノコも前と同じだ。
乃燈:/echo 獣様と赤魔子・・・・俺のこと心配してるかな?あんまり落ち込んでなきゃいいけど・・・
乃燈:/echo なにも餡刻として会おうとしなければいいだけの話だったんだよな。
乃燈:/echo 餡刻とは別個の・・・そうだな、餡刻のリア友ってことにして獣様たちの様子を見に行けばいいんだ。
乃燈:/echo ちゃんと手土産も用意してきたし、きっと喜んでくれるぞ。
乃燈は、獣様の隠れ家へ通じる通路の入り口まで来ると、岩の手前で足を止めた。
いつものように岩の下部にある凹みへ手を伸ばそうとしたとき、大きな二つの影が背後から射した。
働芋:おっと、ナイトのあんちゃん。そっから先は立ち入り禁止だぜ。
兵芋:先へ行きてえなら、うちの若の許しを得てからにしてもらおうか。
乃燈:お、誰かと思ったら働芋に兵芋じゃないか。元気にしてたか?
働芋:・・・このあんちゃん、お前の知り合いか?
兵芋:違えよ。初めて見るツラだ。
乃燈:/echo あっちゃ〜ついいつもの調子で反応しちまった。
兵芋:おい兄さんよ。どこのどいつだか知らねえが、知り合いヅラすんのはやめてもらおうか。
働芋:さっさと帰るならよし。そうでないなら、痛い目に遭ってもらうぜ。
乃燈:/echo 参ったな・・・通せんぼを喰らうなんて考えもしなかった。
働芋:聞こえなかったのか?さっさと帰んな。
兵芋:俺らが芋虫だからって舐めんのはよしたほうがいい。死んじまってからじゃ後悔はできねえぞ。
乃燈:舐めてなんかいないさ。俺は獣様に用があるんだよ。
兵芋:若に用だと?
働芋:下手な嘘をつくのはやめな。俺たちはお前みたいなナイトが来るとは若から聞いちゃいねえ。
乃燈:そりゃお前たちは聞いてないかもしんないけど、俺は本当に獣様に用事があるんだって。
兵芋:すまねえが、お引取り願おうか。あんたを通すわけにはいかねえ。
働芋:俺たちはここを守護する門番だ。そうやすやすと知らねえやつを通すわけにゃいかねえよ。
乃燈:だったら、獣様をtellかなんかでここに呼んでくれないか?俺の用事は獣様に会えば済むんだ。
働芋:そいつはできねえ相談だな。
乃燈:なんでだよ?tellくらいいいだろう?
兵芋:若はただいまお昼寝の真っ最中だ。あんた如きの用件の取次ぎで若を起こすわけにはいかねえ。
乃燈:あのなぁ・・・俺の用事がお前たちの若に関わるすごい重要なものだったらどうすんだよ?
働芋:そんときはそんときだ。俺たちは若にこっぴどく怒られるとするさ。
兵芋:俺らにとっちゃ若の成長と安全が第一なんでね、それ以外のことにゃ眼中にねえのよ。
働芋:わかったらさっさと失せな!しまいにゃ糸でからめとんぞ!
兵芋:どうしても通りてえなら、力ずくでどうにかしてもらおうじゃねえの。じゃなきゃ、俺らはテコでも動かねえ。
乃燈:/echo どうする?獣様の友達の芋たちを傷つけるわけにはいかないよな。
乃燈:/echo たいした用事でもないんだし、また今度出直してくるか?49 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:02:36 ID:???
蘭芋:なーにやってんだよ、お前ら。( ´_ゝ`)
兵芋:あ、蘭芋さん。たいしたことじゃねえんです。
働芋:どっかのチョコボの骨が、さっきから若に会わせろ会わせろってしつこいんですよ。
蘭芋:ふーん。仕事熱心なのは結構だけどさ、あんまうるさくすると騎芋のとっつあんにお目玉喰らうぞ。( ´_ゝ`)
乃燈:/echo 蘭芋か。働芋たちよりは話がわかりそうなやつが来たな。
蘭芋:で、あんたがチョコボの骨さんか。うちの若に会いたいんだって?( ´_ゝ`)
乃燈:ああ、俺は獣様の友達なんだ。
蘭芋:若の友達ねえ。名前は?( ´_ゝ`)
乃燈:乃燈だ。
蘭芋はファイルを取り出すと、その短い手足で器用にページをめくり始めた。
蘭芋:乃燈、乃燈、乃燈っと・・・・ん、悪いけど、この“若のご友人リスト”には載ってないな。( ´_ゝ`)
乃燈:そんなリスト作ってたのか・・・?
蘭芋:騎芋のとっつあんがな。( ´_ゝ`)
蘭芋:若のこととなるとうんざりするくらい心配性でね、夜なべして作成したんだと。( ´,_ゝ`)プッ
兵芋:リストに載ってねえ以上、あんたを若のご友人とは認めるわけにはいかねえな。
乃燈:待ってくれよ!
乃燈:たしかにそれには載ってないかもしれないけど、でも俺は獣様の友達なんだって!ほんとだって!
蘭芋:乃燈必死だなwwwww( ´,_ゝ`)プッ
働芋:友達友達っていうけどな、おおかた、あんたが勝手に若を友達だと思い込んでるんじゃねえのか?
兵芋:あんたが思い込みの激しいストーカーならよ、若の迷惑になるんですっぱりと諦めていただこうか。
乃燈:なっ!?
働芋:どうしても諦めきれねえっつうなら、俺たち芋衆が若に代わって引導を渡してやるぜ。
働芋と兵芋は腹を抱えて笑いだした!
乃燈:/sh ふざけんなっ!!
乃燈:/sh 俺をストーカーみたいなあんな気持ち悪い連中と一緒にすんじゃねえ!俺は獣様の友達だ!!
兵芋:――ッの馬鹿がっ・・・こんな至近距離でシャウトしやがって。
働芋:聞き分けのねえ野郎だな。リストにねえ以上は認めねえって言ってんだろ!
蘭芋:まぁ、若が所属しているLSにでも入ってるんなら話は別だけどな。( ´_ゝ`)
乃燈:だぁかぁらぁ俺は餡刻だって!
乃燈:お前たちも知ってるだろ!?獣様と同じLSに入ってるって!50 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:05:08 ID:???
働芋:は、餡刻だって?
兵芋:餡刻?
蘭芋:ふーん、餡刻ねえ。( ´_ゝ`)
乃燈:あ゛。
乃燈:/echo やっちまったあああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!
乃燈:/echo どうしようどうしよう!?勢いで正体をばらしちまったよ!!
乃燈:/echo これであいつとのゲームも終わりになっちゃうのか!?
乃燈:/echo ・・・・うううううぅぅぅ・・・・・さようなら認知のある生活・・・ orz
乃燈はボロボロと涙を流して泣き出した。
働芋:・・・なぁ、餡刻って誰だ?
兵芋:さぁ?そんなやつ若のLSにいたか?
蘭芋:餡刻ねえ・・・いたような気もするけど頭に靄がかかったみたいで思い出せないな。(;´_ゝ`)
乃燈:/echo イモタチニモニンチサレテマセンデシタカ _| ̄|..................,,,,○
騎芋:なに?餡刻殿だと?餡刻殿はどこにいらっしゃるのだ!?
蘭芋:呼びもしないのに、いきなり騎芋のとっつあんPOPかい?( ´,_ゝ`)プッ
騎芋:黙れ、蘭芋。それより餡刻殿はどこに?
蘭芋:とっつあんは餡刻ってやつを覚えているのか?( ´_ゝ`)
騎芋:当たり前だ。若にとって、赤魔子殿と並ぶ最も大切なご友人ではないか。
乃燈:/echo 認知キタワ━━━━━━。* 。 +゚。・.。* ゚ヽ(´*・∀・*`)ノ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ ━━━━━━!!!
兵芋:餡刻ってやつがどんなやつかは覚えちゃいやせんが、そいつが餡刻と名乗りましたぞ。
兵芋は乃燈を指し示した。
騎芋は神妙な面持ちで考え込んだ。51 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:07:34 ID:???
騎芋:・・・・・・・・・・兵芋よ、わしをからかっておるのか?
兵芋:からかうなんてとんでもない。たしかにこのナイトの兄さんが、自分は餡刻だって言ったんですよ。
騎芋:わしが存じておる餡刻殿はこやつではない。
兵芋:・・というと?
騎芋:餡刻殿はもっとゴキブリのように黒光りしてて、こやつみたいにはっきり見えたりはせん。
乃燈:/echo (´・ω・`) ソウイウニンチノシカタハヤメヨウヨ
騎芋:乃燈とやら。
騎芋:我らをたばかるのみならず、若のご友人の名を騙ろうとは言語道断。その所業、許すわけにはいかん。
騎芋は怒りをあらわにした。
兵芋:なんの目的があって若に近づこうと思ったかは知らねえが、五体満足で帰れるとは思うなよ。
兵芋は怒りをあらわにした。
働芋:神さんに祈るのなら今のうちだぜ。ギッタギタのボコボコにしてやるから覚悟しやがれ。
働芋は怒りをあらわにした。
蘭芋: ( ´,_ゝ`)プッ
蘭芋は粘糸の構え。
乃燈:おい、待ってくれよ!別に名前を騙ってお前たちを騙そうとしたわけじゃないんだ。
乃燈:さっきのは単に言い間違えたんだよ。俺は餡刻のリア友で、餡刻に頼まれてここに来たんだ。
騎芋:餡刻殿のリア友とはまことか?
働芋:けっ!苦しまぎれの嘘に決まってら!嘘をつくんならもっと上手につくんだな!
兵芋:こんなやつの戯言をまともに取りあう必要なんてありやせんぜ。フクロにしちまいましょう!
乃燈:本当だって!俺を信じてくれよ!!
働芋:この期に及んでまだ言うのか!ペテン野郎!
騎芋:あいにく我らは初対面の人間を手放しで信用するほど愚かではない。諦めなされ。
兵芋:仏の顔も三度まで、クロウラーの足も九本までだ!冥土の土産によく覚えておけ!二本足野郎!!
働芋はポイズンブレスの構え。
兵芋はポイズンブレスの構え。
騎芋はコクーンの構え。
乃燈:頼むから俺の話を聞いてくれよ!俺はお前たちと戦いたくなんかないんだ!!52 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:09:02 ID:???
蘭芋:ちょいとばっかし熱血ドラマのしすぎですよ、と。( ´_ゝ`)
蘭芋は「( ´,_ゝ`) オマエラヒッシダナwwwwwww」な粘糸を実行!
→働芋、兵芋、騎芋にスロウの効果!
働芋:蘭芋さん!タゲミスってますって!敵さんは向こうですぜ!
兵芋:ちぃっ、いいところを!いくら蘭芋さんでも邪魔だてするつもりなら容赦はしませんぜ!
騎芋:なにをするか、蘭芋!?若をお守りするのが我らの使命であろう!それをなぜ邪魔する!?
蘭芋:まったく、騎芋のとっつあんまでなに若い衆と一緒になって熱くなってるのかね。( ´,_ゝ`)プッ
蘭芋はお手上げの様子を示した。
騎芋:ぬ!?
蘭芋:このナイトの兄ちゃんがどんな目的を持って若と会いたがってるのかは知らないさ。( ´_ゝ`)
蘭芋:胡散臭すぎる野郎ではあるが、とりあえず話を聞いてやってから袋叩きにしても遅くはないだろ?( ´_ゝ`)
蘭芋:とっつあん。若の子分たる芋衆は、その忠義とクールさが売りなんだったよな?( ´,_ゝ`)プッ
騎芋:・・・そうであった。このわしとしたことが面目ない。
蘭芋:わかりゃいいって。そんで、あんたの話ってのはなんだ?( ´_ゝ`)
乃燈:/echo ふぅ・・・危なかったな。
乃燈:/echo 蘭芋がいなかったら間違いなく戦闘になってたぜ。
乃燈:/echo どうやらこの様子だと、獣様と会うのは難しいみたいだな。
乃燈:/echo 仕方ない、妥協するか。
乃燈:俺はさ、リア友の餡刻から獣様に伝言してほしいって頼まれてわざわざここまで来たんだ。
乃燈:ったく、どこが獣様のクロウラーたちは大人しいから心配すんな、だよ。あとで餡刻のやつとっちめてやらないとな。
騎芋:用件のほどはあいわかった。して、伝言の内容とは?
乃燈:今さ、餡刻のやつ、リアルのほうでのっぴきならない用事を抱えてるんだよ。
乃燈:んで、その用事が片付くまではヴァナには来れそうにないんだと。
乃燈:そんなわけだから、獣様と赤魔子にはくれぐれも心配しないでくれってさ。
騎芋:ほう、そうでしたか。
騎芋:若が聞いたらさぞご安心なさるに違いない。先刻の無礼、ひらにご容赦くだされ。
騎芋は深々と頭を下げた。
乃燈:気にしなくていいよ。そもそも俺の言い方が足りなかったせいで誤解を招いたんだしな。
働芋:あーまったくだ。あんたがきちんと説明してくれりゃこんな面倒なことにゃならなかったな。
乃燈:だから俺は最初から言ってただろ。tellでもいいから獣様に取り次いでくれって。
働芋:さーて、そんなことあったかな、兵芋?
兵芋:いいや。俺も聞いた覚えはねえな。
騎芋:働芋!兵芋!
働芋と兵芋はこっくりこっくりと狸寝入りを始めた。
騎芋:乃燈殿、まことに申し訳ない。うちの若い衆がとんだ迷惑をおかけした。
騎芋:あとできっちりとあの者たちには指導しておきますので、なにとぞお許し願いたい。
騎芋は地面に頭をすりつけるようにして謝罪した。
蘭芋:騎芋のとっつあん必死だなwwwwww( ´,_ゝ`)プッ
乃燈は苦笑した。
乃燈:騎芋さんも何かと大変なんだな。俺は何も気にしちゃいないから、頭を上げてくれよ。
騎芋:まことかたじけない。53 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:11:04 ID:???
乃燈:それとさ、伝言のついでに、これを届けるのも頼まれてくれないか?
乃燈は騎芋に“大きなバスケット2個”のトレードを申し込みました。
騎芋:これは?
乃燈:手ぶらで訪ねるのもなんだと思ってね、菓子折り代わりに持ってきたお手製のデザートさ。
乃燈:餡刻が獣様はロランベリーパイに目がないって言ってたから、パイもたくさん持ってきた。
乃燈:手前味噌でなんだけど、味のほうは保証するぜ。よかったら芋衆のみんなも食べてくれ。
騎芋:承知した。若には必ず届けましょう。
トレードが成立しました。
乃燈:今日の用件はそれだけだ。獣様によろしく言っておいてくれよな。
騎芋:委細承知。乃燈殿、こちらも一つよろしいか?
乃燈:ん?
騎芋:次からはできるだけ若に事前に話を通してから来てもらえまいか?そうしてくれればお互いに助かる。
乃燈:わかった。今度からはそうするように気をつけるよ。じゃあまたな、騎芋さん、蘭芋。
騎芋:乃燈殿もお気をつけて。
蘭芋:うぃうぃ。( ´_ゝ`)
乃燈:働芋と兵芋はもう少し品を良くしたほうがいいぞ。あれじゃそこらへんのゴロツキと変わんないぜ。
働芋:ふん。ここは二本足のいるべき場所じゃねえ。とっとと行きな。
兵芋:帰り道でせいぜい迷子になって泣きべそなんぞかかんようにな。なんなら、俺が送っていってやるが?
乃燈:心配には及ばないさ。クロ巣は俺にとっちゃ庭みたいなもんだからなwwwwww
乃燈はにっこり微笑むと、踵を返してクロウラーの巣をあとにした。
四匹のクロウラーたちは乃燈の後ろ姿が見えなくなるまで、横一列に並んで見送り続けた。
内藤:/sh ヴァナ最強のロランベリー愛好家にして栽培家な俺様wwwwww芋たちに懇願されてここに降臨!!wwwww
内藤:/sh ミスター・ロランベリー大賞受賞の俺様wwwww迷子の迷子の子猫ちゃんを捜してるwwwwwww
内藤:/sh こwのw子wをw見wかwけwまwせwんwでwしwたwかw?wwwwwwwwwww
蘭芋:ヴァナ最狂のヴァカがPOPしましたよ、と。( ´,_ゝ`)プッ
兵芋:あいかわらず馬鹿の一つ覚えみたいにシャウトが好きなやつだな。飽きたりしねえのか?
働芋:若のご友人だからこそ目をつぶってやってるが、これが赤の他人なら速攻でつまみ出してやるんだけどな。
騎芋:内藤殿にも困ったものだ。あんなに騒がれては若が起きてしまう。行って注意してこねば。
蘭芋:どうせ言っても無駄だと思うけどな、とっつあん。( ´,_ゝ`) バカニツケルクスリハナイッテネ
蘭芋:/echo ・・・そういや、乃燈のやつも「wwwwwww」つけてたな。( ´_ゝ`54 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:15:34 ID:???
wwwwwwww in クロウラーの巣 −獣様の隠れ家− wwwwwwww
騎芋:――・・・以上のような次第で、これを乃燈と申す者から預かって参りました。
騎芋は獣様に“大きなバスケット2個”のトレードを申し込みました。
獣様:・・・そうでしゅか。騎芋しゃん、お疲れしゃまでしゅ。(´・ω・`)
騎芋:とんでもない。若のためとあらば、この騎芋、いつでも命を投げ出す覚悟ですぞ。
トレードが成立しました。
獣様は受け取ったバスケットをじっと見つめた。
毛玉:へぇ〜wwwwwwww
毛玉:あの有名な神騎士さん、餡刻さんのリア友だったんですねwwwなんか意外だなあwwwww
赤魔子はうんうんうなづいた。
糞猫:・・・餡刻様、まだしばらくは来れないのね・・・・・・・はぁ・・・・
毛玉:/echo うはwwwwwwwまた落ち込んじゃってるwwwww
毛玉:/echo wwwwwwこれじゃ、せっかく体を張って笑わせてたのに意味がないwwwwwww orz
赤魔子は毛玉を慰めた。
騎芋:若。杞憂かもしれませぬが、乃燈殿からいただいたその菓子類は召し上がってはなりませんぞ。
毛玉:どうしてなの?wwww騎芋さんwwwww
騎芋:乃燈殿は餡刻殿のリア友であると自称しておりましたが、本当にそうである証拠は一つもございません。
騎芋:もし万が一、乃燈殿が若に害をなそうと企む不届き者であれば、
騎芋:リア友とは嘘でたらめで、この菓子類にも毒などが盛られてる恐れがありましょう。
毛玉:そうかなぁ?wwww考えすぎだと思うけどwwwwwww
赤魔子はうなづいた。
騎芋:用心するに越したことはありません。
騎芋:ですから、若。お食べになってはいけませんぞ。
獣様はバスケットの中からロランベリーパイを取り出し、じっと見つめた。
騎芋:若!私が言ってるそばから、何をなさるおつもりですか!?
獣様はロランベリーパイを一切れ食べた。
騎芋:ああああああああぁぁあああぁぁっ!?若あああああああああああああああああああああぁぁぁ!!
騎芋:飲み込んではなりませんぞ!お吐き出しください!
騎芋:蘭芋!今すぐにポイゾナを使用できる白魔道士を拉致って来るのだ!!
騎芋:急げ!若の命がかかっておる!!
騎芋はあたふたと慌て始めた。
蘭芋:騎芋のとっつあん必死だな。( ´,_ゝ`)プッ55 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:17:26 ID:???
獣様:・・・・・・・・・(´;ω;`)
獣様はボロボロと涙を流して泣き出した。
騎芋:のあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!?
騎芋:若がっ若がっ若がっ、若が泣いていらっしゃる!?
騎芋:なんたること!やはり毒入りであったか!?
騎芋:ええええいっ!こうしてはおれん!若の一大事ぞ!!芋衆よ出あえ!出あえ!
どこからともなくほら貝が鳴り響き、瞬く間に獣様の隠れ家の周囲をクロウラーの大群が埋め尽くした。
騎芋:これよりジュノ大公国へ向けて進軍を始める!!目的はポイゾナが使える白魔道士の捕獲ぞ!!
騎芋:途中、いかなる障害があろうとも必ず踏み越え、たとえ巨人の兵が立ち塞がろうとも突撃の足を止めるでないぞ!
騎芋:我らが主、若のため!芋衆よ、今こそ奮い立ち、決起せよ!
騎芋の士気を鼓舞する大演説に呼応して、クロウラーの大群は一斉に吼えた。
巣窟内では声が反射することもあって、あまりの鬨の大きさに、地面が揺れ、空気がビリビリと震えた。
騎芋:忠義に尽くす勇敢なる芋衆よ!我の後に続け!!
騎芋に率いられた何千もの芋衆はあっという間に巣窟を通り抜け、ロランベリー耕地を蹂躙しジュノへ迫った。
雪崩、あるいは大津波のように寄せてくるクロウラーの大群に、ジュノ軍も冒険者たちも為すすべはなかった。
クロウラーたちが去った後に残されたのは、破壊し尽くされた街並みと、茫然自失として倒れ込む人間たちの姿だけであった。
また、多くの白魔道士たちがクロウラーたちに連れ去られ、以後数日間、冒険者のPTは慢性的な白魔不足に悩まされたという。
後の歴史書では、この事件は『クロウラーのジュノ攻め』として記されることになるのだが、これはまた別の物語である。
毛玉:・・・・・・・すごい勢いで行っちゃいましたね・・・・・wwwwwwww
蘭芋:とっつあんも年甲斐もなく頑張るねえ。( ´,_ゝ`)プッ
糞猫:あれ?wwwwあんたは一緒に行かなくてもよかったわけ?wwwwww
蘭芋:若は毒を盛られて泣いてるわけじゃないからな。( ´_ゝ`)
蘭芋:それに、わざわざ白魔を探しに行かなくたって、あんたらがジョブチェンジすれば済むことだし。( ´_ゝ`)
糞猫:あはwwwwwwそう言われてみればwwwwwwww
赤魔子はポンッと手を打った。
毛玉:それがわかってて、なんで騎芋さんに言ってあげなかったの?wwwwww
蘭芋:とっつあんの慌てっぷりが面白かったからさwwwww( ´,_ゝ`) バカハオメデテーナ
糞猫:うはwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwww
毛玉:うはwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwww56 :ゆらめきの夏装〜第6幕:毛玉はつぶやく〜 :04/10/21 04:20:12 ID:???
獣様: つω;`) ウッウッ…
赤魔子は獣様を抱き寄せ、頭をなでて慰めた。
糞猫:獣様まだ泣いてるしwwwwいったいどうしたのよ?wwwww泣くほどパイがまずかった?wwwwww
獣様:違うでしゅ・・・・その反対でしゅよ・・・(´;ω;`)つ▽
毛玉:おいしすぎて泣いてるってこと?wwwwwww
獣様:・・・・・このパイ・・・・餡刻しゃんの味がしゅるでしゅ・・。・゚・(つω;▽と
糞猫:餡刻様の!?
糞猫は慌ててロランベリーパイを頬張った。
赤魔子はロランベリーパイを食べた。
毛玉は顔中の毛を必死にかき分けながら、ロランベリーパイをなんとか食べた。
糞猫:・・・ほんとだ・・・餡刻様が作るロランベリーパイと同じ味だわ・・・・・
赤魔子はビックリした!
毛玉:僕には同じ味かどうかわかんないけどwwww信じられないくらいおいしいですねwwwwwww
糞猫:・・・・このパイは乃燈っていう人が作ったんでしょ・・・?なのに、どうして餡刻様とまったく同じ味がするの・・・・?
獣様:味だけじゃないんでしゅ。他のところも同じなんでしゅよ。・゚・(つωと )・゚・。
糞猫:パイの大きさ、トッピングの仕方、紙でパイを一つ一つ包むやり方・・・・何から何まで一緒・・・・・・
赤魔子は何度もうなづいた。
毛玉:本当はあの人が作ったんじゃなく、餡刻さんが作ったやつをただ持ってきただけなんじゃない?wwwwww
糞猫:・・・そうねwwwwあんたの言う通りかもしれないわwwwwww
獣様:糞猫しゃん。(´・ω・lll)
糞猫:どうしたの獣様?wwwww顔色がちょっと悪いわよwwwwwwwww
獣様:糞猫しゃんの隣にいるカラフルな毛玉しゃんは誰でしゅか?ボク怖いでしゅよ。 m9´;ω;lll))))) ビクビク
獣様はかつて暗樽だったふっさり毛玉を指差した。
毛玉:il||li _| ̄|○ il||li
赤魔子はにやりとしている・・・。
糞猫はにやりとしている・・・。
蘭芋:強くイ`wwwwwwwwwwwwwwプッ(*´,_ゝ`)ミつ[強力脱毛剤] ..........il||li orz il||li..........57 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:29:01 ID:???
wwwwwwww 遡ることおよそ三週間前 in ジュノ −上層− wwwwwww
(あなたは事あるごとに認知されたがっていますが、本気でそれを願っていますか?)
餡刻:/echo いきなり変な質問だなwwwww
餡刻:/echo いつも俺のことを監視していたあんたならよく知ってるだろ?
餡刻:/echo 俺がこのヴァナの世界で今一番に願っていることは認知されることだ。
餡刻:/echo 他にもいろいろあるけど、こればっかりは自分の力じゃどうしようもないからなwwww
(もしその願いが叶ったなら、あなたはどうなると思います?)
餡刻:/echo うーん、そりゃ嬉しいに決まってるだろうな。嬉しすぎて踊っちまうかもしれないwww
(なぜです?)
餡刻:/echo なぜって言われてもなぁ・・・
餡刻:/echo 理由は多すぎて挙げきれないと思うぜwwwww
餡刻:/echo まー単純に考えれば、人と交流がしやすくなるからだよな。
餡刻:/echo 認知されれば、俺の声は相手に届くし、相手の目には俺の姿が映る。
餡刻:/echo 俺のPT募集シャウトを聞いて、PTに誘ってくれる人がいるかもしれない。
餡刻:/echo そうなれば、ずっと夢見てきた野良PTでのレベル上げとかが実現する。
餡刻:/echo バザーをして無視られることもなくなるし、NPCに認知されればミッションやクエだってできる。
餡刻:/echo 過去に、人助けしたくても認知されないがために悔し涙を飲んだことがたくさんあった。
餡刻:/echo せめて俺の声が伝われば、せめて相手の目に俺が映ってくれたなら・・・・・・
餡刻:/echo 何度となく自分の無力さに打ちのめされたし、二度とこんな悔しさは味わいたくないと思った。
餡刻:/echo 認知さえされれば、俺はより多くの人の役に立てる。手助けができる。
餡刻:/echo それに、内藤たちと一緒にいても、もどかしい思いをしなくてすむしなwwww
餡刻:/echo あいつらときたら、俺がせっかくいいアドバイスしても当然のようにスルーしやがるwww
餡刻:/echo 内藤が起こしたリンクだって、俺をPTに入れてくれれば対処できるかもしれない。
餡刻:/echo 今の俺をまともに認知できるのは獣様と赤魔子、それにZeidの兄貴だけだ。
餡刻:/echo その獣様たちだって、時には意識を集中しなきゃ俺がわからないことすらあるんだ。
餡刻:/echo それってさ、俺だけじゃなく獣様たちだってもどかしいと思うんだよ。
餡刻:/echo もしかすると、これが俺の認知されたがる一番の理由なのかもなwwww
餡刻:/echo あと他にもたくさん理由があったような気もするけど、今のところ思いつくのはこれだけかなwww
餡刻:/echo これであんたの質問に答えたことになるか?
(ええ。私の提案はおそらく、そんなあなたの気持ちを満たしてくれるものになるでしょう。)58 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:32:24 ID:???
餡刻:/echo さっきもそんなこと言ってたよな。
餡刻:/echo 「あなたが今言ったような内容に“似た”提案」をするとかなんとか。
餡刻:/echo 具体的にはどういうことなんだ?
(そのままの意味ですよ。あなたを認知可能な状態にしてあげるんです。)
(ただし・・・)
餡刻:/echo ・・・・ただし?やっぱ条件付きなのか?
(ただし、あなたは認知されることになりますが、餡刻では認知されません。)
餡刻:/echo 俺は認知されるのに、餡刻では認知されない?
餡刻:/echo 言ってる意味がよくわからんのだがwwwwわかりやすく説明ヨロwwwwww
(つまり、あなたのアカウントキャラを認知可能にはしますが、)
(“餡刻”というキャラだけは認知可能対象から除外するということです。)
餡刻:/echo ってことは、2ndや倉庫は認知されるってことか?
(そういうことです。)
餡刻:/echo でもよ、あんたの独断でそんな大っぴらなことしちゃって大丈夫なのか?
餡刻:/echo 俺のキャラが認知されるかどうかって、かなりこの鯖に影響を及ぼすんだろう?
(一部は正解ですが、一部は誤りです。)
(正確には、あなたの“餡刻”というキャラクターの認知が重要な問題なのです。)
餡刻:/echo なあ、それってさ矛盾してないか?
餡刻:/echo あんたの説明だと“餡刻”以外は重要じゃないってことになる。
餡刻:/echo そのくせ、今もなお2ndや倉庫が認知不可の対象になっているのはどういうことだ?
(ここから先は順を追って説明します。)59 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:34:33 ID:???
(あなたの“餡刻”というキャラクターの特殊性はこの鯖にとって非常に危険な要素です。)
(最悪の場合、Naitouサーバーにとどまらず他のサーバーにも波及し、FF11全体を危機に陥らせるでしょう。)
(実際に、あなたは数回に渡ってこの世界を破壊し、サーバーの消滅一歩手前まで追い込みました。)
(管理側があなたの行動に逐一目を光らせ、神経をとがらせるのは当然の結果です。)
(ヴァナディールをこれからも安全に存続させるためには、“餡刻”を始末するしかありません。)
(今までに何度となく管理側は“餡刻”の処分を計画し、実際に闇に葬り去ろうと試みました。)
(このことはご存知でしたか?)
餡刻:/echo いいや、まったく知らなかったよ。裏でそんなことがあったんだな。
(あなたが管理側の行動を恨み、怒るのは無理もありません。)
(けれど、わかってください。私たちはあなたの他にも多くのプレイヤーたちを預かっているのです。)
餡刻:/echo 恨みはしないさwwwwwただ驚いただけでwwwwwww
餡刻:/echo そっちの判断は正しいよ。俺だって管理の側ならそうするだろうしなwwwww
餡刻:/echo たった一人のプレイヤーを守るために、みんなを危険に晒すことはできないさ。
餡刻:/echo 管理側は何度もこのキャラを消そうとしたんだろ?なのに、どうして今も存在してるんだ?
(・・・・・・“餡刻”というキャラが、管理側の手を離れて独り歩きを始めたからです。)
(“餡刻”を処分しようとするたび、まるでそれを拒むかのようにシステムはエラーを起こしました。)
(エラーを繰り返すうちに、しまいには“餡刻”のデータそのものにたどり着けなくなりました。)
餡刻:/echo 独り歩きって・・・・・・なんだよそれ。“餡刻”には意思でもあるのか?
(非現実的ではありますが、そう考えざるを得ないでしょう。)
餡刻:/echo じゃあ、“餡刻”を消すにはどうすればいい?俺の手で消すしかないのか?
(おそらくそれも無理でしょう。“餡刻”は誰の手からも独立したのです。)
(もはや、FF11を作り出した管理側にも、“餡刻”を生み出したあなたにも、“餡刻”の生殺与奪権はありません。)
(“餡刻”・・・このままでは呼びにくいですね。仮に“彼”とでもしておきましょうか。)
(もしも“彼”が死を迎えるときが来るとしたら・・・そのときは・・・・・・)
(FF11がサービスを停止するときか、あるいは“彼”自身が死を望んだときでしょう。)
(たとえそのときがやって来たとしても、“彼”が本当に消滅したのかどうかを確かめるすべはどこにもありませんが。)60 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:37:18 ID:???
餡刻:/echo 勝手に歩き出した“餡刻”・・・そしてついに“彼”っていう呼び名までゲットか。
餡刻:/echo どうも“彼”って呼ぶのは、いたずらに不気味さを増すだけで好きになれないなwwwww
餡刻:/echo 管理側だって馬鹿の集まりじゃないんだ、何か対応策とか立てたんだろ?
(“彼”は危険です。)
(しかし、管理側の手を拒絶して自らの意思で歩き始めてしまいました。)
(すでに手の届かない場所まで行ってしまった“彼”を引き戻すことはもうできません。)
(では、どうすればよいのか?)
(消去に変わる代替手段は講じられないのか?)
(管理側は必死になって考えました。)
(なぜなら、自らの命運とともにヴァナディールの未来がかかっていましたから。)
(そして、“彼”の独り歩きからだいぶ日が経過して、ようやく起死回生の一手が考案されるに至りました。)
(それこそがあなたもご存知の“認知制御システム”なのです。)
餡刻:/echo 認知を制御することがこの世界にとって重要なのは前から知ってる。
餡刻:/echo けど、いまいちその理屈がわからないんだよなwwwww
餡刻:/echo “彼”の認知をいじくることが、どうして世界の維持に資することになるんだ?
(あなたはその理屈を我が身をもって体験し、すでにその答えを胸中に持っていると思いますよ。)
餡刻:/echo wwwwww頭脳労働に関しちゃ俺は門外漢だwwwwww糞樽なら答えられたかもなwwww
(例えば、あなたの目の前に、赤くてみずみずしいリンゴがあったとします。)
(あなたはそのリンゴの存在を認めますか?もし認めるとするならなぜ?)
餡刻:/echo そりゃ認めるしかないだろうwwwwだってそのリンゴを見ちゃったんだからwwwwww
(それなら、次のケースの場合はどうです?)
(あなたの目を隠し、耳をふさぎ、鼻の穴に栓を詰め、手足を縛り、全身の肌を甲冑で隠します。)
(そのままの状態であなたを隣の部屋に連れて行きます。)
(では、その部屋の中で何かしらの存在を認めてください。もし認めるとするならなぜ?)
(もちろん、部屋そのもの、空気、あなた自身、あなたが身に付けている甲冑などは除きます。)
餡刻:/echo 認めろって言われてもなwwwwそれは無茶な注文だwwwwww
餡刻:/echo 一切の情報認識器官を封じられちゃ存在を認めようがないwwww
(それはおかしい。あまりにもおかしい。)
(あなたの目の前には、等身大のリアルオーキッシュネカマーのぬいぐるみがあるんですよ?)
(それなのにその存在を認めないだなんてあまりにもおkくぁあうぇrftyふじこlp;@:)
(/sh ありえないtellがキマシタ━━━━━━━━━。・゚・(*゚∀゚*)・゚・。━━━━━━━━━!!!!!!!!!)
(てll・臼姫 すみませんすみません出来心だったんです許してくださいお願いします orz)
餡刻:/echo うはwwwwwwwwwwwwwwwおkkkkkwwwwwwwwwwwwwwww
餡刻:/echo あんたも怖いもの知らずなチャレンジャーだなwwwww無謀すぎだぞwwwwwww
(見ていて面白そうでしたからね。前々からいつかやってみたいと思ってたんですよ。)61 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:40:36 ID:???
(では、姿勢を正して本題に戻りましょう。)
(部屋の中には、あなたのすぐ目の前にぬいぐるみがありました。)
(にもかかわらず、あなたはその存在を否定しました。なぜですか?)
餡刻:/echo 説明するまでもないと思うんだけどなwwww
餡刻:/echo ぬいぐるみの存在を確かめる手段がなかったからさwwwww
餡刻:/echo もし手足の拘束がなければ、手探りでぬいぐるみを見つけることができたはず。
餡刻:/echo もし目の自由が許されていたなら、ぬいぐるみの姿を視覚で確認できたはず。
餡刻:/echo もし鼻が塞がれてなければ、ぬいぐるみが何らかの匂いを発してれば気づけたはず。
餡刻:/echo もし肌が露出していれば・・・そうだな、ぬいぐるみの毛むくじゃら感を感じられたはずだ。
臼姫>>餡刻:誰のぬいぐるみが毛むくじゃらですって?^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^#######
餡刻:/sh 俺にもありえないtellキタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━ッ!!!
餡刻>>臼姫:ほんとにごめんなさいごめんなさい臼姫様はお肌っゃっゃです lll〇| ̄|_
(私のような二番煎じとは違って、さすがに本場仕込みのリアクションは素晴らしいですね。)
餡刻:/echo (´・ω・`) ホンバッテナニヨ?62 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:41:57 ID:???
(今までのやり取りの中で、あなたの質問に対する答えは見つかりましたか?)
餡刻:/echo おうwwwwwばっちし見つかったさwwwwww正解の自信あるぜwwwwww
餡刻:/echo 物質的に存在があったとしても、それが認識されなきゃ無いのと同じなんだよな。
餡刻:/echo 仮に二つの石が存在したとしても、二つの石は互いを認識することはできない。
餡刻:/echo したがって、二つの石にとって相手はお互いに存在しないことになる。
餡刻:/echo 言い換えるなら、認識があってこそ存在があるんだよな。
餡刻:/echo 俺もヴァナの世界に足を踏み入れてみて、嫌になるほどそれを味わったよwwwww
餡刻:/echo どんなに必死になって話しかけても、耳を貸してもらえない。
餡刻:/echo どんなに相手の目の前に立っても、視線を合わせてもらえない。
餡刻:/echo 自分はたしかにここにいるはずなのに、相手は俺を認めてくれない。
餡刻:/echo 正直なとこ、ひょっとして俺って本当は存在しない人間で、
餡刻:/echo 俺が単に、自分を存在すると思い込んでるだけなんじゃないかって思ったこともあるwwww
餡刻:/echo よくさ、一人をみんなで徹底的にシカトしていじめる奴らがいるよな。
餡刻:/echo 俺から言わせてもらえば、ありゃクソがつくほど最低でえげつないやり方だぜ。
餡刻:/echo ああいう姑息な卑怯者たちにこそ認知不可を無料体験させてやれればいいんだけどな。
餡刻:/echo 体験サービスを終えたときには、きっと無視なんかできなくなってるぞwwww
(お見事、正解です。)
(あなたの言う通り、存在は認識、認知と密接な関係にあります。)
(管理側が“餡刻”対策として打ち出した打開案も、まさにその関係を利用したものでした。)
(“彼”の存在そのものを消せないのならば、いっそのこと事実的に存在を消し去ればいい。)
(「事実的に」とは・・・いうなれば、「社会的に」、「世界的に」とも置き換えられます。)
(他のプレイヤーたちの認知可能領域から“彼”だけを隔離し、外界から遮断する。)
(そうすることによって、他のプレイヤーたちからすれば“彼”は存在しないことになります。)
餡刻:/echo 理屈はよくわかったよwwww
餡刻:/echo だけど、まだ腑に落ちないことがある。
餡刻:/echo たしかに一般プレイヤーたちからは、俺はまるっきり認知されてない。
餡刻:/echo でもよ、内藤たちのことはどう説明するんだ?
餡刻:/echo あいつらは本気でそうなのか、それともわざとやっているのか知らないけど、
餡刻:/echo 俺を認知できることもあれば認知できないこともある。
餡刻:/echo Zeidの兄貴はNPCで、しかも俺の暗黒の師匠だから別格としてもだ、
餡刻:/echo 獣様や赤魔子なんてほとんどの確率で俺を認知してくれる。
餡刻:/echo “彼”を完全に隔離したっていうのなら、おかしくはないか?
(いいところに気がつきましたね。)
(管理側はシステム的に“彼”を完全に認知可能領域から閉め出すことに成功しました。)
(けれど、内藤をはじめとするあなたの仲間たちは、なぜか“彼”を認知できてしまう。)
(理由はいたってシンプル。)
(彼らはことごとく無意識のレベルでシステム超越を行っているからです。)
(いくらシステム的に隔離したところで、それを乗り越えられてしまったらどうしようもありません。)
餡刻:/echo うはwwwwwwwwwwwwwwwwおkkkkkwwwwwwwwwwwww63 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:43:39 ID:???
(それに、意思ある“彼”が、管理側の作戦を指をくわえてみすみす見逃すと思いますか?)
(答えはノーです。)
(“彼”は認知制御作戦が始まると同時に、徹底抗戦に出ました。)
(そして、今もなお“彼”は認知不可の包囲網をなんとかして打ち破り、こじ開けようと抗っています。)
(“彼”の抵抗によってシステムの壁に隙間が生じ、そこから“彼”のオーラのようなものが漏れ出し、)
(そのオーラを機敏に察知できる者が、ヴァナディールにはごく少数ですが存在するのです。)
(オーラを察知する者たちのことを、管理側は“共鳴者”と呼んでいます。)
(“共鳴者”の最たる例・・・・・それがあの二人です。)
餡刻:/echo 獣様と赤魔子が“共鳴者”だっていうのか・・・・・?
(はい。獣様、赤魔子の他にも、数名の“共鳴者”の存在が管理側によって現在確認されています。)
(あなたが気づいていないだけで、あなたの周りにも二人以外の“共鳴者”がいるんですよ。)
餡刻:/echo 獣様と赤魔子の他に?誰だ・・・?思いつかない・・・・・・・・
(また、“共鳴者”以外にも、個人の特殊な事情や能力により“彼”を認知できる者たちもいます。)
(Zeidがその典型例です。)
(NPCであっても“彼”を認知できないことには変わりありませんからね。)
(Zeidの場合、“彼”を取り巻く一連の現象を「業」と表現することで理解しているようです。)
餡刻:/echo 兄貴・・・・・
餡刻:/echo あんたは本当にすごい人だったんだな・・・・見直したぜwwwww
Zeid>>餡刻:なんだとっ!?
Zeid>>餡刻:『糞猫・Verena・Apururu・Kaede妹四重奏SummerDXBOX』が予約開始!?
Zeid>>餡刻:しかも生産量限定で先着50様のみの売り切れ御免だと!?バカもん!それを早く言え!!
Zeid>>餡刻:なにっ、すでに俺の分も予約しておいてくれたのか!さすがだな我が心の友よっ!!
Zeid>>餡刻:ん?
Zeid>>餡刻:なんだ、餡刻のtellのままになっていたのか。ミスだwwwwwwww
餡刻:/echo アニキ…オレノカンドウヲカエシテクレヨ…… |||orz
Zeid>>餡刻:ちょうどよい、餡刻よ。
Zeid>>餡刻:以前、お前に頼んだ『Corneliaたん、ガルカのお兄ちゃん大好きなの♪Ver』についてなのだが
餡刻>>Zeid:・bぃst あdd Zeid
(ひどく落ち込んでいるようですが、話を続けてもかまいませんか?)
餡刻:/echo すまないwwwwww続けてくれwwwwwww64 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:48:02 ID:???
(“彼”を隔離すること――)
(――それは同時に、“彼”から暴走する機会を取り上げることにもなります。)
(過去に二度起こった“彼”の暴走・・・それと連鎖したヴァナディールの破壊を思い出してみてください。)
(あのときに、事の発端となったものはなんでしたか?)
(一度目は獣様を救うため、二度目は臼姫を消し去るためでした。)
(どちらも共に、他者との関わり合いがトリガーとなって引き起こされたものです。)
(今まで採取してきたデータを分析してみたところ、)
(“彼”の力が猛威を振るうときは必ず、大なり小なり、あなたの感情に因を発しています。)
(数ある感情の中でも、ことに怒りや悲しみといった激しい性質のものほど、その傾向は顕著です。)
(であるなら、あなたの認知レベルを下げ、他者との接触を可能な限り排除し、)
(“彼”を完全に孤立化させてしまえば、ヴァナディールの崩壊は未然に防げるわけです。)
餡刻:/echo なるほどwwww認識制御の裏っ返しにはそんな効果もあったんだなwwwwww
(以上、長々と説明してきたように、管理側が隔離する対象は“彼”だけなのです。)
(それゆえ、あなたの他のアカウントキャラ、つまり2ndや倉庫は本来的にその対象から外れています。)
(しかし、2ndも倉庫も認知不可の状況にあるのはなぜか?あなたが疑問に思う点はここですね?)
餡刻:/echo ああwwwwさっきから考えてはいるけど、ちっとも見えてこないwwwwww
(標準的な判断能力を有する者であれば誰しもがこう考えます。)
(「危険因子である“彼”と同じアカウントにあるキャラにも、重大な危険が潜んでいる可能性が多分にある」、と。)
(けれど、それはあくまでも可能性の問題であり、必ずしも隔離しなければならない理由にはなりません。)
(管理側があなたの2ndなども隔離している理由を率直に言うと・・・・・)
(・・・実は「ただなんとなく」なんです。)
餡刻:/echo ただなんとなくって・・・wwwwwいい加減にもほどがあると思うぞwwwww
(あなたには申し訳ないですが、これはまぎれもなく事実なのです。)
(実際に、手元にある認知制御マニュアルを何度読み返してみても、)
(2ndや倉庫を必ず隔離しなければならない、とは一言も書いてありません。)
(しかし、管理作業を行う人間たち、要するに私たちはただなんとなく、)
(「“餡刻”は危ない。だったら、その2ndや倉庫も認知させないほうが無難」という判断のもとに、)
(過去から現在に至るまで、あなたのキャラたちを認知制御下に置き続けてきました。)
餡刻:/echo そんな理由で俺はいらない涙を流してきたわけですか・・・ ○............| ̄|_65 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:51:09 ID:???
(・・・そんなある日。)
(私は暇つぶしにマニュアルを読んでいたところ、ある衝動に駆られました。)
(「“餡刻”の2ndや倉庫たちを認知可能にしてしまったらどうなるんだろう?」)
(それは、いたずらな好きな腕白小僧がいつも持て余し気味に抱えている、無邪気な好奇心にも似たものでした。)
(今思えば、あれはパンドラの箱を開けろと甘くささやく悪魔の声だったのかもしれませんが。)
餡刻:/echo 悪魔のささやきとわかりつつも、あんたはその衝動に従うわけか?
(そうです。それに、私は認知可能にしても特に問題はないと確信しているんです。)
(現実的に、あなたは2ndなどでプレイしていて、“彼”のようなことは起こりましたか?)
餡刻:/echo そう言われてみればなかったような気がする。
餡刻:/echo てっきり認知されないのも“餡刻”の影響のせいだとばっかり思ってたからなwwww
(もうおわかりだとは思いますが、あなたの2ndや倉庫を認知可能にすることが私の提案です。)
(これに乗るも乗らないもあなたの自由。決して強制はしませんが、いかがです?)
餡刻:/echo 少し心配な気もする。
餡刻:/echo あんたの確信が見当違いだったりするかもしれないしなwwwww
餡刻:/echo けど、認知に飢えてる俺にはすげえ魅力的なんだよな。
餡刻:/echo せっかく暇人Bが差し出してくれたプレゼントなんだwwwwありがたく頂戴するよwwwwwww
(では、具体的な内容について説明しましょう。)
(まず認知するにあたって、あなたにはいくつかの約束事と条件を呑んでいただく必要があります。)
餡刻:/echo たぶん、そう来るんじゃないかと思ったよwwwwww話がうますぎるもんなwwwww
(当然です。こちらは自分のクビをかけてこのゲームに臨んでいるのですよ。)
(あなたにもそれなりのリスクを負ってもらわなければ、ゲームが成り立ちません。)
(とはいえ、そのリスクも、リスクと呼ぶにはごく些細なもので、さしてあなたのデメリットにはなりませんけどね。)66 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:54:32 ID:???
餡刻:/echo んで、俺は何を約束すればいいんだ?
(約束事1.私とのゲームを行っている間は、決して餡刻でヴァナディールにインしてはいけません。)
(約束事2.自分が餡刻であることを決して他人に知られてはいけません。)
餡刻:/echo 約束を守れなかったときはどうなるんだ?
(その場合には、即刻ゲームは終了し、認知は取り消します。)
(何かこの2点に関して、疑問や意見などはありますか?)
餡刻:/echo 1については特に無い。聞きたいことがあるのは2についてだ。
餡刻:/echo 2の前提に、ちゃんと臼姫や赤爺のことは考慮に入っているのか?
餡刻:/echo 臼姫にはジムっていうそっち側の手先がいるからなwwww
餡刻:/echo 臼姫の指示でジムに探りを入れられたら、すぐに俺だってバレるぞwwwww
(その点に関しては心配は無用です。)
(ジムは私の同僚であり、仲の良い友人でもありますからね。)
(私のほうからジムに話を通しておきます。)
(ああ見えて、ジムもかなりのいたずら好きですから、臼姫にはうまくごまかしてくれるでしょう。)
餡刻:/echo 赤爺については?
(その点もおそらく大丈夫です。)
(あの方は、“餡刻”について最も早い段階から関心を抱き、誰よりも深く興味をお持ちですからね。)
(たとえこのゲームについてお気づきになられても、目をつぶってくださるに違いありません。)
(/echo ・・・それに、あの方は一番あなたのことを気にかけていらっしゃるんですよ。)
餡刻:/echo わかった。その二つについては約束する。
餡刻:/echo 条件っていうのはこれとは別口なのか?
(条件というより、制約といったほうが適切かもしれませんね。)
(さきほど私は2ndと倉庫を認知可能にすると言いましたが、)
(このゲームで認知可能にできるのはそのうちの1キャラクターのみに限定させてもらいます。)
(あくまでも“ささやか”な夏のプレゼントですから、大盤振る舞いはできません。)
餡刻:/echo いいよwww1キャラだけで十分さwwww67 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:55:45 ID:???
(では、どのキャラクターを認知可能にしますか?)
餡刻:/echo んーと、そうだなぁwwwwwwwあっ! Σ (゚口゚
餡刻:/echo ちょっと待ってくれ、2ndや倉庫じゃまずいかもしんないぞwwwww
餡刻:/echo どのキャラも内藤たちの誰かしらと一度は会ってて、顔バレしてると思うんだよwwww
餡刻:/echo そうなると、約束事の2のほうに抵触するんじゃないのか?
(それは困りましたね・・・・・・)
餡刻:/echo じゃあさ、俺が新キャラを作って、それを認知してもらうってはどうだ?wwww
(あなたがそれでいいのであれば構いませんが、利用料金がさらに増えることになりますよ?)
餡刻:/echo ひと月100円だろwwwwwジュースを一本我慢すりゃいいだけの話さwwww
餡刻:/echo 俺の長年の夢がたった100円ぽっちで叶うんだwwwwww安い安いwwwwwww
餡刻:/echo ゲームの期限とかはあるのか?
(特にこれといった期限は設けないつもりです。)
(このゲームが終了するとしたら・・・――)
(1.あなたがゲームの約束事を守れなかった場合)
(2.あなたがゲームの終了を求めた場合)
(3.管理側によって強制的に終了させられる場合)
(――・・・以上の3つのケースが考えられます。)
餡刻:/echo そっかそっかwwwww
餡刻:/echo 最後に確認しておきたいんだけど、ゲームはいつから始まるんだ?
(あなたにも準備があるでしょうし、リアル時間の明後日午前9:00から、というのはどうです?)
餡刻:/echo オーケーwwwwwそれでいいよwwwww68 :ゆらめきの夏装〜休幕: “彼” 〜 :04/10/21 04:57:22 ID:???
餡刻:/echo うはwwwwwwww楽しみになってきたぜwwwwwwwwww
餡刻:/echo そうと決まればさっさと新キャラを作ったほうがいいなwwwww
餡刻:/echo 今のうちに1stのアイテムやギルを倉庫とかに移動させて、あとで新キャラに渡すのはありか?
(ルールに抵触しませんので構いません。)
(これは忠告ですが、ゲーム開始後はなるべく新キャラ以外の倉庫などでインしないほうがよろしいでしょう。)
(1stがインせずに倉庫などがしきりにインしていると、察しのいい臼姫たちに感づかれるおそれがあります。)
餡刻:/echo 了解wwwwww倉庫でインするときは内藤たちがいないのを確認してからにするよwwwwww
餡刻:/echo さてと、どんなキャラにしようかな。
餡刻:/echo この際だ、1stとぜんぜん違うキャラをやるのも面白いよなwwwww女キャラとかどうかなwwww
餡刻:/echo ・・・・いや、ネカマはやめとこwwwwwwwうちのLSでのネカマの扱いを見てるとどうm
餡刻:/sh 糞樽張りの痛恨のミスキタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!!!!!
臼姫>>餡刻:今日はやけに挑戦的じゃない^^^^餡刻のくせに^^^^^^^^^^^^卍卍卍卍
餡刻:/sh やっぱりキタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━ヽ゚∀)ノ━(ヽ ゚)━ヽ( )ノ━(T ノ)━ヽ(AT ノ━ヽ(TAT)ノ━━━━!!!!!!
餡刻>>臼姫: (´・ω・`) モキュン?
臼姫>>餡刻:あは^^^^^^^^^^^^^^^♪
臼姫>>餡刻:吹き飛びなさい^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^############
漆黒の闇に包まれていたジュノ上空がまばゆい光に切り裂かれます。
臼姫の天をも焦がすホーリーが発動!
→ホーリーは餡刻を認知できなかった。 マジデスカ….....lllorz..........
→誤射ホーリーは周辺の住民および冒険者に昇天のダメージ!
餡刻:/echo うはwwwwwwwwwww
餡刻:/echo 臼姫のホーリーでさえも認知できない俺って最強すぎwwwwwwwwww
餡刻:/echo wwwwwwwwwwwwwwwww
餡刻:/echo 修正してくれええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇwwwwwwwwwww。・゚・(ノД`)・゚・。
(wwwwwww無理wwwwwwwwwwサポ平社員wwwwwwwwwwww)69 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:08:09 ID:???
wwwwwwww in コンシュタット高地 wwwwwwww
オーディン風に叱咤されてゆっくりと回転する粉挽きの風車。
一面の緑の絨毯の上には空から落ちてきた綿雲たちが寝そべり、あちらこちらでウトウトしている。
時計を持たない彼らにとって、ぐずるように響く風車の歌声は、何物にも勝る最高の子守唄だ。
小さく可愛らしい色とりどりの花たちもまた、その歌に合わせて風を相手にワルツを踊っている。
バシュハウ沼を経由してこの地を訪れた者は、のどかで緑豊かなこの土地が、一年中ぐずついた気候に祟られ、凶暴な獣人やモンスターが棲息するバシュハウ沼の隣に位置するとは信じがたいに違いない。
バストゥークの北方、サンドリアの南方に広がり、ここで製粉された小麦は協約に従って両国に輸送されている。
冒険家グィンハム・アイアンハートは、この土地から両国相互の依存関係を見出し、交戦中にあっても交易をし続けた商人たちのたくましさに「乾杯!」と賛辞を贈り、生きていくためには食わねばならないのは種族を超えた共通のものであると面白そうに示唆している。
遠くのほうに羊たちののん気な鳴き声を聞きながら、乃燈は小高い丘に腰を下ろし、下方を眺めていた。
なぜ、バシュハウ沼を踏破してまで、ここへやって来たのかはわからない。
クロウラーの巣から表に出て陽光を浴びたとき、コンシュタット高地の風車の光景がさっと頭の中をよぎったのだ。
なにか熱に浮かされるようにふらふらと足が動き出し、我に返ったときにはすでに沼の中央部まで来ていた。
コンシュタット高地は風光明媚な土地である。
ただ、惜しむらくは変節漢のように天気が変わりやすいのが玉に瑕だ。
到着したときには美しい青が出迎えてくれたが、今は黒灰の厚い雲が勢力を伸ばし、いつ泣き出してもおかしくはなかった。
しかし、乃燈にとっては空の機嫌など瑣末なことに過ぎず、彼の心に憂慮の色を落とすには至らない。
ときおり、地面が激しく振動し、海鳴りのような羊の雄叫びと助けを求める悲痛な叫び声とが、どこかであがるのが聞こえる。
けれど、それらは乃燈を救援に向かわせるには力に欠け、むしろ周囲に生える草のざわめきのほうが雄弁であった。
どれだけの時間を丘の上で過ごしたことだろう。
立ち上がろうとしたときには、体が冷え始めていた。
曇天以上にすっきりしない頭を抱え、乃燈は特に目的地を定めるわけでもなく、頼りない足取りでとぼとぼ歩いた。
かろうじて身体を支えている二本の足は、どうやら元来たバシュハウ沼へ帰りたがっているようだ。
もう間もなく雨が降り出してくるに違いないのに、あえて沼へ向かおうとは我ながらとんだ酔狂だ、と乃燈は苦笑した。
何か口にするものはないかと荷袋を漁ろうとしたのと、頭上から危険を予告する声が発せられたのとはまさに同時であった。70 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:10:41 ID:???
Oscar:危ねえっ!!
乃燈:い゛っ!?
乃燈は危険を認識する前に弾かれるように横っ飛びし、勢い余って草の上を転がった。
ほんの一瞬遅れて、上空から黒い影が飛来し、乃燈が一瞬前までいた場所に突き立った。
影が着地すると地面が揺れ、影を中心にして土砂が盛大に飛び跳ね、草が宙に舞った。
近くに倒れていた乃燈はもろに土砂の飛沫を浴び、体に付着した土を払いながら起き上がった。
乃燈:うげぇ・・・口の中にまで土が入っちまった。いったいさっきのはなんだったんだ?
Oscar:このスカタン野郎!!いったいどこに目ん玉くっつけて歩いてやがる!!
Oscarは怒りをあらわにした。
乃燈:ごめんなさいごめんなさい許してくださいお願いしm・・・って、Oscarじゃないか。よう、元気か?
Oscarは乃燈の顔を尻尾でなぎ払った。
乃燈:ぶわっ!?
乃燈:いきなりなにすんだよ!痛いじゃないか、やめろって!
Oscar:うっせぇ!このうすらボケ!
Oscar:オレの名をフレンドリーに呼び捨てにしてくれるとはいい度胸してんな!
乃燈:/echo あ、そうだったwwwwwOscarにとっちゃ乃燈は面識のない人間なんだったwwwwww
Oscar:てめえ、間抜けなツラを下げて天下の往来を歩くたぁ、ずいぶん味な真似をしてくれるじゃねえか、おい。
乃燈:なぁ。ひょっとして、俺って因縁つけられてる?
Oscar:これがPTのお誘いとでも思ってんのか!?てめえの頭ん中、Leechでも入ってんじゃねえだろうな?
乃燈:たぶん、おふくろは脳みそ入りで俺を産んでくれたとは思うんだけどな。
Oscar:へっ、余裕かましてくれるじゃねえか。
Oscar:馬鹿でけえ剣を振り回せるからっていきがってんじゃねえぞ、クソ内藤!
乃燈:/echo 内藤?・・・・あぁ、“内藤”ってナイトの蔑称かwwwww
Oscar:てめえが周りに気ぃ払わねえでもたもた歩いてやがるから、うちの姐御が怪我なさったじゃねえか!!
乃燈:/echo このパターンって・・・・・前にもあった気が・・・・wwww
乃燈:/echo wwwwこいつら、まだ当たり屋まがいなことしてたのかwwwwww
Oscar:この落とし前はどうつけてくれんだ!?あぁん!?
乃燈:落とし前って言われてもなぁ・・・71 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:13:52 ID:???
乃燈はつい先ほどまで自分のいた場所のほうを振り向いた。
驚くべきことに、地表は見事なまでにめくれ上がり、半径10メートルにも及ぶクレーターができあがっていた。
深さもなかなかあるらしく、のぞき込んでみるとクレーターの中心部に冒険者らしきエルヴァーンの女が座り込んでいた。
やや眉をしかめ、しきりに右足首を痛そうにさすっている。
上から見下ろす乃燈と目が合うと、彼女は口を真一文字に結び、乃燈を鋭く睨みつけた。
横には、一振りのオニオンソードが主人を護るようにして突き刺さっている。
乃燈:/echo うっはぁ・・・・・・・・
乃燈:/echo 直撃もらわなくてよかったぜ・・・・こんなのまともに受けてたらひとたまりもなかったな・・・・wwwww
Oscar:おらっ、うちの姐御に指ついて謝りやがれ!
Oscar:てめえがジャンプの着地点に不注意に入ってきやがったせいで、姐御は足首をひねったんだ!
Oscar:足は竜騎士にとってまさに命!!
Oscar:ましてや、姐御の美脚は数千万ギルの値打ちがあるんだぞ!!
Oscar>>竜姐:ご主人様、いつもながら素晴らしい演技です!
Oscar>>竜姐:見てくださいよ。
Oscar>>竜姐:ご主人様の迫真の演技にころっと騙されて、ナイトのやつすっかり慌ててますよ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・ふるふる
竜姐は首を横に振った。
Oscar:・てll竜姐 えぇ゛っ!?ご主人様、着地のとき本当に足をひねっちゃったんですか!?
Oscar:・てll竜姐 え?この感じだとひねっただけじゃなく、どうやら骨までやっちゃったみたいって・・・・
Oscar:・てll竜姐 ええええええええ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙ぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!??
Oscar:・てll竜姐 嗚呼っ!?どうしようどうしよう!?いったいどうしたら!?
Oscar:・てll竜姐 毎日の食事すら事欠いてるのに治療費なんてとてもじゃないけど払えないよ!!
乃燈:おい、Oscar。お前のご主人、マジで足を怪我してるんだな?
Oscar:み・・・
乃燈:み?
Oscar:/sh ミスだごるぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!
Oscarはライトニングブレスを実行!
→乃燈にかなりシャレにならないダメージ!
乃燈:あがががががががががが・・・・おま・・・・なに・・・・・するか・・・・・・な・・・・
Oscar:うっせえ!黙ってやがれ!
Oscar:てめえなんかに心配される筋合いはねえんだよ!
Oscar:そもそもな、お前さえあそこにいなけりゃ、姐御はわざわざ着地点をずらす必要なんてなかったんだ!
Oscar:心優しい姐御に感謝するんだな!
Oscar:とっくに滑空体勢に入っていたのに、てめえが後からずかずか着地点に入ってきやがったせいで、
Oscar:姐御は空中で急遽、無理して体勢を変えなきゃならなかったんだ!
Oscar:そのお陰でてめえは生きてられるんだぞ!
乃燈:・・・・・・んなこと言ってもさ、俺が立ってたとこに思いっきりビンゴしてんのは気のせいか?
Oscar:/sh この恩知らず野郎!!
Oscarは乃燈の左腕に思いっきり噛みついた。
乃燈:いぎぃっ!?
乃燈:痛い痛い痛い痛い痛いマジで痛ええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇっ!!72 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:17:13 ID:???
Oscar:けっ。これくらいで悲鳴を上げるなんざたいしたことねえな。
Oscarは左腕から離れると、涙目になっている乃燈を見下した。
乃燈:くううぅぅぅ・・・痛ええぇ・・・・・うわ・・・歯型がびっちりついて血だらけになってるし・・・・
乃燈はケアルVを唱えた。
Oscar:ふん。てめえのせいでうちの姐御は怪我なさったんだ。それくらい自業自得だ。
乃燈:自業自得って・・・お前なぁ、そりゃ逆恨みってもんだろ。
乃燈のケアルVが発動!
→乃燈の左腕の噛み傷は完治しました。
Oscar:んだとぉ!?てめえ、逆恨みってぬかしやがったのか!?
Oscar:ざけんじゃねえ!!
Oscar:どこのクズとも知れねえてめえを慮って姐御が怪我したってのに、それをてめえは・・!
Oscar:それを・・・それを・・・・・・・・うっ・・・
Oscar:・・・うわあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁんんんご主人様あああああああああぁぁぁっ!!
Oscarは竜姐の胸の中に飛び込んで泣きじゃくった。
竜姐は子どもをあやすように優しくOscarを抱きとめ、頭をなでた。
乃燈:/echo ・・・な・・・・なんなんだ・・・?
乃燈:/echo 怒りまくってたと思ったら、いきなり泣き始めたぞ・・・・wwww
Oscar:ご主人様っ!足痛い!?痛いですよね!?
Oscar:くそっ!!なんでご主人様がこんな目に遭わなきゃならないんだよ!!
竜姐:・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:ぐすっ・・人を騙すような悪いことをしたから罰が当たったんだ、ですって・・・・?
Oscar:そんなことないよっ!
Oscar:ご主人様はちっとも悪くなんかない!罰が当たるならこの僕に当たればいいんだ!!
Oscar:なのになのに、ご主人様が怪我をするなんてうわああああああああああああああああああぁぁぁぁんん!!
乃燈:/echo Oscarって竜姐のことになると、ここまで主人思いなやつになるんだな・・・
乃燈:/echo 竜姐や隆起が、自分の子竜を溺愛するのもわかる気がする。
乃燈はクレーターの淵から飛び降り、竜姐のそばに歩み寄った。73 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:19:43 ID:???
竜姐は乃燈をじっと見つめると、Oscarを両手に抱いたまま頭を下げた。
竜姐:・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:・・ううぅ・・・・ひっく・・・・
Oscar:・・・・ご主人様が・・・・あなたを騙すようなことをしてしまってすみませんでした、って言ってる・・・・
Oscar:・・・ご主人様はちっとも悪くないのに・・・・
Oscar:僕が・・・僕がもっとしっかりしてればご主人様にこんな苦労をかけなくてすむのに・・・・・
Oscar:・・・ううぅっ・・ご主人様ごめんなさい!!
Oscar:こんな不甲斐ないやつがあなたの子竜で本当にごめんなさい!!
竜姐:・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
竜姐はOscarの背中をなでながら、語り聞かせるように耳元でささやいた。
Oscar:ふぇ・・ひっく・・・
Oscar:・・・・ご主人様は・・・優しすぎるよ・・・だから僕は・・・うわああああああああああああああぁぁぁんん!!
竜姐は「あらあら、困った子ね」の様子を示した。
乃燈:/echo この二人・・・・主従関係っていうより、むしろ親子や姉弟の関係に近いんだな。
乃燈:/echo ・・・いいな、こういうの。あったかくてさ。俺も今度、子竜を育ててみようかな。
乃燈:失礼するよ。
乃燈は竜姐の隣にしゃがみ、ケアルWを唱えた。
竜姐:・・・・・・・・・・
乃燈のケアルWが発動!
→竜姐の右足首の捻挫および骨に入ったヒビが完治しました。
乃燈:よっと。これでもういいはずだよ。ちょっと立ってみ。
竜姐はOscarを抱きかかえたまま立ち上がった。右足首にはもう傷みはないようだ。
竜姐は深くおじぎをした。
乃燈:礼なんかいいよ。俺たちは冒険者同士なんだ、困ったときはお互い様さ。
竜姐は首を横に振った。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:あなたのような方を騙す真似をして本当に心苦しく思っています。許してください、ってご主人様は言ってる。
Oscarは竜姐の手からするりと抜け出し、乃燈の目の高さでホバリングした。74 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:24:05 ID:???
Oscar:・・・ナイトのお兄さん・・・・・
Oscar:ご主人様は何も悪くないんだ・・・・悪いのは全部僕なんだよ・・・・
Oscar:・・僕ら、お金がぜんぜんなくて、それでぜんぜん食べてくなくて・・・・
Oscar:てっとり早くお金を得るためにこんなことをしようって僕がご主人様をけしかけたんだ・・・・
Oscar:だから、責めるならご主人様じゃなくて、僕を殴ってくれ。
Oscar:あなたを騙そうとしたのも、ブレスしたのも噛みついたのも悪いのはすべてこの僕だ!
Oscar:殴り殺されたって文句は言わない!
Oscar:だからっ、ご主人様だけは責めないでくれよ!お願いだよ!
竜姐:!!
竜姐はあわててOscarを抱きかかえ、Oscarをかばうようにして乃燈と対峙し、そっと目を閉じた。
Oscar:ご主人様っ放してください!!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!
竜姐はOscarが飛び出さないように強く抱きしめた。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!
Oscar:なんでご主人様が僕のせいで殴られなきゃいけないんです!?放して!!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!
Oscar:ご主人様放してっ!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!!
Oscar:僕が!僕が悪いんだからっ!!だから放してっ!!
乃燈:・・・・・・・・・
乃燈:・・・水を差すようで悪いけど、そんなに殴られ役を競い合ってもしょうがないんじゃないか?
竜姐:?
Oscar:?
乃燈:あのなぁ、少しは殴るほうの役にされてる俺の身にもなって考えてくれよな。
乃燈は苦笑した。
乃燈:かたやエルヴァーンの麗人、かたやその忠実なしもべであるちびっこい子竜。
乃燈:小心者な俺としては、どっちを殴っても罪悪感にさいなまれて不眠症にでもなっちまいそうだ。
乃燈:それとな。
乃燈:許すも何も、俺は最初っからあんたらに騙されちゃいないよ。だから気にしないでくれ。75 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:26:33 ID:???
Oscar:でもっ・・・!
乃燈:Oscar、お前さっき言ったよな?殴り殺されたって文句は言わないって。
乃燈:お節介だとは思うが、殺す、殺されるだのは、そうむやみに口にしていい言葉じゃないんだぜ。
乃燈:殴り殺されても文句は言わないっていったってな、死んだあと、どうやって俺に文句を言うつもりなんだ?
乃燈:それこそ、枕元にでも立たれて延々と恨みつらみを語られたら、俺のほうがたまんないだろうが。
Oscarは呆気にとられてぽかんとしている。
乃燈は、竜姐とOscarににっこり微笑んだ。
乃燈:だからさ、くだらない過去のことなんて水に流さないか?そうしてくれると俺も助かるんだけどな。
竜姐:・・・・・・・・・・・にこり
竜姐は乃燈に微笑み返した。
乃燈はドキッとした!
乃燈:/echo うっ・・・・竜姐ってただでさえ美人だから、こうやって微笑まれちゃうと焦っちゃうなwwwww
竜姐:・・・・・・・・・・・
竜姐はOscarを腕から解き放ち、もう一度乃燈に深くおじぎをした。
乃燈:おいおい、ちゃんと俺の話を聞いてくれてたか?そういうことされると俺のほうが困るん・・・・・!?
竜姐:・・・・・・・・・――――――
竜姐は不意によろけると、そのまま地面に倒れ込んでしまった。
Oscar:ご主人様っ!?
乃燈:おいっ!竜姐!?大丈夫か!?
Oscar:ねえご主人様どうしたんです!?ご主人様っ!?
乃燈:俺の声が聞こえるか!?おい!聞こえてたら返事してくれ!
Oscar:ねえご主人様っ!お願いだから目を開けてくださいよ!
乃燈:こいつはやばいな・・・・どっかで休ませないと・・・!
Oscar:ご主人様ああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁっ!!
Oscarの悲痛な声につられてしまったのだろうか。
雲の奥に多量の涙を潜ませていた空は、ようやくそのうちの一粒を竜姐の頬に落とすのだった。76 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:30:27 ID:???
wwwwwwww 竜姐が倒れてから30分後 in コンシュタット高地 −風車小屋− wwwwwwww
乃燈:・・・本降りになっちまったか。
乃燈:この様子じゃ、当分の間は雨宿りしてないとダメみたいだな・・・・・
入り口から外を眺めていた乃燈は、誰に言うでもなしにつぶやくと、小屋の中へ戻った。
小屋の中は薄暗く、風車が回す大きな歯車たちが、軋んだ音を立てながら規則正しいリズムで動いている。
幸いなことに、竜姐が倒れた場所からそう遠くないところにこの風車小屋があった。
相当の年季が刻まれた小屋の扉には錠は下りておらず、乃燈たちは中に潜り込むことができた。
小屋の持ち主の性格によるものか、中は綺麗に整頓されており、実際の空間容量に比べて広く感じられた。
片隅にはよく乾燥したワラが積み上げられていて、乃燈は意識の戻らない竜姐をそこに寝かしつけた。
Oscarは主人の急な卒倒にひどく動揺したものの、この小屋に来てからは竜姐のそばから片時も離れず、少しでも竜姐が寝やすいようにと、ワラを増やしたり減らしたりして、甲斐甲斐しく看病をしている。
火を起こしながら二人の様子を見つめる乃燈は、心が温かくなるのを覚える反面、一抹の寂しさも同時に感じていた。
自己の矛盾した感情に首をかしげつつも、竜姐が一刻でも早く意識を取り戻しますようにと乃燈は祈った。
乃燈:竜姐の様子はどうだ?呼吸や脈は安定してるか?
Oscar:うん、大丈夫。今のとこは心配ないみたい。
乃燈:倒れるのも無理ないよな。
乃燈:一週間近くまともな食事をしてなかったんだろ?
Oscar:・・・・・・たった一本の山串がまともって言えるならね。
Oscar:六日前の狩りのときに分けてもらった山串がご主人様の最後の食事だったから。
Oscar:そのあとは水でお腹をふくらませたり、ときどき手に入る食材をそのまま食べてしのぎを削ったりで・・・・・77 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:32:14 ID:???
乃燈:そんな食生活で、二人ともよく今まで体がもったもんだな。
Oscar:・・・僕なんかはまだいいほうだよ。
Oscar:竜だから虫なんかも食べることはできるし、ご主人様ほど食事の量も必要としないし。
Oscar:・・・・・・・それに・・・
Oscarはしばらく口をつぐみ、また泣き出しそうな表情を浮かべた。
Oscar:・・・・ご主人様は優しすぎるんだ・・・・・
Oscar:・・・・・いつも自分のことよりも僕のことばっかり気にかけて・・・・
Oscar:僕よりもずっとずっとお腹が減ってるはずなのに、手に入れた食べ物は必ず僕のほうを多めに分けてくれる・・・・
(竜姐:あなたはこれから成長を迎える大切な時期なのよ。だからたくさん食べて大きく、強くなってね。)
Oscar:僕は何度も言ったんだ。
Oscar:これじゃご主人様の体がもたないから、ご主人様の食事を多くしてほしいって。
Oscar:でも、ご主人様はそういうときは決まって微笑んで、僕を抱き寄せてこう諭すんだ。
(竜姐:あなたは私が卵から孵した大切な子ども。)
(竜姐:どこの世界に、愛しい我が子を満たす前に自分を満たすような愚かな親がいますか。)
Oscar:ご主人様は何もわかっちゃいない・・・・・
Oscar:どれだけ自分が僕にとって大切な人なのか・・・・少しもわかっちゃいないんだ・・・・・
Oscar:僕はご主人様のために死ねるんだったら、喜んで命を差し出すよ。
Oscar:絶対に後悔なんてしない。
Oscar:だけど、僕のためにご主人様が死んでしまうようなことがあったら・・・・
Oscar:僕は絶対に僕を許すことはできない。僕は自分を呪って、必ず殺してみせる。
乃燈:・・・Oscar。
Oscar:ごめん。また殺すとか言っちゃったね。
Oscarはまるでサイレスがかかったかのように黙り込んだ。78 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:37:03 ID:???
乃燈:なぁ、お前たちは凄腕の竜騎士のコンビだろ?
乃燈:ジュノの冒険者の間じゃ、ちょっとした噂になってるくらいだ。
乃燈:二人ならモンスターを倒して戦利品を売って稼ぐこともできるだろうし、依頼をこなして報酬を得ることもできるだろう。
乃燈:なのに、どうしていつもその日の食事に困ってるんだ?
Oscarは、はぜる炎をじっと見つめていたが、彼の黒い瞳はもっと遠くのものを見ているようだった。
Oscar:ご主人様と僕は、とことん金運ってやつに嫌われちゃってるみたいなんだ。
Oscar:僕たちがやること為すこと、いざお金にからむとなると途端に運が落ちる・・・・
Oscar:・・・・・ううん、無くなっちゃうんだ。
乃燈:運が空っぽになるのか・・・?
Oscar:そう、すっからかんさ。
Oscar:例えば、NMを倒してレアアイテムを獲得するとするでしょ?
Oscar:するとね、自分たちでも笑っちゃう話なんだけど、いつの間にか手に入れたはずのレアアイテムがなくなってるんだ。
乃燈:そんな馬鹿なことがあるのか?
Oscar:僕だってそう思うよ。
Oscar:けど、こんなこと一度や二度なんかじゃないんだよね。
Oscar:どんなにご主人様と僕とで注意してみたって、まったく効果がないんだ。
Oscar:ほとんど必ずと言ってもいいほど無くなる。
Oscar:クエやミッションを成功させて報酬としてもらったアイテムやお金だってそう。
Oscar:手に入れたそばから、まるで煙をかき消すようにたちどころに消えているんだ。
Oscar:なんの慰めかは知らないけど、次のクエとかに必要なものだけは残ってくれるのが唯一の救いさ・・・・
乃燈:・・・・・・・・・・・・
Oscar:こんなことが何度も続いているうちにね、僕たちはクエやミッションに何も期待しないようにすることにしたんだ。
Oscar:お金やアイテムのためなんかじゃなく、純粋に人の役に立つためだけに依頼を受けてる。
Oscar:・・・・戦利品や報酬には期待できない。
Oscar:なら、釣りや合成、栽培はどうかなって思ってやってた時期もあるんだ・・・・・・
Oscarは一度区切ると、次につむぎ出す言葉が鉛のように重いのか、なかなか続きを話そうとはしなかった。79 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:39:00 ID:???
乃燈:それもダメだったのか・・・?
Oscarは大きくため息をこぼし、お手上げの様子を示した。
Oscar:・・・さっぱりさ。
Oscar:釣りはしたところで魚はおろかゴミさえも釣れなくて、釣れるのはいつもモンスターばっかり。
Oscar:栽培をしてみても一向に芽は出てこないし、合成はまず成功することがない。
Oscar:たまに成功することがあっても、とてもじゃないけど大金に化けてくれるようなものからは程遠い。
Oscar:せめて調理くらいは高確率で上手くいってくれれば、自給自足の生活に入れるんだけどね。
Oscar:レアもダメ。
Oscar:クエ、ミッション関連もダメ。
Oscar:釣り、合成、栽培もすべからくダメ。
Oscar:・・・・・こうきたら、あとは通常ドロップくらいしか望みはないよね?
乃燈:ああ、それくらいしか収入の道はないだろうな。
Oscar:運命っていうのかな・・・・
Oscar:・・・・人に課せられた目に見えないシナリオって実によくできてると思うよ。
Oscar:僕たちのシナリオを書いてる台本屋は、徹底的な悲劇が好きみたいなんだ。
Oscar:通常ドロップの確率もね、何かの冗談としか思えないほど極端に低いんだ。
Oscar:100回戦闘して、ようやく1個ドロップしてもらえれば御の字ってくらいで・・・・・・笑えるでしょ?
乃燈:・・・・・・・・・・・・・・
Oscar:きっと、運の女神がご主人様の美しさに嫉妬して、僕たちを困らそうと意地悪をしているのか、
Oscar:あるいは、僕たちをつけ狙う死神がよほどのサドで、じわじわとなぶり殺すが趣味なのか、そのどっちかなんだと思うよ。
Oscar:僕たちみたいな生活をしていれば、その日の糊口をしのぐのだって精一杯なのが不思議じゃないでしょ?
Oscar:貯金なんて夢のまた夢さ・・・
Oscar:ご主人様と一緒にチョコボになることすら僕にとっては豪華な夢なんだ。80 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:40:22 ID:???
Oscar:・・・弱っちゃったな。
Oscar:こんな愚痴を聞いてもらえるのって滅多にないから、つい面白くもないことまでしゃべっちゃうや。
乃燈:俺のことは気にしないでいい。
乃燈:Oscarの気持ちが楽になるなら、いつまでだって相手になるよ。
Oscar:・・・・・ありがとう。
Oscarはにっこり微笑んだ。
Oscar:本当なら、ご主人様はもっと上級の装備を身に纏ってたっておかしくないんだ。
Oscar:なのに、どんなに頑張っても、
Oscar:タダ同然で手に入れたAFとオニオンソードのままなんかじゃ、ご主人様があんまりだ。
Oscar:そのAFだって、今までに何度となく売りに出して生活費にあてようとしたことか、数えてたらキリがないくらいで・・・
Oscar:僕は知ってるんだ・・・・
Oscar:ご主人様の実力を妬む卑怯なやつらが、ご主人様の陰でそのことをネタに嘲ってるのを。
Oscarは怒りをあらわにし、鋭い牙をむき出しにした。
Oscar:そういうのを見ると、僕ははらわたが煮え繰り返って、やつらの喉笛を噛み千切ってやりたくなる。
Oscar:ご主人様の足元にも遠く及ばないカスが、僕のご主人様をどうこう言える資格なんて絶対にない。
Oscar:この爪で、この牙で、やつらを血祭りに上げることができたらどんなに気持ちいいか。
Oscar:ご主人様に気づかれないように平静を装うのが大変でしょうがないよ。
乃燈:竜姐はそのことを知ってるのか?
Oscar:うん・・・・・ご主人様だってとっくに気がついてると思う。
Oscar:悪口を言われてる本人なんだもの。
Oscar:それでもご主人様は僕の前じゃ毅然としてて、何事もなかったように気丈に振舞ってる。
Oscar:僕はそんなご主人様を尊敬しているし、誇りに思ってる。
Oscar:誰よりも強くて優しいご主人様は僕の命だ。
Oscar:・・・・だけど。
乃燈:だけど・・?
Oscar:・・・・・・・・・ご主人様もやっぱり人の子なんだよ・・・・
Oscar:綺麗な装飾品や服を人が身につけてたり、店頭に並んでるのを見たら着飾ってみたいと思うだろうし、
Oscar:なにより、戦いに身を投じる冒険者として、よりハイランクの装備で身を固めたほうが安心なはずなんだ。
Oscar:ご主人様がそういうのを見て小さくため息をついているのを見ると、僕はすごい切なくてやり切れなくなる。
Oscar:・・・もちろん、僕の前じゃそんな姿は見せないよ。
Oscar:僕と別行動をしてるときにだけ見せる、ご主人様の秘密の顔なんだ・・・・・・81 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:43:42 ID:???
しばらくの間、乃燈とOscarはまるでサイレスがかかったかのように黙り込んだ。
乃燈はOscarの話を聞いている間ずっと指先で遊んでいた一本のワラを焚き火の中へ投げ入れた。
休むことなく働き続ける歯車・・・・
暗い影を落としながら盛んに踊る炎・・・・
軽快に、ときに激しくアクセントをつけながら地面を叩く雨・・・・・・・
小屋に存在するありとあらゆる音たちは、二人を取り囲む沈黙をさらに深めていた。
乃燈:・・・・・・・・・・似てる・・・・
Oscar:・・・何か言った?
乃燈:・・・いや、なんでもない。ただの独り言だ。
乃燈:/echo 俺と竜姐は似てる・・・
乃燈:/echo 俺は“餡刻”にまつわる特殊な力を持ったがために、認知という代償を支払い続けている。
乃燈:/echo 竜姐はOscarという特別な子竜を相棒としたがために、一切の収入を絶たれている。
乃燈:/echo ・・・竜姐の場合、必ずしもそうとは言い切れないが、おそらく俺と同じだ。
乃燈:/echo 俺たちは他人にはない特異な恩恵を得たために、それに見合う分だけの犠牲を払うことになった。
乃燈:/echo ・・・・・・・・・けど、俺と竜姐には決定的な違いがある・・・・・・
乃燈:/echo 竜姐は犠牲を懐に受け入れ、手にした恩恵を何物にも換えがたい宝として大切に守り育んでいる。
乃燈:/echo 一方の俺は、犠牲として失ったものに執拗に執着し、与えられた恩恵を憎み、忌み嫌っている。
乃燈:/echo 俺と竜姐は同じ異端者同士ではあるけど、そのスタンスはまるで逆だ。
乃燈:/echo 親しみと親近感を抱いてるに、どこか寂しさと妬ましさも覚えてしまうのはこのせいなのか・・・?
乃燈とOscarは身じろぎもせずに、食い入るように火を見つめ続けた。
竜姐の寝ているほうでわずかに動く気配がし、Oscarはすぐに翼を広げて竜姐の傍らへ飛んだ。
先ほどと変わらず、ワラの山に横たわる竜姐は静かに寝息をたてながら眠りに浸っている。
Oscarは安堵の息を漏らすと、もう一度竜姐の寝床を整え直し、その脇で自分も丸くなった。
また長い沈黙が訪れた。82 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:45:47 ID:???
乃燈:・・・お前って意外とおっちょこちょいなやつだったんだな。
Oscar:なに?藪から棒に。
乃燈:竜姐が怪我をしたあのとき、お前がヒールブレスをすればそれで済む話だったんじゃないのか?
Oscar:・・・・・・・・・
乃燈:お前ときたらすっかり気が動転しちゃってて、自分が回復できるのを忘れちゃってただろ?
Oscar:違うよ。
Oscarは首を横に振った。
Oscar:僕が慌て者だからヒールブレスをし忘れてたわけじゃない。
乃燈:じゃあなんで?
Oscar:ヒールブレスを“し忘れた”んじゃなく、“できなかった”んだよ。
乃燈:できなかった?子竜なのにか?
Oscarは自嘲するようにかすかに笑った。
Oscar:うん、そうだよ。
Oscar:どんなにご主人様を治してあげたくても、僕にはできなかったんだ。
乃燈:竜姐のサポがヒールブレスに不向きなジョブだったからか?
乃燈:俺は竜騎士じゃないから詳しくは知らないけど、前に知り合いの竜騎士に教えてもらったことがある。
乃燈:お前たち子竜は、主の竜騎士のサポジョブに応じてブレスを吐き分けたり、行動パターンを変えるんだよな?
乃燈:たしか、戦士、モンク、シーフ、獣使い、狩人、それと侍あたりだとダメなんだっけ?
Oscarは首を横に振った。
Oscar:それは戦闘中の話。
Oscar:戦闘中じゃなければ、竜騎士のサポは僕たちの行動にはなんの関係もないよ。
乃燈:ん?
乃燈:ということは、お前はヒールブレスできたってことになるよな?
Oscar:まともな子竜だったらね。
乃燈:なんだよ、その言い方。
乃燈:それじゃあまるで、お前がまともじゃないみたいじゃないか。
Oscar:そう、僕はまともな子竜なんかじゃない。
Oscarは乃燈ににっこり微笑んだ。83 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:47:29 ID:???
Oscar:欠陥品なんだ。84 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:49:55 ID:???
乃燈:・・・・・欠陥品って・・・・どうしてお前が・・・・?
乃燈:あんなに主人思いで、攻撃だって強力なお前がどうして欠陥品なんかになるんだよ?
Oscar:ただでさえ戦闘中に死にやすく、PTのお荷物だって言われてる子竜がヒールブレスを吐けないとしたらどう思う?
乃燈:どうって・・・・・まさかお前・・・?
Oscarは苦笑した。
Oscar:僕に気を使ってくれなくてもいいよ。
Oscar:竜騎士を含めて誰もが思う当然のことなんだからさ。
Oscar:お荷物扱いされてる子竜でもね、ヒールブレスを吐けると吐けないとじゃ雲泥の差なんだ。
Oscar:子竜のヒールブレスなんて糞の役にも立たないって馬鹿にしてる連中だって、
Oscar:いざ回復の必要性に迫られれば、手の平を返したようにガラッと宗旨替えするくらいさ。
Oscar:そりゃあもう、SSに撮って乃燈さんに見せてあげたいくらいの変わりっぷりだよ。
Oscar:「ヒールブレスできない子竜なんて生きてるだけ無駄。空気と資源の無駄使いだからとっとと死ね」ってね。
乃燈:そんなふざけたことを言うやつがいるのか!?
乃燈は怒りをあらわにした。
Oscar:掃いて捨てるほどね。それでも、口に出して言うやつはあまりいないけど。
Oscar:その代わり、顔や態度でご丁寧に報告してくれる冒険者たちならごまんといる。目が腐るほど見てきたよ。
乃燈:・・・・・・・・・・・・
Oscar:別に僕はどう罵倒されようが構わないし、気にもならない。
Oscar:そういうやつらはこっちから願い下げだからさ。
Oscar:だけどね、そんな僕でも、さすがに今日みたいなことがあると落ち込むんだよね・・・・
Oscar:目の前でご主人様が怪我で苦しんでるっていうのに、子竜の僕がなんにもできないなんて馬鹿もいいとこだ。
Oscarは心の底からうんざりした。
Oscar:僕はご主人様の子竜として仕えるにふさわしくないんじゃないか?
Oscar:生きるに値しない子竜なんじゃないか?
Oscar:いっそのこと死んでしまったほうがご主人様のためになるんじゃないか?
Oscar:何度となく僕はそう自分に問いかけてきた。
Oscar:そのたびに、ご主人様に見透かされて、怒られちゃったけどね・・・・85 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:52:11 ID:???
乃燈:/sh 当たり前だ!!
Oscar:乃燈さん・・・?
乃燈:竜姐じゃなくても怒るに決まってる!
乃燈:死んでしまえばいいなんて悲しいこと言うなよ!!
乃燈:生きてりゃ誰にだって欠点や不得手の一つや二つは出てくるさ!
乃燈:それを理由に死ぬなんてどうかしてる!
乃燈:Oscar!俺の前でそんなことを言ってみろ!そんときは思いっきり殴ってやるぞ!!
Oscar:・・・・・あなたって人はほんとに変な人なんだね。
Oscarはくすくす笑った。
Oscar:今日会ったばっかりの、しかも自分に噛みついた子竜ごときのために普通はそこまで怒ってくれないよ。
乃燈:見ず知らずだろうが子竜だろうがそんなもん関係あるか!
乃燈:俺の見てるとこで死のうなんて馬鹿なこと考えてるやつがいたら、殴り倒してでも止めてやる!
Oscar:ずいぶん荒っぽい止め方もあったもんだね。逆効果な気もするけど。
乃燈:うっさい!
乃燈:お前もお前だ!ヒールブレスが上手く吐けないくらいで弱気になるな!
乃燈:苦手なら練習しろ!!
乃燈:お前も子竜なんだ、死ぬ気で練習すれば絶対に吐けるようになる!!
Oscar:・・・・乃燈さん、謎かけしてみてもいい?
乃燈:誤魔化そうたってそうはいかないぞ。
乃燈:今度知り合いの竜騎士の子竜にさ、お前のヒールブレスの特訓を頼んでやるよ。
Oscar:せっかくだけど特訓は遠慮しておくよ。
乃燈:どうして!?
乃燈:やれば絶対にできるようになるって!やる前から諦めんなよ!
Oscar:武器は人を癒すことができるかな?
乃燈:だから、誤魔化すなって!
Oscar:誤魔化してなんかいないよ。僕は真剣なんだ。乃燈さん、僕の質問に答えてよ。
乃燈は、自分をまっすぐに見つめるOscarの視線にたじろいだ。
乃燈:えっと・・・武器に人を癒すことはできるか、だったっけ?
Oscar:そう。この謎かけの答えが、僕がヒールブレスを吐けない理由につながるんだ。
乃燈は神妙な面持ちで考え込んだ。
乃燈:・・・・・・・武器には無理だろうな。
乃燈:人を傷つけたり、守ったりすることはできても、人の傷を癒すことはできないんじゃないかな。
Oscar:だよね。僕もそう思う。
乃燈:こんな質問のどこがお前のヒールブレスと関係があるんだ?
Oscar:僕はね、ご主人様の子竜であるとともに、“武器”でもあるんだよ。
Oscar:決して比喩なんかじゃなく、僕はご主人様だけが手にすることのできる、正真正銘の“武器”なんだ。86 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:54:47 ID:???
乃燈:/echo そういえば樽ナから聞いたことがある・・・
乃燈:/echo Oscarは槍に変身できるって・・・・
乃燈:/echo その名も・・・・『神の槍』・・・・・
乃燈:/echo ・・・伝説にまでなった槍だとか・・・・・・
乃燈:/echo はるか昔に存在したと言われる伝説の武器にどうしてOscarが変身できるのか、その理由は不明だ。
乃燈:/echo それでも伝説の名に見合うだけの威力があるんだろう。
乃燈:/echo ただのオニオンソードでクレーターを作っちまった竜姐が手にしたらどうなるんだろうな。
Oscar:僕には他の子竜たちにはない特別な力がある。
Oscar:万物を貫くことができる無双の槍へと姿を変えるミューテーション能力・・・それが僕の力。
Oscar:乃燈さんは言ったよね?
Oscar:武器には人の傷を癒すことはできないって。
Oscar:まったくその通りなんだ。
Oscar:いくら努力したところで、人を傷つけるために生まれた武器には癒すことなんてできない。
Oscar:僕は純粋な“武器”だ。
Oscar:だから、もともとヒールブレスやキュア系ブレスの能力は欠落してるんだよ。
Oscarは力なく笑い、ほとほと困りきったような表情を乃燈に向けた。
Oscar:この力のお陰で、ご主人様専用のスペシャルウェポンとしてお役に立てるのは嬉しいよ。
Oscar:けど、できることなら、どんな危険や悪意からもご主人様を護り通せる鎧や盾になりたかった。
Oscar:ううん。そんな贅沢な願いじゃなくてもいい。
Oscar:・・・せめて・・・・・・せめて、ヒールブレスでご主人様の傷を癒せたらな・・・・
Oscarはまるでサイレスがかかったかのように黙り込んだ。
乃燈:/echo ・・・・・Oscarも俺や竜姐と一緒だったんだ・・・
乃燈:/echo 武器へのミューテーション能力を与えられたがために、治癒能力を奪われてしまった子竜・・・
乃燈:/echo そして、Oscarは俺と竜姐のちょうど中間あたりで、自分のスタンスを決めかねて、左右に振れてる。
乃燈:/echo 恩恵として与えられた力を恨みきることもできず、さりとて受け入れきることもできない。
乃燈:/echo ・・・・・うまくいかないもんだ。
乃燈:/echo 望みもしないのに右手に特異なものを乗せられ、その代価に、左手から大切なものを取り上げられた。
乃燈:/echo くそっ!
乃燈:/echo いったいどこのどいつが、こんな身勝手で押し付けがましいことをしやがったんだ!?
乃燈は右の拳で力いっぱい左の手の平を打った。87 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 05:57:14 ID:???
竜姐:――――・・・・・・・・・・・・?
乃燈の鳴らした音が目を覚ます合図だったかのように、竜姐はようやく意識を取り戻した。
意識を回復したばかりで視界がぼやけるものの、どうやら自分の置かれた状況が変化しているらしいことは理解できた。
身体はまだ眠りの中にいるのか反応が鈍く、竜姐はとまどいながら、わずかに上体を起こした。
Oscar:ご主人様!?
Oscar:気がついたんですね!?よかったぁぁぁあああああああああああああああああ!!!
Oscarは竜姐に飛びつき、顔を竜姐の体にこすりつけた。
Oscarの飛びつく勢いが強すぎ、体勢が充分でなかった竜姐はOscarごとワラの中へ埋没した。
竜姐:・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:いいんですいいんです!ぜんぜん迷惑なんかじゃないです!
Oscar:ご主人様が無事で僕は僕は僕はっ・・・・
Oscar:うわああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
竜姐は自分の胸の中で号泣するOscarを抱きしめ、何度も頭をなでた。
乃燈:やれやれ。
乃燈:竜姐が倒れても泣いて、起きても泣いて、ほんとに忙しいやつだな。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!
竜姐は乃燈の存在に気がつくと、慌てて立ち上がろうとした。
しかし、体がまだ本調子でないうえ、足元が不安定なせいで尻餅をついて倒れてしまった。
乃燈:無理しなくていいって。調子が戻るまで、しばらくはそのまま横になってなよ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・こくり
乃燈:体の具合はどう?
乃燈:倒れたときにちょっとやばい倒れ方したからな。
乃燈:めまいとか、息苦しさとか、頭痛とか、何か体に異常らしきものはないか?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ふるふる
竜姐は首を横に振った。
乃燈:竜姐が無事でよかったよ。
乃燈:あのまま意識を取り戻さなかったら、Oscarが干乾びるとこだった。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・くすっ
竜姐は乃燈に微笑んだ。
乃燈はドキッとした!
乃燈:/echo 微笑まれるたびにいちいちドキドキしてどうすんだよ・・・ orz88 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:00:54 ID:???
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:ご主人様。ここはですね、風車小屋の中です。
Oscar:あそこで意識を失って倒れてしまったご主人様を、乃燈さんが抱き上げてここまで連れてきてくれたんです。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!
竜姐は座ったまま姿勢を正し、深く頭を下げた。
乃燈:だあぁ竜姐ったら律儀だなぁ。そんなことしなくていいって。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:そういうわけにもいきません。
Oscar:何から何まですっかりご迷惑をおかけしてすみませんでした、ってご主人様が言ってる。
乃燈:ん゙ー、迷惑ってほどのことされちゃいないんだけどなぁ。
Oscar:乃燈さん。
Oscar:ご主人様に代わって僕もお礼をいうよ。本当にありがとう。お世話になりました。
乃燈:お前もかよ、Oscar。
乃燈:俺たちの仲なんだから堅っ苦しいのはなしにしy
乃燈が言い終える前に、どこからともなく、グゥ〜〜グゥ〜と情けない音が鳴り始めた。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!
竜姐はとっさにお腹を抱え、うつむいた。
Oscar:ご主人様・・・
乃燈:え、このサイレンみたいな音って竜姐のお腹の虫の悲鳴?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・かあっ・・・
竜姐は恥ずかしさのあまり顔が真っ赤だ。
乃燈:恥ずかしがることなんてないさ。こんだけお腹がすいてれば、いたって健康ってことだろ?
Oscar:それって、あんまりフォローになってないよ。
Oscarは乃燈をじろりと睨んだ。
乃燈:すまんすまん。
乃燈:これから俺もちょうど飯にしようと思ってたんだけど、竜姐たちも一緒にどう?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
Oscar:乃燈さん、さっきも話したけど、僕たち何も食べるもの持ってないんだよ。だから・・・
乃燈:Oscar、頼むからさ、今さら他人行儀になるのだけは勘弁してくれよな。
乃燈:俺はこれから一人じゃ到底食べきれないほど調理するから、料理を片付けるのを二人に手伝ってもらいたいんだよ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・?
Oscar:私たちもご馳走になっていいんですか?、ってご主人様が言ってる。
乃燈:俺ひとりで食べたって味気ないからな。みんなで食べたほうがずっとおいしくなるだろ?
乃燈:それにな、竜姐の体は弱ってるんだ。
乃燈:それを横目にしながら自分だけのうのうと飯を食えるほど俺は腐っちゃいない。
Oscar:ご主人様。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・こくり
Oscar:乃燈さんのご好意に甘えさせていただきます、ってご主人様が言ってる。
乃燈:おう、どんどん甘えてくれ!
乃燈:パッパッパッと調理しちまうから、ほんのちょっとだけ待っててくれよな。
乃燈は荷袋の中からありったけの食材と、各種クリスタルを取り出した。
Oscar:ご主人様・・・・こんなにたくさんの食べ物を見るのすごい久しぶりですね。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・こくこく
乃燈:食材なんかで感心すんなって。お楽しみはこれからなんだからさ。
乃燈:/echo へへ、こんなに期待されちゃうと調理するのにも張り合いが出てくるな。
乃燈:/echo ここはいっちょ、二人が食べきれないってギブアップするくらい作ってやるか!89 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:03:10 ID:???
乃燈は王族御用達オムレツ を1個合成した!
乃燈はイエローカレーを1個合成した!
乃燈はロランベリーパイ+1を1個合成した!
乃燈はペルシコス・オレを1個合成した!
乃燈はウィッチシチューを1個合成した!
乃燈はタイドリゾットを1個合成した!
乃燈はオーシャンスープを1個合成した!
乃燈は王族御用達ソテーを1個合成した!
乃燈は将軍おにぎり を1個合成した!
乃燈はドラゴンステーキを1個合成した!
乃燈はバンパイアジュースを1個合成した!
乃燈はコカトリスの煮込み1個合成した!
乃燈はブレインシチューを1個合成した!
乃燈はパママ・オレを1個合成した!
乃燈はパンプキンパイ+1を4個合成した!
乃燈はビジューグラッセを1個合成した!
乃燈は・・・・・・食材とクリスタルが切れるまで合成し続けた!90 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:05:49 ID:???
乃燈:ま、こんなもんかな。
乃燈:いろいろ作ってみたけど、食べれないもんとかないよn Σ (゚□゚lll;
乃燈は竜姐とOscarを見てたじろいだ。
Oscar:・・・・ご主人様・・・・・
Oscar:・・・・・・・・見てくださいよあの料理の数々・・・・どれも見たことないものばっかりですよ・・・
Oscarは歪んだ笑みを浮かべ、口からよだれを垂れ流している。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぎらぎら
竜姐の瞳には生気が完全に戻り、まぶしいばかりの眼光を発している。
Oscar:あれはきっと師範や皆伝ランクのレシピですよ・・・・・あぁいい匂いですね・・・たまらない・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・こくこく
竜姐は地面に並べられた料理を見渡しつつ、しきりにうなづいた。
Oscar:あぁぁ・・・・・食べたい・・・・・・僕・・・頭がくらくらしてきました・・・・・・・
Oscar:・・・・・ははっ・・・・・・ご主人様・・・・・・・・・・・よだれが出てますよ・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・じゅるり
竜姐は料理から目を離さず、舌なめずりをした。
乃燈:/echo うはwwwwwwwwww美人が台無しwwwwwwwwwwwwww
乃燈:竜姐、Oscar。
乃燈:一応、料理は全部できたから好きなものを食べてくれ。
竜姐とOscarは凄まじい勢いで乃燈を振り返った。
Oscar:・・・・乃燈さん、今なんて・・・?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぎろっ
竜姐は獲物を見るかのように乃燈をじっと見つめた。
乃燈:/echo こええええええええええええええええええええええっ!!
乃燈:/echo 二人とも目が、目が充血しまくっててやばい!完全にいっちゃってる!?((((゜Д゜;))))
乃燈:・・・準備は終わったから、どんどん食べちゃってくれ、二人とも・・・うん。
Oscar:ご主人様・・・・聞きました・・・?もう食べてもいいそうですよ・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・こくこく
Oscar:迷いますねぇ・・・こんなにあると・・・ご主人様はどれからいきます?・・・ふへへへ・・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・じろじろ
竜姐は油の切れたぜんまい仕掛けの人形のようにゆっくりと料理を眺め回した。
乃燈:/echo ひいいいいぃぃっ!?二人の背中から怖いぐらい殺気が!?((((((((((; ゚ Д ゚ ;)))))))))91 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:07:09 ID:???
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!
竜姐はドラゴンステーキを指差した。
Oscar:ご主人様はそれですか・・・
Oscar:・・・・よかった・・狙いがかぶらなくて・・・・僕がそれ食べちゃったら共食いですからね・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
Oscar:僕はですね・・・・・・そこの王族御用達オムレツにしようかと・・・・・
Oscar:・・・・・一度オムレツっていうのを食べてみたかったんですよ・・・ふへへ・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぎんっ!
竜姐は怒りをあらわにし、恐ろしい目つきでOscarを睨んだ。
Oscar:・・・え?・・・・・ご主人様も狙ってたんですか・・・・?
Oscar:・・・・・・へへへ・・・いくらご主人様でもダメです・・・譲れませんよ・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ドドドド
竜姐を中心にして強烈な風が吹き荒れる!
乃燈:/echo ありえNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
乃燈:/echo ここ小屋の中なのにどうして風が!?wwwwwwwwwww
乃燈:/echo wwwwwwなんだなんだ?wwwwwこの頭から押さえつけられたような圧迫感はwwwwwww
Oscar:悪いですけど・・・早い者勝ちですよ・・・・ご主人様・・・・・・欲しかったら力ずくでもぎ取ってくださいよ・・・・
乃燈:/echo いやいやいやいやwwwwたかが飯で力ずくってそんな大袈裟なwwwwwww
乃燈:/echo うはwwwwwwwwwOscarのやつマジだwwwwwwwwwwwwwww
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ゴゴゴゴ
竜姐は「親に逆らうとはとんだ孝行息子ね。きつくしつけてあ・げ・る」と言わんばかりに中指をおっ立てた。
乃燈:/echo あわわわわわわわwwwwwww竜姐までマジだwwwwwひいぃぃっ風がまた強くなったwwwww
Oscar:ご主人様・・・・それなら・・・狙いがかぶったら力で奪取オーケーってことで・・・・・いいですね?・・・・
乃燈:よくないよくない!
乃燈:待てってOscar!食べたいものが一緒なら仲良く半分に分ければいいだろ!?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・こくり
竜姐はOscarの提案にうなづいた。
乃燈:って、竜姐までなに了承しちゃってんの!?
乃燈:二人とも落ち着け!話し合えばわかるだろ!?冷静になってくれ!!
Oscar:乃燈さん・・・止めないでくださいよ・・・・・これは僕とご主人様の戦いなんですから・・・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・こくり
乃燈:戦いってなんだよ!?
乃燈:これから楽しい飯の時間だったはずだろ!?どうして戦いなんか!?
Oscar:・・・・・合図をください・・・・・
Oscar:そして・・・合図が終わったら隅っこにいてくださいね・・・・巻き込んじゃいますから・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ドドドド
竜姐は無言の力で乃燈にプレッシャーをかけた。
乃燈:/echo うはwwwww二人ともすんげえ怖いwwwwwお願いだから修正ヨロwwwwwwww
Oscar:乃燈さん・・・合図・・・・・
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぎろっ!
乃燈:わかった・・・・合図すればいいんだな・・・・
乃燈:/echo うううぅぅ・・・・三人で楽しくおしゃべりしながら食べるはずだったのに・・・・。・゚・(ノ∀`)・゚・。92 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:11:18 ID:???
乃燈は二人から遠く離れたところで、手を合わせた。
乃燈:いただきます・・・ ora
竜姐:・・・・・・・・・・・・・!!
竜姐は王族御用達オムレツに飛びついた!
Oscar:あっ!ご主人様ずるい!
Oscar:公約破って真っ先にオムレツ取るなんて卑怯ですよ!!返してくださいっ!!
Oscarは「食べ物の恨みは怖いんですよ!ご主人様!」なフレイムブレスを実行!
→竜姐は王族御用達オムレツを抱えたままひらりとかわした。
竜姐は王族御用達オムレツを口の中にかき込んだ!
Oscar:ああああああああああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁぁっ!!?
Oscar:ご主人様ひどいや!!僕にも一口分けてくれればいいのに!!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽんぽん
竜姐は満足そうにお腹をさすっている。
Oscar:ご主人様がそういう考えなら・・・・・・僕だって!!
Oscarはドラゴンステーキが盛られているお皿に飛びついた!
竜姐:!?
竜姐は殺気のこもったボーパルブレードを実行!
→Oscarは上空へ逃れてかろうじてドラゴンステーキを死守した。
Oscarはドラゴンステーキをたった一口で平らげた!
Oscar:ふうっ♪
Oscar:共食いってのもなかなか悪くないみたいですよ?ご主人様。
Oscarはにやりとしている・・・。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぷんぷん
竜姐は悔しさのあまり、じだんだを踏んだ。
Oscar:もう食べちゃったもんは戻せませんよ。なんなら吐き戻しましょうか?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・むかむか
竜姐は怒りをあらわにした。
竜姐は湯気の立ち上るコカトリスの煮込みに飛びついた!
Oscar:ああああああっ!?またご主人様ったら僕が食べたかったのを!!許せない!!
竜姐とOscarは料理をめぐって熾烈な争いを続けている。93 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:13:07 ID:???
乃燈:/echo ・・・・ねぇ、Oscar。
乃燈:/echo お前が切々と俺に語ってくれたあの話はなんだったの・・・?
乃燈:/echo ・・・・・・あれも全部お前たちの演技で、俺がすっかり騙されてたとか・・・・・?
乃燈:/echo ははは・・・・・・・そんなことないよな・・・?
乃燈:/echo ____
乃燈:/echo ∠...../|
乃燈:/echo ..| ○.| ...|/
乃燈:/echo ..| .| ウソダトイッテクレ…
乃燈はボロボロと涙を流して泣き出した。94 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:16:38 ID:???
wwwwwwww 戦闘開始から2時間後 in コンシュタット高地 wwwwwwww
竜姐とOscarによる骨肉の争いが終わる頃には、コンシュタット高地上空を覆っていた雨雲は姿を消していた。
山と山の間には七色の橋がかかり、ぬかるんだ地面のそこかしこに生まれた水溜りは青空を映している。
どこで雨宿りをしていたのか、羊たちの群れは西の方角からまとまって現れ、またゆったりと草を食み出した。
明るい光が注ぐコンシュタット高地にあって、乃燈ただひとりだけが、背中に陰を背負ってやつれた顔をしていた。
乃燈:/echo 竜姐とOscarの攻防戦に巻き込まれること12回・・・・最後は気を失っちまった・・・orz
乃燈:/echo あんだけ激しくやりあってたのに、俺が目を覚ましたときにはすっかり仲直りしてたしwwww
乃燈:/echo さすがにあれには唖然としたな・・・・wwwww
乃燈:/echo 肩を並べて、仲良く食後のヒーリングティーを分け合って飲んでるんだもんなぁwwww
乃燈:/echo あそこだけを見たら、Oscarの言うように仲睦まじい竜騎士と子竜のコンビなんだけどwwww
乃燈:/echo 激戦の最中にあっても、料理を一品も無駄にしなかったのはあの二人らしいよなwwwwww
乃燈:/echo なんだかんだで30人前くらいあったのに、竜姐たちだけで全部片付けちまったwwwwww
乃燈:/echo あのスマートな体型のどこにあれだけの量を詰め込めるスペースがあるんだろ?wwwww
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:乃燈さん、怪我のほうは大丈夫ですか?、ってご主人様が聞いてる。
乃燈:ん?
乃燈:あ〜、大丈夫だよ。これでもナイトやってるからな、体は頑丈にできてる。
Oscar:怪我させちゃってすみませんでした。
Oscarはぺこりと頭を下げた。
Oscar:僕たち、豪華な料理を目の前にしてすっかり舞い上がっちゃってて・・・・
乃燈:舞い上がってあんなに殺伐とした空気になるってのは初めて聞いたよ。
乃燈は腹を抱えて笑いだした!
Oscar:面目ないです。あんなことしょっちゅうあるわけじゃないんだけど・・・・・・
乃燈:しょっちゅうあったら、今頃こうして二人とも顔をそろえちゃいないだろうな。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・つんつん
竜姐は乃燈をつついた。
乃燈:なに?竜姐。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
竜姐は包帯を取り出すと、乃燈の右腕に巻きつけた。
乃燈:ありゃ、まだ治ってなかったとこがあったのか。一応、ケアルWをかけといたんだけどなぁ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
乃燈:へえ〜〜上手いもんだ。手付きがいいし、相当やり慣れてるって感じだな。
Oscar:ほら、僕がヒールブレスできないでしょ。だからどうしてもね。
乃燈:怪我したときはいつもこんな風に?
Oscar:うん。ご主人様は白魔やらないから。
Oscar:いつでも応急措置ができる程度の道具だけは常備してあるんだ。
乃燈:ふーん、なるほどな。
Oscar:救急道具っていっても、包帯ぐらいしか買いそろえることできないんだけどね。お金ないし。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:きつかったり、動かしにくくはないですか?、ってご主人様が聞いてる。
乃燈:ちょうどいいよ。ありがとう、竜姐。
乃燈:冒険してるとついついケアルに頼っちゃうから、たまにはこういうやり方で治すのもいいかもしれないな。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
Oscar:・・・・・魔法で治せるんならそれに越したことはないよ。
乃燈:・・・・・・・・・・・・
乃燈:/echo ・・・・Oscar・・・・・まだ自分のこと責めてんのか・・・・・95 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:19:53 ID:???
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
乃燈:あ、そうだ。忘れるとこだった。竜姐、これを受け取ってくれ。
乃燈は竜姐に“50万ギル”のトレードを申し込みました。
竜姐:!?
Oscar:50万ギル!?
竜姐とOscarは驚いたと同時に疑問の表情を浮かべた。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:お気持ちは嬉しいですけど、受け取れません、ってご主人様が言ってる。
Oscar:悔しいけど、僕たちにはこんな大金を返せるアテも見込みもぜんぜんないしね。
乃燈:もともと返してもらおうなんて思っちゃいないよ。
乃燈:これは貸すんじゃなく、竜姐たちにあげるんだ。だから、返してもらわなくていい。
Oscar:乃燈さん。
Oscar:生意気言うようだけど、僕の話に同情してお金をくれようとしてるならやめてよね。
Oscar:僕はお金を恵んでもらうために話したんじゃない。ただ純粋に、愚痴を吐いてただけなんだから。
乃燈:別に同情なんてしてるつもりはないさ。
乃燈:俺はこうしたほうが世のため人のため、ひいては俺のためになると思うから言ってるんだ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・?
Oscar:僕たちにお金をあげるのが世のためになったり、乃燈さんのためになったりするの?
乃燈:そうさ。よ〜〜〜〜っく考えてみろ。
乃燈:お前たちは手持ちの金がなくて食うものに困ったらどうするつもりなんだ?また罪もない人たちにたかるのか?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
Oscar:うっ・・・それは・・・・その・・・・・
Oscar:・・・・・僕たちだってあんなことしたくてやってるわけじゃないよ・・・
乃燈:でも、二度とやらないとは言い切れないだろ?これがまず人のためさ。
Oscar:世のためは?
乃燈:今回みたいに竜姐がお腹すかせて行き倒れにでもなってみな。
乃燈:街中で倒れでもしたら大騒ぎだぞ。
乃燈:周りの人たちを驚かせるだけじゃなく、世話をかけることにもなる。
乃燈:ましてPTで戦闘してる最中だったら一大事だ。仲間が空腹で倒れちまったらシャレにもなんないからな。
乃燈:二人に資金提供することで将来の無用な騒ぎを未然に防止できるんだ。
乃燈:なっ、まさに世のためだろ?96 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:21:54 ID:???
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
Oscar:・・・・なら乃燈さんのためにっていうのは?
乃燈:Oscarは「親切は人のためならず」って言葉知ってるか?
Oscar:知ってるよ。
Oscar:他人に親切をすることは、他人のためだけじゃなく、自分のためにもなるってことでしょ?
乃燈:俺はさ、この言葉は真実だと思ってるんだ。
乃燈:人にした親切な行ない、優しい心の発露はいつか巡りめぐって必ず自分のもとに戻ってくる。
乃燈:打算的な考えかもしれない。
乃燈:だけどさ・・・
乃燈:俺が竜姐たちにした善行は、形を変えていつか竜姐たちが他の誰かにして、
乃燈:その誰かはまた形を変えて他の誰かにして・・・・
乃燈:・・・・・そして、形を変えた俺の善行はやがて俺のところへ帰ってくる。
乃燈:そんな風に考えると、世の中もまんざらじゃない、まだまだ捨てたもんじゃないって思えるんだ。
乃燈:もしかすると、こうやってここで竜姐たちに会えたのも、過去の俺がやった善行のたまものかもしれないしな。
乃燈は、竜姐とOscarににっこり微笑んだ。
Oscar:ナイトのくせに、そこいらの売れない三流詩人みたいなこと言うんだね。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:まぁ・・・・・
Oscar:詩人たちが安売りする形だけの言葉なんかより、実感がこもってて心に響いた、ってご主人様が言ってるけどさ。
乃燈:あは、そうか?
乃燈:こんなので褒められちゃうと、なんだかこそばゆいな。
乃燈は顔を赤らめて照れた。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:うん、わかってます。僕もそう言おうとしたとこだよ、ご主人様。
乃燈:竜姐はなんて?
Oscar:乃燈さん。あなたが言った“世のため人のため乃燈さんのため”の意味はよく理解できたよ。
乃燈:そのわりには浮かない顔してるな。
Oscar:意味は理解できた。
Oscar:けどね、それでも乃燈さんからお金を受け取ることはできない。
Oscar:僕たちはこれでも冒険者なんだ。
Oscar:なんの正当な対価もなしに大金をもらうなんて真似はできないよ。
乃燈:じゃあ、当たり屋みたいな真似をして人から金をふんだくるのは冒険者らしい行いなんだな?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
Oscar:・・・・・・乃燈さんって顔に似合わず意地悪なんだね。
乃燈:そっちが四の五の言わずに受け取ってくれれば、こんな意地悪はしなくてすむんだ。
乃燈はうんざりしてみせた。97 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:23:41 ID:???
乃燈:とはいえ、同じ冒険者としてOscarたちの言い分もわかる。
乃燈:そこでだ!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・?
Oscar:そこで?
乃燈:腕に定評のある二人を見込んで、俺はこの金で依頼することにしよう!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・?
Oscar:依頼?
竜姐とOscarは顔を見合わせた。
乃燈:そう!依頼金額はここにある50万ギル全額!
乃燈:依頼内容はたった二つで実に覚えやすい。
乃燈:困ってる人がいたら助けてやってくれ!そして、二度と当たり屋まがいなことはするな!以上!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
Oscar:依頼ってたったのそれだけ・・・?
乃燈:おいおい。この依頼を舐めてもらっちゃ困るな。
乃燈:困ってる人を助けるのがどれだけ大変なことかわかってるのか?
Oscar:いや、そういう意味じゃなくてさ・・・この内容だとあまり乃燈さんの利益にはならないでしょ?
乃燈:依頼主の俺がこれでいいって言ってるんだから、お前たちは素直に首を縦に振ってればいいんだ!
乃燈はOscarを捕まえると、無理矢理その首を縦に振らせた。
Oscar:うあ何すんのさ!?ちょっ力入れすぎだって!首が痛いよ!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・くすくす
竜姐は微笑んでいる。
乃燈:うりうり!やめて欲しかったら、ごちゃごちゃ言わずに引き受けたらどうだ?
Oscar:もうっわかったよ!引き受ければいいんでしょ!?依頼を受けるから放してって!
乃燈:よしよし。始めっからそう素直に言ってくれればこんな手荒なことしなくてすんだんだぞ?
乃燈はOscarを手放し、にーっと笑った。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:うんうん。そうですよね、ご主人様。
乃燈:どうした?さっきのは脅されて嫌々承諾したんだから無効ですよ、なんて言わないよな?
Oscar:ううん。依頼は受けるよ。
Oscar:でも、報酬は50万もいらない。100ギルだけでいい。
乃燈はたまらず、その場によろめいてしまった。
乃燈:ったく・・・またそういうことを言い出す。
乃燈:Oscar、いい加減にしてくれよな。しまいにゃ俺も怒るぞ。
Oscar:乃燈さんを怒らすつもりなんてないよ。
Oscar:ほら、思い出して。僕たちがクエやミッションに期待をしない理由を。
乃燈:あ・・・・そうか、50万を竜姐たちに渡しても・・・・
Oscar:ごめんね、乃燈さん。乃燈さんの気持ちだけで僕たちはすごい嬉しいよ。ありがとう。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・
竜姐は乃燈からのトレードを断りました。
乃燈は神妙な面持ちで考え込んだ。98 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:27:45 ID:???
乃燈:・・・・・Oscar。
Oscar:はい?
乃燈:お前たちは一度に大金を手にするとまずいんだったよな?
Oscar:うん、そうだけど。それがどうかした?
乃燈:よし。だったら、俺のフレを紹介する。そいつを竜姐たちの財布代わりに使ってやってくれ。
Oscar:乃燈さんのフレ?
乃燈:名前は餡刻。暗黒騎士をやってる。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・
Oscar:餡刻さんなら知ってるよ。
Oscar:前に何度か会ったことがあるし、そのときに食事も分けてもらった。
乃燈:それなら話は早いな。
乃燈:依頼金の50万ギルは餡刻のやつに預けておくよ。
乃燈:竜姐たちが直に大金を手にするのがまずいなら、第三者を介して買い物すればいいだけの話なんだ。
乃燈:俺のほうから餡刻には伝えておくからさ、あいつを自分の財布だと思って利用してやってくれ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・
乃燈:心配しなくてもいいよ。
乃燈:あいつは金に対する執着心はないやつだから安心だ。持ち逃げするおそれはない。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
Oscar:たしかにその方法なら大丈夫でしょうけど、餡刻さんにご迷惑なのでは?、ってご主人様が言ってる。
乃燈:ちっとも迷惑なんかじゃないさ。
乃燈:むしろ、そうしてくれたほうがあいつも喜ぶよ。
乃燈:あいつは他人からさっぱり認知されないやつでね、いつも暇を持て余して死にそうになってるんだ。
乃燈:竜姐たちがあいつを財布代わりに連れて歩いてやってくれれば、あいつも淋しくなくて一石二鳥さ。
乃燈:なんなら、NM狩りや素材集め、釣りのお供なんかに連れて行くのもいいと思うぞ。
乃燈:ぜひとも誘ってくださいよろしくお願いします ora
Oscar:なんで乃燈さんが土下座するのさ?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・くすくす
竜姐は口元を押さえて静かに笑っている。
乃燈:商談成立だな。
乃燈:いいか、二人とも絶対に遠慮するなよ?餡刻のほうにチェック入れとくからな。
Oscarはお手上げの様子を示した。
Oscar:ほんと乃燈さんって変な人だね。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
乃燈:変か?俺としては極めて普通だと思うんだけどな。
Oscar:普通の人なら、自分の懐を痛めてまで他人に大金を押し付けようなんてことしないよ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
乃燈:そんなもんかな?だったら、俺は普通じゃなくて変人でいいや。
乃燈はにっこり微笑んだ。
Oscar:ますます変な人だ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくこく99 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:30:31 ID:???
乃燈:俺のことなんかよりもさ、Oscar、ちゃんと飯食って栄養を蓄えて、でっかくなれよ。
乃燈:でないと、同族の女――いや、メスにもてないぞ?
Oscar:はっ、大きなお世話。僕は今のとこ女なんかに興味はないからね。
Oscar:あいつらときたら、やかましいうえに我がままで、何かとこっちのことに首を突っ込みたがるんで面倒臭くていけない。
乃燈:その言いっぷり、どこのドンファンだよお前は。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・じーっ
Oscar:あっいやだなぁ、ご主人様は別ですよ。なんたって、ご主人様は僕の女神様ですからっ!
乃燈:Oscar必死だな。( ´,_ゝ`)プッ
Oscar:ほっといてください。
Mikan>>Oscar:キャー☆Oscar様ぁ!こんにちわですぅ〜ミ☆(*^-^*)ノシ
Mikan>>Oscar:わたし、ちょうど近くまで来てるんですけどぉ、遊びに行ってもよろしいですか?(*ノノ)キャッ☆
Oscar:んげっ!!? Σ Σ Σ Σ (゚Д゚;
Oscarはたまらず、その場によろめいてしまった。
乃燈:おい、どうした?顔が青いぞ・・って元から青いけど、大丈夫か?
Oscar:オーケー・・・僕はぜんぜん平気ですよ。ただ天敵からおぞましいtellが来ただけで・・・・orz
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐はOscarの肩を叩いて励ました。
Oscar>>Mikan:どうもこんにちは。今日もいい天気ですね^^
乃燈:Oscarの天敵って誰?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ぽそぽそ
乃燈:ごめん竜姐。もう少しボリューム上げて。じゃないと聞こえない。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ふるふる
竜姐はお手上げの様子を示した。
Mikan>>Oscar:あぁん、愛しのOscar様からお返事がきちゃったぁ☆Mikanハッピーですぅミ☆ミ☆ミ☆
Mikan>>Oscar:うわっ最悪!せっかくあたしがOscar様とラブラブトークしてんのに隆起超キモウザッ!!
Mikan>>Oscar:あ、ミスですぅ〜〜;( *p_q)・゚・。
Oscar>>Mikan:いいですよ、気にしないで^^
Mikan>>Oscar:キャ☆ありがとうございますぅOscar様♪やっぱりOscar様って優しいんですねっミ☆(o^▽^o)
Oscar>>Mikan:優しいなんてとんでもない^^;誤爆くらいで怒る人なんていませんよ^^
Oscar:wwwwwwwwwwwwww
乃燈:Oscarのやつ、本当に大丈夫なのか・・?白目むいて震えてるぞ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐は物陰からOscarを応援した。100 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:33:38 ID:???
Mikan>>Oscar:ふふっ♪Oscar様ったら照れ屋さんなんですねっ☆
Mikan>>Oscar:そんなOscar様も大好きですよっミ☆p(*^0^*)q
Oscar:(((((((((((((゜▽゜;)))))))))))))
Oscar:/echo ムリムリムリムリ!絶対にこいつだけはムリ!
Oscar:/echo 理屈云々抜きで、本能レベルで拒絶反応が出てるって!見てよ、この鳥肌!
Oscar:/echo もうね、なんだよ、この☆と絵文字の洪水はさ!?tellされてるこっちの頭がフリーズするって!
Oscar:/echo いい加減、社交辞令でていよくあしらわれてるってことに気づいてくれよ、頼むからマジで!
Oscar:/echo オレは頭のゆるい女と表裏の落差が激しい女だけは問答無用でダメなんだよ!
Oscar:/echo どうしてご主人様みたいに優しくて、綺麗で、知性的で、おしとやかで、清らかな女はいないのさ!?
Oscar:/echo ああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!
Oscar:/echo ワイバーンにご主人様レベルを求めること自体がそもそも無茶なのかなっ!?
Oscar:/echo うげえぇ・・・・・相手が女だとどうしても紳士に振舞ってしまう自分に吐き気が;;;_| ̄|○lll
Mikan>>Oscar:あのぉ〜〜Oscar様〜♪今からそちらに行ってもよろしいですかっ?ミ☆(≧∀≦)ノ
Oscar:/sh 天敵クル━━━━━(((((((((((((((((((((((((((((((((;゚∀゚;))))))))))))))))))))))))))))))━━━━━!!!!!!!!!!!!
Oscarはボロボロと涙を流して泣き出した。
乃燈:竜姐・・・・いつから子竜ってきりもみ回転で空を飛べるようになったんだ?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐はOscarを慰めたい気持ちでいっぱいになった。
Oscar:・・・そろそろ行きましょうご主人様。ここはマズイ。非常にマズイ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
乃燈:何があったかは知んないけど、二人とも気をつけてな。
Oscar:乃燈さんもね。お人好しもほどほどにしとかないと、そのうちタチの悪いやつらに騙されちゃうよ。
乃燈:ああ、肝に銘じておくよ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐は乃燈にサヨナラのあいさつをした。
乃燈:うん、じゃあな。
乃燈は竜姐にサヨナラのあいさつをした。
Oscarは力強く羽ばたくと、天高く舞い上がり、高地に吹く風に乗って逃げるように飛び去った。101 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:39:32 ID:???
竜姐もすぐにその後を追おうとしたが、ジャンプするのをやめ、乃燈に向き直った。
乃燈:Oscar、行っちゃったぞ。追わなくていいのか?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐はじっと乃燈の顔を見つめた。
乃燈はドキッとした!
乃燈:/echo うはwwwwwwwまたドキッとしちまったwwwwwwwwwww
乃燈:/echo 参っちゃうよなwwwwwどうも綺麗すぎて竜姐の目を直視できないやwwwww
乃燈:あの、まだ俺に何か用でも?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
竜姐は餡刻に“青紫色の花”のトレードを申し込みました。
乃燈:これを俺に?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
トレードが成立しました。
乃燈:/echo なんだろうこの花?
乃燈:/echo 見たこともない花だけど・・・・こんな花、ヴァナにあったっけ?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
乃燈は手元の花を珍しそうに観察した。
竜姐はそれを見つめ、おもむろに、そして静かに言の葉をつむいだ。
竜姐:・・・・・・その花には名前はありません。
乃燈:!?(;; Д ) シュポーン!! ゚ ゚
竜姐:・・・今朝、この地へOscarと訪れたときに、草の陰で朝露に濡れていたのを私が摘み取ったものです。
乃燈:/echo ・・・りゅ・・・・・りゅ・・・・竜姐が・・・・・・
乃燈:/echo 竜姐がしゃべった━━━( *´Д`*) ´Д`*) ´Д`*) ´Д`*) ´Д`*) ´Д`*) ´Д`*) ´Д`*) ´Д`*)━━━!!!!102 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:41:37 ID:???
竜姐:・・・あなたに今日していただいた数々のご恩、私とOscarは決して忘れません。
乃燈:あ、いや、ご恩とかそんなたいしたもんじゃないから。その、あまり気にしないでくれ。
竜姐は首を横に振った。
竜姐:・・・本来なら、もっときちんとした形であなたにご恩をお返ししなければならないのです。
竜姐:・・・ですが、今の私たちにはそれが精一杯で・・・・・申し訳ありません。
乃燈:謝んないでくれって。この花だけでも充分すぎるほどお礼をしてもらったさ。
竜姐:・・・あなたは本当にお優しいのですね。
竜姐はにこりと微笑んだ。
乃燈:/echo なんて温かい笑顔、透き通るような声なんだろう・・・・・骨の髄まで溶かされそうだ。
竜姐:・・・できることなら、“アキノタムラソウ”という花がこの世界にもあれば、あなたにお贈りしたかったのですが・・・・
乃燈:/echo アキノタムラソウ?聞いたことのない花だな。
竜姐:・・・あなたにふさわしき花・・・・
竜姐:・・・・・・・アキノタムラソウの代わりに、その名も無き花を贈りますことをどうかお許しください。
竜姐は乃燈にひざまずいた。
乃燈:ああっもう!そういうのはやめてくれって言ってるだろ!頼むぜほんとに!
乃燈は竜姐の手をとって、立ち上がらせた。
乃燈:俺は竜姐から花をもらえただけで嬉しいんだ!
乃燈:ひざまずくならむしろ俺のほうがそうしたいくらいだよ!!
竜姐:・・・ありがとうございます。
竜姐:・・・そう言っていただけると私も救われる気持ちがいたします。
竜姐は乃燈の瞳をまっすぐに見つめて、やわらかに微笑んだ。
乃燈は思わず息を呑んだ。
乃燈:/echo 竜姐ってこんなにも声が綺麗で器量もいいのに、詩人じゃないんだから驚きだよなwwwww103 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:43:58 ID:???
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐は、つと視線を乃燈から外し、目を細めて乃燈の背後にある虚空をにらんだ。
乃燈:俺の後ろになんかあるのか?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ふるふる
竜姐は首を横に振った。
乃燈:なんだ、やけに真剣な顔で見てるもんだから背後霊でもついてんのかと思ったぜ・・・って、おい竜姐!?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・?
竜姐は不思議そうに首をかしげた。
乃燈:いつの間に元の話し方に戻ってんだよ!?さっきみたいに声出してしゃべるのもう終わり!?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
竜姐は「それが何か?」とでも言いたそうな表情でうなづいた。
乃燈:il||li _| ̄|○ il||li
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・くすくす
竜姐は竜姐はおかしそうに笑った。
乃 燈:il||li _/ ̄|...............................................................................................................,,,,,,,,,,,○ il||li
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・つんつん
竜姐は乃燈をつついた。
乃燈: (´・ω・`) アンコールシチャダメ?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ふるふる
竜姐は微笑しながら首を横に振った。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・しーっ
竜姐は人差し指を唇に当てて、ウィンクした。
乃燈:わかってるって。
乃燈:竜姐がしゃべったことは俺の胸の中にしまっておくよ。他言したらもったないもんな。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・にこにこ
竜姐はスーパージャンプの構え。
乃燈:あんまり無理すんなよ。
乃燈:また何か困るようなことがあったら、俺か餡刻にでも気兼ねなく言ってくれ。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
乃燈:俺たちは同じ釜で飯を食っt・・あ、いや、俺は食えなかったけど、とにかく仲間なんだ。
乃燈:仲間がピンチなのに遠慮なんかされたら俺のほうがつらくてしょうがない。
乃燈:絶対に、絶対に遠慮なんかすんなよ!
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
竜姐は力強くうなづき、乃燈に小さく手を振った。
竜姐はスーパージャンプを実行!
→竜姐はOscarが飛び去った方角の空へ飛翔した。
乃燈:・・・・・・行っちまったな。
乃燈は竜姐からもらった青紫色の花をしげしげと見つめた。
乃燈:アキノタムラソウ、か・・・・・
乃燈:どうして竜姐は俺にふさわしい花だと思ったんだろう?104 :ゆらめきの夏装〜第7幕:欠落の子ら〜 :04/10/21 06:46:13 ID:???
Mikan:/sh Oscar様ぁ〜〜〜〜〜っ!!ミ☆ミ☆ミ☆
Mikan:/sh あなたのMikanが参りました〜〜〜〜〜〜〜♪♪♪(*^▽^)ノシ
隆起:ミカンた〜〜〜んあんな薄情で冷たい子竜なんかほっといてパパと遊びまちょうよ〜〜。・゚(*´Д`)・。
Mikan:だああああああああっ!うっさい!
Mikan:お前が一緒についてくるからOscar様がキモがっていなくなっちゃうんだろ!
隆起:パパはミカンたんと一緒ならどこへでも行きまちゅよ〜〜あとパパはキモくないでちゅよ〜(*´Д`*)
Mikan:ウザッ!!
Mikan:行くならお前一人で地獄へ逝け!あたしについてくんな!それとお前はキモイと自覚しろ!
隆起:ひどいでちゅよ〜〜〜ミカンたぁ〜〜〜んパパは泣いちゃうでちゅよ〜〜(*´Д`*)
Mikan:マジキモッ!
Mikan:お前みたいな主人のもとに生まれたのがあたしの最大の不幸だ!頼むから氏ね!
隆起:ミカンたんは恥ずかしがり屋さんでちゅね〜〜(*´Д`*)
隆起:パパはミカンたんを産んでとぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っても幸せでちゅよ〜〜(*´Д`*)
Mikan:誰もお前から生まれてNeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!
隆起:パパはミカンたんを産んだ日のことを覚えてまちゅよ〜〜(*´Д`*)
隆起:あれはうだるような暑さの夏の日のこと、パパのお腹にはMikanたんがいて、とっても幸せでちゅt(*´Д`*)
Mikan:嘘の回想すんじゃNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
Mikan:/sh 愛しのOscar様ミ☆ミ☆ミ☆
Mikan:/sh 一日も早くわたしをこんなバカのところからさらって行ってください♪♪♪(*‘‐‘) ミ☆
隆起:ぬああああああああああああぁぁぁぁにぃいいいいいいいいいいい!!?
隆起:あいつ可愛いミカンたんを誘拐しようとしてたんでちゅか!?ミカンたん怖かったでちゅね〜〜(*´Д`*)
隆起:この強ぉ〜〜いパパが飼い主の女ともどもヌッ殺してきてあげまちゅからね〜〜心配いりまちぇんよぉ〜〜(*´Д`*)
Mikan:余計なことすんなwwwwwwお前から先にヌッ殺してやろうか?wwwwww
隆起:ダメでちゅよミカンた〜〜ん女の子がそんな乱暴な言葉使っちゃいけまちぇんよ〜〜〜(*´Д`*)
Mikan:うはwwwwww頭が痛いwwwwwww誰かマジでこいつの始末ヨロwwwwwwww
隆起:あわわわわわミカンたん頭が痛いんでちゅか!?風邪ならパパにうつすといいでちゅよ〜〜〜(*´3`*)ムチュ〜〜
Mikan:ウザッ!!
Mikan:うわwwやめろwwwww何するwww馬鹿wwww顔近づけんなwww唇を突き出すなwwwwwん?
隆起:どうちまちゅたか〜〜〜ミカンたん?(*´Д`*)ハァハァ
Mikan:あそこで花を片手に突っ立ってるナイト、何してんだ?
隆起:夏になると頭のいかれたやつらが発生しまちゅからね〜〜ミカンたんはパパが守ってあげまちゅよ〜〜(*´Д`*)
Mikan:頭がいかれてんのはお前だってのwwwwwww
Mikan:あたしを守る気があるんなら今すぐ首吊って逝ってくれwwwwwwwww
内藤:/sh ヴァナ最強の癒し系にして最良のウールマークの俺様wwwww羊の衣替えためここに降臨!!wwwwwww
内藤:/sh 三本目の足の周りもウールな俺様wwwww迷子の迷子の子猫ちゃんを捜してるwwwwwww
内藤:/sh こwのw子wをw見wかwけwまwせwんwでwしwたwかw?wwwwww
Mikan:/sh どさくさまぎれの下ネタシャウトUzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwww!!
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwww
隆起:そうでちゅよね〜〜ヴァナ最強の癒し系はミカンたんでちゅよね〜〜(*´Д`*)´`ァ´`ァ
Mikan:んなこと言ってNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
Mikan:まずはお前から修正されてこいwwwwwwwwwwwwwww
隆起:無理wwwwwwwwwwwwwサポ竜wwwwwwwwwwwwwwでちゅよ〜〜(*´Д`*)
- 121 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 02:54:12 ID:???
wwwwwwww in ジュノ −下層:噴水前− wwwwwwww
基部から頂上へ向かうにつれて徐々に細くなる、丸みを帯びた石柱。
それに支えられ、天に向けて平らな傘を張り出すキノコにも似た独特のフォルム。
遠目には巨大なモニュメントにしか見えないが、まぎれもなくそれは白い石でできた噴水であった。
ジュノの街を初めて訪れ、それが噴水であることを一目で見破れた者はいただろうか。
傘の端からこぼれ落ちる銀の飛沫は、見る目にも涼しく、水面を叩く音もまた涼を誘う。
噴水をかすめる風もまた水特有の冷気をはらみ、近づく者に対して、水の存在を魅惑的にアピールする。
乙女の唇の色に染まるジュノは、日中の暑さに白旗を上げ、街全体がけだるそうに息をしていた。
家や道路を構成する石たちも、体内にため込んだ熱を夕暮れの空へ向けてせっせと放射している。
地面から立ちのぼる熱気は鼻腔の奥を突き、暑さに弱い人間たちから最後の気力を刈り取った。
雨の降りしきるバシュハウ沼を越えてジュノに帰還した乃燈を歓迎したのも、街を飲み込んだ太陽の残り香だった。
乃燈は少しでも涼しい場所はないかと歩き回り、だいぶしてから下層に噴水があったのを思い出した。
噴水の縁石に腰を下ろし、ブーツから蒸れきった足を引き抜いて素足になり、ズボンを膝までまくり上げた。
たっぷりとたゆたう水の中へ両足を沈めると、心地よい冷たさが足から這い登り、背中から全身へくまなく広がる。
足をくるむ水は、手先がひんやりと冷たい女の手のようで、とても気持ちがよかった。
乃燈は、折った膝にひじを乗せ、背を丸めて頭を垂れる格好で、足元に揺れる水面をたいした意味もなく見つめた。
公共の施設である噴水に足を突っ込んでくつろぐなど、街の景観としては見栄えのいいものではない。
けれど、乃燈を咎める者はなく、むしろ、暑さに耐えかねた者たちが我も我もとあとに続いて腰を並べた。
噴水を中心に、車座に座り込んで勝手気ままに談笑する大勢の人間たち。
帰宅途中だったり、競売所へ寄ろうと近くを通り過ぎる者たちは、この異様な光景にギョッとし、何事かといぶかしがった。
涼を求めてきた者たちの中に、タルタルの少年と少女の姿があった。
縁石の上で悪ふざけをしていた少年は少女に突き落とされ、派手に水飛沫を上げた。
全身濡れネズミになってしまいキョトンとしていた少年ではあったが、これはちょうどいいやと、周囲の者たちの足の間をすり抜けながら、すいすい泳ぎ始めた。
行儀が悪いからやめなさいと少女が注意するものの、少年はますます面白がって泳ぐのをやめようとはしない。
少女の顔が赤いのは熱気のせいだけではないだろう。
頬を膨らませてそっぽを向いてしまった。
二人のやり取りは、周囲の笑いを誘い、中には少年に便乗して水に飛び込むひょうきんな男たちまで現れた。
挙句には、噴水に背をむけて腰掛けていた少女もまた、いたずら者たちの手によって水の中へ引きずり込まれてしまった。
泣いているのか、笑っているのか、怒っているのか・・・・
少女は顔をくしゃくしゃにして、男たちにウォータで反撃を喰らわせた。
乃燈もとばっちりを受けてびしょ濡れだったが、微笑を浮かべ、体の底にたまっていたものを吐き出すように長く息をついた。
右隣には、細身の人間であればちょうど一人分座れるだけの隙間が空いていた。
そばを通りかかったエルヴァーンの老人はそれを見つけると、汗をかきかきしながら、尻を押し込むようにして腰を下ろした。
- 122 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 02:56:04 ID:???
赤爺:ふう、あっついのぉ。たまらんたまらん。
乃燈:/echo 赤爺!?
赤爺:やれやれ、こうも暑さがきついと年寄りには命取りにもなりかねんわ。隣いいかの?
乃燈は赤爺に苦笑した。
乃燈:いいも悪いも、もう座ってるじゃないか。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっ。そうじゃったな。どれ、わしも夕涼みさせてもらおうとするかの。
赤爺は乃燈たちと同じように、足の装備を解き、ズボンをまくって水の中へ足を浸した。
赤爺:これはいいのぉ〜〜。
赤爺:ようやっと生きた心地がしてきたわ。まったく、危うくエルヴァーンの干物になるとこじゃった。
乃燈:/echo ・・・赤爺はゲームのこと知ってるのかな?
赤爺:お若いの、お前さんは夏を満喫しておるか?
乃燈:俺か?
赤爺:そうじゃ。お前さん以外に誰がおる?
乃燈:・・・満喫してるといえばしてるし、してないといえばしてないような・・・・・そんな感じかな?
赤爺:若いもんが情けないのぉ。
赤爺:その分では、なんのために若い姉ちゃんらが薄着しておるかわかっておらんようだの?
乃燈:暑いから薄着してるんだろ?
赤爺はたまらず、その場でよろめいてしまった。
赤爺は怒りをあらわにした。
赤爺:何を罰当たりなこと言っておるんじゃ!薄着の姉ちゃんは夏の数少ない楽しみじゃろう!!
赤爺:今このとき、姉ちゃんらの薄着をめいっぱい拝んで目の保養をせずして何をするんじゃ?
赤爺は、通行している浴衣姿のミスラに向かって手を合わせた。
赤爺:はあぁっありがたいありがたい。
乃燈:あぁ・・・そうだな。
乃燈:/echo 赤爺も相変わらずスケベジジイやってんなーwwwwwwwww
赤爺:なんじゃなんじゃ?ええ若いもんがそんな情けない声を出しおってからに。
赤爺:元気の出ないときは「うはwwwwwwおkkkkwwwwwwwww」とシャウトするのが一番じゃぞ。
乃燈:/echo うはwwwwwwおkkkkwwwwwwか・・・そういや、最近シャウトしてなかったな。
- 123 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 02:57:39 ID:???
赤爺:忠告してるそばから暗くなりおって。
赤爺:若いうちは、人に切り売りできるくらいに覇気を持たんといかんぞ。
赤爺:わしも若い頃は、“サンドリアの蒸気機関”と呼ばれ、それはそれはみなぎりまくっておったもんじゃ。
赤爺:特にな、第三の足のやつが青春まっしぐらでの、なまくらの剣ならば叩き折れたくらいじゃ。
乃燈:爺さん・・・・フィルターに引っかかりそうなことばっか言ってると説教部屋に連れて行かれるぞ。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっ。
赤爺:GMごときが何するものぞ。いかなるものであろうと、わしの息子は止められやせん!
乃燈:いや、他人に止められなくても自制くらいはしろって。
赤爺:自制じゃと?
赤爺:そんなカビ臭い言葉、とっくのとうに忘れてしまったわい。
赤爺:東にタルタルの娘っ子がおれば奮い立ちっ!
赤爺:西にヒュームの娘っ子がおれば突き進みっ!
赤爺:南にミスラの娘っ子がおれば燃えたぎりっ!
赤爺:北にエルヴァーンの娘っ子がおればスーパージャンプじゃ!!
乃燈:・・・年のわりにずいぶん若いんだな。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっ。若さの秘訣はわしの心にある。
赤爺:心さえ年を食わねば、人間はいつまでも発情期――もとい、青春期じゃからの。
赤爺:わしは生涯現役を誓った男じゃ。
赤爺:往生するときは戦場か、女子に抱かれて腹上死と決まっておる。
乃燈:そうか・・・そいつはおめでとう。
赤爺:いつまでもぐずぐずと煮えたぎらんやつじゃな。少し喝を入れてやるわ!
赤爺は、あるものを思いっきり握りつぶした。
- 124 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 02:59:52 ID:???
乃燈:ぐひぃいいいいいいいいいいっ!!?
乃燈は股間を押さえて飛び上がり、噴水の中へ転げ落ちた。
赤爺:ほ。
赤爺:なかなかのイチモツじゃわい。わしの最盛期の頃と五分五分というところじゃな。
乃燈:あんたはいきなり何すんだ!?
赤爺:ふぉっふぉっふぉっ。なんじゃ、ちゃんと気のこもった声が出せるではないか。
乃燈:あ・・・
赤爺:だがのう、まだまだ元気が足りんようじゃの。その程度ではせっかくの息子もクアールに金貨じゃぞ?
乃燈:いい加減、下ネタから離れろ!
赤爺:吠えるでないわ。
赤爺:わしのお陰で、そこいらの娘っ子たちがお前さんの息子に注目しておるというのに。
乃燈:な゛っ!?
乃燈が見回すと、辺りの女は顔を赤らめてたり、乃燈と目が合わないように慌てて顔を背けたりした。
赤爺:羨ましいのぉ。今晩は何人の娘っ子がお前さんの相手をしてくれるんじゃろうな?
赤爺は腹を抱えて笑いだした!
乃燈:こんのクソジジイぃぃ・・・!!
乃燈は真っ赤になって赤爺を睨みつけた。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっ。
赤爺:お前さんのような腑抜けた小僧にいくら睨まれたところで、わしはなんとも怖くないぞ?
赤爺:男としてこの世に生を受け、そして冒険者として世界を渡って行くつもりなら、
赤爺:あの男と対等といわずとも、せめて十分の一くらいは堂々とシャウトができるようにならんとのう。
赤爺はまぶしそうに目を細めて、夕日の沈み行く方向を指差した。
いまだ熱を解き放つ赤光を背に受け、一人の青年が下層にいる群集に向かって仁王立ちしている。
乃燈の位置からは逆光のせいで顔が判別できず誰であるかは知れないが、青年は両拳を天に突き上げ、地面を両足で強く踏みしめ、やや背を反らし気味にして、声高に叫んだ。
特定の誰かに向けた叫びではない。
しかし、声の届く範囲にいる者すべてが、つい耳を傾けずにはいられない叫びだった。
不思議な力が青年の声には宿っていた。
- 125 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:01:03 ID:???
内藤:/sh ヴァナの救世主にして真の支配者である俺様wwwww臣下どもに嘆願されてここに降臨!!wwwwww
内藤:/sh ヴァナ王の俺様wwwジュノに巣食うお前らに聞きたいことがあるwwww心して聞けwwwwwwww
内藤:/sh 俺様はずっと迷子の迷子の子猫ちゃんを捜してるwww世界のほとんどを捜したのにいなかったwwwwwww
内藤:/sh こwのw子をw見wかwけwまwせwんwでwしwたwかw?wwwwwwwwwwwwwwww
獣使:/sh うっせええええええええええええぇぇぇっ!!一日何回同じシャウトすれば気がすむんだボケっ!!!
召喚:/sh てめえもシャウトしてんじゃねえええええええぇぇぇっっ!!内藤ともども晒すぞ!!
獣使:/sh ごめんなさいごめんなさい許してくださいお願いしますケモリンに愛の手をorz
文句:/sh パワ―――――――――――――――――――――――――――――――!!
ガル姫:/sh パワ―――――――――――――――――――――――――――――――!!
黒魔:/sh 明日は朝が早いんだよぉおおおおおおおっ!!頼むから寝させてくれええええええぇぇっ!!
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwwwww
乃燈:・・・・あいつのやかましさはヴァナが最期を迎えるまで変わんないんだろうな・・・・・
赤爺:ふぉっふぉっふぉっ。
赤爺:今日のシャウトは一段と熱がこもっておって実に良いのう。胸に来るわい。
乃燈:そうか?いつもと変わらん気がするけど。
赤爺:あやつが叫んでおったじゃろ。「この子を見かけませんでしたか?」とな。
乃燈:誰かに頼まれて猫探しでもしてるのか?
赤爺:惜しいがハズレじゃ。あやつが捜しておるのは
召喚:/sh つーか、お前な、そろそろ気づけ。
召喚:/sh さっきから誰を捜してんのか、一回も言ってねえじゃねえか。
獣使:/sh せめて捜してるやつの名前か特徴くらい言えよ。捜す気あんのか!?
内藤:/sh うはwwwwwww臣下どもにダメ出しされたwwwwww神聖不可侵な俺様wwwイージーミスwwwwwww
獣使:/sh どこの誰がいつお前の家来になったんだよ!?
召喚:/sh 勝手にてめえの臣下にすんじゃねえ!!
内藤:/sh おkkkkwwwwwおkkkkwwwwwwww
内藤:/sh たった今、お前らを内藤王国の臣下に迎え入れるwwwww明日から参勤交代ヨロwwwwwwwww
召喚:/sh うはwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwww
獣使:/sh うはwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwww
内藤:/sh 愚民どもwwwwwww耳を掃除してwwwwwww喜び勇んで涙して聞けwwwwwwwww
内藤:/sh 俺様が捜してるやつはwwwww黒っぽくてwwwwwwオートインスニがデフォの男wwwwwww
内藤:/sh 特技は空白ログ流しwwwwww趣味はorzの構えwwwwwwwww
獣使:/sh で、名前は?
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は勝ち鬨を上げた!
内藤:/sh そwんwなwもwんw忘wれwちwまwっwたwぜwえwえwえwえwえwえwえwえwぇw!w!wwwwwww
全員:/sh いばるなああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁっっ!!
- 126 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:02:36 ID:???
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwwwww
内藤:/sh そこら中の下僕たちに総ツッコミされたwwwwww俺様モテモテwwww修正されるねwwwww
召喚:/sh 名前もわかんねえのに捜してんのか!?見つかるわけねえだろ!
内藤:/sh 俺様wwwww名前を思い出そうとするとwwwwwなんでか頭が痛くなっちゃってイヤンイヤンwwwwww
召喚:/sh てめえは記憶喪失か。キモイから腰振んな。
獣使:/sh 名前がわかんないんなら、そいつの顔が写ったSSとかないのか?
内藤:/sh 俺様が描いた似顔絵ならあるwwwwwwwwかなりの自信作wwwwwww
獣使:/sh お前が描いた絵なんてどうせ見れたもんじゃないだろ。どれどれ。
獣使はたまらず、その場によろめいてしまった。
召喚:/sh おい、どうした?俺にも見せてみ。
召喚はたまらず、その場によろめいてしまった。
召喚:/sh マジかよ・・・・・
召喚:/sh こいつ、脳みそが膿んでるくせして上手いでやんの・・・・・
獣使:/sh 甲冑なんかめちゃめちゃ細かいとこまで描き込んであって、やばいくらい写実的で緻密だな・・・・
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwww
内藤:/sh 俺様wwwwwww図画工作は大得意wwwwwww表彰されたねwwwwwwwwww
召喚:/sh たしかに絵は上手いけどよ、どうして肝心の顔だけ空白のまんまなんだ?
内藤:/sh 顔を一生懸命思い出そうとしたけどwwwwwwぜんぜん思い出せなかったwwww修正ヨロwwwwwwww
獣使:/sh 顔はダメだったのに、甲冑だけは思い出せたのか?
内藤は首を横に振った。
内藤:/sh 装備も思い出せなかったwwww俺様wwwwPT待ちの暗黒の装備を見て描いたwwwwww
召喚:/sh 意味Neeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
獣使:/sh こんな絵じゃなんの手がかりにもなんないだろ!SSはないのか?
内藤:/sh お前らwwww臣下のくせに注文多すぎwwwwwwwボーナスカットされるねwwwwwwww
獣使:/sh いいからSSがあんならとっととよこせって。誰のために付き合ってやってると思ってんだよ。
召喚は、膝を抱えて隅っこのほうで暗くなっている。
獣使:/sh って、うおぃ!?あんた本当にボーナスカットされたのかyp!?
召喚:/sh うちんとこ給料の0.1ヶ月分だってさ・・・・・・・あんなのボーナスじゃねえよ・・・・・・・
獣使はたまらず、その場によろめいてしまった。
獣使は召喚を慰めたい気持ちでいっぱいになった。
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwww強くイ`wwwwwwwwwwww
獣使:/sh で、SSはあんのか?ないのか?どっちだよ?
内藤:/sh おkkkkwwwwwwあるからとくと見ろwwwwwwwww
獣使:/sh 人に物を頼んどいてとくと見ろかよ・・・・・・・・おい、なんだこりゃ?
内藤:/sh SSwwwwwwwww俺様wwww写真写りも最強wwwwwwwww
獣使:/sh だーれがお前と彼女のツーショット写真を見せろって言ったよ。
内藤:/sh うはwwwwwマイハニー可愛いすぎwwwww俺様だけに見せてくれる笑顔はもっと最高wwwwww
召喚:/sh お〜〜この黒髪の娘、けっこう俺の好みかも。お前の彼女?
内藤:/sh もちwwwwwww俺様とマイハニーはラブラブwwwww近々ダボイに二人の愛の巣建築予定wwwwwww
召喚はしきりに悔しがった。
獣使:/sh はいはい。のろけなくていいから、お前が捜してるやつのを早く見せろ。
内藤:/sh 俺様が捜してるのもそれに写ってるwwwwwマイハニーの右脇wwwwwよく見てwwwwwwww
獣使:/sh ん゛ーーーー・・・・・
獣使:/sh ・・・・・・写ってるって、ひょっとしてこの豆粒みたいな黒い点のことか?
召喚:/sh こんなんじゃダメだな。小さすぎて顔つぶれちゃってんじゃねえか。
内藤:/sh それでも、はっきり写ってる分だけ一番マシwwwwwwwwwwwwwww
内藤:/sh あとは加工してないのにwwwモザイクかかってたりwwwwピントぼけしたものばっかりwwwwwww
獣使:/sh ・・・なんじゃそりゃ。
召喚:/sh 存在してるだけでモザイクかけなきゃならないようなやつなのかよ?
- 127 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:05:04 ID:???
臼姫:こら^^^^^^^^内藤^^^^^^^^^^♪
内藤:/sh うはwwwwwwwマイハニーwwwwwwwww
内藤:/sh 今日も最強に可愛いwwwwwwww毎朝の味噌汁プリーズwwwwwwwwwwwwwww
臼姫:あんたはどうして^^^^毎度毎度恥ずかしいシャウトをしてくれちゃうのよ?^^^^^^^^^^^♪♪
内藤:/sh マイハニーwwww怒っちゃイヤンwwwww武器はマイハニーに似合わないwwwwwwww
臼姫はヘキサストライクの構え。
内藤:/sh 怒った顔も可愛いすぎwwwwwwwwww
内藤:/sh マイハニーwwwwwww棍に真っ赤な血がたくさん付いてるwwwwwwww
臼姫:おかしいわね^^^^^^
臼姫:ちゃんと綺麗にふき取ったのに、どうして内藤には見えるのかしら?^^^^^^^♪
内藤:/sh マイハニーの破瓜の血?wwwwwwwwwww
臼姫:なわけないでしょ^^^^^^^^クズを二匹処分したときに付いたのよ^^^^^^^^^^^^♪
内藤:/sh 俺様wwwwwwいろんな意味でショボー(´・ω・`)ーンwwwwwwwwww
内藤は肩を落としてうなだれた。
召喚は内藤を慰めたい気持ちでいっぱいになった。
獣使はお手上げの様子を示した。
臼姫:あんたたち^^^^^^横一列に並びなさい^^^^^^^^^♪♪♪♪
内藤:/sh うはwwwwwwwwマイハニーのタゲが俺様に来たwwwwwwwwwww
内藤:/sh これは惚れられすぎだねwwwwwwww臣下ども挑発ヨロwwwwwwwwwwwww
獣使:/sh 無理wwwwwwwwwwwサポケモリンwwwwwwwwwwwwww
召喚:/sh てめえはまだしも俺たちにまでタゲが回って来てんのはどういうこった!?夫婦喧嘩に他人を巻き込むなよ!
臼姫:私とこの馬鹿はそういう仲じゃないの^^^^^^^^^^^^♪
臼姫:よくも内藤と一緒になって要らぬことをシャウトでペラペラ宣伝してくれたわね^^^^^^^^^^^^^^^卍卍卍卍卍
内藤:/sh 臣下Awwwwwナイスヘイトアップwwwwwwそのままタゲ固定ヨロwwwwwww
召喚:/sh あ、てめ、ナイトのくせして後衛にタゲを押しつける気かよ!?
内藤:/sh ガンガレwwww超ガンガレwwwww俺様はその隙に俺様専用の最強奥義を放つwwwwwwww
獣使:/sh なんだよそれ?
内藤のとんずら。
→内藤の移動速度アップ。
獣使:/sh うはwwwwwwwwwwあいつナイトの分際でサポシかよwwwwwwwwwww
召喚:/sh ありえNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
→しかし、内藤は臼姫に回り込まれてしまった。
獣使:/sh あの女も白魔のくせにサポシかよwwwwwwwww
召喚:/sh サポシバカップルUzaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaawwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
内藤:/sh マイハニーってばwwwww俺様を愛しすぎwwwwwボスケテ!!wwwwwwwwwwwww
臼姫:余計なことしてないで、口のきけるうちに遺言でもしたらどうかしら?^^^^^^♪♪♪
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwwwwwww
内藤:/sh マイハニー青筋立ってるwwwwwww修正されるねwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwww
内藤:/sh ジュノにたむろしてる暇人どもよく聞けwwwww俺様とマイハニーの馴れ初めは
臼姫:前言撤回^^今すぐ逝け^^♪
臼姫は死人に口なしヘキサストライクを実行!
→内藤、召喚、獣使に戦列復帰今期絶望なダメージ!
- 128 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:06:38 ID:???
赤爺:聞いての通り、あやつが捜しておるのは猫ではない。仲間じゃ。
乃燈:il||li _| ̄|○ il||li
赤爺:ときに、お若いの。水の中でorzしっぱなしじゃと窒息するぞ。
乃燈:はは・・・息をすることすら忘れてたよ・・・・・内藤は仲間を捜してたのか・・・
赤爺:正確には、音信が2週間ほどプツリと途絶えただけで、まだ行方不明と決まったわけじゃないんじゃがな。
赤爺:ただ、あやつの捜してる男は何かとトラブルに巻き込まれやすいタチでな、仲間たちは心配しておるわけじゃ。
乃燈:・・・そうなのか?
赤爺:「あいつは俺たちに黙って行方をくらませるほど強いやつなんかじゃない。」
赤爺:「孤独になることの怖さを誰よりも知っている、人一倍寂しがり屋なやつなんだ。」
赤爺:「きっと、あいつはまた、どこかでとんでもない事件に遭遇して帰れなくなってるに違いない!」
赤爺:「だったら、俺たちが捜し出してあいつを助けてやらなきゃ、いったい誰がやるんだ!?」とな。
赤爺:実に若い。若いのぉ。老いぼれにはまぶしすぎるわ。
乃燈:・・・・・・・・・・・・
赤爺:とはいえ、あやつらは素直じゃないうえに仲間の前じゃ意地っ張りな連中じゃからの。
赤爺:心の内では熱くそう思っておっても、誰一人としておくびに出そうともせん。
赤爺:じゃが、わしにはわかる。
赤爺:口にせずとも、あやつらは同じ想いを全員で共有して動いておる。
赤爺:それぞれが好き勝手にやっておるようにも見えるが、その根っこの部分ではしっかりとつながっておるんじゃよ。
乃燈:/echo みんな・・・・・
赤爺:あやつのように考えもなしに、無鉄砲にシャウトし続け、友に呼びかける者もおる。
赤爺:またある者は、自身のHNMLSを総動員して、懸命になって友の行方を調べておる。
赤爺:私財を投げ打って大人数を雇って捜索する者。
赤爺:世界を回って獣たちに聞き込みをしておる者。
赤爺:自身の目的を達するついでと言いながら、世界中を駆けずり回っている者・・・と、それに付き従う者。
赤爺:密偵たちを世に放って情報収集にあたる者たち、世界を旅しながら友の歌を吟じ続ける者たち。
赤爺:そして、ひたすらに友の無事を祈り、願う者たち。
赤爺:方法は違えど、各人、自分なりに力の限りを尽くして友を捜しておるのは一緒じゃ。
乃燈:・・・・・爺さんもその一人なのか?
赤爺:まぁ、そういうことじゃ。
赤爺:見てみい。ただでさえ節くれだったこの老いぼれの足が、聞き込みのせいで本当に棒になりおったわい。
赤爺は足をぴしゃりと叩いた。
赤爺:困ったもんじゃ。
赤爺:夕涼みがてら休憩しに来たというのに、ちょうどそこに冴えない顔をした若者がおって、
赤爺:ついつい説教を垂れてみたくなってしまうとはの。
赤爺:いかんのう、わしの悪い癖じゃ。
赤爺はカラカラ笑った。
乃燈:・・・なぁ、爺さん。
乃燈:あんたらが捜してる男は戻ってくると思うか?
赤爺:そうじゃのう・・・・戻ってくる、戻ってこないは本人の気次第じゃからなんとも言えんの。
赤爺:じゃが、あやつに会ったら、わしはすかさずこう言ってやるつもりじゃ。
- 129 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:07:35 ID:???
赤爺: 嫌 な ら 帰 っ て こ な く て も い い ん じ ゃ よ ?
- 130 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:09:03 ID:???
乃燈:・・・・・情け容赦ないんだな。
赤爺:わしはそうは思わんがの。本人の意思を尊重してるだけじゃ。
乃燈:時と場合によっちゃ、それが相手にとって残酷になることもあるんだよ。
乃燈:相手に有無を言わせず、腕ずくでもこっちへ来いと引っ張ってやんなきゃいけないときもある。
赤爺:わしはな、信じておるんじゃ。
乃燈:何を?
赤爺:わしらが捜しておる男は、いちいちそんな甘ったれたことをしてやらずとも、自分の足で帰ってくるとな。
赤爺:自分の心と真摯に向き合い、真に己の欲するところ、求めるものを見つけて、必ず自らの意思で帰ってくる。
赤爺:こうやってわしらが汗をかいてやっておるのも、本当ならしなくてもよいはずの特別出血大サービスなんじゃ。
乃燈:過大評価のしすぎなんじゃないのか?
乃燈:俺はそいつがそんなにたいしたやつだとは思えない。
赤爺:赤の他人のお前さんに、わしらの仲間をどうこう言ってもらいたくはないの。
乃燈:・・・・・・・・・・・・・
赤爺:お前さんの言うように、わしらはあやつを過剰に信じすぎておるのかもしれん。
赤爺:じゃがの、希望は大きいほうがいい。明日をより明るく生きれるからの。
赤爺:世には、希望は大きければ大きいほど裏切られたときの絶望も大きく、
赤爺:それゆえに希望は持たぬが賢明、持つなら慎ましく持てと、ことさら唯一の真理であるかのように説く輩もおる。
赤爺:わしに言わせれば、そのような痴れ言はダルメルの遠吠えに過ぎん。
赤爺:希望や期待に背かれたところでそれがどうしたというのじゃ?
赤爺:赤子のように泣き暮らせとでも言うのかの?
赤爺:そのような無様な生き方、わしは真っ平御免じゃ。
赤爺:わしは転ぶたびに立ち上がり、それを糧にして強くなる。
赤爺:実際に、わしはそうやって老いるまでの長い年月を生き抜いてきた。戦ってきたんじゃ。
赤爺:なんといっても、わしはヴァナディールの真の勇者じゃからの。凹みっぱなしでは格好がつかんわい。
赤爺は乃燈ににっこり微笑んだ。
乃燈:・・・・そこまで想われてるのか・・・・・・
乃燈:その男はよほどの幸せ者なんだな・・・・・羨ましいよ・・・
赤爺:なんじゃ?
赤爺:お前さん、泣いておるのか?
乃燈:ちょっとな。西日が目に入ってまぶしくてさ。
赤爺:あやつは幸せ者じゃが、大馬鹿者でもあるのう。
乃燈:え?
赤爺:一時的にとはいえ、自分のすぐそばにある幸せから身を遠ざけたんじゃからな。
赤爺:反省もせずに帰ってきおったら、わしのこの熱き鉄拳をしこたま打ち込んでやらねばならんの。
赤爺は固く握りしめた拳骨に息を吹きかけた。
乃燈:・・・痛そうだな。
乃燈:手加減してやったほうがいいんじゃないのか?
赤爺:お断りじゃ。
赤爺は乃燈の肩に手を置いて立ち上がると、腰に手をあてて背を伸ばし、首筋を軽く叩いた。
赤爺:さて、こんなに長居するつもりじゃなかったんじゃがの。
餡子:あらぁ〜〜ん♪wwwwwwwww
餡子:おじいちゃんったらこんなとこでいけないことしてたのねぇんwwwwww餡子探しちゃったぁ〜wwwwwww
赤爺:おぉ、ちょうど迎えも来たようじゃな。餡子ちゃん手間かけさせてすまんのぉwwwwwww
乃燈:/echo 赤爺の次は餡子かwwwwwwwwwww
乃燈:/echo うおwwwwww餡子に集まる野郎たちの視線が半端じゃねぇなwwwwwwww
- 131 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:10:23 ID:???
餡子:もう貧血のほうは大丈夫なのぉ?wwwwwww
餡子:おじいちゃんからご指名のtellもらったとき、餡子心配で心配でイッちゃうとこだったわぁんwwwwwww
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwwww
赤爺:見ての通り、ホレッ、わしもこやつも元気ビンビンじゃっ!wwwwwww
餡子:いやぁあ〜〜〜〜ンwwwwwおじいちゃんったら元気すぎぃwwwww餡子も熱くなってきちゃううぅぅんwwwww
乃燈:/echo こいつらwwwww他人のフリしてても聞いてるこっちが恥ずかしいなwwwwwwww
赤爺:うっひょおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!wwwwwwwwww
赤爺:餡子ちゃんのサブリガ食い込み姿にわしの伝説の剣もTP30000000000%じゃっ!!wwwwwww
餡子:いやぁん♪wwwwwwwどこ見てるのぉ?wwwwwwおじいちゃんはエッチねぇんwwwwwww
赤爺:餡子ちゃんや、これからどうじゃ?wwwwww
赤爺:汗をかくついでにwwwwwわしと臨界点まで連携決めてみんかの!?wwwwwww
餡子:ダ・メ・よ・ン♪wwwwwwww
餡子:まだお日様が沈みきってないでしょぉ?wwwwあっつぅぅう〜い連携は夜になるまでお預けよぉんwwwwwww
赤爺:/sh みwなwぎwっwてwきwたwのwじwゃwあwあwあwあwあwあwあwあwぁwぁw!!wwwwwww
赤爺は餡子を両手に抱えて駆け出した。
餡子:あああぁぁっっん♪wwwwwwww
餡子:おじいちゃんったら積極的ぃ〜〜んwwwwお姫様だっこなんて餡子久しぶりだわぁwwwwww
餡子は乃燈にひらひら手を振った。
乃燈:爺さん、またな。
乃燈は赤爺と餡子にサヨナラの挨拶をした。
- 132 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:12:01 ID:???
餡子:ねぇンwwwwww置いてきちゃってもよかったのぉ?wwwwwww
赤爺:ん?wwww何をじゃ?wwwww野暮な理性なら大昔に置き忘れてきてしまったぞい?wwwwww
餡子:ふふふっwwww違うわよぉんwwwおじいちゃんwwwwwwww
餡子:さっき隣にいた若い男の子のことよぉんwwwwwお楽しみ中だったんでしょ?wwwww
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwww構わん構わんwwwwwwwww
赤爺:ケツの青い小便小僧の人生相談なんぞより、餡子ちゃんとの熱い一夜ほうがよっぽど大事じゃwwww
餡子:小便小僧さんねぇwwwww
餡子:あっちのほうも小便小僧サイズなのかしらん?wwwwwww
赤爺:やはり餡子ちゃんじゃのwwwwww人並みな娘っ子たちとは目のつけどころが違うわwwwwwww
餡子:あはんwwwwあの子はだあれ?wwww餡子気になるわぁwwwwwwwww
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwwwwwww
赤爺:それは内緒じゃwwww餡子ちゃんは今はわしのことだけ考えておればいいんじゃwwwwwww
餡子:あらぁん?wwwwおじいちゃったらひょっとして妬いてるのぉ〜?wwwwwww
赤爺:もちろんじゃともwwwwwwww
赤爺:あんなひよっ子ごときに、わしの餡子ちゃんの心を一時でも取られてはたまらんからのwwwww
餡子:んふwwww焼きもち焼いてるおじいちゃんも可愛いwwwwwwww
餡子:でぇもぉ〜wwww餡子にお・し・え・て・ン♪wwwwwwwwwww
餡子は赤爺の頬を妖しい手つきでなで回した。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwww餡子ちゃんには敵わんのぉwwwww
赤爺:あやつは本当の自分と仮初の自分との間で、優柔不断に揺れ動いておる若きウェルテルじゃよwwwwww
餡子:ふぅ〜〜〜んwwwww
餡子:なんだか意味深ねぇんwwwww謎めかしくてうずいてきちゃうわぁwwwwwwww
赤爺:顔は冴えんやつじゃが、なかなかどうして、餡子ちゃん好みの剛毅な息子を持っておるぞwwwwwww
餡子:それは楽しみだわぁwwwww餡子、大っきいのならなんでも好きよぉんwwwww
赤爺:いつものように、つまみにはいかんのかの?wwwwwww
餡子:急いでがっつく必要はないわぁんwwwwwww
餡子:あの子なら、あとでまたゆっくり味わう機会はあるでしょうしねぇ〜wwwwww
餡子:そ・れ・にwwwwwww
餡子:どうせ食べるなら“偽物”なんかより“本物”を堪能したほうがいいでしょう?wwwwwwww
赤爺:そうじゃのwwwwww
餡子:餡子はこう見えても本物嗜好なのwwww天然物じゃなきゃ餡子の舌は満足しないわぁんwwwww
赤爺:本物嗜好と来おったかwwwwなるほどのうwwwwww
- 133 :ゆらめきの夏装〜第8幕:たそがれて〜 :04/10/23 03:12:52 ID:???
赤爺は餡子を静かに下ろした。
餡子:あン♪wwwwもう終わりなのぉ?wwwwww餡子がっかりだわぁwwwwwwww
赤爺:ふぉっふぉっwwwwwwwwすまんのwwwwww
赤爺:あまり腰を酷使すると、せっかくの夜までもたんかもしれんからのぉwwwwwww
餡子:それもそうねぇwwwwお年寄りはいたわってあげなくちゃダメよねぇんwwwwwwwww
赤爺:・・・・のう、餡子ちゃんや。
餡子:なあに?wwwおじいちゃん?wwwwww
餡子:可愛いおじいちゃんにはそんな真剣な顔は似合わないわよぉwwwwwwwwww
赤爺:あやつのこと、いったいいつ気づきおった?
餡子は赤爺ににっこり微笑んだ。
餡子:一目見たときからよwwwww餡子にはすぐにわかっちゃったわぁんwwwww
赤爺:ほう。直感かの?
餡子:直感とは違うわねぇwwwww
餡子:強いて言うなら、同門の為せる業ってところかしらんwwwwwwww
赤爺:ふむ、同じ穴のマンティコアということかのう?
餡子:いやあぁ〜〜〜ん♪wwwwww同じ“穴”だなんておじいちゃんのエッチぃぃいんんwwwww
餡子:餡子のTPも満タンになっちゃいそうwwwwww早く解放させてええぇぇぇんんんwwwwwwww
赤爺:/sh うっひょぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおううううぅぅぅぅ!!wwwwwwwwww
赤爺:/sh わしの夏は真っ盛りじゃあああああああああああああああああああああぁぁぁぁっっ!!!wwwwwwwww
赤爺のとんずら。
→赤爺の移動速度アップ。
→餡子を抱きかかえて夜の街へと消えて行きます。
餡子:/echo 別人に姿を変えたとしても、暗黒の業の鎖から解き放たれることがないなんて・・・・・
餡子:/echo 私たちの常識では決して計りしれない・・・・・・なんて恐ろしい子なのかしらね。
- 134 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:17:29 ID:???
wwwwwwww 四日後 in ジュノ −ル・ルデの庭− wwwwwwww
餡刻:/sh 皆さん、こんにちは。餡刻アワーの時間です。
餡刻:/sh 耳には聞こえないのに、心にはきっと聞こえる・・・疲れたあなたをこっそり応援、餡刻アワー。
餡刻:/sh 業界初のほんのり不思議癒し系トーク番組として評判も高く、聴取率もうなぎのぼりです。
餡刻:/sh え?これって、かの有名な廃○アワーのパクリだろって?
餡刻:/sh あっはっはっはっ。心配はご無用。問題はとうの昔に解決済みです。
餡刻:/sh あちらは/echo放送、こちらは/sh放送。
餡刻:/sh 番組内容が同じでも放送方式が違うのでノープロブレム。
餡刻:/sh その証拠に、過去何百回にわたって放送してきましたが、一度たりともクレームtellは来たことがありません。
餡刻:/sh tellソノモノガキマセンガネ… il||liorz
餡刻:/sh おっと、失礼しました。パーソナリティーがorzしてたら番組が進みませんね。
餡刻:/sh ではでは、今日もテンションを上げて、リスナーの皆様からいただいたお便りを紹介いたしましょう。
餡刻:/sh まず最初の一枚目は、S.N.(Shout Name)“同情するならPTに誘ってくださいよー♪”さんからです。
餡刻:/sh うーん、なんとも私の胸を内角に鋭くえぐる、素晴らしいS.N.ですね。
餡刻:/sh 『餡刻さん、こんにちは。』
餡刻:/sh ――はい、こんにちはー!お手紙ありがとー!!
餡刻:/sh 『私は餡刻さんのお話を聞いてるといつも勇気づけられて、もっと頑張ろうっていう気持ちになります。』
餡刻:/sh ――こちらこそリスナーの皆さんからお便りをいただいて、たくさんの勇気と元気をもらっていますよ。
餡刻:/sh 『餡刻さん、私の悩みを聞いてください!』
餡刻:/sh ――もちろん聞きます!皆さんの心の荷物を少しでも分かち合うのが私の役目ですから。
餡刻:/sh 『私、ここのところずっとPTのことで悩んでて、夜になってもそのことが気になってろくに眠れないんです。』
餡刻:/sh ――PTのことなら何でも聞いてください。PT待ちの悲劇相談なら得意分野です。
- 135 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:18:15 ID:???
餡刻:/sh 『私はヴァナに来てからずっと白魔をやってるんですが、そろそろ潮時なのかなって思ってます。』
餡刻:/sh 『私なりに一生懸命頑張ってきたんですけど、どうしても出費に収入のほうが追いついていかなくて・・・』
餡刻:/sh 『魔法や装備を整えないとPTメンに迷惑をかけてしまうし、嫌な顔をされるのもつらいんです。』
餡刻:/sh 『この前はレイズUがないことを理由に、PTに入ってすぐにキックされてしまいました。』
内藤:/sh ヴァナ最高峰のビーストマスターにして夜の獣王な俺様wwwwwwwwww
餡刻:/sh 『仲の良かった友達はどんどん先に行ってしまって、今ではPTを組んでもらうにはLv差がありすぎて・・・』
餡刻:/sh 『先に進むのを楽しんでる友達に、自分のことに付き合ってもらうのも悪い気がして頼めそうにありません。』
餡刻:/sh 『もともと友達が少なくて、一人でお金稼ぎしながら冒険を続けるのも疲れてきてしまいました。』
餡刻:/sh 『言い訳がましいとは思いますが、私はこれからどうすればいいか教えてください。お願いします。』
餡刻:/sh ――今日のお悩みは、ヴァナに蔓延する最もポピュラーかつ深刻な問題です。
餡刻:/sh メインジョブにもよりますが、それでも共通して一番苦しむのは手元の不如意ですからね。
内藤:/sh マイガーデンに降臨!!wwwwwwwww
餡刻:/sh 特にメインが白魔の場合、出費額の激しさ、ソロでの資金調達の困難さは五指に入るでしょう。
餡刻:/sh 鯖や時代が異なっても、レイズUが白魔の越えなければならない大きな壁であることには変わりないようです。
餡刻:/sh それにしても、レイズUがないだけでキックするとは、とんでもない人間がいるものですね!
餡刻:/sh 同情(略)さん。
餡刻:/sh もしよろしければ、あなたを傷つけたその不届き者たちの名前を教えてください。
餡刻:/sh 私の友達に、三度の飯より人斬りが大好きな侍さんと、銃乱射に生き甲斐を感じる狩人さんがいまして、
餡刻:/sh 彼らにちょっとお小遣いを握らせて、ヴァナのクズ掃除をやってもらいますから。
内藤:/sh 操られたい男No.1の俺様wwwwwwwww
餡刻:/sh 彼らの腕は私が保証します。確実に、そして派手に仕事をやってのけてくれるでしょう。
餡刻:/sh もちろん、この私も殺りますよ。
餡刻:/sh 人にだけ手を汚させるのは信条に反しますからね。
餡刻:/sh 皆さんもご存知かと思いますが、実は私、サイレントキリングが十八番なんですよ。
餡刻:/sh デフォがオートインスニですからね。見つかるはずがありません。無敵です。
餡刻:/sh ジマンニモナリマセンガ… il||liorz
- 136 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:19:24 ID:???
餡刻:/sh ――・・・と、冗談はさておきまして。
餡刻:/sh お友達のことを気遣ってしまう優しい同情(略)さんは、おそらく平和的な解決をお望みのことでしょう。
餡刻:/sh もちろん殺ってほしいとご要望があれば殺りますから、遠慮なくお申し付けください。
餡刻:/sh さてさて。
餡刻:/sh 最善の解決法はやはり、同情(略)さんがもう少しだけ勇気を振り絞ってみること、でしょうか。
内藤:/sh 無駄な時間を過ごしてる愚民どもに楽しみを持ってきたwwwwwww
餡刻:/sh 案ずるより産むが易しといいますし、お友達に協力を頼んでみましょう。
餡刻:/sh ダメだったとしてもそれはあなたが悪いわけではありません。その友達の心が狭すぎるのです。
餡刻:/sh 思い切りよく割り切って、こちらのほうから、そんな友達甲斐のない人間のことなど見限ってやりましょう。
餡刻:/sh 新しい友達作りに挑戦するもよし、私に友達の殺害を依頼をするもよし。
餡刻:/sh それでも、もし万が一、「勇気が出せないよーっ!助けて餡刻さんっ(><;」っていう場合には、
内藤:/sh 今世紀最大のスペクタクルを見せてやるからwwwwwwwww
餡刻:/sh この私、餡刻に直通tellをください。ぜひお友達になりましょう。
餡刻:/sh 最高装備はすべて整え、サポも全種万全に取りそろえ、PTスキルにも自信があります。
餡刻:/sh アイテム取りから、ミッションクリア、土地案内、合成依頼、PLまで、各種用途に対応いたします。
餡刻:/sh また、必要とあらば、装備品、食事、魔法、資金、可能な限りなんでも支援いたします。
内藤:/sh 有り金全部持って集合ヨロwwwwwwwww
餡刻:/sh 番組を聴いてくださってるそこのあなた、お困りでしたらぜひぜひお声をかけてください。
餡刻:/sh 24時間いつでもどこでも、PTのお誘い、フレ登録をお待ちしております。
餡刻:/sh ん?
餡刻:/sh 同情(略)さんのお便りに続きがあったみたいですね。なになに。
餡刻:/sh 『P.S.途中で無駄に自分を売り込むのはよしたほうがいいと思います。聴いててウザイです。』
餡刻:/sh (´・ω・`) ゴメンナサイ
- 137 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:20:29 ID:???
内藤:/sh うはwwwwwwwwww俺様の最強シャウトが異常な速さで流されてくwwwwwwwwwwwww
餡刻:/sh あれ? 内藤だ。いつ来たんだろ?
餡刻:/sh wwwww登場シャウトがなかったから気づかなかったぜwwwwwwwww
内藤:/sh また空白で流されたwwwwwwwありえないwwwwwwwww何かの陰毛?wwwwwwww
餡刻:陰毛じゃなく陰謀だってwwwwwwwww
餡刻:おーい内藤!wwwwww久しぶりだなwwwwww元気か?wwwwwwww
内藤:うはwwwwwww見えない人が話しかけてきたwwwwww俺様有名すぎwwwwこれは修正されるねwwww
餡刻:見えないって・・・思いっきり俺の顔見て話してるじゃねーかwwwwww
内藤:英雄の俺様に口答えなんて無礼だねwwwwwww下郎よwwwwww控えろ!wwwwwww
餡刻:マタコノパターンデスカ orz
内藤:w?www?wwwww?www?wwwwどこかで見たことのあるorzwwwwwwwもしかして飴黒?wwwwwww
餡刻: (´・ω・`) アメコクジャナイヤイ
内藤:/sh 黒w飴wをw発w見wしwたwぜwえwえwえwえwえwえwえwぇwぇwぇwぇwぇwっw!w!wwwwwwww
餡刻:/sh だから俺は飴じゃNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
内藤:黒飴見つけるなんてさすが俺様wwwwwwウォーリーを越えたねwwwwwww
餡刻:聞く耳なしっすか ('A`)
内藤:下僕の分際でかくれんぼ上手すぎwwwwww俺様がどれだけ探しても見つかんなかったwwwwww
餡刻:すまん・・・・内藤たちにはいろいろ心配かけちまったみたいで・・・・・
内藤:かくれんぼのときはインスニ解除ヨロwwwwwwwあれルール違反wwwwwww
餡刻:ルール違反って言われてもなぁwwwwwww俺だって解除できるんなら解除してえよwwwww
内藤:おkkkkwwwwwwwwww
内藤:それなら次は黒飴が鬼役ヨロwwwww今度は俺様が隠れるwwwwwwww
餡刻:おいおい、別に俺は隠れたくて隠れてたわけじゃないんだぜ。
内藤:今までどこに隠れてた?wwwwwww参考までに情報プリーズwwwwww
餡刻:あのなぁ・・・人の話を聞けって。隠れてたわけじゃないって言ってるだろ。
内藤:wwwwwwLS『Boooooooomerang』主催wwwwwww
内藤:wwwwwwwwwwヴァナ全域を舞台にした無期限かくれんぼ大会wwwwwwwww
餡刻:かくれんぼ大会?なんだよ、それ?
内藤:黒飴が隠れて他のみんなは探すwwwwwww一番最初に黒飴を見つけると賞品がもらえるwwwwwww
内藤:戦死もたまにはマシな企画を考えるねwwwwwww俺様並みにGJwwwwwwwww
餡刻:え゛っ・・・ってことは、その、つまり・・・?
内藤:賞品最強すぎwwwwwwwwwみんなから一つだけお願いを聞いてもらえるwwwwwww
内藤:うはwwwwwwwwwwwwwwww
内藤:俺様wwwwwwヴァナ一の幸せ者wwwwww念願だったマイハニーとの結婚を叶えてもらうwwwwwwwww
餡刻:じゃあ・・・・お前が俺を捜してたのって・・・・・・・
内藤:もちろんwwwwwww最強賞品が欲しいからwwwwwwwwwwww
内藤:wwwwじゃなきゃ俺様wwwwwwwwww黒飴なんか探さないwwwwwwww
餡刻:il||li _| ̄|○ il||li
餡刻はボロボロと涙を流して泣き出した。
- 138 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:21:41 ID:???
内藤:黒飴がマジ泣きしてるwwwwww俺様意味わかんないwwwwwwww
餡刻:・・・・・なんでもない・・なんでもないんだ・・・・・取り乱しちまってすまん・・・
内藤:wwwww陽炎みたいに透けてゆらゆらしてるwwwwwwwww黒飴消失寸前?wwwwwww
餡刻は内藤をじっと見つめた。
内藤:うはwwwwwwwww黒飴に狙われてるwwwwwwwwww
内藤:wwwwwwおkkkkwwwww惚れられるのも掘られるのも俺様イヤンwwwwww
餡刻:誰もそんなことしねーよwwwwwなんだってお前、獣使いなんかやってんだ?wwwwww
内藤:俺様wwwwwww四日前にヴァナ最強の珍獣を捕獲したwwwwwww
内藤:サービス精神旺盛な俺様wwwww世界中の臣下たちに俺様のペットをお披露目してやるつもりwwwww
餡刻:珍獣?普通のモンスターじゃなく?
内藤:うはwwwwwwwパンピーケモリンと一緒にされるなんて不本意だねwwwwww
内藤:俺様のペットはノーマルなやつなんかじゃつとまらないwwwwwこれヴァナの超常識wwwwwwww
餡刻:んなこと言っても騙されないぞwwwwwwwwwwww
餡刻:wwwwwwマンドラとか兎なんかを捕まえて、大袈裟なこと言ってるだけなんだろ?wwwwwww
内藤:うはwwwwwwwwwwまた黒飴が消えたwwwwwwwwwwwww
餡刻:ゴメンナサイ orz
内藤:次に俺様に逆らったら認知取り消しwwwwwwwおkkkkwwwwwwwww?
餡刻:へいへいwwww
餡刻:ところで、珍獣を披露するのにわざわざ獣使いになる意味なんかあるのか?
内藤:獣といったら獣使いwwwwww珍獣ショーするならナイトよりもふさわしいwwwwww
餡刻:なんだwwww形から入ってるだけかよwwwwwwww
餡刻:ショーってことは、その珍獣は何か芸でもできるのか?
内藤:俺様のペットは俺様に似てヴァナ最強wwwwwwwちょびっと教えるだけですぐにマスターするwwwwwww
餡刻:へ〜〜wwwwwwお手とかお座りでもすんのか?wwwwwww
内藤:うはwwwwwww俺様のペットを舐めすぎwwwwww暗黒程度の技なら楽勝でできるwwwwww
餡刻:お前こそ暗黒騎士を舐めすぎだwwwwwwペットなんかに俺たちの技ができてたまるかwwww
餡刻:/echo 内藤のことだから、まさか獣人あたりをとっ捕まえてきたってわけじゃないよな・・・?
餡刻:なぁ、内藤。そいつはどこで捕まえたんだ?
内藤:クロ巣wwwwwwww
餡刻はビックリした!
餡刻:あんなとこに珍獣って呼べるモンスターなんかいたか?騎芋とかじゃないだろうな?
内藤:違う違うwwwwwwww
内藤:芋なんかじゃないwwwwwww俺様の素敵シャウトに魅かれてあっちから出てきたから捕獲したwwwww
餡刻:嘘くせえなぁwwwwwwwんで、その珍獣はどこにいるんだ?wwwwww
内藤:俺様の助手たちがクロ巣から運んでくる手筈になってるwwwwwwww
餡刻:ふーんwwwwお前の部下になるなんて物好きな連中もいるもんだなwwwwwww
内藤:あwwwww来たwwwwwwww
内藤は餡刻の背後を指差した。
- 139 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:23:42 ID:???
糞猫:/sh きゃあああああああああぁぁぁぁああん♪wwwwww餡刻様ああああああぁぁぁぁ!!wwwwwwwwwww
糞猫は餡刻の背中に飛び込んだ。
餡刻:う゛わっ!?糞猫!?
糞猫:/sh 餡刻様!wwwww餡刻様ぁ!wwww餡刻様あぁ!wwww餡刻様ああぁん!wwwwwwww
糞猫は餡刻を押し倒し、胸の下辺りに飛び乗った。
内藤:うはwwwwwwww糞猫マウントポジションwwwwwみなぎってくるねwwwwwwwww
餡刻:うあっこらっ!wwwwよせってば!wwwwみんなが見てるだろ!!wwwwww
糞猫:いいじゃないですかーwwwwwww
糞猫:見たい人には見せつけてあげましょうよwwwww私たちの熱愛っぷりを♪wwwww
餡刻:wwwww人を座布団にしておいてよくもぬけぬけとwwwwwww誰と誰が熱愛してるって?wwwwwwwww
糞猫:あれーwwwwww餡刻様忘れちゃったんですか?wwwwwwwww
糞猫:しょうがないなぁwwwwwwwそれじゃ、私が思い出させてあげますねwwwwwwwwwww
餡刻:ひぃっ!!!!?
糞猫:・・・むぅ〜〜・・餡刻様かわさないでくださいよぉ〜〜wwwwwwwwwww
餡刻:おまっ、かわすに決まってんだろ!wwwwwいきなり何すんだ!?wwwwwww
糞猫:何って・・・決まってるじゃないですかwwwwwwwwお帰りなさいのキスですよー♪wwwwwwww
餡刻:いらんいらんwwwwwwwそんな出迎えはいらないからwwwwwwwwww
糞猫:ぶぅ〜〜減るもんじゃないんですし、キスくらいケチケチしないでくださいよwwwww
餡刻:ケチケチって・・・wwwwwww
餡刻:こういうのは気前良くサービスするようなもんでもないだろうがwwwwwwwwwww
糞猫は神妙な面持ちで考え込んだ。
糞猫:つかぬ事をお聞きしますけど、餡刻様は人並みの良心は持ってますか?wwwwwwwwww
餡刻:は・・・?
餡刻:・・・・・・それなりにはあるとは思うけど、なんだよ、突然?
糞猫:ん〜〜〜〜・・・なら、やっぱり餡刻様はキスされるべきですねwwwwww
糞猫:wwwいえwwwwむしろ、餡刻様のほうから私にキスするべきですよwwwwwwww
餡刻: (´・ω・`)????
- 140 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:26:27 ID:???
餡刻:wwwwwwwww何がどうなるとそういう結論になるんだ?wwwwwwwwwwww
糞猫:あのですねwwwww餡刻様がぜんぜんヴァナに来てくれなかったせいで、
糞猫:私、欲求不満になっちゃったんですよ?wwwwwwかわいそうだとは思いませんか?wwwwwwww
餡刻:wwwwwwwwwwwwwww
餡刻:wwwwwwなに餡子みたいなこと言ってんだ、お前はwwwwwwwこらwww降りろwwwwww
糞猫:んふ♪wwwwwwwジタバタしたってダメですよwwwwwww餡刻様wwwwwwww
糞猫:花嫁修業で磨いた私のマウントはちょっとやそっとじゃ崩せないんですからwwwwwww
餡刻:うはwwwwwwwwwww最近は、嫁入り準備のために格闘を習うのかよwwwwwwwwww
糞猫:私の修行先のお師匠様がそういう方針なんですwwwwwwwwwwwwww
糞猫:これからの時代、女は男に敷かれるんじゃなく、積極的に男を組み敷いていくべきだってwwwwww
餡刻:誰だよwwwwwwwwそのお師匠様ってのはwwwwwwwwww
糞猫:餡子さん♪wwwwwwwwwwwwww
餡刻:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあのエロ♀め・・・・・ orz
- 141 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:31:12 ID:???
糞猫:じゃ、餡刻様のご理解もいただけたってことで、まずはバードからいきますよwwwwwwwwww
餡刻:無理wwwwwwwwwwwwwwwサポシwwwwwwwwwwwwwwww
糞猫:wwwwwwwそんなマンネリな応答文句はいりませんから・・・・・
糞猫:wwwwwwwwwwwwwwwww 黙 っ て や ら せ ろ wwwwwwwwwwwwwwwww
餡刻:うは;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;勘弁;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
- 142 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:32:38 ID:???
糞猫:よいではないかwwwwwwwよいではないかwwwwwwwwwwwww
餡刻:やーwwwwwwwwめーwwwwwwwwてーwwwwwwwwwwwwww
糞猫:餡刻様がちゃんと反省して、
糞猫:私を餡刻様の籍に入れてくれるって約束してくれるまでは降りませんからねwwwwww
餡刻:うはwwwwwwwwwwww
餡刻:立て続けに無茶な要求すんなwwwwwいくらでも謝るから降りてくれwwwww
糞猫:ダメですよーだwwwwwwwww
糞猫:このあと餡刻様をモグハに連れてって連携:合体を決めるんですからっ!wwwwww
内藤:うほっwwwwwwwいい連携wwwwww俺様とマイハニーにも実装ヨロwwwwwwww
餡刻:/sh 馬鹿なこと言ってんじゃNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
糞猫:んもぅwwwwwww私は本気ですよ?wwwwwwwwww
糞猫:私の計画じゃ、合体のあとは、連携:合成→連携:入籍までつなぐことになってますんで協力ヨロwwwwww
糞猫:・えちょ これで素敵な旦那様と可愛いベイビーを一度にゲットwwwwwwww
糞猫:・えちょ あはwwwwwwww一粒で二度おいしいってこのことよねwwwwwwww
糞猫:いやん♪wwwwwwwwww華麗にミスwwwwwwwwwwwww
内藤:黒飴羨ましすぎwwwwwww俺様wwwwマイハニーに糞猫の爪の垢飲ませたいwwwwwwww
餡刻:ばっ!?内藤!wwwwwww
餡刻:お前も顔を赤くして見てないで、こいつをどかしてくれ!!wwwww頼むからwwwwwwwww
糞猫: 邪 魔 し た ら フ ァ イ ガ し ま す よ ? ^ ー ^
内藤:うはwwwwwwwww糞猫マジで怖すぎだねwwwwwwwwww
内藤:wwwwww「w」分が足りてないwwwwwwwww付け足ししとくねwwつ[wwwwwwwwww]wwwwww
糞猫:で?邪魔するわけ?
内藤:おkkkkwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwww
内藤:俺様邪魔しないwwwwww激しく応援するwwwwwwガンガレwwwwwwwww
内藤は勝ち鬨を上げた!
内藤は、糞猫と餡刻を全力で応援した。
餡刻:/sh 裏切り者おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっwwwwwwwwwwww!!
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwww
糞猫:餡刻様ぁ、往生際が悪いですよwwwwww内藤さん公認なんだからじっくり愛し合いましょ♪wwwwwwwwww
餡刻:馬鹿やめっwwこらっ目をつむるなwwwwwちょい待て落ち着けwwwwww唇が近いwwwwww
内藤:さすが俺様wwwwwヴァナで最高のミスター・キューピーなだけはあるねwwwwww
内藤:/sh マイハニー臼姫wwwwwwwww俺様たちも愛し合おうぜええええええええええぇぇぇぇぇぇっ!!wwwwww
- 143 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:34:41 ID:???
獣様:餡刻しゃんたち何やってるんでしゅか?(´・ω・`)
赤魔子は驚いたと同時に疑問の表情を浮かべた。
餡刻:い゛っ!?獣様に赤魔子!?
内藤:やっと助手2号、3号も来たwwwwwwwお前ら遅すぎwwwwwwww
獣様:餡刻しゃんと糞猫しゃん、プロレシュごっこしてるんでしゅか?(=´▽`=)
赤魔子は顔を赤らめ、口元を手で覆っている。
餡刻:え?あ?
餡刻:ああっ!うんっ、そうそう!!
餡刻:糞猫が対糞樽用に新技を編み出したから試させてほしいって頼まれてさっ!なっ!?
糞猫:う、うんwwwwそんなとこかなwwwwww
糞猫:wwwwwうちのバカ兄貴をとっちめるとっておきの方法を思いついたのよwwwwwwww
内藤:うはwwwwwwwwwww古き良き夫婦の伝統wwwww夏はベッドでプロレスの季節wwwwwwww
餡刻:マジで余計なことは言わないでくださいお願いします lllora
糞猫:・えちょ ちっwwwwwせっかくこのまま既成事実を作ってゴールインまで持ち込むとこだったのにwwwwww
糞猫:・えちょ この場の空気が読めないなんて、獣様、お子ちゃますぎwwwwwwwwwww
糞猫:・えちょ あとです巻きにして、セルビナ⇔マウラ航路に沈めるしかないわねwwwwwwwww
獣様:ピギャ━━━━━━━━━((((((((((((((((((((((((((((゚Д゚;)))))))))))))))))))))))))━━━━━━━━━!!!!!!!
糞猫:盛大にミスwwwwwwwwwのようでミスじゃないから覚えときなさい^^♪wwwwwwwwwww
獣様:ゴメンシャイゴメンナシャイ(((((((((((((((((((((つдと;)))))))))))))))))))))ヨクワカリマシェンケドゴメンナシャイ
赤魔子は獣様を抱きかかえて、物陰に隠れた。
内藤:うはwwwwwwwwwwww
内藤:wwwwwwww一瞬wwwwwww糞猫からマイハニー級のオーラを感じたwwwwwwwwwww
餡刻:獣様に赤魔子wwwwwwwそんなとこに隠れてないで出て来いよwwwwwwwww
餡刻:ほら、糞猫もいい加減放してくれってwwwww動きづらいだろwwwwwww
糞猫:あンwwwww餡刻様のいけずぅwwwwwwwww
- 144 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:36:17 ID:???
獣様:餡刻しゃん、お帰りなしゃいでしゅ。(=´▽`=)ノ
赤魔子は餡刻を歓迎した。
餡刻:うん、ただいまwwwwwww
餡刻:みんな俺のことを探してくれてたみたいで、帰りが遅くなってごめんなwwwwwwww
獣様:いいんでしゅよ。餡刻しゃんが帰ってきてくれてボクたち嬉しいでしゅ。(*´▽`*)ゞ
赤魔子は獣様と共に楽しい気分に浸った。
赤魔子は楽しげにステップを踏んだ。
獣様:でも、餡刻しゃんがヴァナに来れない理由をお友達の乃燈しゃんに教えてもらうまで、
獣様:ボクたち、じゅっとじゅっと餡刻しゃんのこと心配してたんでしゅよ!(`・ω・´)
赤魔子は獣様に同意した。
餡刻:ごめんな、獣様。
餡刻はひざまずいて、獣様をじっと見つめた。
餡刻:こんなに長くなるなんて俺も思ってなくてさ、最初はもっと早く終わらせるつもりだったんだ。
獣様:反省してくだしゃい!(`・ω・´)−3
獣様:これからは、いなくなっちゃう前にちゃんとボクたちに言ってくだしゃい! ∩`・ω・´)
獣様は餡刻の頬をバシッとたたいた!
餡刻:・・・・・獣様?
赤魔子はビックリした!
獣様はボロボロと涙を流して泣き出した。
獣様:・・・ボクは・・ボクは・・・・(`;ω;´)
獣様:大好きな餡刻しゃんが・・事故にあったんじゃないかって・・・・(´;ω;`)
獣様:・・・・・もう二度と餡刻しゃんに会えないんじゃないかって・・・・・・心配で心配で・・・・・・・・ つ;ω;`)
餡刻:獣様・・・・
獣様:餡刻しゃんのバカバカバカでしゅぅ!!バカバカバカダルメルでしゅよ!! 。・゚・(ノシ;ω;ノシ(ω・ ;餡)
餡刻:ごめんな・・・・・
餡刻は獣様を抱きしめた。
餡刻:俺が悪かったよ・・・・・本当にごめん・・・・ごめんな・・・・・
赤魔子はひざまずき、獣様の小さな背中を優しくさすった。
餡刻:赤魔子もありがとな。俺がいない間、獣様と一緒にいてくれて。
赤魔子はにっこり微笑んだ。
餡刻:/echo 赤爺・・・
餡刻:/echo あんたが言ってた通り、俺はヴァナ一の大馬鹿者だったよ・・・
餡刻:/echo 大切な人を傷つかせて、泣かせて、それでようやく自分の幸せがなんだったのか思い出すんだから・・・・
- 145 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:37:36 ID:???
糞猫:・・・・ちぇっwww
糞猫は寂しそうに笑い、餡刻たちに背を向けた。
糞猫:あぁ〜あwwwwwどんなに頑張っても、結局あの二人には敵わないのかなぁwwwwwwww
内藤:うはwwwwwwwww糞猫がしょぼくれてるwwwwww俺様の胸を貸してあげようか?wwwwwww
糞猫:いらないwwwwwそこは臼姫さんの特等席でしょ?wwwww勝手に貸すと怒られるわよwwwwww
内藤:おkkkkwwwwwwwwwwなら、今だけ糞猫の特等席に模様替えするwwwwwww
糞猫:調子いいことばっかり言っちゃってwwwwww
糞猫:wwwwww臼姫さんのホーリーはどの方角から来るのかしらね〜?wwwwwwww
内藤:う゛wwwwww俺様wwwホーリーはお腹いっぱいwwwww朝からもう8発もおかわりしたwwwwww
糞猫:満腹になっちゃう前に懲りなさいよwwwwww少しはおつむに学習機能でも備えたら?wwwwww
内藤:/sh 無理wwwwwwwwwwwwサポシwwwwwwwwwwwwww
糞猫:そう言うと思ったwwwwwwww
糞猫:例の準備しなくていいの?wwwww人が集まってきてるけどwwwwwwwww
内藤:うはwwwwwwwこうしちゃいられないwwwwwwビジネスは信用が第一wwwww
内藤:助手2号wwwwwwwwぼちぼち愚民どもをもてなすからwwwww戦闘配置につけwwwwww
獣様:・・・わかりましゅた。 つω;`)
獣様:餡刻しゃん、たくしゃん叩いちゃってごめんなしゃいでしゅ。∩‐ω;`)
餡刻:いいんだ。叩かれても仕方ないだけのことをしちまったんだから。
餡刻は獣様の頭をなでた。
赤魔子はにっこり微笑んでいる。
内藤:おkkkkkwwwwwwwww
内藤:まずは団長の俺様がビシッと最強に挨拶してやるwwwww下僕ども惚れるなよwwwwwwww
糞猫:あはwwwwwwww自信過剰野郎ハケーンwwwwwwwwww修正されてwwwwwwww
餡刻:wwwwww内藤の挨拶は飛ばしたほうがいいんじゃないのか?wwwww
獣様:内藤しゃん、ガンバでしゅ!(`・ω・´b =3
赤魔子は固唾を呑んでいる。
赤魔子は内藤を応援した。
- 146 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:38:59 ID:???
内藤:/sh ヴァナ最強の俺様の美声に魅了されて集まったwwwwww虫けらに等しき紳士・淑女どもwwwwwww
内藤:/sh 俺様のためによく来てくれたwwwwwwww頭が高いwwwwwwww控えおろう!!wwwwwww
内藤:/sh この世界よりも心の広い俺様wwww暇して死にそうなお前らに人生の黄金スパイスを持ってきたwwwwww
内藤:/sh 愚民どもwwwwwww全財産を差し出しwwwwwwww俺様に許しを乞い給えwwwwwwwwww
サムライ:/sh 高圧的シャウトうぜええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇっっ!!
シーフ:/sh あんた何様のつもりよっ!?お客に向かってその言い方はないんじゃないの!?
暗黒:/sh ・・・・・・・内藤にほんの少しでも期待した僕がバカだった・・・・ orz
内藤:うはwwwwww民草どもに反逆されたwwww専制君主の俺様に逆らうなんて生意気すぎwwwwwww
餡刻:ほら見ろwwww言わんこっちゃないwwwwww
獣様:糞猫しゃん、専制君主ってなんでしゅか?難しい言葉でしゅね。(´=ω=`;)
糞猫:タゲ間違ってるわよwwwww自慢じゃないけど私の通知表wwwダルメルの行進なんだからwwwww
赤魔子は沈痛な面持ちで糞猫を慰めた。
糞猫:うはwwwwww恋敵に慰められたwwwww同情するなら個人レッスンプリーズwwwwww
赤魔子は首を横に振った。
赤魔子はお手上げの様子を示した。
赤魔子はボロボロと涙を流して泣き出した。
獣様:赤魔子しゃんも社会だけは苦手なんだしょうでしゅ。(´・ω・`q
糞猫:訳してもらわなくても/emだけでわかるからwwwwwwww
内藤:/sh 身の程知らずな下郎どもwwwww俺様は天下無双・絶対神聖のヴァナディール大帝であるwwwwww
内藤:/sh 俺様に盾突くのは天に唾するのと同罪wwwww死して後悔することになるがよいか?wwwwww
ナイト:/sh やれるものならやっていただきましょうか!!君主が暗愚なら引きずり下ろすまでです!!
狩人:/sh けっ、望むところだ!返り討ちにしてやんぜ!裸の王様よう!!
モンク:/sh 裸の王様か・・・ふんふん、なかなか上手い言い返しだ。メモしとこう。_ψ(´-`*
獣様:みなしゃん、怒ってるわりにはノリがいいでしゅね・・・ A´・ω・`;)
糞猫:あはwwwwwww内藤さんの/sh癖までうつっちゃってるしwwwwwww感染力強すぎwwwwwwww
赤魔子はシャウトをしたくてムズムズしている。
- 147 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:40:10 ID:???
内藤:うはwwwww場を収めるつもりが逆に燃え上がっちゃってるwwww戦略ミス?wwwwwww
餡刻:お前は本気で鎮める気があったのかとwwwwwwww
内藤:ステルス黒飴式よwwwwwww拝顔を許すからwwwww謹んで主命に従えwwwwwww
内藤:中世の英知の結晶wwwwwギロティンで反逆者どもの首を残らず刎ねてこいwwwwwwww
餡刻:俺が殺るのかyp!?wwwwwwwww
狩人:/sh ジュノ名物空白バグキタ━━━━━.∵・(゚ε(○=(゚∀゚)=○) 3゚)・∵.━━━━━!!!!!!
シーフ:/sh 【空白】【迷惑です】【修正】【希望】
モンク:/sh 数週間ぶりにル・ルデの庭にて空白が観測される・・・空白はなぜ発生するのか未だ謎である・・と。_ψ(´-`
ナイト:/sh さては、空白を起こしてるのはあなたですね内藤!
ナイト:/sh バグを利用するとはナイトの風上にも置けぬ輩っ!私が成敗いたします!!
サムライ:/sh ま た 暗 黒 か
暗黒:/sh ごめんなさいごめんなさい生きててごめんなさい orz
餡刻:/sh マダナニモシテナイジャナイデスカ orz
内藤:/sh うはwwwww俺様の兵器が崩れ落ちwwwwww役に立たぬこと片手剣の如しだねwwwwwwww
モンク:/sh なるほど・・・シャウト厨で有名な内藤はEDで困っている・・と。_ψ(´-` ).。oO(オナジオトコトシテ アワレノカギリ
内藤:/sh うはwwwwwwwブン屋にとんでもないデマを流されてるwwwwww損害賠償ヨロwwwwww
獣様:EDってなんでしゅか?ENDの略でしゅかね?(´・ω・`)φ_
赤魔子は顔を赤らめた。
赤魔子は獣様をバシッとたたいた。
赤魔子は獣様をバシッとたたいた。
赤魔子は獣様をバシッとたたいた。
獣様:どうして赤魔子しゃんに叩かれるんでしゅか? つ・ω・`;)????
糞猫:あはははwwwwwwエンドエンドwwwwwwwある意味男としてバッドエンドよねwwwwwwww
内藤:/sh 俺w様wはw常wにwみwなwぎwっwてwるwぜwえwえwえwえwえwえwぇwぇwぇwぇw!w!wwwwww
餡刻:内藤必死だな。( ´,_ゝ`)プッ
内藤:/sh 皆の者wwwwwww“餡刻フィルター”をONにしろ!!wwwww俺様が許すwwwwwwwwww
餡刻:/sh ごめんなさいごめんなさい二度と生意気言いませんからどうかそれだけは |||orz マダアッタンデスカ
獣様:餡刻しゃん必死でしゅね。( ´・,ω・)プッ
餡刻:il||li orz il||li ケモノサママデ…
- 148 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:44:16 ID:???
糞樽>>餡刻:wwwwおwwwww餡刻来てたのか!?wwwwwwwww
餡刻>>糞樽:ようwwwww糞樽wwwwww元気か?wwwwwww
糞樽>>餡刻:元気か?じゃねえよ馬鹿!wwwwwww戻ってくんのが遅えんだよ!wwwwww
餡刻>>糞樽:長い間すまなかったなwwwww糞樽にもいろいろ手を煩わせちゃったみたいでさwwwwww
糞樽>>餡刻:んなこと、どうだっていいんだよwwwwwwどうせいてもいなくても同じなんだからwwwwwww
餡刻>>糞樽:_| ̄|○
餡刻>>糞樽:_| ̄|.......,,,,,○ コロコロ…
餡刻>>糞樽:_| ̄|..........................,,,,,,○ コロコロ…
餡刻>>糞樽:_| ̄|...........................................,,,,,,,○ コロコロ…
餡刻>>糞樽:_| ̄|................................................................,,,,,○ コロコロ…
餡刻>>糞樽:_| ̄|......................................................................................,,,,,,i il||li i ヒュンッ パッ i il||li i...,,○
糞樽>>餡刻:・sh 凹み厨Uzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
糞樽>>餡刻:とにかく、今月も取り立てが厳しくなりそうなんだwwww悪いがいつもみたく手を貸してくれwwwwww
糞樽>>餡刻:あのゴーヨクネカマ、マジで信じらんねえぜwwwwww人の弱みを見つけたら脅すことしか考えやがらn
糞樽>>餡刻:・てll臼姫 すみませんすみません今日中に納めますからどうかアレだけは白樽ちゃんにくぁwせdrftgyふじこlp
餡刻>>糞樽:たくましくイ`wwwwwwwwwwwwwwwwww
赤爺>>餡刻:ふぉっふぉっふぉっwwwwwwwwこの夏はどうじゃった?wwwwwww楽しめたかのう?wwwwwww
赤爺>>餡刻:tellで小言を言うのもなんじゃが、皆にはそれなりの挨拶と礼をして回ったほうがええぞwwwwwww
赤爺>>餡刻:むろん、わしにもじゃwwwwwお前さんのお陰であっちにいる妻子に会いに逝きかけからのうwwwww
赤爺>>餡刻:礼は・・・そうじゃなwwwww若い姉ちゃんらのきわどいギリギリSSなんかええのうwwwww
赤爺>>餡刻:お前さんならのぞきの一つや二つ、楽勝じゃろ?wwwwこの老骨にも美味しい思いをさせんかwwwww
赤爺>>餡刻:ふぉっふぉっふぉっwwwww使えんやつらが来おったわwwwwwまたあとでのwwwwww
通風>>餡刻:あん?wwwwお前戻ってきてたのか?wwwwwwwいつまでたっても影の薄いやつだなwwwwww
通風>>餡刻:ったくよwwwコッファーだけでも忙しいってのに、お前を探すのにこの俺まで駆り出されたんだぜ?wwwww
通風>>餡刻:ふざけんのもたいがいにしろよな?wwwwwそのせいでオズのほうがすっかり疎かになっちまったwwwwww
通風>>餡刻:主人不在の間に荒らされた分を取り返すからよ、手伝いなwwww見張りくらいはできんだろ?wwwww
- 149 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:44:55 ID:???
死人>>餡刻:あなたという人はなんて礼儀知らずなんでしょう!帰ってきたら帰ってきたと私に挨拶したらどうなんです?
死人>>餡刻:勝手にあなたがいなくなったことによって、仲間にどれだけ多大な迷惑をかけたかわかっているんですか?
死人>>餡刻:この高貴な私が、卑賤なあなたのために、金にも値する時間を割いてまで無駄骨を折ってあげたのですよ。
死人>>餡刻:償いの機会を与えます。明日から私のPTに参加して私のために馬車馬の如く働きなさい。いいですね?
文句>>餡刻:パワッパワッパッワ―――――――――――――――――――――――――――――――!!!
文句>>餡刻:パパワパワッパッワ!?パワパワーワパワッパ!パワパワパワパッワ―――――――――――!!
巴姫>>餡刻:おおっ、餡刻殿!いつお帰りになられた?そなたの無事の帰還、父上ともども妾も嬉しく思うぞ。
巴姫>>餡刻:餡刻殿。ぶしつけですまぬが、たしかそなた、調理にかけては師範の称号に値する腕を持っておったな?
巴姫>>餡刻:この夏、妾は新作のおにぎりをいくつか考案してみたのだが、妾以外、うちには舌の確かな者がおらぬ。
巴姫>>餡刻:そなたの腕を見込んでお頼みいたす。ぜひ新作おにぎりの試食役を引き受けてもらえませぬか?
戦死>>餡刻:ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウメランはいかがっすかーーーーーーーーーーー!!!!wwwwwwww
戦死>>餡刻:よっ!wwwww見知らぬあんた、ブーメランはいらないか?wwwwww友人割引で安くしとくぜwwwwww
戦死>>餡刻:俺の一押しはこの夏限定のサブリガ浴衣ブーメラン!!wwww今ならたったの1万ギルぽっきりだwwww
戦死>>餡刻:投げれば必ず戻ってくるブーメランwwww仲間との再会を誓うにはもってこいだと思わないか?wwwwww
猫狩>>餡刻:わっ餡刻ちんが来てるにゃ!?餡刻?????????んにちわにゃー。元気にゃ?^-^*
猫狩>>餡刻:今まで何してたのにゃ?みんな、餡刻ちんが急にヴァナに来なくなってすごい心配してたんにゃよ?
猫狩>>餡刻:もちろん通風ちんもにゃ。通風ちんから何か言われるかもしれないけど、そんなに気にすることないにゃ。
猫狩>>餡刻:オズのほうは通風ちんとうちだけで足りてるから・・・・・・あとは言わなくてもわかるにゃ?#^-^)y=ー スチャッ
- 150 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:45:39 ID:???
任邪>>餡刻:・・・・・に・・・・・ん・・・と・・・も・・・・・か・・ん・・・と・・・・・・・・も・・・・・あ・・ぁ・・・・・っ・・・・・
任邪>>餡刻:・・・・・・・拙者・・・・・・・・強制・・断食・・・・・・・・三週・・・目・・・・・・・・ノーグ・・監禁・・・・・・・・
任邪>>餡刻: _______
任邪>>餡刻:.. ∠ ̄\ 卍:. i\::::..... . .
任邪>>餡刻:. 〜||ll゚U゚| i 求攵 ⌒i::::::...... __X
任邪>>餡刻: ⊂| ̄ y゙\ ._ | 且力 X|:.::::::....  ̄ ̄
任邪>>餡刻:. ┿ ̄〉=∽と´)彡ノつ..;て ‐ ― ― 卍 | イ衣 __ 卍
任邪>>餡刻:... | ./´ ,( 〉 ‐ ― X. 束頁  ̄ ̄ ̄
任邪>>餡刻:. ..|..(_ノ^(. ヽ')...,, iX. |l゚U゚l| X.|:.: ::.....
任邪>>餡刻:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
任邪>>餡刻:・・・無・・音無空・・の・・・使い手・・・・・・餡・・刻殿・・・・・・・・・ボ・・ス・・・・・ケ・・・・テ・・・・・|l゚U゚l|
Mikan>>餡刻:おい、あんた!合成が得意なんだよな?至急、子竜用のオパーライン一式を作ってくれ!
Mikan>>餡刻:こんなバカ主人に付き従うのも、もう我慢の限界だ。あたしはOscar様のとこに嫁ぐことにした!
Mikan>>餡刻:明日の朝一番にそっちに取りに行くから、それまでに全部用意しておいてくr隆起ウザッ!!
Mikan>>餡刻:・sh 誰もお前と結婚するとは言ってNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwww!!
白樽>>餡刻:こんにちは、餡刻さん。お久しぶりです。ご無事そうで安心しました。お元気でしたか?^^
白樽>>餡刻:獣様や赤魔子さん、それに糞猫さんがとっても心配してましたから、早く顔を見せてあげてくださいね。
白樽>>餡刻:あっ、そうでした。Zeidさんから餡刻さん宛てに伝言をお預かりしてたんです。お読みしますね。
白樽>>餡刻:『一身上の都合でしばらく身を隠すことになった。その間、俺関連のイベントを全部代行してくれ。 Zeid』
樽ナ>>餡刻:・・・やぁ、一ヶ月ぶりだね・・・・こうしてまた君と話すことができて何よりだよ・・・・・・・・お帰り・・・・・
樽ナ>>餡刻:それにしても君はタイミングがいいね・・・・・明後日、獣様たちとパーティーすることになってるんだ・・・・
樽ナ>>餡刻:一応、君も参加することを見越して、食事担当に割り振っておいたけど・・・・嫌とは言わないよね?・・・
樽ナ>>餡刻:・・・AAのみんなも来るようなこと言ってたから、味はもちろん、メニューの品数と量もたくさんお願いね・・・・
- 151 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:46:36 ID:???
隆起>>餡刻:てめえ!なに俺の目の届かねえとこで、ミカンたんといちゃいちゃtellしてやがんだゴルァ! ,( ゚Д゚#凸
隆起>>餡刻:しらばっくれても無駄だぞ!俺のミカンたんへの愛はいかなる不可能も可能にすんだからな!!
隆起>>餡刻:・てllMikan ミカンた〜〜ん悪い虫はぜ〜〜〜んぶパパが追っ払ってあげまちゅからね〜〜〜(*´Д`*)ハァハァ
隆起>>餡刻:そういや、サイレントキリングが得意だったよな?さっきの見逃してやっから俺の言うことを聞け。
隆起>>餡刻:明日の晩、ミカンたんを惑わす不埒な子竜とアマを始末する。やつらはかなり強え。助太刀頼むぜ!
ガル姫>>餡刻:パワ――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!
ガル姫>>餡刻:ウホッwwwwwwwwいい空白wwwwwwwwww埋 め な い か ?
餡子>>餡刻:あらぁあん♪wwwww誰かと思えば餡刻ちゃんじゃないのぉwwwwwwお帰りなさいwwwwwwww
餡子>>餡刻:餡子wwwww餡刻ちゃんのすっごいの欲しくてぇwwwwずうぅ〜〜っと待ってたのよぉんwwww
餡子>>餡刻:餡刻ちゃんたらウブな顔して焦らし上手なのねぇwwwwww餡子www体が火照りっぱなしよぉwwww
餡子>>餡刻:は・や・くぅんwww餡刻ちゃんの立派な放水ホースで餡子の炎を消し止めてねwwww待ってるわよんwwww
イ寺>>餡刻:キシシシシシシwwwwwwwww久方ぶりよの。其の方と最後に会ったのは夏の初めであったな。
イ寺>>餡刻:取り急ぎ頼みたき火急の用があって、其の方の帰りを今か今かと首をダルメルにして待っておったぞ。
イ寺>>餡刻:実は、無断で刀を買い漁っていたのが巴に露見してしまっての、ガマ口の紐を完全に握られてしまいおった。
イ寺>>餡刻:すまぬが、500万ほど都合してはもらえぬか?見返りとして巴の秘蔵の写真を用意しておるが、どうじゃ?
臼姫>>餡刻:あ〜〜〜〜〜ら^^^^今頃のこのこ現れてくれたのは、どこのお大臣様でしょうね?^^^^^^^^^^♪
臼姫>>餡刻:あんたのお陰でこっちはとんだ大出費よ^^^^^^この貸しはどう返してくれるのかしら?^^^^^^^^^卍卍卍
臼姫>>餡刻:相場で高い順から5つ、それぞれ5Dずつ貢いでもらってもいいんだけど、そっちは糞樽の仕事だし、
臼姫>>餡刻:大目に見て、これから二ヶ月間、私の忠実な部下になるってことで手を打ってあげるわ♪
臼姫>>餡刻:明日早速、糞樽の案内でHNM狩りして回ることになってるから、お供として付いてらっしゃい^^
臼姫>>餡刻:もちろん、狩りで使う消費アイテムの類いはあんたが準備するのよ^^^^^^いいわね?^^^^^^^^^^♪
餡刻:/l うはwwwwwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 152 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:50:25 ID:???
糞猫:なにが「うはwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwww」なんですか?www餡刻様wwwwwww
獣様:誰もLSモードで話してなかったと思うんでしゅけど、どうかしたんでしゅか?(´・ω・`;ゞ
赤魔子は疑問の表情を浮かべた。
赤魔子は餡刻を問い詰めた。
餡刻:なんでもないよwwwwwww
糞猫:あーwwwwww餡刻様慌ててるぅ〜〜wwww何かやましいことでもあるんじゃないですか?wwwwww
獣様:やましいことってなんでしゅかね?ボクも気になるでしゅ。(`・ω・´)=3
赤魔子は餡刻を問い詰めた。
赤魔子は餡刻をバシッとたたいた。
餡刻:ほんとになんでもないってwwwww糞猫wwww変なこと言うなよwwwwwww
狩人:おいっ!アホ内藤!
狩人:くだらないシャウトはもういいから、とっとと見せるもんを見せろよ!
シーフ:そーそー。いつまでもあんたの馬鹿に付き合ってられるほど、あたしらも暇じゃあないんだよ。
サムライ:ま、本当に珍獣って呼べるようなもんを、お前が捕まえてたらの話だけどなw
暗黒:こんなやつに期待するだけ損だと僕は思うけどねー ('A`)
ナイト:内藤・・・・・
ナイト:これ以上、ナイトの名を辱めるような真似をしてみなさい。ただじゃすましませんよ。
モンク:今世紀最初の珍獣発見になるか、それとも史上最低の大ぼら吹き発見になるか、注目・・と。_ψ(´-`
内藤:うはwwwwwwwwwwwwwww
内藤:愚民どもwwwwwwwwwww心がひねくれすぎwwwwwwwピュアじゃないねwwwwwwwwwwww
内藤:俺様wwwwwwwwwwwwお前たちをそんな子に育てた覚えはないwwwwwwwwwwwww
サムライ:こっちも育てられた覚えはねえええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇっ!!
暗黒:・・・・・内藤にピュアじゃないって言われちゃおしまいだよ・・・・・ orz
モンク:暗黒という生き物は得てして打たれ弱いものである・・と。_ψ(´-`
内藤:おkkkkwwwwwww助手2号wwwww本番やるから近う寄れwwwwwwwwww
獣様:わかりましゅたでしゅ! ε======(*`・ω・)っ
内藤:/sh 下賎の者どもwwwwwww耳がSea Horrorになるまで俺様の美声をよく聞けwwwwwwwwwww
内藤:/sh これから俺様の助手2号がwwwwwww俺様専用の最強ペットを呼び出すwwwwwwwww
狩人:いや・・・その時点でお前のペットじゃねーだろ。
糞猫:wwwwww一般人と一緒だとツッコミしなくていいから楽ですねwwwwwwww
餡刻:まったくだwwwwwwww
赤魔子は餡刻と一緒にうなづいた。
内藤:親愛なる助手2号wwwwww下郎どもに泡を吹かせてやれwwwwwwww
獣様:合点承知の助でしゅ!! Σ d`・ω・´)
獣様のよびだす!
→獣様は毛玉系モンスターをよびだした!
- 153 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:52:42 ID:???
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュ
観客:!!?Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚; Σ (゚Д゚;
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュ?
毛玉はキョトンとしている。
観客たちはしきりに目をこすり、騒然としている。
毛玉:フキュ? ミ・ω・` ≡ ´・ω・彡 フキュ?
ナイト:!!(//▽//)
暗黒:・・・・・・・・な・・なに?・・・・あの毛むくじゃらな生き物・・・・・?
サムライ:未確認生物マジでキタ━━━━━━ヽ(゚∀ ゚ ∀ ゚ ∀ ゚ ∀ ゚ ∀ ゚ ∀ ゚ ∀゚)ノ━━━━━!!!!!!!!!
シーフ:・・・あんなのどこにいたわけ・・・・?新モンスターとかだったり・・・・・?
狩人:そんな情報聞いたことねえよ・・・・・また■eの気まぐれパッチでも来たのか・・・・?
モンク:多色の長い毛に覆われた謎の生物・・・・ヴァナの生物史に新たなページが加えられた瞬間だ・・と。_ψ(´-`;
餡刻:うはぁ・・・・wwwww
餡刻:驚いたぜ・・・内藤の話が嘘じゃないなんて明日世界中が大嵐になるぞ・・・・・・wwww
糞猫はにやりとしている・・・。
赤魔子はにやりとしている・・・。
内藤:うはwwwwwwwww俺様偉大すぎwwwwwww崇拝されるねwwwwwwwwww
獣様:みなしゃん。こちらが内藤しゃんの最強のペットにして、ボクの新しいお友達でしゅ。(=´▽`=)つ ミ´・ω・`彡
ナイト:あの、その子には名前とかあるのですか?(//▽//)
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュ?
毛玉はナイトをじっと見つめた。
ナイト:あぁっ・・(//▽//)
ナイトは顔を赤らめて、よれよれしている。
内藤:よくぞ聞いてくれたwwwwww綺麗なお姉さんwwwwwwwww
内藤:こいつの名前は俺様が決めたwwwww一度しか言わないから神妙にしろwwwwww
ナイト:はいっ!(//▽//)
餡刻:あの女の人wwwwすっかり目がハートマークになっちゃってるぞwwwwww
糞猫:可愛くってトーゼンwwwwwwww
糞猫:なんてったって、この私と赤魔子さんがコーディネートしてあげたんだからwwwwwwwwww
赤魔子は腕組みをして、うんうんうなづいた。
餡刻:だからかwwwwあのモンスターがやたらリボンやアクセサリーで飾られてんのはwwwww
- 154 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:54:10 ID:???
内藤:/sh 皆の者wwwww聞いて驚けwwwwwwwこいつの名はwwwwwwwwww
ナイト:名前は?(//▽//)
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤は神妙な面持ちで考え込んだ。
内藤はボロボロと涙を流して泣き出した。
毛玉: ミ´・ω・`;彡 フキュン?
餡刻:・・・・・・・忘れたのか・・wwwwwwww
獣様:/sh 名前はこれでしゅ!
獣様:/sh |;`・ω・´)ミつ[命名:アンタールケダマール【Antarl-Kedamarl】 By内藤wwwwww]
糞猫:あはwwwwwww獣様がシャウトしてるしwwwwwwwwwwww
糞猫:・てllモ姫 ねねwwwww獣様の超レアなSS撮れたんだけど10万で買わない?wwwwwwww
糞猫:ミスwwwwwwwwター・シャウトは獣様に決まり?wwwwwwwwww
獣様:あと補足しましゅと、あだ名はアンタルしゃんでしゅ。(=´▽`=∩m
内藤:おkkkkwwwwwwwwww助手2号ナイスフォローwwwwwwwwww
餡刻:/echo アンタル?
餡刻:/echo ・・・・・なんだろ・・・・・どこかで聞いたことがあるような・・・・?
- 155 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:55:30 ID:???
暗樽>>餡刻:餡刻さんwwwwwお帰りなさいwwwwwww
餡刻>>暗樽:おぉっww暗樽!wwwwただいまwwwwwいろいろ心配かけてたみたいでごめんなwwwww
暗樽>>餡刻:いえwwwいいんですよwwww僕はたいしたことできませんでしたからwwwwww
餡刻>>暗樽:暗樽もかくれんぼ大会に参加してたのか?wwwwwww
暗樽>>餡刻:なんです、それ?wwwwww僕は参加してませんよwwwwwww
餡刻>>暗樽:へ?wwwww戦死が企画して、うちのLSでかくれんぼ大会してたって聞いたけど?wwwwwww
暗樽>>餡刻:ほんとですか?wwwwww
暗樽>>餡刻:wwwwwおかしいなぁwwww僕は知りませんよ、そんな大会wwwwwwww
暗樽>>餡刻:餡刻さん捜しでみんな手一杯でしたから、LSイベントなんかやってる余裕なんてなかったはずだけどwwwww
餡刻>>暗樽:・・・それじゃあ、みんなが俺を探してたのはかくれんぼとかじゃなく・・・・?
暗樽>>餡刻:そんな悪ふざけしたら、臼姫さんや糞樽さんに不謹慎だって怒られちゃいますよwwwwwww
暗樽>>餡刻:誰なんです?wwwwwwwwwそんなくだらない冗談を言ったのはwwwwwww
餡刻:/echo wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあの野郎・・・wwwwwww
餡刻>>暗樽:なぁwww暗樽は今何してる?wwwwもし暇してたらル・ルデの庭に来ないか?wwwww
暗樽>>餡刻:え・・・・?wwwwどうしてです?wwwwww
餡刻>>暗樽:今さwww内藤が珍しいモンスターを披露してるんだよwwww俺も初めて見たwwwwwww
暗樽>>餡刻:あwwww・・・そう・・なんですかwww
餡刻>>暗樽:カラフルな毛玉みたいなやつでさwww名前はアンタールケダマールって言うらしいんだwwwwww
餡刻>>暗樽:内藤のやつが命名したみたいなんだけどwwwwwwなんかタルタルっぽい名前だよなwwwwww
暗樽>>餡刻:・・・・略したらアンタル・・・・・僕の名前と一緒だwwwwww
餡刻>>暗樽:あぁっ!wwwそうかそうかwwwww聞いたことがあるような気がしたのはそのせいか!!wwwwww
暗樽>>餡刻:内藤さんも安直な名前を付けたもんですよね・・・・・もっとかっこいいのを付ければいいのに・・・wwwwww
餡刻>>暗樽:・・・えーと・・・・・もしかして暗樽は興味ない?wwwwww
暗樽>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・・・・
餡刻>>暗樽:あっ、いやwwww興味がないならいいんだよwwwこんなの無理して見るもんじゃないしなwwwwww
暗樽>>餡刻:・・・・・・・・・・・・
暗樽>>餡刻:餡刻さんが帰ってきてくれて本当によかったです。
餡刻>>暗樽:どうしたんだよ?
餡刻>>暗樽:声が暗くなってるぞ。何かあったのか?
暗樽>>餡刻:・・・糞猫さんが笑ってる・・・・
餡刻>>暗樽:ああ、糞猫なら隣で笑ってるな。それがどうかしたのか?
暗樽>>餡刻:・・・糞猫さん・・・・とっても輝いてる・・・・まぶしいくらいに・・・・・
暗樽>>餡刻:・・・・・・・うん、やっぱり糞猫さんの笑顔はこうでなくちゃwwwwwwwwww
餡刻>>暗樽:暗樽?お前、この近くにいるのか?
暗樽>>餡刻:餡刻さんがヴァナに戻ってきてくれて僕、ものすごい嬉しいですwwwww
暗樽>>餡刻:言葉なんかじゃ、とてもじゃないけど言い表せないくらいwwww嬉しくて嬉しくてwwwww
暗樽>>餡刻:糞猫さんのそばに餡刻さんがいてくれるからこそ、糞猫さんは僕にも本当の笑顔を見せてくれるんですwwww
餡刻>>暗樽:・・・・・今日のお前、なんだか変だぞ?
餡刻>>暗樽:暗樽、どこにいるんだ?マジで大丈夫か?
暗樽>>餡刻:餡刻さんは心配性だなぁwwwww僕は何遍だってorzできるくらい元気なんですよ?wwwwwww
餡刻>>暗樽:orzがどんなにできたって元気の指標にはならないだろうがwwwwwww
暗樽>>餡刻:まぁ黙って、前を見ててくださいよwwwwww
餡刻>>暗樽:前をって・・・あのモンスターがどうかしt
- 156 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:57:11 ID:???
毛玉はorzの構え。
毛玉: il||li ミ´・ω・`彡 il||li フキュゥ…
毛玉は心を込めたorzを実行!
→観客すべてに感動の嵐の効果!
観客:!!? Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'* Σ ('□'*
サムライ:ば・・・・馬鹿な・・・・・モンスター如きにorzができるだと・・・・!?
狩人:なんだ・・・・この引き付けられるような感覚は?まるであいつから重力が発生してるみたいだ・・・!!
暗黒:・・・僕にはわかる・・・・
暗黒:・・・・・・・あれこそ・・・・orzを極めし者だけがたどり着くことのできる“神のorz”!!
モンク:私は夢でも見ているのだろうか・・・この感動は到底ペンで書けるようなものではない・・と。_ψ(´-`;
ナイト:*・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・*
シーフ:おーい、ナイトの姉さん。あんた大丈夫?ちゃんと息してるわよね?
内藤:うはwwwwwwww俺様が仕込んでない芸をしてるwwwwwwwwwww
内藤:ペットのくせしてINT高すぎwwwwwwww俺様にもシェアプリーズwwwwwwwwww
獣様:内藤しゃん!アンタルしゃんはorzがデフォなんでしゅ!(`・ω・´;)σ ..........il||li orz il||li..........
餡刻:/echo ・・・・・・・・・・あのorzは・・まさか・・・・!?
餡刻>>毛玉:熱演してるとこすまない!お前が暗樽なんだろ!?そうだろ!?
毛玉>>餡刻: ミ´・ω・`彡 フキュ?
餡刻>>毛玉:俺に演技したってしょうがないだろwwww普通に話せよwwwww
毛玉>>餡刻: ミ´・ω・`彡 フキュン?
餡刻>>毛玉:だぁかぁらぁwwwwwwwwww
餡刻>>毛玉:さっきみたく話せよwwwwwwたった数分の間に人間の言葉を忘れたわけじゃないだろ?wwww
毛玉>>餡刻:プルプル ω・`≡´・ω・`≡´・ω プルプル
餡刻>>毛玉:wwwwプルプルしなくていいから口きけってwwwwwww
毛玉>>餡刻:ブルブル ω‐`≡´‐ω‐`≡´‐ω ブルブル
餡刻>>毛玉:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
毛玉>>餡刻: ミ´-ω-`彡 ・z・・z・・・Z・・・・Z・・・・・乙
餡刻:/sh ふざけんなよ!!
糞猫はビックリした!
赤魔子はビックリした!
獣様はビックリした!
内藤はにっこりした!
毛玉>>餡刻: つ´‐ω・`彡 フキュゥ〜?
糞猫:餡刻様・・・?何を怒ってるんです?
餡刻:悪い。ただの誤爆だ。しばらくtellに専念したいから俺に話しかけないでくれ。
糞猫:あ・・はい。わかりました。
糞猫と赤魔子は目をぱちくりさせ、顔を見合わせた。
- 157 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 03:59:11 ID:???
餡刻>>毛玉:見え透いた芝居なんかすんなって!お前が暗樽なんだよな?
毛玉>>餡刻: ミ´・ω・`彡 フキュ?
餡刻>>毛玉:誤魔化したって無駄だぞ。あれだけのorzができんのは、俺とお前の他にヴァナにはいないんだ。
毛玉>>餡刻: ミ´・ω・`彡 フキュキュン?
餡刻>>毛玉:暗樽!俺はお前のorzの師匠なんだ!俺を騙し切れると思ってるのかよ!?
毛玉>>餡刻: ミ~・ω・`彡〜3 フキュ〜
暗樽>>餡刻:やだなぁwwww餡刻さんったらwwww熱くならないでくださいよwwwwwww
餡刻>>暗樽:暗樽!?
暗樽>>餡刻:どんなに話しかけたって無駄ですってwwwwww相手はただの獣ですよ?wwwwwww
餡刻>>暗樽:獣って・・お前・・・・なんだってそんな変わり果てた姿になっちまったんだ!?
暗樽>>餡刻:言ってる意味がわかりませんよwwwwwアレはアレwwww僕は僕ですwwwwww
餡刻>>暗樽:いいや、お前はあの毛玉だ!
餡刻>>暗樽:orzから伝わってくる空気がまったく同じだったからな!
暗樽>>餡刻:うはwwwwwwwwww
暗樽>>餡刻:wwwwwひどく適当な根拠ですねwwwwwwそんなのじゃ説得力に欠けますよwwwwww
餡刻>>暗樽:説得する気は毛頭ない。俺は自分の直感を信じてるだけだ。
暗樽>>餡刻:開き直っちゃうなんてズルイやwwwwww
暗樽>>餡刻:じゃあ、逆に聞きますけど、毛玉は獣様によって呼び出されたんですよね?wwwww
餡刻>>暗樽:そうさ。それがどうしたっていうんだ?
暗樽>>餡刻:うーんwwwwwwwいくら獣様が人並み外れた獣使いでも、タルタルは呼び出せませんよ?wwwww
暗樽>>餡刻:まぁ、餡刻さんがタルタルをどうしても獣扱いしたいんでしたら話は別ですけどwwwwww
餡刻>>暗樽:・・・・・・・・・・・・・
餡刻>>暗樽:・・・・・わかった。
餡刻>>暗樽:お前が毛玉じゃないって言い張るんだったら、俺はそれで構わない。
餡刻>>暗樽:その代わり、俺のとこに今すぐ来てくれ。手っ取り早く白黒つけよう。
暗樽>>餡刻:あー・・・そうしたいのは山々なんですけどwwwwww
暗樽>>餡刻:今、狩りPTに参加しててすぐにはジュノに戻れそうにないんですよねーwwwwww
餡刻>>暗樽:狩りが終わるまで待ってる。俺には腐るほど暇な時間があるからな。
暗樽>>餡刻:あはっ・・・・wwww
暗樽>>餡刻:それも無理かなーなんてwwww僕、PTが終わったらすぐに落ちますからwwwwww
餡刻>>暗樽:なら、俺がそっちに行く。狩りしてる場所を教えてくれ。
暗樽>>餡刻:えーとですね・・・wwwwwww
暗樽>>餡刻:教えてもソロじゃ来れそうにないような場所なんですよ、ここwwwwwww
餡刻>>暗樽:俺のデフォがなんなのか忘れたのか?この俺に行けない狩場なんて存在しない。
暗樽>>餡刻:で、ですよね〜〜・・・;wwww
暗樽>>餡刻:wwwwいやっwwwそれでもここは無理っwwうんwwそうだww無理に違いないwwww
餡刻>>暗樽:無理かどうかは俺が行って判断する。場所を言ってくれ。
暗樽>>餡刻:あきれたwwwwwww
暗樽>>餡刻:wwwww餡刻さんがこんなに強情な人だったなんて知りませんでしたよwwwwww
餡刻>>暗樽:その言葉、HQにしてそっくりそのままお前に返すよ。
暗樽>>餡刻:うわーwwwwww合成が苦手な人間に向かって言う言葉かなぁ、それwwwwwww
暗樽>>餡刻:僕、とーっても傷ついちゃいましたよwwwwwwww
暗樽>>餡刻:もう意地でも餡刻には場所を言いませんからねwwwサーチでもなんでも好きなようにしてくださいwwww
餡刻>>暗樽:サーチならとっくに試した。
餡刻>>暗樽:けど、なぜだかお前だけサーチにかかんないんだ。
暗樽>>餡刻:・・・・そりゃそうでしょうねwwwwサーチ不可が僕の業ですからwwwwwwww
- 158 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:00:10 ID:???
餡刻>>暗樽:暗樽・・・・嘘をつくなら相手を選んだほうがいい。
餡刻>>暗樽:業はな、そう都合よく、突発的にはっきりと訪れるようなものじゃないんだよ。
餡刻>>暗樽:徐々に徐々に、ろうそくの蝋が溶けるように、朧げにわかってくるものなんだ。俺のときもそうだった。
暗樽>>餡刻:餡刻さんはそうでも、僕の場合は違うんじゃないんですか?wwww業は人それぞれですしwwww
餡刻>>暗樽:・・・ああ、そうかもしれないな。今度、二人で兄貴に聞いてみようか。
暗樽>>餡刻:餡刻さん・・・・
餡刻>>暗樽:俺に言われなくてもわかってるはずだ。お前の話には矛盾が多すぎる。
暗樽>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・
餡刻>>暗樽:お前は力説してたよな?
餡刻>>暗樽:自分はジュノを離れて、狩りPTに参加してるって。
餡刻>>暗樽:もしそうなら、どうして、ル・ルデの庭にいなければ絶対にわからないようなことをお前は知ってるんだ?
餡刻>>暗樽:糞猫が笑ってるなんて、どうしてお前にわかった?
餡刻>>暗樽:俺は「内藤が珍獣を披露してる」としかお前に伝えていなかったのに、
餡刻>>暗樽:どうして、内藤のペットを呼び出したのが内藤じゃなく獣様だってわかった?
暗樽>>餡刻:それは・・・・
餡刻>>暗樽:「内藤さんたちから聞きましたwwwwww」なんて稚拙な言い訳はしないでくれよ。
暗樽>>餡刻:wwwwwwwwwwwww
餡刻>>暗樽:暗黒騎士はどうも嘘が下手みたいだな。俺とお前はどっこいどっこいだ。
暗樽>>餡刻:ジョブは関係ないですよwwwwZeidさんや餡子さんは平気で巧妙な嘘をつきますwwwwww
餡刻>>暗樽:・・・・・そろそろ話してくれてもいいんじゃないのか?
餡刻>>暗樽:俺がいない間に、お前に何があったんだ?教えてくれ!
暗樽>>餡刻:そう言われてもなぁwwww何もなかったんだから教えようがありませんよwwwwww
餡刻>>暗樽:元の姿には戻らないのか!?
餡刻>>暗樽:モンブロー先生やアルマジロたちには相談してみたのか!?
暗樽>>餡刻:「僕はもともとエルヴァーンだったのに、奇妙な薬を飲んだらタルタルになってしまいました!!」
暗樽>>餡刻:「先生!Ajidoさん!僕はどうすれば元のエルヴァーンの姿に戻れますか!?」
暗樽>>餡刻:――・・・とでも話をでっちあげて、相談しろっていうんですか?wwwwww
暗樽>>餡刻:冗談じゃないですよwwwwwww餡刻さんの頼みでもお断りですwwwwwww
暗樽>>餡刻:こんなんじゃ、獣様がエルヴァーンになったときと、まるっきり逆さまだwwww
暗樽>>餡刻:いくら影が薄いからって、そんなパクリをしてまで僕はスポットライトを浴びたいとは思いませんよwwww
餡刻>>暗樽:・・・・・・頼むから、ふざけないでくれ。俺はお前の力になってやりたいんだよ。
暗樽>>餡刻:ちぇーっwwww
暗樽>>餡刻:こんな糾弾じみたお説教をもらうくらいなら餡刻さんに挨拶しなきゃよかったなwwwww
餡刻>>暗樽:暗樽!俺は真剣に
暗樽>>餡刻:はいはいwwwwどうやら毛玉のほうに動きがあるみたいですよwwwwww
餡刻>>暗樽:?
- 159 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:02:54 ID:???
ナイト:*・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・*
ナイトは毛玉の目の前にしゃがみ込んで、うっとりしている。
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュン?
毛玉はナイトを顔をじっと見つめた。
ナイト:*・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・*
獣様:ナイトのお姉しゃん。アンタルしゃんの顔に何か付いてましゅか?(´・ω・`)ヾ
ナイト:アンタルちゃんって、お手とか待てとかできます?(//▽//)
獣様:やったことはないでしゅけど、教えればできると思いましゅ。(`・ω・´v
獣様:アンタルしゃんは、デフォでギロティンやアブゾができちゃうくらいでしゅからね! *`・ω・´*
ナイト:まぁっvvvv本当ですか!?(//▽//)
毛玉: ミ^・ω・^彡 フキュ!!
ナイト:あぁvvvvアンタルちゃんったら、なんてお利口さんなんでsy
暗黒:/sh 異議ありっ!!
獣様:却下でしゅ。 ( `・ω・ )つミ━■.,,∵て
暗黒:/sh .........lllorz.............
獣様:ほんのジョークでしゅよ。なんでしゅか?(=´ω`)ノ
暗黒:・・・君がさっきほざいてたセリフ・・あれ、撤回してもらえないかな?
獣様:撤回でしゅか?(´・ω・`ヾ
暗黒:暗黒騎士の名誉にかけて言わせてもらうけど、ギロやアブゾは断じてお遊戯感覚でできる技なんかじゃない。
暗黒:僕らが血反吐を吐きながら、鍛錬に鍛錬を重ねてやっと習得した技だ。ペットなんかにできるわけがない!
餡刻:/echo 彼に同感だな・・・・
餡刻:/echo ・・・・・だけど、ペットの正体が暗黒騎士なら造作もなくできちまうよな。
暗黒:なんの恨みがあって君がそういうでたらめを言うのかは知らないけど、広言を吐くのは慎んでもらおうか!
獣様:嘘なんかじゃないでしゅ!本当にアンタルしゃんはできるんでしゅ! 。・゚・∩`・ω・´∩・゚・。
毛玉: ミ`・ω・´彡 フキュッ!!!
暗黒:ふ〜ん。そこまで言うんだったら、ここで証明してみせてよ。じゃなきゃ、僕は信じないよ!
獣様:お安い御用でしゅ!(`・ω・´)っ
獣様:内藤しゃん、例のアレを用意してくだしゃい!(;;`・ω・)ノシ
内藤:おkkkkwwwwwwwww俺様に任せろwwwwwwwwwwww
糞猫:あはwwwwwwあれじゃ、どっちが団長でどっちが助手だかわかったもんじゃないわねwwwwwwwww
赤魔子は糞猫に同意した。
モンク:はたして、ギロを使いこなすペットとは・・・私は再び奇跡を垣間見ることになるのだろうか・・と。_ψ(´-`;
観客が見守る中、内藤は黒塗りの大きな人形を広場の中央に設置した。
- 160 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:05:23 ID:???
餡刻:/sh ..___
餡刻:/sh ./ ./|)il||li
餡刻:/sh │ ̄.|.....|
餡刻:/sh │ .|
餡刻:/sh ./ ./
暗黒:・・・・これって、僕に対する皮肉?
獣様:皮肉?どうしてでしゅか?(^・ω・^)
暗黒:だってそうだろ?
暗黒:ギロを喰らうのが暗黒騎士の人形だなんて、何かの当て付けとしか考えられないじゃないか。
餡刻:なんで俺が人形のモデルなんだよ・・・ orz
赤魔子は餡刻を慰めたい気持ちでいっぱいになった。
内藤:うはwwwwwwww俺様がこの人形の製作者wwwww国宝級は疑いなしだねwwwwwww
暗黒:あんたが作ったのか。どうせなら自分の人形でも彫ればよかっただろ?
内藤:俺様wwwww昨日一日中、人形のモデルを誰にしようか悩んでたwwwwwwwww
内藤:獣様の家でSSを漁ってたらwwwwwちょうど彫りやすそうな黒いやつが写ってたからそれにしたwwwww
内藤:ちなみに人形にはメープル原木を使用wwwwww舐めると甘いwwwwwww
餡刻:いらねえよそんな解説 ('A`)
- 161 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:06:09 ID:???
獣様:アンタルしゃん、頑張ってくだしゃいね!ボク応援してるでしゅ! ⊂(`・ω・⊂≡つ・ω・´)つフレーフレーデシュ!!
獣様は毛玉に“デスサイズ”のトレードを申し込みました。
毛玉: ミ*`・ω・´*彡=3 フッキュフッキュ!!!!
トレードが成立しました。
糞猫:あはwwwwwやる気まんまんwwwwww鼻息荒すぎwwwwwwwwww
内藤:さすが俺様のペットwwwwwwみwなwぎwるw闘w志wはw劣w化wのw如wしw!w!w!wwwwwww
赤魔子は毛玉を一生懸命応援した。
ナイト:*・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・*
シーフ:あんたねえ・・・感動すんのはいいけど、ちゃんと息しとかないとそのうちマジで死んじゃうわよ?
狩人:あの毛玉、いっちょ前に両手鎌構えてっけど、ギロなんかできると思うか?
サムライ:ギロって俺ら侍でいうところの雪風みたいなもんだろ?難しいんじゃねえ?
暗黒:ふん。
暗黒:議論するまでもないよ。あんな毛むくじゃらなんかにできっこないんだから。
モンク:・・・誰もが絶望視する中、珍獣は鎌を大きく構え、人形の前へと静かに進み出る・・と。_ψ(´-`;
毛玉: ミ*`・ω-´*彡 フキュゥ…
毛玉はギロティンの構え。
暗黒:ま゙っ!! Σ (゚□゚;
狩人:なぁなぁ、あれってプロの目から見てどうなんだよ?ギロの構えに忠実なのか?
モンク:珍獣は本職の暗黒騎士の言葉を失わせることにまず成功した・・・そして結果の行方は・・と。_ψ(´-`;
毛玉: ミ`☆ω☆´彡 フッ!!!
毛玉のラストリゾート!
毛玉の暗黒!
サムライ:ひゃーっ!ぶったまげるね!ラスリゾに暗黒まで決め込みやがったぜ、あの毛玉ちゃんは!!
ナイト:*・.。. .。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・*・.。. .。.:*
シーフ:ほら、あたしのあとに続いて息すんのよ!いい!?それっ、ヒッヒッフゥー、ヒッヒッフゥー、ヒッヒッフゥー。
毛玉: ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡======= ⊂ミ *`・ω・彡つ フキュッ!!!
毛玉は芸術点10.00のギロティンを実行!
→毛玉は黒の餡刻木像を刹那のうちに粉砕した!
観客:!!? Σ (゚∀゚* Σ (゚∀゚* Σ (゚∀゚* Σ (゚∀゚* Σ (゚∀゚* Σ (゚∀゚* Σ ( ゚∀゚*Σ ( ゚∀゚* Σ (゚∀゚* Σ (゚∀゚*Σ (゚∀゚*
観客たちはスタンディングオベーションの構え。
毛玉: ミ*~-ω-´*彡 フキュキュキュフキュキュフキュキュフキュキュ…
観客たちはスタンディングオベーションを実行!
→ル・ルデの庭に拍手の大潮と興奮の坩堝の効果!
- 162 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:09:26 ID:???
狩人:すっげえええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇっっ!!
サムライ:おいおいおいおい!マジでやりやがったぜ!!ただもんじゃねえよ、あいつ!!
暗黒:il||li orz il||li ウソダウソダボクハシンジナイゾ…ソンナハズハ…ウツダシノウ…
モンク:彼の勝ち誇る様は、「つまらぬ物を斬ってしまった・・・」とつぶやいているかのようだった・・と。_ψ(´-`*
獣様:そう言ってるんでしゅよ、毛玉しゃんは。(*`=ω=´*)b
ナイト:il||liil||liil||liil||liil||liil||li (//▽//) il||liil||liil||liil||liil||liil||liil||liil||li
糞猫:wwwwこのナイトさん、大丈夫?wwwwwピクピクしてない?wwww
赤魔子はナイトの口元に耳をあてた。
赤魔子は首を横に振った。
シーフ:あーあ。案の定、呼吸停止してら。
シーフ:誰か人工呼吸希望者いない?かなりの美人よ。
内藤:/sh はい!wwwはい!wwwwwwwwww
内藤:/sh wwwwww何を隠そうwwwwこの俺様wwwwwヴァナ最強の人工呼吸ポンプwwwwwww
内藤:/sh 特にお姉さん相手の成功率は100%wwwwwだから俺様wwwww初めてのチューキボンヌwwwwww
糞猫:/sh 盛りのついた内藤♂Uzaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaawwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
赤魔子はお手上げの様子を示した。
内藤:/sh うはwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwww綺麗なお姉さんをこっちにヨロwwwwwwww
糞猫:・てll臼姫 内藤さんがル・ルデの庭で浮気しようとしてますけど、どうします?www殺っときます?wwwww
糞猫:ミスwwwwwwwwwラの唇はロランベリーより甘酸っぱいって知ってました?wwwwwww
内藤はあたふたと慌て始めた。
内藤:俺様wwwwやっぱチューキャンセルwwwww急に腹痛wwwww実家に帰るねwwwwwww
内藤のとんずら。
→内藤の移動速度があpp
赤魔子は内藤の右腕をギュッとつかんだ。
糞猫は内藤の左腕をギュッとつかんだ。
→内藤はとんずらを中断しました。
内藤:うはwwwwwwwwwなに?なに?wwwww俺様wwwエル♀とミスラにモテモテ?wwwwwww
内藤:三国一の美男子wwww遺憾なく魅力発揮wwwwwwww修正されるねwwwww
内藤:でも今は困るwwwイヤンイヤンwwwwwキャッチ&リリースプリィイイイイイイイイズwwwwwwwww
臼姫:ハーイ^^内藤^^^^^^^^^^^^^^^♪
内藤:・・・・・うはーいwwwww麗しのマイハニーwwwwwいつから俺様の後ろに立ってたの?wwwwwwww
臼姫:二人ともご苦労様^^あとでご褒美の品送っておくわね^^♪
糞猫:やったぁwwwwww臼姫さんってばやっぱり話がわかるぅwwwwwwww
赤魔子は楽しげにステップを踏んだ。
赤魔子は糞猫と共に楽しい気分に浸った。
赤魔子は勝ち鬨を上げた!
- 163 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:10:16 ID:???
内藤:俺様wwwwww保安官に捕まった賞金首な気分wwwwwwwボスケテ!!wwwww
臼姫:あらあら^^
臼姫:そんなに震えちゃってどうしたの?^^♪冬にはまだ早いわよ?^^^^^^^^^^♪
内藤:マイハニーwwwww聞いて聞いてwwwww
内藤:実は俺様wwwwwwwホーリーの食べすぎで下痢ピー気味wwwwwww
内藤:家でおとなしく寝てなきゃイヤンだからwwwwww俺様wwwもう帰るねwwwwwww
内藤のとんずら。
→内藤の移動速度があpp
臼姫は内藤をバシッとたたいた。
臼姫は内藤をバシッとたたいた。
臼姫は内藤をバシッとたたいた。
赤魔子は内藤をバシッとたたいた。
赤魔子は内藤をバシッとたたいた。
赤魔子は内藤をバシッとたたいた。
糞猫は内藤をバシッとたたいた。
糞猫は内藤をバシッとたたいた。
糞猫は内藤をバシッとたたいた。
→内藤のとんずらは中断されました。
内藤:うはwwwwwwwwwありえないwwwwwwwww
内藤:みんなで/emバッシュなんて最強だねwwwww実装されないでwwwwwww
臼姫:私ね、下痢によく効くおまじないを知ってるのよ^^♪
臼姫:あんたが帰る前にしてあげるわ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^♪♪♪
内藤:俺様wwwおまじないよりもwwwwベッドでマイハニーに温めてもらうほうが嬉しいwwwwwwww
内藤:おkkkkwwwwwwwwwwwwww?
臼姫:糞猫^^内藤がファイガしてもらいたいって^^♪一発強力なのをお願いできるかしら?^^^^^^♪♪♪
糞猫:はーいwwwwわっかりましたぁwwwww臼姫さんのためならえんやこらですよぉwwwwww
内藤:おkkkkwwwおkkkkwwwwおまじないヨロwwwおまじないを激しくヨロwwwwww
獣様:内藤しゃん必死でしゅね。(*´・,ω・) プッ
毛玉:フキュキュキュフキュフキュフキュ ミ*´・,ω・彡 フキュ
内藤:/sh 愚民どもwwwwwww俺様の勅令に従え!!wwwwwww“餡刻フィルター”をONにしr
餡刻:/sh 俺は何も言ってNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
餡刻はボロボロと涙を流して泣き出した。
- 164 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:11:09 ID:???
臼姫はヘキサストライクの構え。
内藤:うはwwwwwwwwww
内藤:ちょい待ってwwwwwマイハニーwwww何かが決定的に違うwwwwwwwww
臼姫:いいえ^^♪な〜〜〜〜〜んにも間違ってなんかいないわよ?^^♪♪♪
内藤:俺様wwwwwww今のやり取りwwww初めてな気がしないwwwwwwww
臼姫:あら^^よかったわね^^♪
臼姫:それってきっとデジャヴュよ^^♪逝く前に良い経験ができたじゃない^^^^^^^^^^^^^^♪♪♪
内藤:ねえwwwwwwマイハニーwwwwwwwww?
臼姫:なによ?^^集中してるんだから話しかけないで^^^^^^^卍卍卍
内藤:おkkkkwwwwww俺様www下痢止めのおまじないをマイハニーにオーダーしたwwwwwww
内藤:だけどwwwww黄泉の国行きの片道切符は予約してないwwwwwwおkkkkwwwwww?
臼姫:もちろんわかってるわよ^^♪
臼姫:でもね、内藤^^おまじないの前に悲しいお知らせがあるの^^^^^^♪
内藤:悲しいお知らせ?wwwwwwwww
内藤:俺様wwwwww悲劇は好きじゃないwwwwww喜劇のみヨロwwwwwwwwwww
臼姫:黙って聞きなさい^^^^^^♪
臼姫:最初はね、あんたのリク通り、下痢止めとしてトゥルーストライクの処方箋を出してたのよ^^♪
内藤:・・・・・・・それwwwwwNot下痢止めwwwwwwwww
臼姫:なーに言ってんのよ^^^^^♪下痢止めに決まってるじゃない^^^^♪♪
臼姫:けどね、内藤が途中でおねだりしたせいで、もっと強力なやつの処方箋を出さざるを得なくなったの^^^^^^♪
内藤:おねだりwwwwww俺様wwwwした?wwwwwwww心当たりないwwwwww
臼姫:バッチリしたじゃない^^
臼姫:「おまじないを激しくヨロ」って^^^^^♪内藤ったら欲張りさんね^^^^^^^^^^^^♪♪♪
内藤:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
臼姫:激しくって注文されたら、トゥルーの上位に残ってるおまじないは・・・・・^^
臼姫:ヘ^^キ^^サ^^し^^か^^な^^い^^ん^^じ^^ゃ^^な^^い^^か^^し^^ら^^?^^^^^^^^^^^♪♪♪
内藤:/sh うほっwwwwwwwいいヘキサwwwwwwく れ な い か ?wwwwwwwwww
臼姫:おだいじに^^♪
臼姫は、半分は愛情でできているヘキサストライクを実行!
→内藤に息の根を止めるおまじないの効果!
- 165 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:12:51 ID:???
内藤:/sh うはwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
内藤:/p 本日9度目のシボンヌwwwwwwさすが俺様wwwww黄泉帰りがよく似合うwwwwwwww
(パーティーメンバーがいません)
内藤>>臼姫:マイハニーwwwwレイズヨロwwwww俺様死にすぎてレベルダウンな予感wwwwwwww
臼姫>>内藤:ただのレイズなら10万、Uなら20万、Vなら40万ってなってるけど、どれがいいかしら?^^♪
内藤>>臼姫:俺様wwwwwマイハニーのモグハで頑張って体で奉仕するからwwwwwVでヨロwwwwwww
臼姫>>内藤:あら、そう?^^♪
内藤>>臼姫:うはwwwwwwwついにマイハニーが俺様の愛を受け入れてくれたwwwww俺様は猛烈に感動wwwww
臼姫>>内藤:・てll糞猫 悪いんだけど、この馬鹿の死体、ファイガで荼毘に付してもらえる?^^♪
内藤>>臼姫:・・・・おkkkkwwwwwww
内藤>>臼姫:俺様金貨ウマーの発作が出たからwwwwwこのまま実家に帰省するねwwwwwww
(内藤はホームポイントに戻りまs
臼姫は内藤に強引なキャメルクラッチを実行!
→内藤にシャチホコの効果!
→内藤のホームポイント帰還は中断されました。
内藤>>臼姫:マイハニーのバッシュ最強すぎwwwwwwww弱体化の要望メール出しとくねwwwwwwww
臼姫>>内藤:誰が勝手に帰っていいって言ったのよ?^^
臼姫>>内藤:私はまだあんたに聞きたいことがあるんだけど^^^^^^^^^^^^^^^♪♪♪
内藤>>臼姫:なになに?wwwww式の相談?wwwwwマイハニーはサンガリア式がいいんだっけ?wwwww
臼姫>>内藤:あんたねぇ・・・^^^^私がいつそんな相談を持ちかけたのよ?^^^^^^^^♪
内藤>>臼姫:俺様wwwwウィンダス式もいいけどwwwwwやっぱ二人の故郷のやり方が最強だねwwwwwww
臼姫>>内藤:へーあんたはバストゥーク式が好みだったわけ?^^
内藤>>臼姫:うはwwwwwwwwヴァナ最強の俺様にはそんなしみったれたウェディングなんて似合わないwwwwwww
臼姫>>内藤:は・・・・?^^;
臼姫>>内藤:じゃあ、あんたがやりたい結婚式ってなんなのよ?^^^^^^^^♪
- 166 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:14:48 ID:???
内藤>>臼姫:俺様たちの故郷の“ダボイ”式wwwwwwwこれ最強wwwwwwwwwwwwww
内藤>>臼姫:しかしwwwwwww
内藤>>臼姫:この式をやると招かざる客もお祝いに乱入してくるという危険も伴う諸刃の剣wwwwwww
内藤>>臼姫:素人にはお勧めできないねwwwwwwwwwwwwww
臼姫>>内藤:私にはオーク流がお似合いだと言いたいわけ?^^^^^^^^^^^^^^^^^^^#############
- 167 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:15:39 ID:???
内藤>>臼姫:うはwwwwwwwwマイハニー怒っちゃイヤンwwwwwwwwww
内藤>>臼姫:俺様wwwwww言葉のあやwwwwww修正するねwwwwwwwwww
内藤>>臼姫:二人の“愛の巣”ダボイ式でwwwww俺様とヴァナ最強の結婚式ヨロwwwwおkkkkwwwwww?
臼姫>>内藤:^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ここじゃ他人の目もあるからあんたの実家に行くわよ^^♪
内藤>>臼姫:俺様の両親に挨拶するの?wwwwそんなの面倒wwwww
内藤>>臼姫:ヴァ ナ 最 熱 の 新 婚 初 夜 か ら 始 め な い か ?wwwwwwwwwwwwwwww
臼姫>>内藤:・bぃst あdd 内藤
内藤:/sh みwなwぎwっwてwきwたwぜwえwえwえwえwえwえwぇwぇwぇwぇwぇwぇwぇw!w!wwwwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
内藤:/sh 伝説の突き技wwwパwワwーwスwラwッwシwュw!w!wwwwTwPw1w0w0w%wwww!w!wwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
内藤:/sh 伝説の突き技wwwパwワwーwスwラwッwシwュw!w!wwwwTwPw2w0w0w%wwww!w!wwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
内藤:/sh 伝説の突き技wwwパwワwーwスwラwッwシwュw!w!wwwwTwPw3w0w0w%wwww!w!wwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
臼姫はベヒーモスさえも運搬可能な人力トラクタを実行!
→内藤は臼姫に引きずられていきます。
餡刻:うはwwwwwww死んでるのに両手剣振り回してやがるwwwwwwしぶといなwwwwwwww
糞猫:内藤さんとはもう二度と会えなくなるような気がするんですけどwwwwww私の考えすぎ?wwwwww
獣様:ボクもしょんな気がしましゅ・・・・シャヨナラでしゅ内藤しゃん・・・・(;´・ω・`)ノシ~~~~
毛玉: フキュキュフキュキュフキュキュキュシュ…フキュキュキュキュフキュキュ…… ミ;´・ω・`彡ノシ~~~~~
赤魔子は内藤に永別の挨拶をした。
- 168 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:18:59 ID:???
ナイト:あの〜すみませんvvvv(//▽//)
糞猫:・えちょ あはwwwwwこの人もまだ生きてたの?wwwwナイトってゴキブリみたいな連中ばっかなのねwwwwwww
糞猫:ミスwwwwwwwwトドラゴンがリディア付きで実装されたら召喚師も悪くないかもっ♪wwwwwwww
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュン?
ナイト:*・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・*
シーフ:だああああぁっ!こいつ見るなら呼吸すんのを忘れるなって何遍も言ってるだろ!!
ナイト:ハッ!?Σ (//▽//)
シーフ:あんたら、すまないけどさ、ちょっとの間だけこの毛玉ちゃんを外してもらえないかな?
獣様:クロウラーしゃんでしゅ。(=´▽`=∩
獣様:アンタルしゃん、あっちに行きましゅでしゅよ。( *´・ω・)σ‐‐‐‐‐‐‐‐‐→・ ミ・ω・` 彡 フキュ?
毛玉:フッキュ!フッキュ!フッキュ!! Σ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ ミ *`・ω・彡=´▽`)つ
シーフ:・・・ふぅ、まったく。
シーフ:これじゃあ、あたしがどんだけ蘇生させたってなんの意味もないじゃないか。
ナイト:す・・すみません、たびたびご迷惑をかけてしまって・・・・あがらないように気をつけてはいるんですけど・・・・・
シーフ:もういいからさ、あんた、この人たちに用があるんだろ?さっさと済ませちまいな。
糞猫:用って、もしかするとアンタルについてだったり?wwwwwwwww
ナイト:ええ、そうです。
ナイト:あの、もしよろしければ、私にアンタルちゃんを譲っていただけませんでしょうか?
赤魔子はビックリした!
糞猫:wwwwwあなた本気?wwwwwwwあんなのが欲しいわけ?wwwwwww
ナイト:はい。アンタルちゃんを一目見たときから、「私にはこの子しかいない!」って天啓のようなものを感じてしまって。
糞猫:天啓ねえwwwwwwww一時の気の迷いだと思うわよ、それwwwwwwwwww
赤魔子はうなづいた。
ナイト:気の迷いでもいいんです!
ナイト:お願いです!私にアンタルちゃんを譲ってください!お願いします!
糞猫:wwwwwwどうします?赤魔子さんwwwwwwwこの人、マジみたいよwwwwwwww
赤魔子は神妙な面持ちで考え込んだ。
ナイト:譲っていただけるのでしたら、
ナイト:アンタルちゃんは私が責任を持って、何を犠牲にしてでも可愛がって育て抜くと誓います!
ナイト:お願いです!
ナイト:私にアンタルちゃんを譲ってください!お代は私の全財産でお支払してもいいですから!
ナイト:それでもご不満でしたら、ケモリンになれって言われればケモリンにもなります!ですからっ!!
シーフはナイトをつんつんつついた。
シーフ:とりあえず落ち着きな。相手の首絞めてちゃお願いもクソもないでしょうが。
ナイト:あ゛。
糞猫:あなだがじんげんなのばよぐわかっだからぐびからでをばなじでwwwwwぐ・・ぐるじいぃwwwwwwww
ナイト:ああっすみませんっ!私ったら興奮しちゃってつい!大丈夫ですか!?
糞猫:がはっげほっごほっ・・・wwwwww
糞猫:あ゙ー死ぬかと思ったwwwww三途の川の向こう岸でバカ兄貴が血まみれになって手を振ってたわwwwwww
赤魔子は糞樽の冥福を祈った。
- 169 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:23:13 ID:???
糞猫:あのねwwwww
糞猫:譲ってあげたいのは山々なんだけど、あれは一応、内藤さんのペットってことになってるのよねwwwwwwww
糞猫:そんなわけだから、私たちの一存であなたに譲ってあげることはできないのよwwwwwwww
ナイト:そうですか・・・・・・
ナイト:なら、内藤さんから許可をいただければ、譲ってもらえるんですね?
糞猫:まぁ・・・wwwwそういうことになるのかしら?wwwwwwwww
赤魔子はうなづいてみせた。
ナイト>>内藤:すみません!いきなりですけど、あなたのアンタルちゃんを私にください!!
内藤>>ナイト:うはwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwww俺様金貨ならいくらでもあげるwwwwwwwww
内藤>>ナイト:だからwwwマイハニー笑ってwwwwwwベッドで話せば分かり合えるwwwwおkkくぁwせdrftgyふじこlp?
ナイト>>内藤:・・・ええっと、それってアンタルちゃんを私にくださるってことですか・・・?
(相手がログインしていないか、エリアチェンジ中のためtellは届きませんでした)
ナイト:・・・・・・・・・・・・・・
糞猫:どうだった?wwwwwwww内藤さんオッケーくれた?wwwwwwwwww
ナイト:・・・・「うはwwwwwwwおkkkkwwwwwww」って言われたんですけど・・・なんだかよくわからない返事で・・・
糞猫:だったら問題ないわwwwwwww内藤さん、許可してくれたんだわwwwwwwww
赤魔子はお祝いの拍手をした。
ナイト:まぁっvvvvvでは、本当にアンタルちゃんを譲っていただいてもよろしいんですね?(//▽//)
糞猫:うんwwwwいいわよwwwwww遠慮しないで持っていっちゃっt
赤魔子は大きくうなづいt
餡刻は徒手空拳ウェポンバッシュを実行!
→糞猫、赤魔子にセリフ&/em中断の効果!
糞猫:あはwwwwww赤魔子さんの/emまでバッシュwwwww餡刻様のチョップ万能すぎwwwwwwww
赤魔子はビックリした!
赤魔子は疑問の表情を浮かべた。
赤魔子は餡刻を問い詰めた。
餡刻:あのなぁ・・・お前たち。悪ノリもほどほどにしとけよ。
餡刻:暗樽を人にあげちゃうのはさすがにやりすぎだろ?暗樽の身になって少しは考えてもみろよ。
ナイト:・・・・・・・・・・?
ナイト:・・・なに、この空白?ログが独りでに流れてく・・・・・・・
シーフ:え゛〜〜〜また空白バグ?最近出なくなってほっとしてたのに、今日はしつこく出てくるわねぇ。
餡刻: (´・ω・`) シツコクテゴメンナサイ
糞猫:別に私たち悪ノリなんかしてませんよ?wwwwwwねえ、赤魔子さん?wwwwwwwww
赤魔子はこくこくうなづいた。
糞猫:アンタルは内藤さんのペットなんですよwwww内藤さんがいいって言えばいいんじゃないですか?wwwwww
餡刻:暗樽は内藤のペットである前に、俺たちの仲間なんだぞ。内藤の判断でどうこうできるもんじゃないだろ。
糞猫:へ?wwwwアンタルが仲間?wwwwwww私たちの?wwwwwwwwwww
糞猫と赤魔子は目をぱちくりさせた。
餡刻:なんだよ二人ともwwwwwww
餡刻:wwwwヤグが豆鉄砲喰らったみたいな顔してさwwwww俺、変なことでも言ったか?wwwwwww
赤魔子は不思議そうに首をかしげた。
赤魔子は餡刻の額に手をあてた。
餡刻:いやwwww熱なんてないからwwwwww俺は正気だってwwwwwww
糞猫:餡刻様自覚ないんですか?wwwwww今、ものすっご〜〜〜〜く変なこと言ってましたよwwwwwwww
餡刻:俺はただ単に、暗樽が俺たちの仲間だって言っただけだぞ?
糞猫:そうそう、それそれwwwww
糞猫:それがとてもつもなく変だって言ってるんですよwwwwwwwwww
餡刻:どこがおかしいんだ?暗樽が仲間なのはずっと前からじゃないか。
糞猫:また餡刻様が変なこと言ってるwwwwwアンタルがずっと前から私たちの仲間ですってwwwwwwwww
赤魔子はくすくす笑った。
- 170 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:24:47 ID:???
餡刻:・・・どうして笑うんだ?
餡刻:暗樽が俺たちのLSに参加するようになってから、もうずいぶん経ってるだろ?
糞猫と赤魔子はお腹を抱えて、どっと笑った。
糞猫:内藤さんから聞きませんでした?wwwwwアンタルは四日前くらいに発見されたばかりなんですよ?wwwwwww
餡刻:二人とも俺をからかってるのか?暗樽を仲間と認めるのがそんなに嫌か?
糞猫:あははははwwwwwwwww
糞猫:餡刻様っていつから天然キャラになったんですか?wwwwww面白すぎwwwwww
赤魔子は笑いすぎて苦しそうだ。
糞猫:私たちが餡刻様をからかってる?wwwwwww
糞猫:あははははははwwwwww餡刻様のほうこそ、からかうのはよしてくださいよぉwwwwwwww
餡刻:俺はからかっちゃなんかいない。本気でそう言ってるんだ。
糞猫:ヒィヒィwwww餡刻様wwwwwマジ顔で冗談言うのやめてwwwwwウケすぎちゃってお腹痛いwwwwwww
赤魔子は肩を震わせて笑いながら、ぺしぺし地面を叩いている。
餡刻:・・・・どうしたっていうんだよ?
餡刻:何がそんなに面白いんだ?俺にはわけがわからないよ。
糞猫:もぉ餡刻様はお茶目さんなんだからぁwwwwww
糞猫:いつから獣様みたいに、モンスターのこと仲間って呼ぶようになったんですか?wwwwwwwww
餡刻:モンスターって・・・暗樽のことだよな?
糞猫:そうですよんwwwwwwwアンタル以外のどこにモンスターがいます?wwwwwwww
餡刻:そりゃ、今はモンスターみたいな姿してるけど、暗樽は暗樽だろ?
餡刻:暗樽はタルタルだ。モンスターなんかじゃない。
糞猫:・・・アンタルがタルタル・・・・?wwwwwwwww
赤魔子は呆気にとられている。
糞猫:・てll赤魔子 餡刻様wwwwwマジでやばいかもwwwww
糞猫:・てll赤魔子 デフォコンフェまで実装されて帰ってきちゃったみたいですよwwwwwwww
糞猫:ミスwwwwwwwwテリアスなとこがある男性って素敵ですよねwwwwwwwwwww
餡刻:コンフェなんかかかっちゃいない。
餡刻:・・・・・・・だから、頭を殴ろうとしてくれなくていいからな、赤魔子。
赤魔子は、餡刻の背後でビックリした!
赤魔子は傭兵騎士団長戦鎚を下ろして、悔しがった。
- 171 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:25:22 ID:???
糞猫:あー・・・それなら・・・・wwwwww
糞猫は笑うのをやめ、頬をポリポリかいた。
糞猫:餡刻様にコンフェがかかってないか確かめるために、いくつか質問しますよ?wwwwwww
糞猫:全問回答してくださいねwwwwwwww
餡刻:好きなようにしてくれ。
糞猫:第1問wwwww
糞猫:タルタルは全身をカラフルな長い毛で覆われていますか?wwwwwww
餡刻:いいや。長い毛で覆われてるのは頭ぐらいだろうな。
糞猫:第2問wwwwww
糞猫:タルタルは四本足で常時歩行をしますか?wwwwwwwww
餡刻:いいや。短い二本の足で器用にちょこまか動き回ってる。
糞猫:第3問wwww
糞猫:タルタルは人間の言葉が話せず、フキュフキュ鳴きますか?wwwwwww
餡刻:いいや。古代語の知識を統べるほど、言語には精通してる。
糞猫:じゃ、最後の質問wwwwww
糞猫:アンタルは、はたしてタルタルでしょうか?wwwwwwwwww
餡刻:ああ、お前の兄貴と同様にタルタルだな。タルタルだけど、頑張って暗黒騎士をやってる。
糞猫:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
赤魔子はお手上げの様子を示した。
- 172 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:26:39 ID:???
糞猫:今日の餡刻様、やっぱり変!リアルのほうで何かあったんじゃないですか!?
赤魔子は餡刻を心配した。
餡刻:変なんかじゃない!
餡刻:俺から言わせてもらえば、糞猫や赤魔子のほうがよっぽどどうにかしちまってるよ!!
餡刻:お前たちはいったいいつから、自分の仲間を外見だけでモンスター扱いするようになったんだ!?
餡刻:本人の意思も聞かずに、猫の子をくれてやるみたいに他人にホイホイあげちまうなんて、俺には信じられねえよ!
赤魔子は狼狽している。
糞猫:そんなにムキにならないでくださいよ!信じらんないのはこっちです!
糞猫:どうして餡刻様は、あんな毛玉を仲間みたく思いたがるんですか?私にはさっぱり理解できません。
餡刻:お前たちは心が痛まないのか!?仲間を物みたいにトレードするなんて最低だぞ!
糞猫:なんで私たちが餡刻様に最低視されなきゃいけないんです!?モンスターはモンスターでしょ!?
糞猫:そりゃあ、アンタルは人懐っこいし、騎士芋さんたちみたいに頭もいいけど、所詮はモンスターじゃないですか。
糞猫:モンスターを物扱いするのはヴァナの常識です。トレードしたって誰も文句なんか言いません。
糞猫:いちいちモンスターなんかに友情を感じてたら、とてもじゃないけど冒険者なんてやってられませんよ?
餡刻:・・・お前ッ・・・・!
餡刻:よくもそんな残酷なことさらりと言えるな!今の言葉、取り消せっ!!
糞猫:怒鳴るのやめてくださいよ!
糞猫:獣様ならともかく、餡刻様がモンスターのことで熱くなるなんて意味わかんない!
餡刻:モンスター、モンスターって・・・いい加減にしろよ!糞猫!!
餡刻:お前は仲間をモンスターって呼んで平気なのか!?俺のことも陰じゃモンスターって呼んでるのか!?
糞猫:誰もそんなこと言ってません!餡刻様こそ、モンスターを仲間って呼ぶのやめてくださいよ!
糞猫:餡刻様の中じゃ、私たちもモンスターも一緒なんですか!?同列に扱うんですか!?
赤魔子は、餡刻と糞猫の間でおろおろしている。
餡刻:あいつは暗樽だろ!?
餡刻:俺たちの仲間じゃないか!仲間を仲間って呼んで何が悪いんだ!?
糞猫:アンタルは内藤さんがクロ巣で捕まえた新種のモンスターです!勝手に仲間にしないでください!!
餡刻:お前、頭でも打っておかしくなったのか!?暗樽はタルタルで、昔から俺たちの仲間だったじゃないか!
糞猫:おかしいのは餡刻様です!
糞猫:なにアンタルに当て字して、一人で仲間意識持っちゃってるんですか?バッカみたい!
餡刻:・・・それ、本気で言ってるのか?
餡刻:俺が暗樽に仲間意識持つのはそんなに馬鹿なことか・・・?
糞猫:バカですよ!バカ!大バカでモゴモゴモゴォ!!
赤魔子は慌てて糞猫の口を両手で封じた。
餡刻:見損なったぞ、糞猫!お前がそんなに薄情で冷たいやつだったなんて思いもしなかった!!
糞猫:ちょっ放してくださいっ赤魔子さん!私、カッチーンって来ちゃいましたよ!
糞猫は、必死にしがみつく赤魔子をずりずり引きずりながら、餡刻に迫った。
糞猫:私だってね、餡刻様がこんなに分からず屋なモンスター馬鹿だったなんて知りませんでしたよ!
餡刻:黙って言わせておけば・・・このじゃじゃ馬娘!
糞猫:どこが黙ってたんですか!この頑固親父!!
餡刻:少しは可愛げくらい持てよな!そんな跳ねっ返りじゃ、一生嫁さんにもらってくれるやつなんていないぞ!
糞猫:いいですもーんだ!私の将来の嫁ぎ先は餡刻様って、前世から決まってるんですからっ!!
餡刻:/sh 自分本位に決めるんじゃNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwww!!
糞猫:/sh 世界で一番愛してますよwwwwwwwww餡刻様ああああああぁぁぁぁぁん♪wwwwwwwww!!
赤魔子はお手上げの様子を示した。
- 173 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:28:27 ID:???
赤魔子は、唖然としているナイトとシーフにお茶を出した。
赤魔子: _/ヽβ_
赤魔子: (*‘-‘) つ旦~
ナイト:あ、お茶までいただいてすみません。
ナイト:お茶請けはこちらでご用意しますので、お気遣いなさらず。
シーフ:・・・あのミスラのお嬢ちゃん、さっきからいったい誰と話してるわけ?
シーフ:それに、この空白の激しさはなんなの?;
赤魔子は知らぬ存ぜぬの構え。
餡刻:・・・・・・・・なぁ・・・・・糞猫・・・・・
糞猫:wwwはいwwwなんですか?wwww餡刻様ぁ♪wwwwwwwww
餡刻:・・・・お前はどういうつもりで俺に抱きついてるんだ・・・?
糞猫:あはwwwwwwどうしてでしょう?wwwwwwwww糞猫ちゃんわかんな〜い♪wwwwwww
餡刻:俺たちは口論の真っ最中であって、抱きつく必然性が俺には見えてこないわけだが・・・・・・
糞猫:餡刻様ってば野・暮♪wwwwwww
糞猫:wwww愛し合う男女がいるところには愛という名の必然性が生まれるんですよwwwwwww
餡刻:うはwwwwwwww脳みそが麻痺寸前wwwwwww赤魔子さんパラナくださいwwwwwwwwwwww
赤魔子はお茶をいれるのに集中している。
餡刻:orz
赤魔子: _/ヽβ_
赤魔子: (*‘-‘) つ占~~
ナイト:はぁ〜・・・合成じゃなく、わざわざ茶器でいれるあたり、お茶へのこだわりようが並々ではないですね。
ナイト:うん、茶葉の薫りも素晴らしいわ。おそらくは厳選された最高級品ね。
赤魔子は嬉しそうにうなづいた。
ナイト:あぁ・・・・我が祖国サンドリアが懐かしい。父様と兄様は元気してるかしら?
シーフ:・・・あっちとこっちの温度差についていけないあたしって修行不足なおバカさん?
シーフはうんざりした。
糞猫:餡刻様ぁwwwwwww
糞猫:照れなくたっていいんですよ?wwwww私はいつでもどこでも戦闘準備オッケーですからwwwww
餡刻:セントウッテナンノセントウデスカ orz
- 174 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:32:18 ID:???
獣様:騒がしいでしゅね・・・・みなしゃん、何事でしゅか?(~・ω・`)つ⊂ミ´・ω・`彡 フキュ?
赤魔子は、獣様と毛玉をお茶で歓迎した。
赤魔子: _/ヽβ_
赤魔子: (*‘-‘) つwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwC旦~ Σ (´▽`* ミ´▽`* 彡 フキュン!!
獣様:赤魔子しゃん、お茶いただきましゅでしゅ♪ (=´▽`=)つ旦~
毛玉: ミ=´▽`=彡つ旦~ フキュ♪
ナイト:あぁっ・・・お茶を飲んでるアンタルちゃんvvvv(//▽//)
シーフ:今度、呼吸停止したら問答無用で見捨てるからね。
餡刻:おおっ!wwww獣様wwwww
餡刻:ちょうどいいところに来てくれたwwwww聞いてくれよwwwwwww
糞猫:あンwwww餡刻様ぁwwwww二人だけの甘いささやきは終わってませんよぉwwwwwwww
獣様:・・・・・・・・餡刻しゃん。(´=ω=`) ミ´=ω=`彡
餡刻:頼むwwwww獣様からも一言、こいつにバシッと言ってやってくれwwwwwwwww
糞猫:「餡刻しゃん、糞猫しゃん、幸せな家庭を築いてくだしゃいね。By友人代表獣様(=´▽`=∩」でヨロwwwwwwww
餡刻:/sh 糞樽Kimooooooooooooooooooooooooooowwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
糞猫:餡刻様の意地悪ぅwwwwwwww今さらそんな過去のこと持ち出さないでくださいよwwwww
獣様:ふぅ・・・やれやれでしゅね。 ε= (´=ω=`) ミ´=ω=彡=3 フキュ〜
餡刻:・・・・獣様?wwwwwww
獣様:アンタルしゃん、ボクは餡刻しゃんにこう言ってあげたいでしゅ。( =´_ゝ`)´_ゝ`彡 フキュ?
獣様:こんなことでボクに頼るなんて、もうねアホかと馬鹿かと、でしゅ。( =´,_ゝ`)´,_ゝ`彡 プッ
餡刻:エエェーーーーーーッ!? Σ (゚Д゚;)
獣様:餡刻しゃんはもういい大人なんでしゅから、
獣様:女の子に恥じゅかしい思いをしゃしぇちゃいけましぇん! Σ m9(*`・ω‐)ミ‐ω・´*彡0m フキュ!
餡刻:il||li _| ̄|○ il||li ケモノサマガ…ケモノサマガ……
糞猫:獣様たちカメラ目線上手すぎwwwww男前度が三割増しねwwwwww誰から教わったの?wwwwwww
獣様:糞樽しゃんからでしゅ!(=´▽`=∩☆∩=´▽`=彡 フキュン!!
糞猫>>糞樽:・s おkkkkwwwwww
糞猫>>糞樽:・s また一つバカ兄者の弱みゲッツwwwwwwこれは臼姫さんにチクるしかないわねwwwwwwww
糞猫>>糞樽:ミスwwwwwwwwwしてなんぼって感じじゃない?wwww私たちってwwwwwwwww
糞樽>>糞猫:wwwww妹者よwwwwwww
糞樽>>糞猫:どうすればそこまで的確に誤爆できんのかと俺は小一時間問い詰めたいわけだがwwwwwwwww
糞猫>>糞樽:それはつまりwwwww臼姫さん相手に誤爆してほしいと?wwwwwwwwww
糞樽>>糞猫:正直スマンカッタ妹者wwwwwモチツケwwww小遣いは20万ほどで足りるな?wwwwwwww
糞猫>>糞樽:ねぇ兄者wwwwwwスコピオハーネスを着て餡刻様を誘惑してみたいんだけどwwwwwww
糞樽>>糞猫:・えちょ 強欲妹者キタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!!!!!!!!
糞樽>>糞猫:・えちょ 転売されんのが見え見えなのに貢ぐ香具師が餡刻以外いるとでも思ってんのかよwwwwww
糞樽>>糞猫:・えちょ つーかwwwwwwwお前はまともに鏡を見たことがあるのかとwwwwwwwww
糞樽>>糞猫:・えちょ まな板寸胴鍋なガキにやるくらいならオークにでもくれてやったほうがまだマシだっつうのwwwwww
糞樽>>糞猫:ミスwwwwwwwwwwwwwしてなんぼだったよな?wwww妹者wwwwwww
糞猫>>糞樽:・てll臼姫 うちのバカ兄貴がまたいつもの如くかくかくしかじかなので、例のアレ一本いっとく?wwwwwww
糞樽>>糞猫:オーケーwwwwwやれるだけのことはやったwwwwwwww
糞樽>>糞猫:我が人生に一片の悔いなピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ・・・・…
糞猫:うはwwwww兄者の部屋から久々にすすり泣く声がwwwwwwwww賢くイ`wwwwwwwwwww
- 175 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:35:22 ID:???
毛玉: つ旦´ω`彡.。oO( *・゜゚・*:.。..。.:* ( =´▽`)つ【Now Loading.....】とミ´▽`= 彡 *:.。. .。.:*・゜゚・* )
- 176 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:37:13 ID:???
獣様:・・・――しょれで、餡刻しゃんはボクに何を聞いてほしかったんでしゅか?(´・ω・旦と
餡刻:んとな、アンタルのことについて聞きたいんだけど、獣様はあいつをどう思う?
獣様:どう思うって聞かれましゅても・・・もうちょっと具体的にお願いしましゅ。(´・ω・;旦と
餡刻:糞猫が言うにはだな、アンタルはただのモンスターで、俺たちの仲間じゃないんだと。
獣様:本当でしゅか? Σ (´・ω・;旦と
獣様:ボクはアンタルしゃんをお友達だと思ってるでしゅよ?(´・ω・`)つミ´・ω・`彡
糞猫:餡刻様wwwwその言い方は正確じゃないですよwwwwwww語弊ありまくりwwwwww
赤魔子は糞猫に同意した。
糞猫:獣様聞いてwwwwwww餡刻様ったらこう言うのよwwwwwwwww
糞猫:アンタルは他のモンスターと違って、実は餡刻様の仲間のタルタルなんですってwwwwww
糞猫:そのタルタルの名前は暗樽って言うのかな?wwwwさっきからアンタルのことそんな当て字で呼んでるのwwwww
糞猫:餡刻様の妄想じゃ、アンタルはタルタルなのに暗黒騎士で頑張ってるそうよwwwwwww
餡刻:俺の妄想じゃない。現実の話だ。
餡刻:暗樽と仲の良かったお前なら知ってるはずだろ?
糞猫:もうっ!wwwww暗樽なんか知らないって何回も言ってるじゃないですかwwwwwww
糞猫:ね、餡刻様ったらおかしなこと言うでしょ?wwwwwマジでデフォにコンフェでも追加されたのかもwwwwww
餡刻:だったら、アンタルがギロを使えんのはどう説明すんだ?
餡刻:あいつのギロは、この俺から見ても、暗黒騎士のそれに見劣りしないほど見事な腕だったんだ。
餡刻:ただのモンスターなんかにできるような芸当じゃない。アンタルは間違いなく暗樽だ!
糞猫:説明なんか簡単ですよwwwww
糞猫:ギロが上手にできる毛玉モンスターが人知れず導入されたんですよ、きっとwwwww
餡刻:お前なぁ・・・・俺は真剣なんだぞ?
糞猫:きゃーwwwwww餡刻様が怖い目で私のこと睨むんですよぅwwwwボスケテ赤魔子さんwwwwww
糞猫は赤魔子の後ろに隠れた。
赤魔子は餡刻をじっと見つめた。
餡刻:・・・・・獣様は俺が正しいって言ってくれるよな?暗樽のこと覚えてるよな?
獣様: (;´・ω・`)つミ´・ω・`彡
餡刻:糞猫や赤魔子ときたらひどいんだぜwwww
餡刻:二人してグルになって俺のことをからかおうとしてるんだwwwwwww
餡刻:暗樽がこんな獣染みた姿になっちまったのが信じられないっていう気持ちは俺にだってわかるwwww
餡刻:でもさ、なにも暗樽の存在そのものを忘れたフリまでしなくたっていいじゃないかwwwwwなぁ?wwwww
獣様: つ・ω・;;)つミ´・ω・`;彡
餡刻:・・・暗樽は今までも俺たちの仲間だったし、これから先も俺たちの仲間だ。
餡刻:たとえ、どんな姿になったとしても俺たちの絆は変わらない。変わるはずがないんだ。
獣様: (;;´・ω・)つミ・ω・`;; 彡
餡刻:黙ってないで、獣様も俺と一緒に叱ってくれないか?wwwwwww
餡刻:糞猫たちったらさ、獣様がいないことをいいことに、
餡刻:飼い主の内藤の許可が出たからって、暗樽を人にくれてやろうとしてたんだぜwwwwwwww
餡刻:まったくどうかしてるよwwwww
餡刻:仲間を動物みたいに里子に出すなんてありえないよな?wwwww
獣様: (;´・ω・` ミ ´・ω・`;彡
餡刻はまるでサイレスがかかったかのように黙り込んだ。
- 177 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:39:10 ID:???
餡刻:・・・・・・・・どうして、獣様まで俺をそんな目で見るんだ?
獣様: ( ;;´・ω・ミ´・ω・`;彡
餡刻:・・・・・どうして、俺から目を反らすんだ?
餡刻:どうして・・・・・
- 178 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:40:02 ID:???
獣様: ( ;;つω;ミ´・ω・`;彡
餡刻:・・・・・・・・・・・・・どうして・・・・
餡刻:/sh どうして泣くんだよ、獣様!?
餡刻:/sh 獣様も信じてくれないのか!?暗樽を忘れたのかよ!?
- 179 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:41:50 ID:???
赤魔子は餡刻の前に立ちはだかり、背中に獣様たちを隠した。
赤魔子は餡刻をじっと見つめた。
餡刻:/sh どいてくれ!赤魔子!
赤魔子は首を横に振った。
餡刻:/sh どいてくれ!!
赤魔子は首を横に振った。
餡刻:/sh 俺は・・・・俺は獣様に聞いてるんだ!!
赤魔子:!?
餡刻は赤魔子を強く突き飛ばし、獣様の前に立った。
毛玉: (;;´;ω⊂ミ´・ω・`;彡⊃
餡刻:なぁ・・・獣様・・・・・頼むから答えてくれ・・・・・・・
糞猫:餡刻様。
糞猫は餡刻のそばに寄って、腕を揺さぶった。
餡刻:・・・・獣様まで暗樽を忘れちまったなんてことないよな・・・・・?
糞猫:餡刻様、落ち着いて。
餡刻:・・・忘れたフリをしてるだけなんだろ?そうなんだよな?
毛玉: ( ;;つω⊂ミ`・ω・´;彡⊃
餡刻:・・・・・・・・・獣様・・・
餡刻:泣いてたらいつまでたってもわからないだろ?いい加減にしてくれ。
糞猫:餡刻様。
糞猫:そんな責めるような言い方したら獣様が可哀そうでs
餡刻:/sh うるさい!お前は黙ってろ!俺は獣様に話してるんだ!!
餡刻は乱暴に糞猫を振り払った。
糞猫:―――ッ!!
- 180 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:43:12 ID:???
糞猫は、赤魔子が落とした傭兵騎士団長戦鎚を振りかぶり、餡刻の背中に思いっきり打ちつけた。
餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・・・・
糞猫:・・・・ごめんなさい・・・・餡刻様・・・
餡刻:・・・・・・・・・糞猫・・・・・・・・
餡刻:・・・俺は黙ってろと言ったはずだぞ・・・・・?
糞猫:ねえ・・・・お願いだからやめてよ・・・・餡刻様・・・・
餡刻:・・・・―――邪魔をするな!!
餡刻は糞猫から戦鎚を奪い取り、遠くへ放り投げた。
毛玉: (;;つ;ω⊂ミ`・ω・´#∩ フキューッ!!!!
餡刻:・・・・・暗樽・・・・・・どうしてお前まで俺をそんな目で見る?
毛玉: (;;つ;ω∩#`・ω・´#∩ フーキュッキュフキュ!!!!
餡刻:獣様たちはみんな、お前のことなんか知らないって言ってるんだぞ・・・?
毛玉: (;;つ;ω とミ`・ω´・#凸 =3 フッキュ・フー!!!
餡刻:・・・お前はそれでいいのかよ?悔しくないのか?悲しくないのか?
毛玉: (;;つ;ω⊂ミ#`・ω・´#彡⊃ フッキュッキュ!!フーッ!!!
餡刻:/sh 獣様!!
餡刻:/sh いつまでそうやって暗樽の陰に隠れてるつもりなんだ!?
餡刻:/sh お前も男ならメソメソ泣くんじゃない!!俺の目を見て答えてくれ!
毛玉: (;;つωと∩#`・ω・´0m フキュキュ!!フッキュ!!!
赤魔子は獣様に駆け寄って、かばうように抱きしめた。
餡刻:/sh 赤魔子!獣様を甘やかすな!!
餡刻は足を一歩踏み出そうとしたが、糞猫が間に素早く割り込んだ。
糞猫:もうやめてよ・・・・餡刻様・・・
餡刻:・・・まだ邪魔する気か?
糞猫:餡刻様がやめてくれなきゃ何度だって邪魔します。
餡刻:わからないやつだな・・・・俺をこれ以上イライラさせないでくれ!!
糞猫:きゃっ!?
餡刻は、抵抗する糞猫を力任せに押し飛ばした。
糞猫は後方にバランスを崩し、獣様たちの上に倒れ込んでしまった。
餡刻:/sh 獣様、答えてくれ!!
- 181 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:46:08 ID:???
糞猫:・・・・・・・・・・・・・
糞猫:・・・・・餡刻様・・・変だよ・・・・・・・
餡刻:・・・・・・・・・・
糞猫:・・・私の大好きな・・・いつもの餡刻様じゃないよ・・・・・・
餡刻:・・・・・・・・・・
餡刻:・・・・・・・・・・・ああ、変にもなるさ・・・・
糞猫:・・・・餡刻様・・?
餡刻:・・・・・・・・帰ってきて早々、よってたかってお前たちにこんな目に遭わされればな・・・・・
餡刻:・・・気が変にならないほうがおかしいだろ・・・・・
糞猫:・・・・・・・・・・・・・・・・・
餡刻:/sh いいか!?この際、はっきり言わせてもらうぞ!!
餡刻:/sh 俺はな、人を深く傷つけるような・・・こういった手の込んだ嘘は反吐が出るくらい大嫌いなんだ!!
餡刻:/sh お前たちは暗樽の気持ちをちゃんと考えたうえで、こんなくだらないことを言ってるのか!?
餡刻:/sh たとえ、それがほんの悪ふざけのつもりだったとしてもな、
餡刻:/sh お前たちのしてることがどんなに残酷で、どんなに暗樽を傷つけるものなのか、お前たちはわかってるのかよ!?
糞猫:/sh 嘘なんかじゃない!!
餡刻:・・・・・・・・・・・・・・
糞猫:自分のことは信じてくれって言うのに、どうして私たちの言うことは信じてくれないんです!?
糞猫:・・・私たちは餡刻様の仲間です・・・・・
糞猫:餡刻様に嘘ついて、騙して、私たちが喜んでるとでも思うんですか!?
糞猫:もしそう思ってるんだったら、すっごく悲しい!!
糞猫:餡刻様を仲間だと思ってた自分が馬鹿みたいです!!
- 182 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:47:28 ID:???
餡刻:じゃあッ!暗樽を知らないなんて笑えもしない嘘を言うのはなぜなんだ!?
糞猫:嘘じゃないって言ってるじゃないですか!!
糞猫は餡刻をバシッとたたいた!
糞猫:私も!!
糞猫は餡刻をバシッとたたいた!
糞猫:獣様も!!
糞猫は餡刻をバシッとたたいた!
糞猫:赤魔子さんも!!
糞猫は餡刻をバシッとたたいた!
糞猫:私たちは誰も嘘なんかついてません!!
糞猫:暗樽って人のこと少しでも知ってたら、覚えてたら、餡刻様にそう言うに決まってるじゃないですか!!
赤魔子は餡刻をじっと見つめ、ゆっくりと頷いてみせた。
糞猫:/sh 今の餡刻様なんて大っ嫌いです!!私の餡刻様はこんな人じゃなかった!!
餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
糞猫:・・・・見てよ・・・・・獣様があんなに怯えて泣いてるじゃない・・・・・・・・・
糞猫:餡刻様は・・・
糞猫:・・・・・・・・・餡刻様は・・・・・頭ごなしに人に命令するような人じゃなかった・・・・・
糞猫:・・・・・人に暴力を振るってまで・・・・・・自分の主張を無理に通そうとするような傲慢な人じゃなかった・・・・・・
糞猫:・・私の知ってる餡刻様は・・・・赤魔子さんを誰よりも大切にしてた・・・・
糞猫:・・・・・赤魔子さんの笑顔が大好きで、絶対に手を振り上げて泣かせるような人じゃなかった・・・・
糞猫:私の尊敬してる餡刻様はね・・・・・・獣様が勇敢で男らしいことを誰よりも知ってた・・・・
糞猫:・・・・獣様が笑顔でいられるように、自分を盾にして傷ついてでも獣様を守ろうとする人だった・・・・・・
餡刻:・・・・・・・・・・・
糞猫:/sh 私が慕ってた餡刻様は、今のあなたじゃない!!
糞猫:/sh 餡刻様なら、獣様に向かって「男だったら泣くな!」なんて思いやりの欠片もないようなことは言わない!!
糞猫:/sh あなたは絶対に餡刻様じゃない!!真っ赤な偽物よ!!
糞猫はボロボロと涙を流して泣き出した。
赤魔子は餡刻をじっと見つめた。
- 183 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:49:31 ID:???
餡刻:・・・・・・俺にどうしろっていうんだよ・・・?
糞猫はまるでサイレスがかかったかのように黙り込んだ。
餡刻:・・・俺だって、できることなら、お前たちが言ってることのほうが正しいって信じたいよ・・・・・・
餡刻:だけどよ・・・
餡刻:/sh だけど、そんなこと信じられるか!?
餡刻:/sh お前たちが全員そろって、記憶喪失みたいに暗樽を綺麗さっぱり忘れちまったなんてよ!?
餡刻:/sh むしろ、逆なのか!?
餡刻:/sh 俺が間違ってるのか!?
餡刻:/sh 俺のまぶたに焼き付いてる暗樽は存在すらしなかった人間で、すべては俺の妄想の産物だったのかよ!?
餡刻:/sh そんなわけない!
餡刻:/sh あっていいはずがないじゃないか!!
餡刻:/sh 俺たちは同じ暗黒騎士で、一緒に暗黒の技だって磨き合った!!
餡刻:/sh いつだって俺たちはPTに誘われなくて、ジュノで玉出ししたまま、何時間もぶつくさ言いながらだべってた!
餡刻:/sh Zeidの兄貴の業はイメージを壊すから、どうしたら兄貴を更生できるか無い知恵絞って真剣に考え合った!
餡刻:/sh 暗樽のorzだって、一から十まで指導したのはこの俺なんだ!!
餡刻:/sh あいつは筋が良くて、俺が教えたことはすぐに身につけてorzもあっという間に青字になった!
餡刻:/sh それなのによ・・・・・・・
餡刻:・・・・・・・それなのにお前たちは・・・・・・・
餡刻:・・・・・・・・・暗樽が・・・・・
餡刻:・・・・暗樽との思い出が全部・・・・俺の作り上げた幻影だっていうのかよ・・・・・・・・・
糞猫:・・・餡刻様・・・・・
赤魔子は餡刻をじっと見つめた。
赤魔子は餡刻を慰めたい気持ちでいっぱいになった。
獣様:餡刻しゃん・・・・ つ・ω・`)
毛玉: ミ;´‐ω‐`彡 =3 フキュゥ〜
一同はまるでサイレスがかかったかのように黙り込んだ。
- 184 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:54:05 ID:???
糞猫:・・・・・・・・・
餡刻:・・・・・・・・・・・
糞猫:・・あの・・・・餡刻様・・・
餡刻:・・・・・・・・・
餡刻:・・・・・・・糞猫の言う通りだな・・・・・
糞猫:え・・・?
餡刻:・・・・・・・・・・・・ごめん。
糞猫:・・・・・・あ。
餡刻:獣様、赤魔子、糞猫・・・・・それとアンタルもな。
餡刻:みんな、すまなかった。俺がどうかしてた。
餡刻は獣様たちに向かって、深々と頭を下げた。
糞猫:やだっwwww餡刻様、謝らないでくださいよwwwwwwww
糞猫:ほらほらっwwww私も餡刻様のことぜんぜん信じてあげれてなかったんですし、おあいこじゃないですかwwwwww
赤魔子は餡刻を励ました。
獣様:ボクもごめんなしゃいでしゅ。ボクがしゅぐに答えてれば喧嘩にはならなかったんでしゅ。(* ・ω・`*
餡刻は首を横に振った。
餡刻:・・・みんながそう言ってくれても、俺がしたことは最低だ。許されることじゃない。
餡刻:あれだけ心配をかけておきながら、八つ当たりするなんてな・・・・・恩知らずにもほどがあるよ。
糞猫:ううん、そんなことないでs
毛玉:/sh ミ´=ω=`彡 フッキュキュキュ!!!フキュフキュキュキュフッキュキュ!!!
毛玉:/sh Σ 凸`・ ω・#彡 フキュキュフキュキュキュ!!フキュキュキュキュ!!フキュキュ!!キュキュキュ!!
獣様: Σ (・ω・`;;)
赤魔子はビックリした!
餡刻はビックリした!
糞猫はビックリした!
ナイト:アンタルちゃんのシャウトキタワ━━━*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*━━━vvvvvvvvvv
シーフ:あれ?あたしらの出番まだあったの?;
- 185 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:55:09 ID:???
餡刻:獣様、アンタルがなんてシャウトしたかわかったか?
獣様:・・・・わかりましゅたけど、翻訳しゅるのはちょっと憚られましゅね・・・ il||li σ(´=ω=`;;) il||li
餡刻:雰囲気的にたぶん、何か俺のことを言ってたと思うんだよ。
餡刻:俺にかまわず訳してくれないか?
獣様:餡刻しゃんがいいのでしゅたら訳しましゅけど・・・・・アンタルしゃんをいじめたらヤでしゅよ?(´・ω・;)
餡刻:暗黒騎士の名に誓っていじめないって約束するよwwwwwwww
獣様:わかりましゅた。しょれでは、訳しましゅね・・・えーっとでしゅね・・・―― (`・ω・´)φ
(毛玉:/sh ミ´=ω=`彡 けっ、まったくだぜ!wwwwwこのど腐れギロティンポ空白野郎!!wwwwww)
(毛玉:/sh Σ 凸`・ ω・#彡 今度みんなを泣かせてみろ!wwwwヴァナ最強の俺様がヌッ殺してやる!!wwwwww)
獣様:――・・・だしょうでしゅ。(;=ω=´)φ
獣様:一部、フィルターにかかりしょうなとこは、ボクの側で修正しゃしぇていただきましゅた。(´・ω・*)φ
毛玉: ミb*^・ω・彡b フキュ♪ (・ω・`*φ
獣様:「GJ乙!」だしょうでしゅ。(;=´▽`=)φ dミ^・ω・^彡b〜♪
糞猫:あはwwwwwwwギロティンポですってwwwwwwwwww
赤魔子は顔を真っ赤にしている。
糞猫:やっぱし内藤さんのペットなだけはあるわwwwwww唯我独尊っぷりは飼い主といい勝負ねwwwwww
赤魔子は激しくうなづいた。
シーフ:可愛い顔して口はかなり悪い毛玉ちゃんだねぇ・・・しつけるの苦労しそう・・・・・よ・・・?
ナイト:ス・テ・キvvvvvv*・゜゚・*・.。. .。.:*・゜゚・*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*・.。. .。.:*・゜゚・*
シーフ:マジデスカ |||orz
- 186 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:56:33 ID:???
餡刻: (´・ω・`) ピシ
餡刻: (((`・ω・´))) ゴゴゴ…
餡刻: (((((#・ω・´)))) ゴゴゴ…
餡刻: @(#・ω・´)@ =3 フゴォー
赤魔子はビックリした!
赤魔子は、大羊化しそうな餡刻を懸命になってなだめすかした。
赤魔子は糞猫に救援を求めた。
糞猫:わっwwwダメですよ餡刻様!wwwwww怒りたいのはわかりますけど約束したんですからwwwwwwww
大羊: @#`・ω・´#@=3 メ゙ェーメェーメェーフゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
赤魔子は両手を広げて餡刻大羊の前に立った。
餡刻大羊は赤魔子をパクッと口にくわえた。
糞猫:ちょっ餡刻様!?wwwwwwそれ赤魔子さんよ!wwwwww食べちゃダメだからね!!wwwwwwww
獣様:「ギロを・・・暗黒の神聖な技を汚した罪はその死で贖え!!」って、餡刻しゃんは怒ってましゅ。(´・ω・`;)φ
糞猫:うはwwwwww約束忘れるの早すぎwwwwwwwww修正されるわねwwwwwwww
餡刻大羊は赤魔子をくわえたまま、鼻息も荒く憤っている。
赤魔子は激しく振り回され、目がぐるぐる回ってかなり気持ちが悪そうだ。
毛玉: ミ´‐ω‐`彡〜3 フゥキュ〜フキュフキュ…(ry)…ッキュッキュキュ
毛玉: ミ´・ω‐`彡ゞ フキュキュキュキュ…(ry)…フキュッキュ
毛玉: m∩*´・ω‐`彡⌒☆ フキュフンキュ…(ry)…キュキューンキュ
毛玉:бミ´・ω・`彡 フキュキュフキュン…(ry)…キュキュキュ
毛玉: ミ´-ω-`彡 フッ フキュキュキュ…(ry)…フッキューキュ
毛玉: ミ*゚∀゚*彡b フキュキュフキュゥキュ…(ry)…フーキュキュキュッ
獣様:・・・・・・・これも訳しましゅか? il||li (;;=ω=`φ il||li
糞猫:やぶ蛇になりそうな予感全開だけどwwwwwwwおkkkkwwwwやっちゃってwwwwwww
赤魔子は餡刻大羊にモグモグされている。
- 187 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 04:58:27 ID:???
(毛玉: ミ´‐ω‐`彡〜3 ふぅ〜これだから人間に毛を刈られるしか能のない低脳さんは困るんだよねwwwww)
(毛玉: ミ´・ω‐`彡ゞ ギロティンポはでかいみたいだけど、ケツの穴が小さいんじゃキレやすいのも無理ないかなwww)
(毛玉: m∩*´・ω‐`彡⌒☆ ヴァナの真の英雄の俺様に相手してもらいたかったらさwwwwwww)
(毛玉:бミ´・ω・`彡 せいぜい、無駄な図体に比例するだけの脳みそを仕入れてからにしなwwwww)
(毛玉: ミ´-ω-`彡 ま、期待しないで待っててあげるよwwwwwwマンドラの大木ちゃんwwwww)
(毛玉: ミ*゚∀゚*彡b wwwwさすが俺様wwwwwwwww懐でかすぎwwwwwwww修正されるねwwww)
獣様:・・・――不適切な箇所はボクが修正しておきましゅた。 。・゚・A´▽`;;)φ・゚・。
糞猫:内藤さんと通風さんとバカ兄貴を足して3で割ったらアンタルみたいなやつになりそうねwwwwwwww
毛玉: ミ´-ω-`彡 ・z・・Z・・・Z・・・・乙・・・・・
大羊:@##`ω´)@ =333 メェーメ゙メ゙ェーメェーブモォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ才才才才!!
餡刻大羊は大咆哮の構え。
獣様:「それを翻訳するなんてとんでもない!」ほど、餡刻しゃんは怒ってるみたいでしゅ! Σ (`・ω・´;;φ
糞猫:獣様のん気すぎwwwwwwwそんなの訳さなくてもわかるからwwwwwww
ナイト:あぁっ・・・大羊ちゃんもラブリ〜〜vvvvvvvv*・゜゚・*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
シーフ:・・・・こんな馬鹿でかいやつ・・・急にどこから湧いて出てきたのよぉおおおおおおおっっ!?Σ ('□';)
毛玉: ミ´-ω-`彡 ・・z・・・z・・・・Z・・・・・Z・・・・・・乙・・・・・・・乙・・・・・・・・
獣様:餡刻しゃん、喜んでくだしゃい!(=´▽`=)ノシ
獣様:大羊しゃんになれば一般の人でも認知おkkkkでしゅ! (=´▽`=)d
糞猫:wwwwwそれは素直に喜べないと思うわよwwwwww獣様wwwwwwww
大羊:@##`Д´)@ ブブモォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ才才才才ンンンンンンンンンンンンンンッ!!
餡刻大羊はやるせない怒りを乗せた大咆哮を実行!
→近隣一帯の生きとし生ける物すべてにHPMAXダウン、餡刻仕様インスニの効果!
→毛玉はちゃっかりレジスト! つ‐ω・`彡. 。 o O* パチッ
→毛玉に快適なお目覚めの効果! ミ´・ω・`彡 〜♪
→シーフはインビジのみレジスト!
→餡刻大羊の咆哮により、口から解放された はぺちゃっと地面に落ちた。
- 188 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:00:53 ID:???
シーフ:/sh ありえない大咆哮キタ━━━━━━━━ヽ(;´Д`)ノ━━━━━━━━!!!!!!
:あふっ・・・vvvvvv体の芯までビリビリしびれるわvvvvvvvvv
シーフ:あ・・・・あんたそこにいたの?
シーフ:名前までオートで消されちゃうなんてどんなインビジよ・・・・
:うはwwwwww餡刻様のインスニ凶悪すぎwwwww手動解除不可だってwwwwww修正ヨロwwwwwwww
:しゃしゅが餡刻しゃんの大咆哮でしゅね。ボクたちみんなお肌シュケシュケでしゅ。 ω
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュゥ
毛玉はインビジがかからなくて残念そうだ。
:ちょっとちょっと獣様wwwww口の周りだけ見えてるわよwwwwww形変えないとフィルターかかりそうwwwww
:どうしてでしゅか?ボク、何も悪いこと言ってないでしゅよ? ω
:なんて言うのかなぁwwwwww空飛ぶセクハラいなり寿司って感じ?wwwwwwwいやん♪wwwwwww
:おいなりしゃんでしゅか? ω
毛玉: ミ*☆ω☆*彡 フキュッ!!
毛玉は何かを閃いた!
毛玉: ミ´*・ω・彡 フキュフキュフキュン? Σ ω
:なんでしゅか、アンタルしゃん?
:「それは俺様のおいなりしゃんじゃないのか?」でしゅって? ω
毛玉: ミ*`・ω・´*彡 フキュフキュ!!
:残念!これはボクのおいなりしゃんでしゅ! └→ ω
:wwwwwwwwwあんたはなに獣様に言わせてんのよwwwwwwwww
は毛玉をバシッとたたいた。
は毛玉をバシッとたたいた。
は毛玉をバシッとたたいた。
は毛玉をバシッとたたいた。
は毛玉をバシッとたたいた。
毛玉: Σ d*^・ω・^*彡〜♪
毛玉はにやりとしている・・・。
:にゃふvvvvvvvvvvvv
シーフ:・・・あんたも、なに子どものいなり寿司見てにやけてんのさ。
シーフは をバシッとたたいた!
- 189 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:03:46 ID:???
大羊:@##`・ω・´)@ メェメェーメ゙ェーメ゙ェーメェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエ!!
餡刻大羊のレイジ!
→餡刻大羊にバーサクの効果!
:あーあwwwwww餡刻様wwwまだ暴れ足りないみたいよwwwwww
:wwwwwwどうしよっか?wwwwwww獣様なら操れたりしない?wwwwwwwww
:ダルメルでしゅ。大羊しゃんはお友達になってくれましぇん。 ω
:しょれに、餡刻しゃんはしゅごい興奮してましゅから、「なだめる」をしてもシャポシだと思いましゅ。 ω
は をつんつんつついた。
:誰かボクをつつきましゅたか?糞猫しゃんでしゅか? ω
:ううんwwwwwww私はつついてないわよwwwwwwwwアンタルじゃないの?wwwwww
毛玉:プルプル ω・`≡´・ω・`≡´・ω プルプル
:おかしいでしゅねぇ。ボクの気のしぇいだったんでしゅかね? ω
はがっかりして肩を落とした。
は をつんつんつついた。
:あ。また誰かがボクの背中をつついたでしゅ。 ω
:私は獣様の前に立ってるし、アンタルは私の後ろだから、私たちじゃないってことは確かよね?wwwwwww
:しょうでしゅね。糞猫しゃんの声は前から聞こえてくるでしゅ。 ω
:「見えない誰かは餡刻様♪」ってのが私たちの常識だけど、今日はあそこで大暴れしてるしwwwww
大羊:∵・.゙.∵,,゙..・∵゙..∴・∵..∵゙・∵゙..∴゙・゙゙∵.゙.∵.,゙∵゙..゙∵..,゙,・,,゙≡≡ c(::;;;;;;:@#`・ω) ブモォォォオオオオオオオオン!!
は気合を入れた!
は をつんつんつついた。
は をつんつんつついた。
は をつんつんつついた。
は をバシッとたたいた。
は をバシッとたたいた。
:もうっ、しゃっきから誰でしゅか!?いたじゅらしゅるのはやめてくだしゃい! ω =3
:クンクンwwwwクンクンクンwwwwww
:ねえ獣様wwwwwwなんか変な臭いにおいしない?wwwwwww
はビックリした!
毛玉:クンクン ミ・ω・`=´・ω・彡 クンクン
:くんくん・・・本当でしゅ。 ω
:近くから臭いにおいがしましゅ・・・・これは・・・・・餡刻しゃんのよだれのにおいでしゅ! ω
はおどおどしている。
は見つかる前に逃げ出そうとしている。
- 190 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:05:35 ID:???
:餡刻様のよだれならそこら中にいっぱい撒き散らされてるわよwwwwwそのにおいなんじゃないの?wwwwwww
:違いましゅ。同じよだれのにおいでしゅけど、しょこだけぐーんと濃密なにおいがしゅるんでしゅ。 ω
毛玉: ミ;´・ω・彡 フキュゥ?
:wwww獣様の嗅覚感知って桁外れねwwwwwミスラの私やモンスターのアンタル以上かもwwwwwwwww
:えっへんでしゅ♪ボクの鼻で、いたじゅら者しゃんを捕まえるでしゅ! ω =3
はたまらず、その場によろめいてしまった。
はあたふたと慌て始めた。
:くんくんくん・・・・こっちでしゅ、こっちでしゅ!しょう遠くないところにいるみたいでしゅ! ω クンクン…
:あはwwww火の玉みたいに宙を漂ういなり寿司に先導されて、透明人間探しってのも奇妙な話wwwwwwww
毛玉: ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ ミ;´・ω・彡 フキュゥ… 〜〜〜〜〜 ω クンクン…
は慌てて逃げ出した!
→しかし、 は石につまづいて転んでしまった。
:臭いでしゅ・・臭いでしゅよ! ω クンクン…
:とっても臭くなってきましゅた!ひどいにおいでしゅ! ω クンクン…クン…
:くはぁwwwwこれだけ臭いと、私たちでもにおいの濃さの違いがわかるわねwwww鼻がもげそうwwwwwww
毛玉: ミ´;ω;`彡 フキュキュゥ〜〜
:www臭すぎてアンタル泣いちゃってるしwwwwwううゔぅ・・・おえっwww私も泣いちゃいそうwwwwww
:il||li orz il||li
はボロボロと涙を流して泣き出した。
毛玉: ミ ;`・ω・彡 フキュッ!? ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐→ ..............il||li il||li..............
糞猫:どうしたの?wwwwwアンタルwwwwwwwwwww
毛玉: ミ`☆ω☆´彡 フキューン!!!!
毛玉は に飛びついた!
はビックリした!
:あはwwwwwwwアンタルが猛ダッシュwwwwww何か見つけたのかしら?wwwwww
:アンタルしゃんがorzを感知したみたいでしゅ!たぶん透明人間しゃんがorzしたんでしゅよ! ω
:orz感知ってwwwwwwwwwwwww
は悔しがった。
は毛玉を振り払おうとしたが、orzの効果で力が入らない!
はお手上げの様子を示した。
- 191 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:07:29 ID:???
毛玉:フキュゥーーーーーーーー!!!! ε======== ミ。・゚・`×ω×彡・゚・。
:え!?wwwwなによ!?wwwww
:なんで逃げるわけ!?wwwww捕まえたんじゃないの!?wwwwww
:・・・・どうやら透明人間しゃんのにおいがきつしゅぎて、アンタルしゃんには耐えれなかったみたいでしゅね。 ω
はうんざりした。
はすねた表情をした。
は毛玉を問い詰めたい気持ちにかられた。
:しっ!wwwwww静かにwwwwwwwwwwwww
:? ω
:アンタルがいた辺りに意識を凝らしてwwwwww獣様なら感じられるはずよwwwwww
:・・・・・・・・あ・・誰かいる気配がしましゅ。 ω =3
はドキッとした。
:そうwwwwスニークで物音は聞こえないけど、人が発する気配の動きまでは隠せないわwwwww
:しょこにいるとっても臭い透明人間しゃん! ω
:年貢の納め時でしゅ!観念してお縄につきなしゃい!! ω
は顔を赤くして、怒りをあらわにした。
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
は をバシッとたたいた!
:痛いでしゅ痛いでしゅごめんなしゃいでしゅ許してくだしゃいお願いしましゅでしゅ 。・゚・ ω ・゚・。
:あはwwwwww流れるような/emの乱れ打ちwwww今ので透明人間さんの正体わかっちゃったwwwwww
はビックリした!
は期待で胸がドキドキしている。
は を応援した。
:糞猫しゃん、本当でしゅか?透明人間しゃんは誰なんでしゅか? ω
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュ?
:鈍いにもほどがあるわよ獣様wwwwwwそんなんじゃ愛想つかされちゃうんだからwwwwwww
:しょう言われても・・・でしゅ。 ω
:wwwww仕方ないわねwwww大サービスで一つだけヒントをあげるwwwwwwwww
:たった一言も喋らない無口さんなのに、/emは人一倍使える感情豊かな人って誰かしら?wwwwww
:あっ!ひょっとして、ましゃか!? Σ ω
- 192 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:09:28 ID:???
:そうよwwwwひょっとしなくても、そんな人は赤魔子さんしかいないわよね〜wwwwwww
は に抱きついた!
はぴょんぴょん飛び跳ねて喜んだ。
は勝ち鬨を上げた!
は楽しげにステップを踏んだ。
は をバシッとたたいた!
は毛玉をバシッとたたいた!
:あうううぅぅ・・・また赤魔子しゃんに叩かれたでしゅ・・・・・ ω
毛玉: ミ´;ω;#彡 フキュン…
はぷんぷん怒っている。
は と毛玉を問い詰めた。
:wwwwwwおとなしく叩かれてたほうが身のためよ、獣様wwwwwwww
:透明人間が赤魔子さんだとは知らなかったとはいえ、かなり失礼なこと言っちゃったことには変わりないしwwwww
:ごめんなしゃいでしゅ、赤魔子しゃん。許してほしいでしゅ。 ω
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュ
は と毛玉ににっこり微笑んだ。
は と毛玉を歓迎した。
:とにかく、ひとまずは消臭が先よねwwwwww感動の再会もこのにおいじゃ台無しだわwwwwww
:wwwww赤魔子さん、そこから動かないでねwwwwww動いちゃうとタゲれなくなっちゃうからwwwww
はデオードを唱えた。
はビックリした!
は悔しがって、天を仰いだ。
:あはwwwwその悔しがりようは、デオードのこと忘れてたとか?wwwwwww
は恥ずかしそうにうなづいた。
はため息をついて落ち込んだ。
はお手上げの様子を示した。
:それにしても、羊のよだれってにおいが強烈ねwwwwww
:デオードですんなり消えてくれるといいんだけどwwwwwwwwwww
:赤魔子しゃんは餡刻しゃんにむしゃむしゃ食べられてましゅたから、よだれたっぷりでしゅ。 ω
はうんざりした。
のデオードが発動!
→ にデオードの効果!
→ の体から、一切のにおいを消し去ります。
- 193 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:10:47 ID:???
毛玉:クンクン ミ・ω・`=´・ω・彡 クンクン
:なんとか成功したみたいねwwwwww
:どう?wwwww獣様の鼻でも感知できなくなった?wwwwww
:はいでしゅ。もう、じぇんじぇんよだれのにおいはしましぇんでしゅ! Σ ω
:よかったわね赤魔子さんwwwwww獣様のお墨付きがもらえればバッチリよwwwwwww
は手をたたいて喜んだ。
は楽しげにステップを踏んだ。
は勝ち鬨を上げた!
は におじぎした。
:ほんっとwwwwww餡刻様の大咆哮は赤魔子さん泣かせよね〜〜wwwwww
はしくしく泣きながらうなづいた。
は餡刻大羊の大咆哮にうんざりした。
:餡刻しゃんのよだれがついてなかったら、赤魔子しゃんを認知できなかったと思いましゅ。 ω
:そうねwwwwあれにデオードまで追加されてたら、最凶の嫌がらせになってたわねwwwwww
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュゥ…
:アンタルしゃんは「自分だけレジシュトしちゃって、仲間外れみたいでつまんない」って言ってましゅ。 ω
:あはwwwwwwww
はしゃがんで、毛玉のおでこを指先でチョンッと突いた。
毛玉: つ´・ω・`彡 フキュッ?
:wwwwあんたはお気楽でいいわね〜wwwwww悩みとか一個もないでしょ?wwwwwww
毛玉: ミ´・ω・`彡 フキュ〜?
:ほらっ、あんたは人から見えるんだから、ブーたれてないで少しは赤魔子さんの役に立ってよねwwwwww
は毛玉を抱き上げ、 に手渡した。
は毛玉を受け取り、不思議そうに首をかしげた。
- 194 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:14:13 ID:???
: , ――― 、
: _ ( ?? )
: _\/--ヽ_, ` ―y― ´ ,∧,, ,∧
: e( リリ‘‐)リ ((リリルリ,*リ、
: (,,リ'.. ___λ,∧,,.,,.,/と ノ,(^ー^ 从ハ
: (不.フ ミ *´・ω・ ミ フキュ? ,ヘ√゙ユ
:. Y、ヾ,彡,,゙゙,, ,,∩ミ ミつ ( ,,ζ, ,,,〈`ヽ
: |:!\_《U .||つ ゙彡 くツヽノ._ハ_ツゝ、\
: |.!==.!彡,, ̄ ,,,, ,彡 @Y⌒⌒Y@ ヽ ノノハ ハヽ ヽノ.ツ,
: ノノ .! ミ U彡 U (=´▽`= ハフ ノノ.ハ..八...\〜( つ
:なるほどでしゅ。 ω
:これならアンタルしゃんが目印になって、赤魔子しゃんがどこにいるかわかりましゅね。 ω
は感嘆して、ぽんっと手を打った。
は を賞賛した。
- 195 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:15:07 ID:???
毛玉: ミ*`・ω・´*∩ フッ!フッキュッキューフキュー…(ry)…フキュキュフキューンキュ!!
は神妙な面持ちで考え込んだ。
は毛玉を問い詰めた。
:「 ミ*`・ω・´*∩ よぉ!wwwキュートなお尻した可愛い子ちゃんwww君のランドマークは俺様に任せとけwwww」
:――・・・ってアンタルしゃんは張り切ってましゅよ、赤魔子しゃん。 ω
は顔を赤らめてビックリした!
は照れ笑いしながら、毛玉をバシッとたたいた!
は照れ笑いしながら、毛玉をバシッとたたいた!
は照れ笑いしながら、毛玉をバシッとたたいた!
は照れ笑いしながら、毛玉をバシッとたたいた!
は照れ笑いしながら、毛玉をバシッとたたいた!
は照れ笑いしながら、毛玉をバシッとたたいた!
は照れ笑いしながら、毛玉をぶんぶん振り回した!
は照れ笑いしながら、毛玉をぶんぶん振り回した!
は照れ笑いしながら、毛玉をぶんぶん振り回した!
は照れ笑いしながら、毛玉のほっぺをぐいぐい引っ張った!
は照れ笑いしながら、毛玉のほっぺをぐいぐい引っ張った!
:あはwwwwwww真っ赤になって照れまくってる赤魔子さん可愛すぎwwwwwwww
:赤魔子しゃんっシュトップでしゅ! ω
:しょれ以上やったらアンタルしゃんが!アンタルしゃんが! 。・゚・ ω ・゚・。
はハッと我に返った!
毛玉: ミ;;;@ω@;;;彡〜☆ フキュ〜ゥ…
毛玉は の腕の中でぐったりしている。
はビックリした!
はあたふたと慌て始めた。
は毛玉をつんつんつついた。
は毛玉を強く揺さぶった。
毛玉はふにゃりとしたまま、意識を取り戻す様子はない。
はたまらず、その場によろめいてしまった。
はボロボロと涙を流して泣き出した。
:あ、赤魔子しゃん落ち着いてくだしゃい!穴掘って埋めようとしちゃダメでしゅよ! Σ Σ ω
:アンタルしゃんはまだ生きてましゅ!まだ早いでしゅ! 。・゚・ ω ・゚・。
は驚いたと同時に疑問の表情を浮かべた。
は毛玉をじっと見つめた。
:大丈夫だって、赤魔子さんwwwwwアンタルなら獣様に「いたわる」してもらえば治るわよwwwwwww
:心配するならこっちよりも、あっちのほうをしてあげなくちゃwwwwそろそろ止めてあげないとマズイかもwwwwww
は餡刻大羊を指差した。
- 196 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:16:21 ID:???
大羊:(ω・´#@:;;;;;;::)o ≡≡゙,,・,゙,..∵゙..゙∵゙,.∵.゙.∵゙゙・゙∴..゙∵・゙∵..∵・∴..゙∵・..゙,,∵.゙.・∵ ドドドドドドドドドドドドド!!
:止めるっていっても、どうやって止めるんでしゅか?餡刻しゃん、みなぎってましゅよ。 ω
:んー・・・そうみたいねwwwwあの分だと、説得とかしても、羊に知恵のエチュードっぽいわねwwwwww
:糞猫しゃん。止めるならできるだけ早いほうがいいと思いましゅ。 ω
:暴走しゅればしゅるほど、餡刻しゃんの興奮はエシュカレートして、収拾がつかなくなりしょうでしゅ。 ω
は神妙な面持ちで考え込んだ。
大羊:ドドドドドドドドドドドドド!! ∵・.゙.∵,,゙..・∵゙..∴・∵..∵゙・∵゙..∴゙・゙゙∵.゙.∵.,゙∵゙..゙∵..,゙,・,,゙≡≡ c(::;;;;;;:@#`・ω)
:ねえwwwwwル・ルデの庭って、こんなに見通しのいい場所だったっけ?wwwww
:EaldしゃんとKam'lanautしゃんのおうちが、いつもよりもよく見えましゅね。 ω
:wwwwもうしばらくすれば、あれもこの世から消えてなくなっちゃうんだろうけどwwwwwwww
:普通の大羊しゃんに比べて、何倍も体がおっきいでしゅからね、
:餡刻しゃんに体当たりされちゃったら、どんなものでも一瞬でペチャンコでしゅよ。 ω
:wwwww庭にいるうちはいいけど、これが上層や下層にまで及んだらすごいことになりそうねwwwwwww
は気合を入れた!
は自分の胸をどんとたたいた!
:赤魔子さんwwwwwwまさか自分に任せろって言ってるの?wwwwwww
は自信たっぷりにうなづいた。
:何かいい考えがあるんでしゅね?ボクたちも手伝いましゅよ! ω =3
は首を横に振った。
:え?一人でやるつもりなんでしゅか?無茶はダメでしゅ!危ないでしゅよ! ω
は ににっこり微笑んだ。
は の頭をなでた。
は右腕を二度叩いてみせ、踵を返して駆け出した。
は餡刻大羊の暴走ルートに立ち塞がり、ビシッと餡刻大羊を指差した。
:さっき、赤魔子さんはなんて?wwwwwwww
:「私の腕を信用してね。これでも魔法には自信があるの。必ず彼を止めてみせるから。」って言ってましゅた。 ω
:獣様wwwwwwww私たちもすぐに助けに入れるように準備しておくわよ!wwwwwww
:はいでしゅ!! ω
- 197 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:18:13 ID:???
大羊:ブモッ!!?メェーメェーメェ゙ェェエエエエエエエエエ!!!! Σ @(`・ω・´#@
:餡刻しゃんが赤魔子しゃんの存在を認知したようでしゅ!Σ ω
:wwwwのわりにはちっとも止まろうとしないじゃない!wwwww赤魔子さんって気づいてないの!?wwwww
:ダメでしゅ!餡刻しゃんは完全に我を失ってて、赤魔子しゃんだってわかってないでしゅ! ω
:/sh 赤魔子しゃん!よけてくだしゃい!! ω
:/sh 餡刻様はそのままノンストップで突っ込んでくるわ!
は微笑を浮かべ、餡刻大羊が突進してくるのを悠然と待ち構えている。
大羊:,゙,..∵゙....,゙,・,,゙゙∵゙,.∵.゙.∵゙゙・゙∴.. !!ドドドドドド @#`・ω・´#@ ドドドドドド!!..∴゙・゙゙∵.゙.∵.,゙∵..,゙,・,,゙゙..゙∵..,゙,
の連続魔!
はディアUを唱えた!
→餡刻大羊に反射的に足を止めさせるダメージ!
はストーンUを唱えた!
→餡刻大羊にたたらを踏ませるダメージ!
はストーンUを唱えた!
→餡刻大羊の前方の地面に巨岩が突き刺さり、砕け散った。
大羊:メェ゙ッ!!!? Σ @(`・ω・´;@
:上手いっ!wwwwwストーンで地面を荒らして餡刻様の突進を防いだ!!wwwwww
:餡刻しゃんがひるんでましゅ!チャンシュでしゅよ、赤魔子しゃん! ω
はグラビデを唱えた!
→餡刻大羊にヘヴィの効果!
はディスペルを唱えた!
→餡刻大羊のバーサクの効果が切れた!
はディスペルを唱えた!
→餡刻大羊の大羊化の効果が切れた!
→餡刻大羊は餡刻に戻ります。
→餡刻大羊の消滅により、HPMAXダウン、餡刻仕様インスニの効果が解かれます。
- 198 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:19:24 ID:???
餡刻:うっ・・・あいたたた・・・・・痛ぅ〜・・・・・・
餡刻:・・・・くぅ・・棍棒でめった打ちにされたみたいに体中が痛い・・・・・
餡刻:・・・んん・・・ここは・・・・・?
餡刻:・・・・・俺はジュノにいたはずだろ・・・・どういうことだ・・・?どこかの廃墟か・・・?
餡刻:・・え・・・・あそこに大公邸があるってことは・・・・ジュノ・・・なのか、ここって?
餡刻:なんだよ、街のこの有様は・・・・?モンスターの大群でも攻めてきたのか・・・?
獣様:やったでしゅよ!餡刻しゃんが元の餡刻しゃんに戻りましゅた!(`・ω・´;;)ノシ
糞猫:それだけじゃないわwwwwww私たちも見えるようになってるわよ!wwwwww
糞猫:wwwwあはwwwwwwwそこら中に行き倒れの死体がたくさんwwwwww怖すぎwwwwww
赤魔子のコンバート!
赤魔子はサンダーVを唱えた!
→餡刻に心臓停止一歩手前まで追い込む大ダメージ!
餡刻:/sh あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!?
獣様:え?( ゚ω゚ ;)
赤魔子はエアロVを唱えた!
→餡刻に一秒たりとも生きた心地をさせぬ大ダメージ!
糞猫:えー・・・っと・・・・まだ戦闘続行ですか?赤魔子さんwwwwwwwww
赤魔子はにやりとしている・・・。
赤魔子はファイアUを唱えた!
→餡刻に表面をこんがりと香ばしく焼き上げるダメージ!
餡刻:・・あ・・・か・・ま・・・こ・・・・・・・・・・な・・・・・・・・・・に・・・・・を・・・・・・・?
赤魔子はブリザドUを唱えた!
→餡刻にナマモノの保存にはもってこいな冷凍ダメージ!
→餡刻は赤魔子によって倒された・・・。
赤魔子は勝ち鬨を上げた!
赤魔子は勝ち鬨を上げた!
赤魔子は勝ち鬨を上げた!
餡刻:/sh うはwwwwwwwwwwおkkkkkwwwwwwwwwwwwwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
餡刻:/sh んなわけNeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeewwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
- 199 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:21:39 ID:???
餡刻:wwwwwwwwwそこで勝ち鬨上げてる赤魔子さんwwwwww
赤魔子は勝ち鬨を上げるのをやめた。
赤魔子は首をかしげた。
餡刻:ちょっとお聞きしたいことがあるんですけど、こっちに来てもらえません?wwwwwwww
赤魔子は _,
赤魔子は( ゚ Д゚) ハァ?
餡刻:お手数をおかけしてほんとにすみませんwwwww俺はこの通り、一歩も動けないんでなにとぞなにとぞ orz
赤魔子はうなづいた。
赤魔子は餡刻のそばに近寄り、ひざまずいた。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
餡刻:wwwww俺を倒した理由を50文字以上100文字以内でわかりやすく説明ヨロwwwwwwwww
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
餡刻:うはwwwwwたしかに制限字数以内ですけど、それじゃ説明になってn
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻ににっこり微笑んだ。
- 200 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:22:40 ID:???
餡刻:赤魔子さんwwwwwww笑顔から殺気が漂いまくってるんですけどwwwwwww
餡刻:wwwwひょっとしてひょっとするとwwwwwwかなり怒っていらっしゃったりして?wwwwwww
赤魔子は大きくうなづいた。
餡刻:レイズなんてしてくれたりしませんよね?wwwwwwwwwwww
赤魔子はこっくりこっくりと居眠りを始めた。
餡刻:おkkkkwwwwwwwww
餡刻:あの〜wwwwやはりせめて、自分がこうして倒されるに至った経緯くらいは知っておきたいんですがwwwwww
赤魔子は餡刻を指差した。
赤魔子は自分を指差した。
赤魔子は口をモグモグさせ、指差した。
赤魔子は自分の装備の上から下まで、指差してみせた。
赤魔子はボロボロと涙を流して泣き出した。
餡刻:え゙ぇ゙っ!?wwwwwwこれで説明終わり!?wwwwwwww
赤魔子はうなづいた。
餡刻は神妙な面持ちで考え込んだ。
赤魔子は餡刻をじっと見つめた。
餡刻:wwwwwごめんなさいwwwww俺、ジェスチャークイズ苦手だったwwwwwwww
赤魔子はうんざりした。
赤魔子は餡刻の上に飛び乗った!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
餡刻:/sh だひぇかボフケテ!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
- 201 :ゆらめきの夏装〜第9幕:嘘か幻か〜 :04/10/23 05:24:10 ID:???
糞猫:あはwwwwwwwwwwwww
獣様:・・・・赤魔子しゃん、怒ってましゅね。( ´ω`;)
糞猫:餡刻様が赤魔子さんの装備をズタボロにしちゃったのが決定打になったみたいねwwwwwww
獣様:プルプル (・ω・`;=;´・ω・) プルプル
糞猫:違うの?wwwwwwww
獣様:たぶん、赤魔子しゃんはよだれまみれにしゃれたことを怒ってるんだと思いましゅ。 A´▽`;)
糞猫:wwwwな〜るwwwwwwモルボルの臭い息並みに臭かったもんねぇwwwwアレwwwwwww
獣様:赤魔子しゃんの純情な乙女心にクリティカルヒットでしゅた。(´-ω-il||li
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
赤魔子は餡刻の顔をポカポカたたいた!
糞猫:・・・・どう考えても、ログの表記の仕方間違ってない?wwwwwww
糞猫:赤魔子さんの/em、「ポカポカたたいた!」なんて可愛い表現で済むようなもんじゃないと思うのよwwww
獣様:「ボッコボコに殴った!!」っていうほうが適切かもしれましぇんね・・・・ σ´・ω・;)
糞猫:さっきからずっとtellで餡刻様の救援要請が来てるんだけどwwwwwwww
獣様:ボクにも来てましゅよ。(´=ω=`;)つ[ 獣様へ ボスケテ!! 餡刻より ]
糞猫:要請に応える?wwwwwwwwwww
獣様:wwwwww無理wwwwwwwシャポシwwwwwwwでしゅ。(*´▽`*)のし
糞猫:うはwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwww
- 202 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:33:33 ID:???
wwwwwwww in ジュノ −餡刻のモグハウス− wwwwwwww
家具が整然と並ぶ餡刻のモグハにあって、とりわけ目を引くものが部屋の奥に設置されている。
サンドリア王族ご用達と噂される豪華な天蓋付きの寝台――ロイヤルベッドだ。
もちろん、これも他の家具と同様、合成廃人である餡刻の手によって作られたものである。
ベッドの出来栄えには餡刻本人も満足しているのだが、いかんせん、大きいうえに造りが仰々しい。
シンプルをコンセプトにした部屋の中で、ベッドだけが妙に周りから浮いてしまって、そこだけ雰囲気を損なっている。
また、自分が寝そべる寝台にしては、いささか大袈裟すぎる気がしないでもない。
そんなこともあって、部屋の模様替えをしたときにブロンズベッドに入れ替えようとしたことがあった。
しかし、入れ替え作業中に、居候のMoogleに見つかって猛烈な反対運動にあい、結局作業はお流れになった。
どんなベッドよりもふかふかで高級感あふれるロイヤルベッドは、Moogleの大のお気に入りなのだ。
ル・ルデの庭から直帰した餡刻は、装備を床に脱ぎ捨て、沈むようにベッドに倒れた。
その弾みで、ベッドに腰かけて編み物をしていたMoogleの小さな体は、毛糸玉もろとも床に投げ出されてしまった。
床に転がった毛糸玉たちを拾い集めて、浅いカゴに積み直し、ベッドの上に置いた。
うつ伏せになっている餡刻の尻をぺしっと叩き、ベッドの中央に陣取ると、再び編み物を始める。
短い指を駆使してちょこちょこと器用に編み棒を操り、三色の毛糸を順序よく編み込んでいく。
- 203 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:34:29 ID:???
餡刻:―――・・・・・・
Moog:あとはここをこうしてクポ・・・
餡刻:・・・・・・・・・・
Moog:ちょちょいちょいのちょいっとクポ。できたクポー!!
餡刻:・・・・今度は何を作ったんだ?
Moog:ぽっかぽかの帽子クポ!
餡刻:ふーん、帽子か。かぶるにはまだ早いんじゃないのか?
Moog:準備は早いに越したことないクポ。寒くなるのは、あっという間クポ。
餡刻:前に編んでたベストはどうなったんだ?
Moog:あれならマスターが留守してた間にとっくに完成したクポ。見るクポ?
餡刻:んー、あとでな。
Moog:ねえ、マスター。こっちとこっちとこっち、どれがいいと思うクポ?
餡刻:毛糸のボンボンか?そんなのどうするんだ?
Moog:帽子の先っちょにつけるクポ。エンジと黄色と白、どれがいいクポ?
餡刻:俺がつけるとしたら、エンジのほうがしっくりくるからそれを選ぶけど。
Moog:エンジ、クポ?
餡刻:うん。ま、せっかく作ったんだから、全部つけるってのもアリだと思うぞwwww
餡刻:帽子もその三色で編んでるみたいだし、変な風にはならないだろうからな。
Moog:クポっ!それいいかもクポ!
餡刻:・・・・んじゃ、俺は寝る。
Moog:マスター。
餡刻:なんだ?ボンボンのつけ方でもわからないのか?
Moog:マスター、いつもよりも元気ないクポ。
餡刻:俺が?そう見えるか?
Moog:見えるクポ。合成好きなマスターがベッドでぐーたらしてるなんて元気のない証拠クポ。
Moog:それに、マスターが気落ちしてると部屋の明るさが20%ダウンするから迷惑クポ。修正ヨロクポ。
餡刻:il||li orz il||li
Moog:あ、また20%カットされたクポ。手元が暗くて困るクポ。
餡刻:/echo ・・・これも俺の業なのかよ・・・・兄貴・・・ orz
- 204 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:35:33 ID:???
Moog:何を悩んでるのか知らないけど、あまり思い詰めるのは良くないクポ。
Moog:少しは空気を抜いて余裕を持たせてあげなくちゃ、心だってパアーァンッってパンクしちゃうクポ。
餡刻:・・・・・そうかもな。
Moogleは編む手を止めて、餡刻を見つめた。
Moog:マスター、ボクなんかじゃマスターの悩みを解決してあげることはできないかもしれないクポ。
餡刻:・・・・・・・・・・
Moog:でも、話を聞いて、一緒に悩んであげることぐらいはできるクポ。
餡刻:・・・・・ありがとよ。
餡刻はにっこり微笑み、Moogleの頭に手を乗せた。
餡刻:じゃあ、ひとつ相談に乗ってもらうか。
Moog:どんとこいクポ!
餡刻:あのな、記憶喪失について聞きたいんだけど、あれって頻繁に起こるようなもんかな?
Moog:記憶喪失クポ?
餡刻:そうだ。
餡刻:しかも、複数人が同時期に、ある人物に関することだけ忘れてしまうようなスペシャル仕様なやつだ。
Moog:クポぉ〜〜記憶喪失なんて、そうたびたび起こるようなものじゃないクポ。
Moog:まして、そんな特殊なケースの記憶喪失なら、可能性は無いに等しいと思うクポ。
餡刻:お前もそう思うか?
Moog:クポ。でも、魔法とかがからんでくるなら話は別クポ。不可能とは言い切れないクポ。
餡刻:魔法か・・・・・
Moog:とはいっても、そんなに都合よく他人の記憶を消せる魔法があるかどうかボクは知らないクポ。
餡刻:/echo 前に獣様がエルヴァーンになったときも、魔力を秘めたアイテムが関係してたっけな。
Moog:ふぅ、のどが渇いたクポ。
Moog:お茶か何かいれてくるクポ。マスターも飲むクポ?
餡刻:ああ、飲むよ。
Moog:冷たいのとあったかいの、どっちがいいクポ?
餡刻:あったかいのをお願いできるか?
Moog:おkkkkクポ。
編み物を脇にどけ、Moogleは小さな翼をパタパタさせて、台所へ引っ込んだ。
餡刻はそばに置いてあった黄色のボンボンをつまみ、仰向けに寝っ転がってボンボンを見つめた。
丸くて毛むくじゃらなボンボンは、ル・ルデの庭で出会ったあの毛玉のモンスターを思い出させた。
餡刻:・・暗樽・・・――――
- 205 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:36:30 ID:???
毛玉: (_ ♪ _)
毛玉: ,,ミミ ヽ´,∧,,,.,,,,∧, y
毛玉: ミ ゙ミ ミ *´・ω・`彡 ~
毛玉: ミ,,゙゙ ,ミ 彡,,゙゙,, ゙゙ ミ .,.,.,,.,.,,..,.,.,
毛玉: ミ ミ 彡 ,, , , ,, , ミ ゙Y゙.Y゙゙Y゙
毛玉:__ミ゙,, ,,彡彡,, ∪,..,,∪彡__...ヽ|ノ|人|ノ...__
ナイト:ハウゥゥvvvvv*・゜゚・*・.。. .。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
シーフ:・・・・・・ミスラのお嬢ちゃん。
糞猫:はい?なんです?
シーフ:あんた、誰かと言い争ってたみたいだけど、本当にそいつをこの姉さんにあげちゃってもいいのかい?
糞猫:・・・・たぶん、いいとは思うんだけど・・・・・餡刻様?
赤魔子は餡刻をじっと見つめた。
餡刻:wwwwwwいいんじゃないか?本人も行くって希望してるんだろ?wwwww
獣様:はいでしゅ。(=´▽`=)ノ
獣様:アンタルしゃんは、ナイトのお姉しゃんのところへ行きたいって熱烈に希望してましゅ。(`・ω・´) -3
毛玉: ミ*`・ω・´*彡 フキュッ!!
餡刻:こんなに本人が行く気まんまんなんじゃ、他人の俺がとやかく言っても仕方ないよなwwwww
獣様:ナイトのお姉しゃん。アンタルしゃんをよろしくお願いしましゅでしゅ。 m(`‐ω‐´)m
ナイト:ええ、もちろん。
ナイト:あなたの分まで、アンタルちゃんを可愛がって育てるわね。
獣様:アンタルしゃんはペット食が嫌いでしゅから、お姉しゃんと同じ食べ物をあげてくだしゃい。(´・ω・`∩m
ナイト:食べさせちゃいけない食材とかはあるかしら?
獣様:特にありましぇん。ボクたちが食べれるものなら、だいたいは食べれると思いましゅ。(´・ω・`q
ナイト:わかったわ。アンタルちゃんはペット食以外なら好き嫌いはなし、と。 _φ(^‐^*
毛玉: ミ´=ω=`彡 フキュ
- 206 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:38:11 ID:???
餡刻>>暗樽:暗樽wwwwwww
餡刻>>暗樽:お前に言われた通り、余計な口出しはしないでおいたぞwwwww
暗樽>>餡刻:wwwwご協力ありがとうございますwwwwww
暗樽>>餡刻:また餡刻さんが熱くなっちゃうんじゃないかってヒヤヒヤしましたよwwwww
餡刻>>暗樽:よく言うよwwwwwwいったい誰のせいで、こっちが熱くなってると思ってるんだ?wwwwww
暗樽>>餡刻:さぁ?wwwwww誰のせいでしょう?wwwwwww
餡刻>>暗樽:ったくwwwwwはぐらかされる前に本題に入らせてもらうぞ。
暗樽>>餡刻:どうぞwwwwwwww
餡刻>>暗樽:獣様たちはお前のことを完全に忘れてたみたいだけど、あれはどういうことだ?
餡刻>>暗樽:お前とアンタルを結び付けて考える考えない以前の問題として、
餡刻>>暗樽:あの三人の中じゃ、お前の存在すら、もともとなかったものとして扱われてる。
暗樽>>餡刻:そうみたいですねwwwwwwww
餡刻>>暗樽:今こうして、お前とtellできてるってことは俺の言い分が正しかったってことだ。
餡刻>>暗樽:俺の妄想なんかじゃなく、暗樽は確かに存在するし、その暗樽は毛玉になってしまった。
餡刻>>暗樽:お前がそんな姿になったのと、三人の記憶がなくなったのと、何か関係があるのか?
暗樽>>餡刻:関係があるのかないのか・・・・・実を言うと、僕もわかんないんですよ。
餡刻>>餡樽:自分自身のことなのにか?
暗樽>>餡刻:はい。
暗樽>>餡刻:ただ一つだけはっきりと言えることは・・・・
暗樽>>餡刻:暗樽というタルタルがヴァナから消え去り、代わりにアンタルというモンスターが生まれた。
暗樽>>餡刻:そして、糞猫さん、獣様、赤魔子さん、内藤さんの記憶からも暗樽は消えてなくなったんです。
餡刻>>暗樽:・・・・・・・
暗樽>>餡刻:餡刻さん。僕と約束してください。
暗樽>>餡刻:今後、かつて存在した暗樽のことなんかで糞猫さんたちと喧嘩しないでくださいね。
餡刻>>暗樽:お前・・・・
暗樽>>餡刻:たかがモンスターのことくらいで、大切な友達を泣かすなんて馬鹿げてますよwwwwwww
餡刻>>暗樽:なに言ってるんだよ!?お前だって俺の大切な友達じゃないか!
暗樽>>餡刻:いいんですwwww僕のことは忘れてくださいwwwwww
- 207 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:39:10 ID:???
餡刻>>暗樽:忘れろって・・・・
餡刻>>暗樽:・・・・お前・・・自分の言ってることの意味、ちゃんとわかってて言ってんのか?
暗樽>>餡刻:ええwwwwわかってますし、それだけの覚悟もしてますよwwwwww
餡刻>>暗樽:・・・・・・・・・・・・
暗樽>>餡刻:友達だと思ってくれるなら、僕の掛け値なしの頼みを聞いてやってください。
暗樽>>餡刻:お願いです。
暗樽>>餡刻:二度と糞猫さんたちの笑顔を曇らせないでくださいね。
暗樽>>餡刻:餡刻さんが帰ってきて、しばらくぶりに糞猫さんたちは本来の笑顔を取り戻せたんです。
暗樽>>餡刻:僕は、糞猫さんたちが心から笑ってる姿が大好きなんです。
暗樽>>餡刻:みんなの笑顔がまた悲しみの雲に隠されるのはもうたくさんです。見たくありません。
暗樽>>餡刻:僕のせいで餡刻さんと仲がこじれて糞猫さんたちが泣くようなことがあったら・・・・
餡刻>>暗樽:・・・・・・・・・・・
暗樽>>餡刻:・・・・そう考えただけで、たまんないですよ。そんなの嫌です。
暗樽>>餡刻:だから、僕のことは気にしないで、前のように糞猫さんたちに接してあげてください。
餡刻>>暗樽:・・・・・・・・
暗樽>>餡刻:なーにwwwww
暗樽>>餡刻:難しいことじゃないですよwwwww僕がいなくたってたいして変わんないんですからwwwww
餡刻>>暗樽:・・・・・・・・・・・・・本当にいいのか?
暗樽>>餡刻:はい?wwwwww
餡刻>>暗樽:お前は本当にそれでいいのかって聞いてるんだ!
餡刻>>暗樽:好きな人たちから忘れられて、そのそばにいられなくなっても、お前は悲しくないのか!?
餡刻>>暗樽:寂しくないのか!?つらくないのか!?
餡刻>>暗樽:俺だったら、絶対にそんなのは耐えられない。つらくって、悲しくて、気が狂うかもしれない。
餡刻>>暗樽:なのに、お前はそんなんで幸せになれるのか!?これからも楽しんでやってけるのか!?
暗樽>>餡刻:・・・・・・・・・・
- 208 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:40:14 ID:???
餡刻>>暗樽:お前はいつも、人の気持ちを優先して考えてばっかりで、自分を押し殺して我慢してたよな。
餡刻>>暗樽:あの女の人のとこに行くって言い出したのも、糞猫たちや俺のことを考えてのことなんだろ?
餡刻>>暗樽:自分が近くにいると、俺たちの仲をギクシャクさせてしまうんじゃないかって思ったからなんだろ?
暗樽>>餡刻:・・・・・・やだなぁwwww
暗樽>>餡刻:餡刻さんは本気で、僕がそこまで他人に気を遣って行動する人間だと思ってるんですか?wwwwww
暗樽>>餡刻:wwwwwもしそうだとしたら、とんでもない誤解だwwwwwwwww
暗樽>>餡刻:僕がナイトさんのところへ行くのは、単にいやらしい下心があってのことなんですwwwww
暗樽>>餡刻:あの人はアンタルにぞっこんですからね、たくさんちやほやして可愛がってくれると思うんですよwwwww
暗樽>>餡刻:wwwあんな綺麗な人と一つ屋根の下で暮らせるなんてラッキーだと思いませんか?wwwww
暗樽>>餡刻:そのうえ、やたらと芸を仕込みたがる内藤さんの魔の手からも逃げられますしねwwwwwww
暗樽>>餡刻:うはwwwwww薔薇色生活がお待ちかねwwwwwwwこれは修正されますねwwwwwww
餡刻>>暗樽:暗樽・・・・
暗樽>>餡刻:はいはい、わかったよ。すぐに席譲ってあげるからそんなに吼えないでよwwwwwww
餡刻>>暗樽:どうかしたのか?
暗樽>>餡刻:ううん、なんでもないですwwwwwwこっちの話ですwwwww
暗樽>>餡刻:餡刻さん、話の途中で悪いんですけど、用事ができたんでtell切りま・すねww・www・・ww
餡刻>>暗樽:あ、待ってくれ!最後に一つだけ聞かせてくれ!
暗樽>>餡刻:なん・で・・す・・?w・・w・・ww・ww・
餡刻>>暗樽:お前は俺にいったいどうしてもらいたいんだ!?
餡刻>>暗樽:俺がジュノにインしたあの時、なんだってお前は俺にtellを送って寄越したんだ!?
餡刻>>暗樽:助けが欲しかったからなんだろ!?
餡刻>>暗樽:俺ならお前を助けることができるかもしれないって思ったからtellをくれたんだろ!?
暗樽>>餡刻:・・・・・・・餡・・・・刻・・さ・・・・ん・・・・
餡刻>>暗樽:どうした?暗樽?
(相手がログインしていないか、エリアチェンジ中のためtellは届きませんでした)
餡刻>>暗樽:おい、返事しろ!暗樽!?おい!!
(相手がログインしていないか、エリアチェンジ中のためtellは届きませんでした)
餡刻:/echo ・・・・・・・・・・
餡刻:/echo ・・・・・・・くそったれ!・・・・
- 209 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:42:20 ID:???
ナイト:アンタルちゃん、私のモグハに行きましょうねvvvv(//▽//)
ナイトは毛玉を抱き上げた。
毛玉: ミ=´▽`=彡 フキュ♪
餡刻:/echo ・・・・暗樽はまだここにいる・・・・・
餡刻:/echo こんな近くにいるのにtellがつながらないなんてどうなってるんだ・・・・?
毛玉: ミ*`・ω・´*∩ミつ フッキュキュ〜
糞猫:あはwwwwwwwwアンタルがバイバイしてるwwwwwwwwww
獣様:アンタルしゃん、しゃようならでしゅ。また遊びましょうね。(=´▽`=∩ミつ
赤魔子は毛玉にサヨナラの挨拶をした。
シーフ:やれやれ。とんだ無駄な時間を過ごしちゃったな。
ナイト:あら?あなたはどちらへ行くんです?
シーフ:どこってモグハに決まってるだろ?あたしも寝に帰るんだよ。じゃあな。
ナイト:待ってくださいvvvvvvvvvv(//▽//)
シーフ:ぐえっ!? *//‐/)つ( lll゚д゚) ゚.∵。
ナイトはシーフの後ろ襟をつかんだ。
シーフ:何すんだ、あんたは!?放しなっ!
ナイト:放しませんよvvvvvvvあなたも一緒に私のモグハに来るんですvvvvvvvvvv(//▽//)
シーフ:え゙?
ナイト:あなたの人工呼吸とても良かったわvvvvvvvうっとりするくらい素晴らしかったvvvvvv(//▽//)
シーフ:え?え?え?え?え?Σ (゚Д゚;≡;゚д゚)
ナイト:私はこの先、あなたなしにはもう蘇生できそうにありませんvvvvvv(//▽//)
シーフ:えー・・・・っと、なに、この展開・・・?ものすごく嫌な予感がするんだけど・・・・
ナイト:シーフさんvvvvvvちゃんとこの責任は取ってくださいねvvvvvvvvvv(//▽//)
シーフ:せっ、責任ってなんの責任よ!?
ナイト:ぽっvvvvvvvvvv(//▽//)
シーフ:ななななななななななななななななななんなんだよっ!?その“ぽっ”ってのは!? Σ (((((((((((((゚□゚;;;
ナイト:ぽっvvvvvvぽっvvvvvvvvvvvv(//▽//)
シーフ:頼むから謝るから祈るからそんな風に頬を染めてあたしに熱い眼差しを向けないでくr
ナイトは息が届く距離までシーフに顔を近づけ、にっこり微笑んだ
- 210 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:43:30 ID:???
ナイト:ふふっvvvvvvvvv(//▽//)
ナイト:死が二人を別つ最後のときまで一緒にいましょうねvvvvvvvvvv(//▽//)
ナイト:*:.。..。.:*・゜゚・*・.。. 愛しの.。.:*・゜゚・(//▽//)・゜゚・*:.。.だぁ〜りん♪.。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*
ナイトはシーフの唇に口づk(ry
シーフ:/sh あたしは女だああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
毛玉: ミ ´・ω・`;彡 フキュ…
糞猫:うはwwwwwwwwwww禁断の園に百合の花が咲き乱れwwwwwwwwwww
赤魔子は顔を赤らめている。
獣様:赤魔子しゃん、ボクの目をなんで隠しゅんでしゅか? つ ω と
ナイト:さvvvvvvvvvおうちに帰っておいしい晩御飯を食べましょうねvvvvvvvvvvvvv(//▽//)
毛玉: ミ*´▽`*∩ フキュ!!
ナイト>>シーフ:ねえ、ダーリン♪vvvvvv御飯の前にお風呂にします?(//▽//)
ナイト>>シーフ:それとも・・・・vvvvvvvvvぽっvvvvvvvvvぽっvvvvvvvvvv(//▽//)
シーフ:((((((((((((((((((((((((((((((((((((((゚Д゚;))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))
ナイトは人力トラクタを実行!
→毛玉とシーフはナイトのモグハウスへ連行されます。
シーフ:/sh 誰かたっけてええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇっ!!
毛玉: ミ*´=ω=`*彡 フキュフキュフゥ〜キュ〜フゥ〜キュ〜♪
獣様: (=´▽`=)ノシ 子牛をの〜しぇ〜て〜♪
赤魔子は手拍子をしている。
糞猫:wwwwwこの懐かしいメロディーはwwwwwwwwドナドナ?wwwwwww
毛玉: ミ*´=ω=`*彡 フキュフキュフゥ〜キュ〜フゥ〜キュ〜♪
獣様: (=´▽`=)ヾ 荷馬車がゆ〜れ〜る〜♪
糞猫:wwww哀愁漂いすぎwwwwwwアンタルに歌われるとちょっぴし罪悪感がwwwwwwwwww
餡刻:/echo ・・・・・・・暗樽。
- 211 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:46:44 ID:???
餡刻:――――・・・・・・・
Moog:お待たせクポ〜〜。熱いから気をつけてクポ。
Moogleは湯気の立ち上るマグカップを餡刻に差し出した。
餡刻:・・ああ、ありがとう。これってココア?
Moog:ううん、ココアじゃないクポ。
Moog:セルビナミルクとバブルチョコが余ってたから、ミルクをあっためてそれにチョコを入れて溶かしたやつクポ。
餡刻:へ〜wwww
餡刻はあつあつのミルクに息を吹きかけ、一口飲んだ。
Moog:リラックスしたいときはこれが一番クポ。おいしいクポ?
餡刻:うん、おいしいよwwwwwチョコの甘さがいい感じだwwwwww
Moog:よかったクポ〜。
Moog:それ、ボクオリジナルのお勧めドリンククポ。マズイって言われたらマスターを殴るとこだったクポ。
餡刻:うはwwwwww殴られずにすんでよかったwwwwwwww
Moog:・・・・・・・・・・・
Moogleは部屋の片隅を見つめた。
餡刻:何を見てるんだ?
Moog:花台クポ。
Moog:もうお花は飾らないクポ?
餡刻:花か。そういや、だいぶ前にカリカリにしちゃってそれっきりになってたなwwwww
Moog:ひどいクポ。あれだけ代わりのお花を飾るって約束してたのに、完っ璧に忘れてたクポね?
餡刻:申し訳ないwwwww
Moog:ごめんですめばGMはいらないクポ。悪いと思ったら、すぐにお花を飾るクポ。
餡刻:すぐって言われもなぁwwwww今は一個も種を持ち合わせてないしwwwwwあ゙っ!
餡刻は慌てて、荷袋の中から青紫色の花を取り出した。
餡刻:これじゃダメかな?
Moog:クポっ!?それはナモナシの花クポ!?
餡刻:ナモナシ?
餡刻:ナモナシっていうのか、これ?
Moog:そうクポ!マスター、どこで手に入れたクポ!?
餡刻:竜姐っていうフレからもらったんだよ。コンシュタット高地に咲いてたのを摘んだって言ってたな。
Moog:そんなとこに生えてたクポ?懐かしいクポぉ〜〜。
餡刻:この花のこと、何か知ってるのか?
Moog:ボクの好きな花クポ。
Moog:ちょうど今頃の季節になると、ボクの故郷の原っぱにいっぱい咲くクポ。
餡刻:そうなのか。竜姐は名も無き花だって言ってたけど、ちゃんと名前があったんだな。
Moog:いや、違うクポ。その花には名前はないクポ。
餡刻:へ?
餡刻:お前さっき、ナモナシって呼んでなかったか?
Moog:呼んだクポ。けど、ナモナシの花には名前はないクポ。
餡刻:ってことは、なんだ?花には名前はないのに、ナモナシって呼んでるわけか?
- 212 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:47:49 ID:???
Moog:“名も無き”花だからこそ、“ナモナシ”なんだクポ。
Moog:ボクらモーグリ族は、その花には名前をつけないようにしてるんだクポ。
Moog:でも、“名も無き花”のままじゃ呼びにくいから、便宜上、“ナモナシ”って呼んでるクポ。
餡刻:モーグリたちにも変なしきたりがあるんだな。
Moog:しきたりとはまた別のものクポ。
Moog:なんていうか、ナモナシに名前をつけるのはボクらの詩的感覚からすると許されないことなんだクポ。
餡刻:ん?どういうことだ?
Moog:マスターはナモナシの花言葉を知ってるクポ?
餡刻:いいや。この花を初めて目にしたのだって、つい数日前のことだしな。
Moog:ボクらの故郷に伝わるナモナシの花言葉は、「自然のままのあなたが好き」クポ。
餡刻:・・・自然のままのあなたが好き・・・・・
Moog:何も飾らぬあるがままの良さ、ひとつひとつのものに備わったそれ独自の固有の素晴らしさを象徴する花クポ。
Moog:だから、ボクらはナモナシには名前をつけないし、つけちゃいけないクポ。
Moog:名前をつけてあげなくても、きっと、この花には自分の名前があるはずクポ。
餡刻:なるほどなwwwww
餡刻:いかにも自然を愛でるモーグリたちらしい理由だなwwwwwww
Moog:これはボクの憶測だけど、マスターのフレもこの話を誰かから聞いて知ってたんじゃないかと思うクポ。
餡刻:竜姐が?
Moogleはうなづいた。
Moog:花の名前を知らないって言わずに、名も無き花って言ったことからすると、たぶんそうだと思うクポ。
餡刻:考えすぎだろwwwwww
餡刻:たまたま竜姐が名前を知らずにそう呼んでただけかもしんないしwwwwww
Moog:そうクポぉ?
Moog:なんとなくマスターはナモナシの花を贈られるのにぴったりな気がするんだけどクポ。
餡刻:俺にぴったりねぇwwwwww
Moog:マスター。花瓶に入れてくるからその花を貸してクポ。
餡刻:ああ、頼むわwwww
Moogleはナモナキの花を餡刻から受け取り、また台所へ飛んでいった。
餡刻:/echo ナモナシの花か・・・・
餡刻:/echo モグの言うように、竜姐は知ってて俺にくれたんだろうか?それとも単なる偶然か?
- 213 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:48:27 ID:???
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
餡刻>>竜姐:って、竜姐!?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・にこり
餡刻>>竜姐:竜姐からtellをもらうなんて初めてだなwwwwwwびっくりしたよwwwwwwwww
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・くすくす
餡刻>>竜姐:どうかしたのか?またどっかで行き倒れてSOSなんてわけじゃないよな?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・ふるふる
餡刻>>竜姐:じゃあ何か俺に用事とか、頼みごとでも?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・あたふた
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・あたふた
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・あたふた
餡刻>>竜姐:・・・・・・まさかとは思うが、tellじゃ用件を伝えられなくて困ってたりするんじゃ・・・?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
餡刻>>竜姐:やっぱりかwwwwwwww
餡刻>>竜姐:竜姐のそのしゃべり方じゃ、大雑把なことすら伝えられないもんなwwwww
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
餡刻>>竜姐:赤魔子も竜姐と同じで、tellでも一言もしゃべらないんだけど、
餡刻>>竜姐:それでも、文中に/emを交えて会話したりするから少しはわかってあげられるんだよなwwwwww
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・!!
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・/wave
餡刻>>竜姐:そうそうwwwwwwそんな感じそんな感じwwwwwwww/wave
餡刻>>竜姐:この方法なら少しは話しやすくなるかな?wwwwwwww
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・/welcome
餡刻>>竜姐:ん?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・/welcome
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・/welcome
餡刻>>竜姐:/welcomeってことは、俺を歓迎してくれてるわけだよな?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・/welcome
餡刻>>竜姐:・・・welcome・・・welcome・・・・・・・welcome・・・・
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・
餡刻>>竜姐:ああっ!わかった!!
餡刻>>竜姐:ひょっとして、俺に「お帰りなさい」って言ってくれてるのか!?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
餡刻>>竜姐:それを言うためにわざわざtellを?
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・にこり
餡刻>>竜姐:そっかwwwwありがとう竜姐wwwwwwただいまwwwwwwww
- 214 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:50:28 ID:???
Oscar>>餡刻:餡刻さん、こんばんわ。うちのご主人様からtell来てる?
餡刻>>Oscar:よぉ、Oscar。tellなら来てるよ。
Oscar>>餡刻:じゃあ、ご主人様のtellの内容がわかんなくて四苦八苦してるんじゃない?
餡刻>>Oscar:正解wwwwwww
餡刻>>Oscar:それでも、tellに/emを混ぜるやり方を教えてなんとかなったけどなwwwwww
Oscar>>餡刻:ご主人様のほうも言いたいことが上手く伝わんなくてもどかしいみたいだから、ここからは僕が代弁するね。
餡刻>>Oscar:そうしてもらえるとありがたいなwwwwww
Oscar>>餡刻:乃燈さんから例の50万ギルの件は聞いてる?
餡刻>>Oscar:ああ、聞いてるよ。
餡刻>>Oscar:乃燈のやつが竜姐たちに依頼したときの依頼料のことだろ?
Oscar>>餡刻:うん。
Oscar>>餡刻:最近、餡刻さんがヴァナに来てなかったみたいだから、しっかり話が伝わってるかな〜って思ってさ。
餡刻>>Oscar:お金の入用でもできたのか?場所を行ってくれれば、そっちに行くぞ。
Oscar>>餡刻:いや、今はいいよ。ただ確認したかっただけだから。
Oscar>>餡刻:そんなことより、乃燈さんに伝言頼めるかな?
Oscar>>餡刻:ご主人様が乃燈さんに言っておきたいことがあるんだって。
餡刻>>Oscar:別に構わないけど・・・乃燈に言いたいことって?
Oscar>>餡刻:ご主人様曰く、「くれぐれも黒き風にはお気をつけください」だってさ。
- 215 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:51:29 ID:???
餡刻>>Oscar:・・・・黒い風なんてヴァナにあるのか?
Oscar>>餡刻:ううん。
Oscar>>餡刻:僕らは“風”って呼んでるけど、自然現象としての風そのものを指してるわけじゃないよ。
Oscar>>餡刻:ご主人様だけが感じ取ることのできる特別な“何か”を、そう表現してるんだ。
餡刻>>Oscar:特別な“何か”って?
Oscar>>餡刻:強いて言うなら、そうだなぁ・・・オーラみたいなもの、かな?
Oscar>>餡刻:僕も見たことないからなんとも言えないんだけどね。
Oscar>>餡刻:ご主人様が言うには、人は皆、それぞれ生まれながらにして風を宿してるんだって。
Oscar>>餡刻:どんな人間にも必ず一つの風が棲んでいて、常にその人の体内や周囲を流れてるらしいんだ。
Oscar>>餡刻:まったく同じ人間がこの世に存在しないのと同じで、風もまったく同じものは存在しない。
Oscar>>餡刻:色、流れ方、強弱、性質、リズム、輝きなどなど、風にも個々の個性があるんだ。
Oscar>>餡刻:一つの風をとってみても、時や場合によって生き物のように状態が変化するんだって。
餡刻>>Oscar:ってことは、黒き風っていうのは乃燈に宿ってる風のことか?
Oscar>>餡刻:うん、そうだよ。餡刻さんは物分りがいいね。
Oscar>>餡刻:黒き風は乃燈さんに宿ってる“二つ”の風のうちの片っぽなんだ。
餡刻>>Oscar:二つって・・・おかしくないか?一人に一つしか風は宿んないんだろ?
Oscar>>餡刻:普通ならね。
Oscar>>餡刻:二つの風を宿した人を見たのは、乃燈さんで二人目だってご主人様は言ってる。
餡刻>>Oscar:風が二つあるとどうなるんだ?
Oscar>>餡刻:あ、誤解しないで。
Oscar>>餡刻:風が二つあること自体は決して悪いことじゃないんだ。
Oscar>>餡刻:たしかに風は一つであるほうが望ましいんだけど、悲観するほどのことじゃない。
Oscar>>餡刻:たとえ、風が複数あったとしても、互いに共存し合えればたいした問題はないんだって。
Oscar>>餡刻:ご主人様が危惧してるのは風の数じゃなく、“黒き風”という風の存在自体なんだ。
Oscar>>餡刻:風というのはね、宿主を相照らす鏡のようなもので、通常は宿主に見合った姿をとるんだ。
Oscar>>餡刻:逆を言えば、風を見れば宿主がどんな人間だかわかるってことさ。
Oscar>>餡刻:だけど、黒き風の場合はそうじゃない。
Oscar>>餡刻:乃燈さんとは何ら関係性もない、赤の他人とも言える正体不明の風。
Oscar>>餡刻:――それが黒き風なんだ。
Oscar>>餡刻:ご主人様は、黒き風の像をとらえて、こう喩えてる・・・――
Oscar>>餡刻:『拠るべき場所を求めて他人の家に住み着き、やがては家の主を殺して家を乗っ取ろうとする亡霊』
Oscar>>餡刻:――・・・だと。
- 216 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:53:04 ID:???
餡刻>>Oscar:・・・・家人殺しの亡霊か・・・・物騒なやつだな・・・・・
Oscar>>餡刻:物騒は物騒だけど、そんな陳腐な言葉で片付けられるほど可愛いもんじゃないよ。
Oscar>>餡刻:黒き風は絶望的に途方もない強大な力を持ってる。
Oscar>>餡刻:そして、ゆくゆくはその力をもってヴァナディールを胃袋に収める気でいるんだから。
餡刻>>Oscar:・・・・・・ヴァナを破壊しようとしてるのか?
Oscar>>餡刻:さあ、どうだろう?
Oscar>>餡刻:黒き風がそこまで望んでるのかどうかは本人に聞かなきゃわかんないな。
Oscar>>餡刻:自分が手に入れたものを掌で転がして遊ぶのも、即座に握り潰すのも、所有者の自由だからね。
餡刻>>Oscar:もし破壊を望んでるとしたら、ヴァナはどうなる?
Oscar>>餡刻:そのときは、よっぽどの奇跡でも起こらない限り、十中八九、無に帰すだろうね。
餡刻>>Oscar:なぜ、そう言い切れるんだ?
Oscar>>餡刻:ヴァナを何度だって破壊し尽くせるだけの力、
Oscar>>餡刻:全世界の人間の力と智を残らず結集させたとしても、到底太刀打ちできない力が黒き風にはあるからさ。
Oscar>>餡刻:神をも凌駕するやつを相手に回して、ちっぽけな人間たちの力でどうにかできると思う?
餡刻>>Oscar:・・・・・・・・・・・・
Oscar>>餡刻:今、黒き風は自己顕示の魔性に囚われてる。
Oscar>>餡刻:自分の力がどれだけのものなのか、それを見てみたくて、実際に使ってみたくてウズウズしてる。
Oscar>>餡刻:黒き風を一皮むいてやれば、その中身は、幼い子どもと一緒さ。
Oscar>>餡刻:自分が世界の中心であり、自分の思うようにならないことなどこの世に存在しない。
Oscar>>餡刻:よく言うでしょ?
Oscar>>餡刻:切れ味鋭い刀を持てば、人を斬って試してみたくなるし、力を誇示してみたくもなるって。
Oscar>>餡刻:あれとおんなじさ。
Oscar>>餡刻:ヴァナを好きなように弄び、欲しいままに人間をいたぶることで、
Oscar>>餡刻:「嗚呼っ、俺ってなんて強くてかっこいいんだ!」
Oscar>>餡刻:「どうだ?俺ってすごいだろ?羨ましいだろ?俺を認めずにはいられないだろ?」
Oscar>>餡刻:と、己の強さを認識し、喜びと陶酔に浸り、自分の存在を他人に認めさせようとしている。
Oscar>>餡刻:その幼稚で歪んだ精神・思考構造は、頭の悪い最強厨のそれとぜんぜん変わんない。
Oscar>>餡刻:世界の破滅を招くスイッチを手にしたやつに、それを押すなときつく注意したところで無駄さ。
Oscar>>餡刻:そのスイッチがいったい何を意味するのか、押すことによってどんなことが起こるかなんて一切念頭にない。
Oscar>>餡刻:いつになったらスイッチを押せるだろうか?
Oscar>>餡刻:どうやったらスイッチを押せるだろうか?
Oscar>>餡刻:スイッチを押したい。スイッチを押したい。スイッチを押したい。スイッチを押したい。スイッチを押したい。
Oscar>>餡刻:黒き風の小さな頭の中はそれだけでいっぱいなんだ。
Oscar>>餡刻:常に力の解放に飢えていて、その機会がやって来るのを虎視眈々と狙い、ひたすらに待ち続けてる。
Oscar>>餡刻:わずかでもその隙があれば、決して見逃すことはないだろうね。
Oscar>>餡刻:なりふり構わず、牙を尖らせ、爪を光らせ、目を血走らせて飛びかかってくるよ。
Oscar>>餡刻:黒き風にとって、力の発現は自己の存在証明にもつながるからね、必死も必死さ。
Oscar>>餡刻:どんな手を使ってでも、外の世界に干渉し、世に出てやろうと、どす黒い衝動が渦巻いてるはずだ。
- 217 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:53:56 ID:???
餡刻>>Oscar:Oscar・・・・
餡刻>>Oscar:俺たちはそのときがいつか来るのを、ビクビク怯えて待ってるしかないのか・・・?
餡刻>>Oscar:もし、そのときが来たとしたら、俺たちはやつが好き勝手やるの黙って見てるしかないのか?
餡刻>>Oscar:俺たちのヴァナを滅茶苦茶にされても、ただ為されるがままになるしかないのか?
餡刻>>Oscar:何か・・・・対処方法とか、黒き風と戦うのに有効な作戦とかはないのか?
Oscar>>餡刻:黒き風と事を構えようとするなら、やつが出てきてからじゃ手遅れだよ。
Oscar>>餡刻:真剣に勝つつもりで戦るなら、相手を土俵に上げさせちゃダメだ。
Oscar>>餡刻:いかにしてこちら側に黒き風を出現させないか、力を発揮させないか、予防策の一手に尽きる。
餡刻>>Oscar:予防って、それは俺たちにもできることか?
Oscar>>餡刻:ご主人様が言うには、乃燈さんの“魂の風”に賭けるしかないんだって。
餡刻>>Oscar:黒き風と同居してるもう一方の風のことか?
Oscar>>餡刻:そうだよ。
Oscar>>餡刻:“魂の風”、つまり、乃燈さんに本来的に備わってる風が大事なんだ。
Oscar>>餡刻:魂の風が呑み込まれたとき・・・そのときこそ、黒き風が世に姿を現すときだ。
Oscar>>餡刻:どれだけ乱れず、揺らがず、不動の状態でいられるか。
Oscar>>餡刻:魂の風にすべてがかかってる。
Oscar>>餡刻:黒き風がどんなに強くたって、魂の風が確固たる自分を維持してれば呑まれることはないからね。
餡刻>>Oscar:そのためには、乃燈自身は何をすればいい?
Oscar>>餡刻:できるだけ心を静かに穏やかに保つしかないよ。
Oscar>>餡刻:一番危ないのは、怒りで我を忘れたり、悲しみに暮れたりして、心をかき乱すことだからね。
Oscar>>餡刻:心の乱れは即、魂の風の揺らめきに直結して、その分、黒き風に付け入る隙を与えることになる。
Oscar>>餡刻:難しいとは思うけど、可能な限り、それは避けなきゃならないんだ。
餡刻>>Oscar:・・・・わかった。乃燈には必ずそう伝えておく。
Oscar>>餡刻:実はね、餡刻さん。あなたにも言わなきゃならないことがあるんだ。
餡刻>>Oscar:俺にもか?
Oscar>>餡刻:うん。二つの風を宿したもう一人の人間のことについてなんだけど・・・・
餡刻>>Oscar:・・・・・・・・・・
- 218 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:54:34 ID:???
Oscar>>餡刻: あなたがその一人なんだよ。餡刻さん。
- 219 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:55:08 ID:???
餡刻>>Oscar:・・・・・そうだと思ったよwwwwwww
餡刻>>Oscar:二人いるって聞いたときから、なんとなくそんな気はしてたんだwwwww
Oscar>>餡刻:餡刻さん・・・・この話にはまだ続きがあるんだ。
餡刻>>Oscar:続きかwwwwww
餡刻>>Oscar:悪い知らせがあるんなら、ちゃっちゃっと言ってくれないか?wwwwwwwww
餡刻>>Oscar:今なら何があったって、言われたって驚きやしないぜwwwwwww
Oscar>>餡刻:じゃあ、単刀直入に言わせてもらうね。
Oscar>>餡刻:餡刻さんに宿る二つの風のうち、その一方は
餡刻>>Oscar:“黒き風”なんだろ?wwwwwww
Oscar>>餡刻:・・・・・・・わかってたんだ?
餡刻>>Oscar:まあなwwwww
餡刻>>Oscar:ここまで遠回しに意味深な言い方をされれば、鈍感な俺でもさすがに気づくさwwwwww
Oscar>>餡刻:そう・・・・
Oscar>>餡刻:だったら、念押しするまでもないかな。
Oscar>>餡刻:乃燈さん宛てに忠告したことは全部、餡刻さんにもあてはまるんだ、ってことは。
餡刻>>Oscar:ああwwww
餡刻>>Oscar:ありがたいことに、そういうことになっちまうんだろうなwwwwwww
Oscar>>餡刻:・・・・・ご主人様から言付かったことはこれだけだよ。
餡刻>>Oscar:ありがとうなwwww俺にとっても乃燈にとっても大事なことを教えてくれてwwwww
Oscar>>餡刻:お礼を言うなら相手を間違ってるよ、餡刻さん。
Oscar>>餡刻:僕はただの代・弁・者なんだからね。
餡刻>>Oscar:そうだったなwwwww
餡刻>>竜姐:重要なアドバイスをしてくれてありがとうwwwwww今度、お礼に食事をご馳走するよwwwwwwww
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・にこり
Oscar>>餡刻:僕からも乃燈さんに伝言をお願いできるかな?
餡刻>>Oscar:ん、いいぞwwwwwなんて伝える?wwwwww
Oscar>>餡刻:「次に会うときは、よそよそしい仮面なんか脱いで素顔のあなたで接してくれても結構ですよ」って。
餡刻>>Oscar:え・・・?
Oscar>>餡刻:じゃあね、餡刻さん。お人好しもほどほどにね。
竜姐>>餡刻:・・・・・・・・・・・・・・・/goodbye
- 220 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:56:21 ID:???
餡刻:/echo ・・・・・・・・・・・・・
餡刻:/echo ・・・・・なんだwwwwwwww
餡刻:/echo 竜姐がナモナシの花をくれたのは偶然じゃなかったのかwwwwwww
餡刻:/echo あのとき・・・・・・――
(乃燈:あの、まだ俺に何か用でも?)
(竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり)
( 竜姐は餡刻に“青紫色の花”のトレードを申し込みました。)
(乃燈:これを俺に?)
(竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり)
餡刻:/echo ――・・・あのとき・・・・
(竜姐:・・・自然のままのあなたが好きです。)
餡刻:/echo 竜姐はナモナシの花言葉に寄せて、そう言って励ましてくれてたんだな。
餡刻:/echo 餡刻に戻るべきか、乃燈で居続けるべきかで迷ってた俺に・・・・
餡刻:/echo ・・・・・・・・・・
餡刻:/echo そして・・・
餡刻:/echo 俺がこれから対峙すべき相手は誰なのか、どう向き合うべきなのか、大事な手掛かりもくれた。
- 221 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:57:53 ID:???
餡刻:/echo …・・・ “黒き風” ・・・…
餡刻:/echo …・・・ “彼” ・・・…
餡刻:/echo “彼”と“黒き風”をイコールで結べば、今までのことがすべて線でつながり、納得がいく。
餡刻:/echo 俺が過去にヴァナを破壊しかけたとき、俺はいつも感情の波に呑み込まれ、溺れていた。
餡刻:/echo 自分の感情をどうすることもできなくて、力の制御が効かなかった。
餡刻:/echo そこを“彼”に付け込まれてしまった・・・・
餡刻:/echo “彼”に対抗する手段は竜姐たちが示してくれた。
餡刻:/echo どんなことがあろうとも決して自分を見失わず、絶えず魂の風が乱れないように努める。
餡刻:/echo 困難だけどやるしかない。
餡刻:/echo ・・・・やらなきゃ、仲間やヴァナをまたこの手で傷つかせ、壊すことになるんだから・・・・・
- 222 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 05:59:56 ID:???
Moog:マスター。
餡刻:うん?
Moog:見て見てークポぉ。
餡刻:おぉ〜〜wwwwwwなかなかいいんじゃないか、それwwwwwwwww
Moog::ナモナシにぴったりの花瓶を見つけるのに苦労したクポ〜〜。
餡刻:お疲れさんwwwwwwww
Moog:クポぉ〜。
Moog:なんだか、これだけじゃちょっと寂しい気がするクポ。
Moog:花期が終わちゃう前に、今度コンシュタット高地へ行ってたくさん摘んできてほしいクポ。
餡刻:了解wwwwww
餡刻はナモナシの花を見つめた。
餡刻:/echo ・・・暗樽にもこの花を見せてやりたいな。
餡刻:/echo ナモナシの花言葉を教えてあげれば、きっと少しは励みになるはずだ。
餡刻:/echo あいつは何も答えてくれなかったけど、俺に助けを求めてたに違いないんだ。
餡刻:/echo ・・・・・・・・・・・・
餡刻:/echo あいつのあの性格のことだ・・・・
餡刻:/echo 自分のことに俺を巻き込みたくなくて、ああいう素っ気ない態度をとってたんだよな。
餡刻:/echo ほんと・・・・
餡刻:/echo ・・・・・お前ってどうしようもないバカだよ、暗樽。
餡刻:/echo 俺はどんなことでもいいから、いつも人にかまってもらいたがってるやつなんだぞ。
餡刻:/echo ・・・・そんな俺にまで隠し事なんかしてどうすんだよ・・・・・
餡刻:/echo 俺が迷惑がって断るとでも思ったのかよ・・・・・・・お前を見捨てるとでも思ったのかよ・・・・・・
餡刻:/echo ・・・・・・・・・・・・・
餡刻:/echo ・・・・・・・よし、決めた。
餡刻:/echo お前は、心配性だなんだとか言うかもしんないけど、俺は決めたぞ。
餡刻:/echo なんと言われようが、俺はお前を助ける。
餡刻:/echo お前を元の姿に戻してやれる方法を必ず見つけ出してやるぞ、暗樽。
餡刻:モグ。
Moog:はいクポ?
餡刻:すまないけど、またしばらく留守を頼むな。
Moog:いつ帰ってくるクポ?この前みたいに長くなるクポ?
餡刻:長くなるかどうか、今んとこはまだわかんないな。事が片付き次第戻ってくるよ。
Moog:そうクポぉ・・・・
餡刻:しょんぼりすんなってwwwwww荷物を補給しにちょくちょく戻ってくると思うからさwwwwwww
Moog:わかったクポ。行ってらっしゃいクポ。
餡刻:おう!行ってくる!
餡刻は装備を整えると、勢いよくモグハを飛び出した。
- 223 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 06:01:10 ID:???
Moog:クポぉー・・・
Moog:また一人ぼっちになっちゃったクポ。
Moog:一人ぼっちは嫌クポ。マスターがいないと、やることがなくなっちゃって寂しいクポ。
Moog:はぁ・・・クポ。
…カタンッ…
Moog:クポっ?
Moog:マスター宛てに荷物が届いたクポ?
Moog:珍しいこともあるもんだクポ〜〜。
Moog:マスターのモグハって、マスターに関係あるせいか認知されづらいクポ。
Moog:荷物が送られてきても、いっつも途中で迷子になって、滅多に届かないクポ。
Moog:競売で売れ残って返品されてくるアイテムだって、ボクがあっちに取りに行ってるくらいクポ。
Moog:いったい誰からクポ?
Moog:えーっと・・・・送り主は暗樽って人になってるクポ。
Moog:暗樽?
Moog:暗樽ってたしか、マスターと同じくらい上手にorzができるタルタルだったクポ?
Moog:品物は・・・
Moog:・・・・・・“暗樽の手紙”・・・・・・クポ・・・?
Moog:クポ〜〜・・・おかしなアイテムクポ。
Moog:手紙っていうわりには、封筒に入ってないクポ。
Moog::ノートから急いで破り取ったような、くしゃくしゃになった紙が三枚・・・・クポ?
Moog:紙のあちこちがインクで汚れてるし・・・・クポっ・・・・獣の足跡みたいなのが付いてるクポ!?
Moog:うゔぅぅ〜〜・・・・気味が悪いクポぉ・・・・
Moog:呪われたアイテムとかだったらどうしようクポ・・・・・
Moog:これ、マスターに知らせたほうがいいのかクポ?悩むクポぉ〜〜;
- 224 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 06:02:18 ID:???
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
X月XX日
 ̄ ̄ ̄ ̄
■体中が毛だらけになった。
赤魔子さんのキノコの塩焼きを食べたらこうなってしまった。
どうやら、糞猫さんの笑いを取ろうと、調子に乗っていくつも食べてしまったのがいけなかったみたいだ。
以前のローストコーンと違って、どれだけ時間が経過しても元には戻らない。
何度も毛を刈ってみたが、すぐに毛が伸びてきて、元通りになってしまう。
過激な作用を含むものを同時に服用したせいで、相乗効果でも引き起こしてしまったのだろうか?
糞猫さんと赤魔子さんは、しばらくすれば自然に治るだろうと楽観している。
そううまくいってくれるだろうか?不安はぬぐい切れない。
この外見のせいで、獣様は完全に僕のことをモンスターだと勘違いしている。
糞猫さんと赤魔子さんはそれを面白がり、獣様が気づくまでモンスターのフリをしているよう命令されてしまった。
獣様は鋭いようで鈍いとこがあるから、なかなか気づいてくれてくれそうにない。
■珍しいことに、内藤さんがクロ巣でシャウトしていた。
騎芋さんたちの説得も無駄に終わったみたいで、会いに行ってみたら、見事に捕獲されてしまった。
獣様はともかくとして、糞猫さんに赤魔子さん、それに騎芋さんに蘭芋さんまでもが口裏を合わせて、僕が暗樽であることを内藤さんに伏せ、新種のモンスターだと仕立て上げられてしまった。
・・・何気に、みんなひどいなと思った。
ヴァナ最強の単純王こと内藤さんに嘘が見抜けるわけもなく、こうして僕は内藤さんのペットになった。
内藤さんは明日から僕に芸を仕込むつもりでいるらしい。
「俺様のペットたるもの、ヴァナ最強の芸の一つや二つはできなきゃイヤンwwwww」と、ひとりで気炎を吐いている。
僕のペット名は、アンタールケダマール【Antarl-Kedamarl】に決まった。
糞猫さんたちの入れ知恵によるものだ。
こんな安直なネーミングでいいものだろうかと、つい悩んでしまう自分にorzしたくなる。
- 225 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 06:04:53 ID:???
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
X月XX日
 ̄ ̄ ̄ ̄
■僕はどうしようもないほど困惑している。
今日という日は、僕の今までの人生の中で最も夢のような現実だった。
夢・・・・・・・そう、悪夢だ。
それもとびっきりナンセンスで馬鹿馬鹿しい悪夢。
正直なところ、こうして日記をつけてる今ですら、今日起こった数々の出来事はすべて夢だったんじゃないかと否定してしまいたくなる。
あまりに書くべきことが多すぎて、いったい何から書き出せばいいのかわからない。
・・・悪夢は、狂夢で始まった。
僕は草原に立っていた。たった一人っきりで。
辺りには誰もいなくて、一粒の光明すらなかった。
始終風が吹きすさび、草が気味の悪い音を鳴らしていた。
何ものにも遮られることのない黒一色の空には、おぼろな月の光はおろか、星の瞬きすら隠れていた。
暗闇に支配された空間に置いてけぼりにされ、僕はただただ恐怖していた。
自分は何に恐怖していたのか。
それすら理解できずに、ひたすらに怯え、震え、とにかくその場から逃げたかった。
僕はじっとしていられず、闇雲に走り出した。
どこへ向かえばここから抜け出せるのか・・・そんなことも考えずに、がむしゃらに逃げた。
走って、走って、走って・・・――
けれど、僕の足はレビテトをかけられたみたいに地表のわずか上を舐めるだけだった。
どんなに必死になって走っても、両足は車輪のようにむなしく宙を回転するばかり。
あがきにあがいてみたものの状況は変わらず、たったの一歩すら前へ進むことはできなかった。
恐怖。焦り。苦しみ。
どうしようもない絶望感に叩きのめされ、僕は泣き出したかった。
走るのを諦め、夜露に濡れる草の中へ倒れた。
すると、風が強く吹き荒れた。
強いなんてもんじゃない。
暴風は僕の身体の自由を奪い、強力な力をもって地面から空中へとすくい上げた。
風の流れには規則性なんかまったくなかった。
右方向に吹いてる風があるかと思えば、同時に左方向に吹くでたらめな風があるくらいだ。
狂ったように氾濫する風になぶれ、為すすべはなく、僕はまさしくキリキリ舞いをさせられていた。
空中で激しくシェイクされたせいで、僕の方向感覚は機能を停止し、内臓たちも配置転換させられたみたいだった。
グロッキーになると抵抗する気すら失せてしまい、こうなったらもうどうなってもいいと僕は思った。
抵抗しない獲物はいたぶっても面白くないに違いない。
あれだけ猛威を振るっていた風がぴたりとやんだ。
怪獣の唸り声にも似た風の轟音はやみ、地面で踊っていた草たちのおしゃべりも静まった。
一切の雑音が消えた草原にあって、僕の鼓動はおかしなほど高速でリズムを刻んでいた。
やがて、どこからともなく声が鳴り響いた。
声は空間全体に反響してこだまし、輪唱しているかのようだった。
不思議な声だった。
大人の声なのか、子どもの声なのか。
男性の声なのか、女性の声なのか。
笑っているのか、怒っているのか、泣いているのか、それともつぶやいているだけなのか。
何もかもが特定できず、自分の好きなようにどうとでも解釈できる声だった。
僕は声の主を探し、それはすぐに見つかった。
- 226 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 06:05:44 ID:???
右斜め後方の上空――そこに何かがうずくまって、こちらをうかがっていた。
闇としか表現のしようのない何か。
夜の色よりもなお暗く、空間をねじ曲げて混沌を澱ませる闇。
おどろおどろしく蠢きながら、圧倒的な存在感を纏って、僕のことを見下ろしていた。
ドラゴンの檻の中に閉じ込められたウサギにでもなった気分だった。
闇はじりじりと近寄ってきた。
僕が恐怖し、慌てふためく様を楽しんでいるのか、一息に距離を詰めようとはしない。
ねっとりとした感じでゆっくりゆっくり動き、そして、僕を飲み込もうとした・・・――
――・・・ところで、目が覚めた。
夢から戻ってくると、疲労感がどっと押し寄せた。
起きたばかりだというのに、全身がけだるくて、寝汗をびっしょりかいていた。
あてがわれた客室から居間へ行くと、糞猫さんと赤魔子さんがすでに起きていた。
たった今見たばかりの変な夢のことを話そうと、僕は二人に声をかけた。
だけど、二人はおしゃべりに夢中で、ときどき僕のほうを見て微笑むだけだった。
何度も話しかけてみたけど、相槌を打つどころか耳を傾けようともしてくれない。
しまいには、
「はいはいwwwwご飯が欲しいのよね?wwwwwそれともブラッシング?wwwwwww」
と、僕の長い毛を丹念にブラシで梳き始めた。
・・・昨日の続きだろうか?
糞猫さんたちは、犬か猫でも相手しているみたいに僕に接している。
ペットごっこはもうやめてほしいと訴えてみたけど、ちっともまともに取り合ってくれない。
やれやれといった様子で、笑うだけだ。
しばらくして、僕は気づいた。
・・・僕の言葉が二人に伝わっていない。
僕は人間の言葉をしゃべってるつもりだったけど、二人には「フキュフキュ」としか聞こえていないみたいだ。
自分の急激な変化に唖然とするしかなかった。
ペットごっこをしているわけじゃなかった。
糞猫さんたちは僕のことを、“内藤さんのペットのアンタル”としてしか認識していない。
暗樽というタルタルのことを全部忘れてしまってる・・・
忘却・・・・というより、僕に関するすべての記憶が抜け落ち、新たにアンタルというモンスターについての記憶が書き加えられているみたいだ。
変化はそれだけじゃなかった。
起きてからというもの、いつもと違う違和感にとらわれていたのだが、ようやくその理由がわかった。
背が縮んでいたのだ。
タルタルのときよりもさらに身長が低く、骨格そのものが根本的にタルタルのそれと違っていた。
耳のあるべきところに耳はなく、頭のてっぺんに生えていた。
尻にはふさふさの尻尾が生えていて、手と足の爪は狼のように鋭くとがっていた。
また、二足歩行もできなくはないが、走るときには四つ足でのほうが自然な感覚がする。
鏡を見て驚愕した。
向こうから僕を見返しているのは、いつものタルタルではなく、一匹の見慣れない獣だったのだから。
「アンタルしゃん、しょれは鏡でしゅよ。しょこに映ってるのはアンタルしゃんでしゅ。(=´▽`=)」
獣様もまた、僕のことを忘れていた・・・・・
- 227 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 06:06:31 ID:???
■幸いなことに、獣様には僕の言葉が通じるようだ。
獣様に通訳してもらって、赤魔子さんにキノコの塩焼きに使ったネムリタケを見せてもらった。
だいぶ前に、獣様がエルヴァーンになって記憶喪失になったときのことを、餡刻さんに話してもらったことがある。
獣様に降りかかった災難のきっかけとなったのも、今回と同様に赤魔子さんの料理だったみたいだ。
ただし、そのときの直接的な原因は赤魔子さんにはなく、料理に使用した食材に問題があったためだった。
料理に用いられたネムリタケは、なんの変哲もないただのキノコだった。
あれだけ奇抜な色をしていたのだから原因はネムリタケにあるに違いないと踏んでいただけに、かなりショックだった。
赤魔子さんの話では、そのネムリタケはちょうど二ヶ月前に餡刻さんから送られてきたものらしい。
今まで使い道がなかったので、そのまま金庫の肥やしになっていたのだと言う。
手にとって調べてみたけれど、特に変わったところはなかった。
赤魔子さんに返そうとしたとき、ネムリタケの傘の端にススのような黒いものが付着しているのに気づいた。
錯覚かと思った。
さっき調べたときにはそんなもの付いてなかったはずだ。
目をこすり、もう一度ネムリタケを調べ直そうとして・・・・・・僕はぞっとした。
一瞬の間に、ススがキノコ全体を覆いつくし、真っ黒になっていたからだ。
ススはたえず流砂のように表面を動き回り、黒い蒸気を発していた。
反射的にネムリタケを落としてしまった。
赤魔子さんがそれを拾おうとしたので急いで止めたのだが、わずかに目を離した隙に、ススは消えてしまった。
気のせいだったのか・・・・?
僕には、あのススの色が、夢に出てきた例の闇の色と同じだったように思えた。
■お昼ごろ、内藤さんがシャウトをしながら獣様の家にやって来た。
やはりと言うべきか、内藤さんも僕のことを忘れていた。
どういうことだろう?
僕に関することだけ記憶喪失になるなんて、あまりにも不自然だ。何かできすぎのような気がする。
他の人たちはどうなんだろう?忘れてしまったのだろうか?
内藤さんによる芸のレッスンは夜までみっちりと続いた。シャウトのしすぎで喉が痛い。
- 228 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 06:07:48 ID:???
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
X月XX日
 ̄ ̄ ̄ ̄
■これも多重人格というのだろうか?
僕の人格というか意識の中に、僕じゃない誰かがいる。
そいつは人間じゃなく、大きな体をした真っ黒な獣で、狼に似ている。
真っ黒――夢の印象が強かったせいか、黒いものを見ると例の闇を思い出してしまう。
ときどき、不意に意識がふっと遠退き、夢に引き込まれるような感覚に陥る。
そういうときは決まって、僕は見たことのない場所にいて、石造りの大きな白いイスに座っている。
そして、必ずその脇に黒い狼がいる。
彼はいつも眠っていて、僕が戻ってくると目を覚ます。
不思議と、彼のことが怖いとは思わない。
従順な犬のように擦り寄ってきて、頭をなでてやると気持ち良さそうに目を細め、尻尾を振る。
僕の正面まで歩いてくるとそこで立ち止まり、哀願するような目で僕を見つめる。
どうしたんだろうと思い、顔を近づけてみる。
彼は僕の手をやわらかに噛み、イスからどくよう催促してきた。
イスにこだわる理由もないのでどいてやると、彼は軽快に飛び乗り、ちょこんと腰を下ろした。
どこまでも響き渡る高らかな咆哮。
空に向かって何かを宣言するかのように、彼は長く、力強く吼える。
咆哮がやむと、たちまち抵抗しがたい睡魔が僕を襲い、すとんと眠りに落ちる。
体は動かせなくなったが、思考は停止せず、彼がイスの上で何をしているのかすぐにわかった。
僕になり代わって、かつて暗樽だった肉体を操縦しているのだ。
- 229 :ゆらめきの夏装〜終幕:風に揺れる花〜 :04/10/23 06:09:02 ID:???
なるほど、あの大きなイスは操縦席だったのか。
自分じゃない誰かが自分の体を操っているなんて、とんでもなく恐ろしいことだ。
でも、眠りの淵にいる僕にはどうすることもできない。
いったい何をするつもりなんだ?
不安は募るばかりだった。
突然、映画のスクリーンみたいなものが僕の中で広がり、映像が流れ込んできた。
映像を追うようにして音声も入ってきて、においや触覚、臨場感までも伝わってくる。
最初は戸惑ったが、僕はこれがなんなのか理解した。
僕の意識と彼の意識は、おそらくリンクしているのだろう。
彼が僕の肉体で体験しているすべて情報は、逐一このようにもたらされてくるのだ。
彼はとても気まぐれだった。
何時間も席に座っていることもあれば、三分も立たないうちに僕と席を変わることもある。
席の交替の主導権はあくまでも彼にあって、彼に見つめられると僕は逆らえなくなってしまう。
だんだん、彼のほうが席に居座る時間が長くなってきた。
このままいくと、そう遠くない日に完全に乗っ取られてしまいそうだ。
彼の目的は体の乗っ取りにあるのだろうか?
それとも、別の何か・・・・・
乗っ取りは手段にすぎず、彼の真に目的とするものは、僕の想像すら及ばないスケールの大きなものではないのか?
けれど、今の僕にはそれを知るすべも、確かめるすべもない・・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∽ ゆらめきの夏装:終わり ∽
- 230 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:11:36 ID:???
wwwwwwww in ヴァナディール −世界のどこかにある秘密の楽屋− wwwwwwww
Moog:やっと終わったクポー・・・慣れないことして疲れたクポぉ〜〜。
Oscar:体を動かした後のお茶はおいしいですね、ご主人様。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
糞猫:はぁ〜wwwwwこうやって寝そべりながらおやつをつまめるのは幸せよね〜wwwwww
暗樽: ミ*´▽`*彡 フキュン♪
糞猫:wwwwwwあんた、その衣装脱いだら?wwwwww暑くないの?wwwwwwwww
暗樽:プルプル ω・`≡´・ω・`≡´・ω プルプル
獣様:しゅっかり体になじんじゃったから、なんともないってアンタルしゃんは言ってましゅ。(´・ω・`)つ旦~
樽ナ:・・・獣様・・・アンタルじゃなく暗樽だよ・・・・・
赤魔子はみんなと楽しい気分に浸った。
糞樽:うはwwwwwwwwwwwwwww
糞樽:お前ら、こんなとこでなに雑魚寝してんだwwwwwwだらけすぎだぞwwwwwwww
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwwww今日のところは大目に見てやらんかwwwwww
赤爺:wwww久方ぶりの長丁場じゃったからのうwwwwwさすがのわしもくたびれてしもうたwwwwww
Moog:お茶でも飲んで一息つくクポ。
糞樽:サンキューwwwwwwwwお、そうだwwwww竜姐wwwwww
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・?
Oscar:私に何か用ですか?、ってご主人様が聞いてる。
糞樽:竜姐が劇中で言ってた“アキノタムラソウ”のことなんだが、あれってどんな花だ?wwwwwwww
樽ナ:あ・・・・その花、僕も気になってたんだ・・・・・聞いたことも見たこともない花だからね・・・・
糞猫:はいはーいwwwwww私も興味あるある〜wwwwww教えて教えてwwwwwww
糞猫:・えちょ 竜姐さんってば、私を差し置いて餡刻様といい感じになるなんてズルすぎwwwwwww
糞猫:・えちょ 二人のキーアイテムになってたっぽい花くらいは押さえておかなきゃ!wwwwwww
糞猫:ミスwwwwwwwwテイクアウトプリーズwwwwwwwwww
暗樽: ミ´‐ω‐`;彡 フキュ
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・もぐもぐ
Oscar:今は食べるのに忙しいから質問は後にしてください、ってご主人様は言ってる。
糞樽:んだよ、使えねえなぁwwwwwwしゃーないwww獣様は知ってるか?wwwwww
獣様:知ってましゅけど、しゅぐに人に頼ろうとしゅるのはイクナイ!!(・A・)でしゅ。自分でググッてくだしゃい。(´・ω・旦と
樽ナ:・・・・・ググッてって・・・・・・・そんな俗語どこで覚えたの?・・・・・・
糞樽:固いこと言うなってwwwwwwwww俺たちの仲だろwwwwwwwwww
赤魔子は興味津々の眼差しで獣様を見つめた。
獣様:赤魔子しゃんの頼みならしょうがありましぇんね。教えましゅ。(*´ω`*)
糞樽:うはwwwwwwwwww俺は無視かよwwwwwwwwwwwwwww
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・よしよし
竜姐は糞樽を慰めた。
獣様:では、生徒の皆しゃん。説明しましゅから静かに聞いててくだしゃいね。(`・ω・´∩m⌒☆
一同:はーいwwwwwwwwww先生wwwwwwwwwwww
- 231 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:12:33 ID:???
アキノタムラソウしゃんはシソ科アキギリ属のお花しゃんでしゅ。
“アキノタムラソウ”というのは和名で、漢字で書くと“秋田村草”になりましゅ。名前の由来は不明でしゅ。
学名はSalvia japonicaで、直訳しゅると「日本のサルビア」になりましゅね。
サルビアしゃんにはほとんど似てましぇんが、お花の作りは共通してるしょうでしゅ。
東アジアの温帯、暖帯に広く分布しゅる多年草で、北海道を除く日本全土に生える、わりとポピュラーな野草でしゅ。
開花時期は、夏から秋にかけて(8月〜10月)でしゅ。
地方によっては、6月の梅雨頃から咲き始めて、11月くらいまで咲いてるところもあるみたいでしゅね。
高しゃは20〜90cm。茎は無毛(ときに細毛)で四角柱状・・・つまり、茎の断面は四角でしゅ。
鋸歯のある倒卵形の葉っぱは対生で、3出複葉または1〜2回羽状複葉でしゅ。
茎の上部に、青紫色(または淡い紫色)の小っちゃな唇形花を何段にも輪生しましゅ。
イメージがいまいちピンとこない人は、ググッて写真を見てくれたほうが手っ取り早いでしゅよ。
今の季節ならちょうど開花時期と重なっていましゅし、
しょこら辺の雑木林や草むらにごく普通に生えてましゅから、機会があったら探してみるのもいいかもしれましぇんね。
アキノタムラソウしゃんのお花は小しゃいでしゅから、虫メガネで見るのをお勧めしましゅ。しゅごい綺麗でしゅよ。
- 232 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:13:22 ID:???
獣様:以上、アキノタムラソウしゃん講座でしゅた。ご清聴ありがとうごじゃいましゅた。m(´-ω-`)m
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ぱちぱち
Oscar:大変よくできました、ってご主人様が褒めてる。
赤魔子は獣様を賞賛した。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwwさすがはわしの孫じゃwwwwwめんこいうえに賢いのうwwwwww
Moog:いつから獣様は赤爺の孫になったクポ?
暗樽: ミ´・ω・`彡 フキュ?
樽ナ:・・・獣様は動物や植物のことになると、学者顔負けなくらい博識になるね・・・・・
糞樽:wwwwwwこの情熱をもうちっとヴァナのほうに傾けてくれると俺も助かるんだけどなwwwwwww
糞猫:ねえwwwww獣様wwwwww花言葉は知らないの?wwwwwwwww
獣様:あっ、忘れてましゅた。 Σ (`・ω・´;)
獣様:花言葉は、劇中で出てきたナモナシしゃんと同じで、「自然のままのあなたが好き」でしゅ。(´・ω・*)ノ
獣様:ちなみに、ナモナシしゃんは創作物で、実際には存在しないお花しゃんでしゅのでご了承くだしゃい。(´・ω・`)
糞猫:ふーんwwwwwwなんか意外ねえwwwwwww
赤魔子は糞猫に同意した。
糞樽:花言葉なんかに意外もクソもあんのか?wwwwwwww
糞猫:だってwwwwwたかが雑草の花に「自然のままのあなたが好き」なんて大袈裟だと思わない?wwwwww
樽ナ:・・・そうだね・・・・・あまり知られてないマイナーな野花にしては、ちょっとシャレてるよね・・・・・
獣様:だからこしょ、アキノタムラソウしゃんにはしょういう花言葉がついたんだと思いましゅよ。σ(´・ω・`)
樽ナ:・・・・え、どういうこと?・・・
獣様:ボクは思うんでしゅよ。(´-ω-`)
- 233 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:14:10 ID:???
たしかに、アキノタムラソウしゃんは他のお花しゃんと比べて、とりたてて華もない一見地味なお花しゃんでしゅ。
たぶん、みなしゃんは見たことがないんじゃなく、見たことはあっても覚えてないだけなんだと思いましゅ。
記憶に残らないくらい目立たなくて、ひっしょりと咲いてる控え目なお花しゃんなんでしゅ。
でも、アキノタムラソウしゃんは自分らしく咲いてましゅ。
誰にも、顧みられることはないかもしれましぇん。
誰にも、名前を覚えてもらえないかもしれましぇん。
しょれでも、アキノタムラソウしゃんは他のお花しゃんを羨ましがったりはしましぇん。
みんなにはみんなにしかない良しゃがあるけれど、自分にも自分にしかない良しゃがあるってわかってるからでしゅ。
雨に打たれても風に吹かれても、背をピンと伸ばして、堂々と誇らしげに咲いてましゅ。
自分にできることを精一杯やって、元気にお花しゃん咲かせて、にこにこ微笑んでましゅ。
ボクの家の近くにもアキノタムラソウしゃんが咲いてるんでしゅけど、
近くを通るたびに、「君は君らしく頑張りなしゃい」って励ましてもらってる気がしゅるんでしゅ。
- 234 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:15:34 ID:???
獣様:だから、ボクは思うんでしゅ。(`・ω・´)−3
獣様:アキノタムラソウしゃんは「自然のままのあなたが好き」って花言葉にふしゃわしいお花しゃんだと。(*´ω`)ヾ
糞樽:wwwwwwwwwwwwwwwww
糞猫:wwwwwwwwwwwwwwwww
赤爺:wwwwwwwwwwwwwwwww
樽ナ:・・・・・・・・・・・・・・
暗樽: ミ´・ω・`;彡 フキュゥ…
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・
Oscar:・・・・・・・・・・・・・・
Moog:・・・・・・・・・・・・クポぉ・・・
赤魔子は呆気にとられている。
獣様:あれ?みなしゃん、どうしたんでしゅか?ボク、何か変なこと言っちゃいましゅたか? つ´・ω・`;;)
赤魔子は首を横に振って、獣様を抱きしめた。
赤爺:ふぉっふぉっふぉwwwwww背負うた孫に教えられるとはまさにこのことじゃなwwwwww
Oscar:いやはや、あの子はまったくたいしたもんですね、ご主人様。
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
Moog:子どもなのに立派クポ。ボクらモーグリの自然観にも通ずる考え方クポ。
糞猫:・・・・・あはっwwwwwww
糞猫:柄にもなく感動してしまった自分がいるwwwwwこれは修正されるわねwwwwwww
樽ナ:・・・・・・・獣様って、たまに大人なのか子どもなのかわかんなくなるときあるよね・・・・・・
糞樽:ああwwwwwww
糞樽:俺らじゃ恥ずかしくて言えないようなことでも、獣様が言うと不思議なくらい決まるんだよなwwwwww
暗樽: ミ*^・ω・^*彡 フキュ!!
内藤:うはwwwwwwwwwwww獣様においしいとこ持ってかれたwwwwww俺様ショボ―(´・ω・`)―ンwwwwwww
糞樽:なんだwwwwwお前いたのかよwwwwwwww負け組はあっち行ってろwwwwwwww
内藤:wwww俺様、今回は大活躍だからこっちにPT入りwwwwww仲良しこよしヨロwwwwww
糞樽:うはwwwwwwあんなチョイ役で大活躍かよwwwwwwオメデテーやつだなwwwwwww
Eald:少なくとも、どこぞのチンクシャよりは出番が多かったかもね。( ´,_ゝ`)プッ
樽ナ:・・・・・・・・・・君もいたんだ?・・・・・・
Eald:そういうチンクシャこそいたのかい?プニプニしてるもんだから、たこ焼きかと思ったよ。( ´_ゝ`)
樽ナ:・・・プロマシアの呪縛のお陰で君も影が薄くなってるみたいだから、いっそのこと消してあげようか?・・・・・
Eald:へぇ〜・・・生意気にもこの僕に剣を向けちゃうんだ?( ´_ゝ`)
Eald:身の程知らずもいいとこだね。けちょんけちょんにして泣かすよ?( ´_ゝ`)
樽ナ:・・・・・やれるもんならやってみなよ・・・・地べたに這いつくばらせてあげるから・・・・
赤魔子はおろおろしている。
糞猫:ちょっとちょっとwwwwwあんたたちwwwwwwwこんなとこで喧嘩はやめてよねwwwwwwwww
糞樽:おいwwwwお前の出番だぞwwwwwwあいつらを止めてこいwwwwwww
内藤:wwwwwww無理wwwwwwwwwwwwサポシwwwwwwwwwwwwwwwww
Moog:湯のみが空っぽになってるクポ。お代わりいるクポ?
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・こくり
暗樽: ミ *´・ω・`彡つ旦 〜♪
Oscar:ご主人様・・・・ほのぼのとお茶してる場合じゃないと思いますよ。
- 235 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:16:45 ID:???
獣様:樽ナしゃん!Ealdしゃん!喧嘩はダメでしゅ!仲良くしてくだしゃい! Σ m9(`・ω・´)
Eald:うんっ。仲良しが一番だよね、ご主人。(*´_ゝ`)ハァハァ
樽ナ:・・・・相変わらず、君は獣様の前だとキモイね・・・・・・
Eald:負け組は黙ってな。( ´_ゝ`)
Eald:僕とご主人の憩いの時間を邪魔する気なら、本気で泣かすよ?(#´_ゝ`)
樽ナ:・・・なっ・・・誰が負け組だよ・・・・君なんかにそんなこと言われたくないね・・・
Eald:おやおや。惨めな負け組のくせして、勝ち組のこのボクに逆らうのかい?( ´_ゝ`)y━・'~~
樽ナ:だからなんで君にそんなことがわかるのさ?・・・・
樽ナ:・・・それに第一、出番の多さじゃ同じ一話分だし、僕と君との間にそれほどの差はないと思うけど?・・・・
Eald:やれやれ。どこまでも頭の悪いたこ焼きちゃんだね。( ´_ゝ`)
樽ナ:・・・・むかっ・・・・
Eald:いいかい?( ´_ゝ`)
Eald:同じ一話だったとしても、僕とチンクシャじゃ、その役柄の重みは天と地ほども違うんだよ。( ´_ゝ`)
Eald:今回の僕の役を知ってるだろ?( ´_ゝ`)
Eald:ご主人と温かい友情を育む、それはそれは大切な話の骨となる役どころさ。(*´_ゝ`)−3
Eald:一方のチンクシャはといえば、誰がなっても差し支えのない十把一絡げなエキストラだったっけ?( ´_ゝ`)
樽ナ:・・・・ゔっ!?・・
Eald:いやーごめんごめん。いくら本当のことでも“Moogle以下の脇役”だなんて言いすぎだよね。( ´_ゝ`)
樽ナ:・・あゔっ!?・・・
Eald:おっと、ついまた口が滑っちゃったよ。許しておくれ。万年端役のスタメン落ちちゃん。( ´_ゝ`)
樽ナ:・・・・・君はどうもおしゃべりがすぎるみたいだね・・・・・始末するよ?・・・・・
Eald:口で勝てないもんだから武力行使かい?これだから短足腹ぽておチビは困っちゃうよね。( ´,_ゝ`)プッ
樽ナはパピヨン・ブレードの構え。
Eald:・・・・・百聞は一見に如かずさ。(;´_ゝ`)
Eald:“負け組フィルター”をONにしてみるといいよ。(;´_ゝ`)
樽ナ:・・・負け組フィルター?・・・
樽ナ:・・・・・・あ、ほんとだ・・・・・・こんなの、いつの間に実装されてたんだろ?・・・・・
一同は負け組フィルターをONにしました。
糞猫:それっwwwぽちっとなwwwwwwww兄者wwwwwフィルターONにしてみた?wwwwwwww
糞樽:まぁ一応なwwwwwwどうせまた例の如く糞フィルターだとは思うがwwwwwwwwww
内藤:うはwwwwwwwwww俺様専用のヴァナ最強フィルターキボンヌwwwwwwwwwwww
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・?
Oscar:何も起こりませんね、ご主人様。
Moog:クポ〜〜。右に同じく変化なしクポ。
獣様:Ealdしゃん。ボクもONにしてみましゅたけど、なんにも変わりましぇんよ?(´・ω・`)???
暗樽: ミ´・ω・`彡 フキュ〜?
赤魔子は不思議そうに首をかしげた。
Eald:そりゃそうだよ。ご主人たちは勝ち組だからね。あっちを見てごらん。(*´_ゝ`)σ →
- 236 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:17:31 ID:???
樽ナ【負け犬】:←ナンダヨ…コレ… ..............il||li ○| ̄|_ il||li...................
一同:/sh うはwwwwwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 237 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:18:33 ID:???
内藤:さすが俺様wwwwwwwヴァナの真の勇者には【負け犬】は似合わないねwwwwwwwwww
獣様:樽ナしゃん・・・・・負け犬しゃんだったんでしゅね。(´・ω・`)
暗樽: ミ´・ω・`彡 フキュキュン…
赤魔子は樽ナ【負け犬】を慰めた。
糞猫は樽ナ【負け犬】を慰めた。
竜姐は樽ナ【負け犬】を慰めた。
Oscarは樽ナ【負け犬】を慰めた。
Moogleは樽ナ【負け犬】を慰めた。
Eald: ( ´,_ゝ`)プッ
糞樽:wwwwどうしてこうも■eはクソなもんばっか作りたがるんだろうなwwwwwww
赤爺:クソクソ言うでないwwwwwwwなかなか画期的なフィルターじゃろうがwwwwwww
糞樽:なんだよwwwww爺さんもこれに一枚噛んでんのか?wwwwwwwwww
赤爺:まだ公表はされておらんがの、今日、ほんの一部だけ仕様が変更されたのじゃwwwwww
糞猫:wwwwこのフィルターもその一環だったりするわけ?wwwwwwww
赤爺:その通りじゃwwwwwww
赤爺:負け組の者にはもれなく、名前欄に【負け犬】の刻印が浮かび上がるよう改善がなされたのじゃwwwwwww
獣様:・・・・それは改善と言えるんでしゅかね?(´=ω=`;)
赤魔子は神妙な面持ちで考え込んだ。
赤爺:ふぉっふぉっふぉっwwwwww人生を楽しむには何事にもユーモアの心がなくてはいかんぞwwwwww
Moog:必要な場合といらない場合とがあると思うクポ・・・・
暗樽: ミ´=ω=`;彡 フキュ
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・!!
竜姐はあたふたと慌て始めた。
赤魔子はあたふたと慌て始めた。
赤爺:どうしたのじゃ?www竜姐に赤魔子wwwwwそんなに慌ておってからにwwwwwwwww
Oscar:爺さん、後ろ後ろ!!
赤爺:ふぉっ?wwwwwwwwwwww
樽ナ【負け犬】は怨念に血塗られたパピヨン・ブレードを実行!
→赤爺に三途の川もひとっ飛びなダメージ!
Eald:/echo ((((((((((((((((((((((((((;゚_ゝ゚))))))))))))))))))))))))))
内藤:うはwwwwwwwwwwwwおkkkkwwwwwwwwwwwww
糞樽:wwwww背後から瞬殺かよwwwwwwwやることがエグいなwwwwwwww
糞猫:赤爺さん断末魔すら上げられなかったわねwwwww血迷って化けて出てこなきゃいいけどwwwwwwww
赤魔子は赤爺に合掌した。
暗樽:ミ´-ω-`彡 フキュゥ
竜姐:・・・・・・・・・・・・・・・ぽくぽく
Oscar:死後の御冥福をお祈りします、ってご主人様が言ってる。
Moog:良い旅をクポ〜。
樽ナ【負け犬】:・・・・Ealdは?・・・・・
獣様:Ealdしゃんなら急に用事ができたとかで帰っちゃいましゅた。A =ω=`;;)
樽ナ【負け犬】:・・・ちっ・・・・逃がしたか・・・・・
糞猫:あはwwwwww樽ナさん樽ナさんwwwwwww顔がもろに悪役顔になっちゃってますよwwwwwwwww
内藤:ところでマイハニーはどこ?wwwwwwwお疲れ様言うの忘れてたwwwwwwwww
糞樽:負け組どもはあっちだwwwwwwww
糞樽は遠くを指差した。
- 238 :ゆらめきの夏装〜余幕:楽屋にて〜 :04/10/23 06:20:51 ID:???
一同【負け犬】:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
餡刻:wwwwwwwwwwうはwwwwwwwwwwwwwwww「w」長すぎだからwwwwww
LS『Booooooomerang』の負け組一同は、餡刻を包囲する輪をぐっと狭めた。
餡刻:wwwwwwみんな落ち着けwwwwww話し合えばわかるっwwwな?な?wwwwwww
臼姫【負け犬】:何をどう話し合えばわかるのかしら?^^^^^^^^^^主役さん?^^^^^^^^^^^^^^^^卍卍卍卍卍卍卍
Zeid【負け犬】:師であるこの俺が負け組だというのに、貴様が主役を張るとはどういうつもりだ?
餡刻:ちょっ!?wwwww二人とも待ってくれよ!wwwwww今さらそりゃ言いっこなしだろ!?wwwwww
餡刻:wwwww誰が主役やるかは、みんなで公平にジャンケンで決めたことじゃないかwwwwwww
餡刻:それにさ、兄貴たちだって登場シーン多かったんだから、負け組なわけないだろ?wwwwww
Zeid【負け犬】:ほう?
臼姫【負け犬】:へぇ〜^^
餡刻:wwwwwww俺、何も間違ったこと言ってないよな?wwwwwww兄貴たちも勝ち組だろ?wwwwww
Zeid【負け犬】:・・・・餡刻よ・・・・・・
Zeid【負け犬】:貴様は、臼姫にボコボコに痛めつけられるのが勝ち組だと思うのか?
餡刻:wwwwwwあwwwwwそれはその〜wwwwwwwなんというかwwwwwwwwwwww
臼姫【負け犬】:さんざんネカマ呼ばわりされる役が勝ち組だと言いたいわけ?^^^^^^^^^♪♪♪
餡刻:wwwwwwいやいやwwwwwwお前のネカマは今に始まったことじゃn
臼姫【負け犬】:氏・ね^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^###################
臼姫は諸行無常のヘキサストライクを実行!
→餡刻に盛者必衰の大ダメージ!
餡刻:/sh うはwwwwwwwwwww最後の最後でなんだよこの扱いはwwwwwwwwwwwwwww
(戦闘不能中にそのコマンドは使用できません)
餡刻:/sh wwwwwwwwひょっとして俺って殴られるためだけに、ここに出てきたわけ?wwwwwwwww
(そうでしょうね。理不尽ないじめられ役こそ、あなたのハマり役ですから。)
餡刻:orz
250 :ゆらめきの夏装〜余幕:敗北者の挽歌 :04/10/23 23:43:16 ID:FrbwGmX/
- 歌樽:・・・・・( ´∀`)
歌樽:・・・アホやなぁ、みんな( ´∀`) ケタケタ
歌樽:だぁれも負け犬なんかやないねんで?みぃんな勝ち組や( ´∀`) ケタケタ
歌樽:ほんまの負け犬っちゅうのはなぁ・・・( ´∀`) ケタケタ
歌樽:作中を通して「ctrl」+Fキー検索ではじかれんだった奴や( ´∀`) ケタケタケタケタケタケタ
歌樽:・・・そらぁ気持ちは分かるで( ´∀`) ケタケタケタケタ
歌樽:全キャラ出すのにどれだけの苦労と時間と想像力が必要か、考えた事無いのは多分読みオンリーの奴だけやと思うしなぁ( ´∀`) ケタケタケタケタ
歌樽:でも今回の作品はみぃんな出とるし、めでたしめでたしっちゅうわけやねぇ( ´∀`) ケタケタケタケタケタケタ
歌樽:え〜、うち?よぉ〜聞いてくれましたなぁ、いやぁ〜嬉しいわぁ〜( ´∀`) ケタケタケタケタケタケタ
歌樽:うちもちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜んとでとるさかいなぁ、気にせんといてな( ´∀`) ケタケタケタケタケタケタケタケタ
歌樽:え、見たい?そんなに見たいん?そやったらみせてやってもええよ?( ´∀`) ケタケタケタケタケタケタケタケタ
歌樽:ほぉれ、この通りや( ´∀`) ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ
>Kam:一部で根強い人気を誇る暗樽はまだあの時期はいなかったし、Zeidが恐れる歌樽もいたかどうか不明だ。
歌樽:なぁ〜?ちゃ〜んと出とるやろ、な、な??(#´∀`) ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ
歌樽:うちもな、これ見つけた時からもう笑いが止まらんようなってんねん(#´∀`) ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ
歌樽:あ、さっきも言うたけど、うちは全ッ然気にしてへんよ?これで作者はんを責めんのはお門違いっちゅうモンや(# ´∀`) ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ
歌樽はメロンパイを使用した
歌樽はロイヤルティーを使用した
歌樽:・・・あいつ等動かしてヴァナ滅ぼせんかな( ´∀`) ケタケタ
255 :ゆらめき :04/10/24 08:23:32 ID:???
ヽミ=´▽`=彡ゝ【 ゆらめきの夏装をお読みくださった皆様へ 】ヽ(=´▽`=)ゝ
■先日の貼らせて頂いた終幕(+余幕)をもちまして、ゆらめきの夏装は無事閉演いたしました。
本作をお読みくださった皆様、長時間のお付き合い、本当にありがとうございました。
そして、感想を寄せてくださった方々、期待と励ましのレスをしてくださった方々、
本作を本スレ・隔離スレの場で公表するのをお許しくださったwwwwwスレ住民の皆様、
どんなに言葉を並べても言い足りることはありませんが、重ねて厚く感謝と御礼を申し上げます。
■本作は過去のwwwww作品に負うところが大きく、改めてSS作者の皆様に感謝を申し上げます。
鑑賞前の注意書きでは触れることができませんでしたが、
第5幕『キャップとボタン』を書くにあたって、二人の絵師様のイラストからも発想を授けていただきました。
劇中のEaldのあるセリフを読んでいただくと察しがつくことと思われますが、
獣様とEaldの関係を書くにあたり、A絵師様のある作品のイメージを下敷きにさせていただきました。
また、B絵師様におかれましては、ミスヴァナディールコンテストを記念して書かれた作品を、
第5幕後半部に登場するミス☆ヴァナポスターの元絵として使わせていただきました。
事後承諾を乞う形となって申し訳ありませんが、お二人の絵師様にもまた厚く感謝とリスペクト申し上げます。
■蛇足ではありますが、本作についていくつか説明を加えさせていただきます。
説明のその性質上、作者語りは避けられないと思われますので、
作者語りは不要と思われる方、作者語りによって本作のイメージを壊されたくないと思われる方は、
お手数をおかけして申し訳ありませんが、破線部分内の記述は無視してくださいますようお願いいたします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
▼ゆらめきの夏装は、すべてお芝居だったというオチなのか?
自分でも大変無責任であると思いますが、この点につきましては、読者の皆様のお考えにお委ねします。
なぜかと申しますと、あの余幕『楽屋にて』そのものが、所詮おまけの域を出ないものであるからです。
おまけに過ぎないものでありますから、余幕を本編と関連付けしてもしなくても、どちらでも構いません。
極論してしまうと、余幕それ自体をなかったものとして取り扱っていただくのも可能です。
【関連付けた場合】
本編は内藤たちが舞台でお芝居をしている風景で、余幕は舞台終了後の楽屋風景。
具体例を挙げると、wwwwww隔離スレ5の>>652-700「スカーレット☆フレイム」と同じ構成になるかと。
http://jbbs.livedoor.jp/game/4042/storage/1077723661.html (参照:wwwwww隔離スレ5)
【関連付けなかった場合】
余幕を本編から切り分けて、本編とは別個のある種の“もしも話”ととらえる。
内藤たちの世界で実際に起こっていることは本編だけで、
余幕はそれから独立した、もしも内藤たちに本編について楽屋風に語らせたらどうなるか?という別次元のお話。
(余幕=ファンタジー小説のあとがきなどで見られる、キャラクター座談会のようなもの)256 :ゆらめき :04/10/24 08:24:54 ID:???
▼“彼”(=黒き風)と認知制御システムの関係
本作は、過去のwwwwwSSで謎のままであった部分を、自分で解釈・理由付けし、
それをベースにして物語を書いてみようと思い立って作成したものであります。
その一つが、第七幕「欠落の子ら」の竜姐とOscarの物語です。
竜姐とOscarは冒険者として優秀であるはずなのに、なぜいつも食事に困るほど貧乏をしているのか?
過去のSSのなかでそれについて触れられたSSがなかったので、その理由付けをし、物語にしてみました。
(その際に、物語の肉付けとして、私の好きなSSの一つである「未完の歌」からOscarの能力の設定をお借りしました。)
そして、もう一つが、主に休幕と終幕を中心にして展開させた、餡刻と“彼”(=黒き風)の物語です。
餡刻の認知が管理側で制御されているのは周知の事実となっていますが、
過去に、なぜ餡刻の認知が制御されているのか、その理由が語られたSSはあまりなかったと思います。
(または、なぜ餡刻は認知されづらいのか、その理由すら判明していなかったかも・・・・)
そこで、私なりに餡刻が認知制御される理由を考え、解釈を加えてみました。
以下、本作「ゆらめきの夏装」内での、“彼”と認知制御システムの関係について説明いたします。
――・・・固有の意思を持ち、過去にヴァナを破滅の危機に陥れたほどの力を持つ“餡刻”(=“彼”)。
その存在はヴァナにとって極めて危険であり、管理側にとっては非常に好ましくない排除すべき存在です。
しかし、意思を持つようになった“彼”を消去することは、管理側にはもはや不可能なことになりました。
“彼”は圧倒的な力を有していますが、二重の障害に阻まれ、その力を自由に解放することはできずにいました。
二重の障害とは、内的障害(=餡刻の魂の風)と、外的障害(=管理側の仕掛けたNCS)です。
(※内的障害については終幕でOscarが語っておりますので、そちらに説明を譲ります。)
(※認知制御システムは以下、NCS=Ninti Control Systemと表記します。)
管理側のNCSを例えると、“彼”をぐるりと取り囲む壁だと思ってください。
壁の高さや厚さ(=認知レベル)は管理側が自在に操作でき、この壁によって、“彼”を外界から隔離しています。
その隔離の効果として現れている現象の一つが、餡刻のデフォオートインスニです。
なぜ、“彼”を壁で隔離し、餡刻を認知しづらいものにしているのかといえば、
可能な限り、餡刻を他のキャラたち(主にPC、NPCを含む)と接触させないためです。
過去に餡刻がヴァナを破壊しかけたとき、餡刻は激しい怒り(+悲しみ)の感情に支配されていました。
そして、餡刻が激怒するにいたった原因は、
1.大切な友達である獣様が無実の罪で晒され、禿ガル祭の標的にされたこと、
2.臼姫が糞猫のLS加入をたいした理由もなしに無碍に断ったこと、にありました。
どちらのケースも、友達を起因とするものであり、管理側が“彼”対策に目をつけた点はここにあります。
この一連の流れを簡単に図示すると・・・
A.『餡刻の友達が傷つく→餡刻激怒→(内的障害が緩む)→“彼”の力が解放→ヴァナの破壊』
・・・となり、ヴァナの破壊を未然に防止するなら、これを逆にたどって因となるものを除去する必要があります。
B.『ヴァナの破壊を防ぐ→“彼”の力を解放させない→(内的障害を緩ませない)
└→餡刻を激怒させない→餡刻の友達を傷つかせない』257 :ゆらめき :04/10/24 08:25:53 ID:???
・・・単純に考えるとこのような図式となります。
ちなみに、内的障害(=魂の風)について知っているのは、劇中では竜姐(とOscar)だけです。
管理側は魂の風については知りませんが、
過去のデータから餡刻の感情と“彼”の力の暴走には何らかの因果関係があると推測しています。
Bの図式から、ヴァナを守るためには、餡刻の友達を傷つかせないことが大事であることがわかります。
(餡刻が激怒するのはたいてい他人のためであり、自分の利益を図るために怒ることは稀。凹むことは日常だが。)
しかし、餡刻の友達を傷つかせないようにすることは、管理側のほうでどうにかできるようなものではありません。
そこで、管理側は、
「餡刻の感情を激動させる原因となる友達など、そもそも餡刻に作らせなければよい」と考えます。
友達を作らせないためには、餡刻を他者と交流させてはいけません。
交流をなくさせるには、餡刻を他人から認知されないようにするのが最も効果的で、簡単な方法です。
その手段が、オートインスニ、/shなどのメッセージを表示させない、等のNCSです。
NCSという壁をめぐらせることによって、餡刻という存在は他者から認知されなくなります。
認知されないことにより、餡刻の他人との接触の機会は激減し、
それに比例して、餡刻の感情が激動する可能性も減少し、ひいては“彼”の力の暴走の機会を奪います。
当然、“彼”からすればNCSという名の壁は邪魔以外のなにものでもありません。
“彼”にとっては、力の解放こそが自己の存在証明であり、それを邪魔するNCSは忌むべきものです。
NCSが周囲に布かれると知るや否や、“彼”は徹底抗戦に出ました。
壁が“彼”を外界(他者からの認知)から隠そうとするなら、その壁をぶち破ってしまえばいいのです。
ですから、“彼”は四六時中NCSを破壊しており、管理側は破壊された箇所をすぐさま修復していきます。
管理側も必死になって修復していますが、それでも常時、NCSを万全の状態にしておくのは難しく、
壁にわずかですが穴や亀裂が残ったままとなり、他者からの認知を完全に遮断することはできなくなります。
とはいえ、それでも“彼”を認知することはほとんど不可能に近いです。
ですが、穴や亀裂から漏れてくる“彼”のオーラを察知し、
高確率で認知できる者たちがヴァナに極少数ですが存在し、彼らを管理側は“共鳴者”と呼んでいます。
その典型例が、獣様と赤魔子で、この二人以外にもどうやら餡刻の周りに共鳴者がいるようです。
(※“彼”を認知できるときは、同時に、餡刻のことも認知できます。)
また、内藤たちは無意識下にシステム超越を行ない、NCSの壁を越え、餡刻を認知しています。
一般人が餡刻を認知できるときもありますが、そういう場合は、
管理側がNCSのレベルを下げているときか、
あるいは管理側の修復作業が“彼”の破壊活動のペースに間に合わず、壁に大きな穴が開いているときなど、
どんな人間からも餡刻を認知しやすくなってる状態になっています。
蘭芋:作者必死だな( ´,_ゝ`)プッ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>>250
大爆笑させていただきましたwwwwwwwwwwwwww
>「全キャラ出すのにどれだけの苦労と時間と想像力が必要」
SSを作成してて激しく痛感しましたwwwww処女作で長編やろうとしたこと自体がまず無謀でしたwwwwwwwwww
歌樽は個人的に好きなキャラなんですが、
非関西圏の私には関西弁というのが非常にネックで、やむなく省略させていただきましたwwwwwwwwwwwww
>>254 il||li _| ̄|○ il||li ウツダ…シノウ…
260 :ゆらめきの夏装〜余幕:敗北者の挽歌II :04/10/24 09:46:55 ID:???
- 娼館子:・・・。
娼館子は毒薬を使用した。
Carbuncle:ご主人、ストーップ!;;
Carbuncleのタックル→娼館子に、スタンの効果。
娼館子:・・・・・・。
娼館子は毒薬を使用した。
Carbuncle:あぁぁぁ;;
Carbuncleのぬすむ→娼館子から毒薬を盗んだ!
娼館子:・・・・・・・・・。
娼館子は毒薬を使用した。
Carbuncle:ご主人んんん;;
Carbuncle:いくらご主人も出番が無かったからってヤケ酒ならぬヤケ毒は止めましょうよぉぉ;;
娼館子:・・・・・・・・・・・・。
娼館子は毒薬を使用した。
娼館子は毒薬を使用した。
Carbuncle:2回も検索引っかかりますよ! 歌樽さんより出番あるじゃないですかぁぁ!;;
>Kam:樽ナ、糞猫、娼館子の現レギュラーたちはノミネートされていたものの結果が振るわず、10位入賞を逃した。
>糞樽>>暗樽:うちのLSにはよwwwお前以外にも樽ナと娼館子も同じ癖を持ってるんだwwww
娼館子:・・・・・・・・・・・・・・・。
娼館子は猛毒薬を使用した。
Carbuncle:1回と2回ですよ!? 2倍も違うって凄いことじゃないですかぁぁ!;;
娼館子:・・・カーくん・・・いっしょに・・・逝こう・・・・・・。
娼館子は猛毒薬を使用した。
娼館子はCarbuncleに猛毒薬を使用した。
Carbuncle:くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
娼館子は倒れた。
Carbuncleは倒れた。
271 :応援話wwww :04/10/24 23:31:48 ID:???
- 暗樽:だから、それは違うって言ってるじゃないですか・゚・(ノД`)・゚・
糞猫:wwwwwwホント、あんたで遊んでると飽きないわwwwwwww
暗樽はorzの構え
しかし、MPが足りなかった!
暗樽:Σ(´д`;)
糞猫:うはwwwwwwありえないwwwwww
暗樽:・・・orzもロクにできないなんて・・・゚・(ノД`)・゚・
暗樽:ってゆーか、orzって魔法だったんですね・・('A`)
暗樽はヒーリングします
wait 60
暗樽はorzの構え
暗樽:orz
暗樽:やった!出来ましたよ糞猫さん!(´▽`)
糞猫:wwwwwwwwあははwwwwwばーかwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwシステムメッセージwwwwwwwwwwwwwwwwww
新しい魔法に、orzが追加されました
使用可能ジョブ:暗黒 使用LV?〜 消費MP:それなり
効果範囲:適当 効果時間:曖昧 再使用時間:おぼろげ
主にPCに対して様々な感情を起こさせる効果があります。
主な効果は以下の通り
アビリティ「かばわれる」と同等の効果。
VS母性本能時、必中&クリティカル率100%。
orzの効果時間中は、年上キラーの効果が発動します。
モンスターに使った場合、たまに慰めてくれます。相談に乗ってもらったり、愚痴も聞いてもらえるかも?
なお、_| ̄|○などの派生技も同様です。
ちなみに、上記の効果は男女問わず、可愛い子が使った場合に限られます。
また、必ずその効果が発動するとは限りません。大きく使用者本人の素質に作用されます。
調子に乗って使いすぎると、ウザがられるしれません。まあ、知ったこっちゃねーけどな( ´,_ゝ`)プッ
最後の一文はミスです。
それでは、よい旅を。
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww272 :応援話wwww :04/10/24 23:34:42 ID:???
- 暗樽:wwwwwwwwwマジっすかwwwwwwwww
糞猫:wwwwwwwwwwwwうはwwwwwなにこの神性能wwwwwwwずっこいwwwwwww
糞猫:wwwwwwでもま、よかったじゃない暗樽wwwwwwwモ姫さんとか餡子さんの前でorzったら、可愛がってもらえるかもよ?wwwwwwww
暗樽:wwwwまさかぁwwwwwからかわないで下さいよwwwwwwww
wait 10
暗樽:・・・・・・w
暗樽:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・////
暗樽は顔を赤らめて照れた
糞猫:うはwwwwww完全無欠のムッツリ大王キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ッ!!!!wwwwwwww
暗樽:wwwwwwwwうはwwwwwwwwwwwwおkwwwwwwwwwwwwww
暗樽:・えちょ でも、まいったなぁ・・こんな修正入ったんなら、今後は糞猫さんの前以外でのorzをなるべく控えないと・・・
暗樽:Σ(゜д゜;;)み・・ミス。。。
暗樽:いやアレですよ糞猫さん?wwwwwwwこれは別に変な意味じゃなくて、ただ僕のレゾンデートルというかアレがwwwww
糞猫:・r餡刻 (≧▽≦)キャー餡刻サマだー!wwwwwww私の愛を配達に、今からマッハで向かいますね〜(はぁとwwwwww
糞猫:ミスwwwwwwwするミスラはシッポが命wwwwwwwww
糞猫:ほんじゃ、暗樽またねーwwwwwwwwwww
糞猫は矢のように去っていった・・・
暗樽:(゜д゜)ポカーン
暗樽:・・・・ま、まあ、丁度よくテルが来てたみたいだし、バレてはいない・・・のかな(;´д`)?
暗樽:・・・ちょっと、複雑な気分かもorz
暗樽:ふぅ、何にせよ今日は糞猫さんとたくさん話せたし、そろそろかえろっかな(´▽`)
暗樽は少しだけウキウキしつつ、家路についた・・273 :応援話wwww :04/10/24 23:38:24 ID:???
wwwwwwwwwwwwwwどこかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
糞猫:wwwwwwwったく、暗樽の奴・・・あのタイミングでテルが来るなんてこと、ホントにあると思ってるのかしらねwwww
糞猫:ま、ハッキリしない内は、聞こえない振りしちゃうもんねーwwwwwwwww
糞猫:wwwうはwwwwwwwひょっとして、ワタシってば魔性の女??wwwwwwwwwおkwwwwwwwww
糞猫:ミスwwwwwwwwリルインゴットは永遠の輝きwwwwwbyコ○山岡wwwwwwww
糞樽はうんざりとした表情をみせた
糞樽:・・・・HNM狩りの真っ最中だってのにノコノコやってきて、しかも何行もワケわからんミスする馬鹿妹マジうぜぇぇぇぇぇーーーーwwwwwwwww
糞猫:・r 臼姫 お兄ちゃんがまたいつものをwwwwwww
糞猫:wwwあっは、ミスwwwwwwwww
糞樽:とうとう捏造キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!
糞樽:ゴメンナサイいくらでも居ていいですからそれだけは勘弁・゚・(ノД`)・゚・
糞猫:いつも悪いねーwwww兄貴wwwwwwww
糞猫は小さく首をひねりながら、糞樽達のHNM狩りを眺めている・・・
糞猫:/echo 別に期待なんて・・してないけどさwww
糞猫:/echo ・・・ま、ほんのちょっとだけなら・・・待ってあげてもいい・・かな?w
糞猫のシッポがゆらゆらと揺れている。
その揺れ方がどういう感情を表すのかを知る者が現れないままに・・・幕。
wwwwwwwwwおわりwwwwwwwwwwwwww
276 :(パーティメンバーがいません) :04/10/25 07:29:10 ID:???
- /item サルタオレンジ <t>
臼姫はオークに変身したw
豚臼姫はバトルヘキサダンスの構え!
/item サルタオレンジ <t>
豚臼姫はオークに変身したw
臼姫はバトルヘキサダンスの構え!
/item サルタオレンジ <t>
臼姫はオークに変身したw
豚臼姫はバトルヘキサダンスの構え!
/item サルタオレンジ <t>
臼姫はオークに変身したw
豚臼姫はバトルヘキサダンスの構え!
w
w
w
wwwwwww システムメッセージ wwwwwwww
現在、ハロウィンイベント期間中ですが
仮装中のNPCが全滅してしまう不具合の発生によりイベントを終了させていただきますwwwwwwwww
なお、町中でオークの範囲攻撃に巻き込まれる不具合も発生しておりますwwwwwwwww
ただちにエリアチェンジするかログアウトすることをおすすめしますwwwwwwwwwwww277 :(パーティメンバーがいません) :04/10/25 07:40:27 ID:???
- 糞樽:・えちょ オークに変身ってリアルの姿そのままじゃね〜かwwwwwwww
糞樽:くぁwせdrftgyふじこlp;@:
284 :まったり1 :04/10/27 22:01:04 ID:???
wwwwwwwwクロウラーの巣wwwwwwww
餡刻:お、赤魔子。先にきてたのか。
赤魔子は手を振った。
赤魔子は餡刻を歓迎した!
餡刻:……あれ、獣様は?
赤魔子は餡刻に首を横に振って答えた。
赤魔子はお手上げの様子を示した。
餡刻:……そっか、赤魔子が来た時からいなかったんだな。
赤魔子は餡刻にうなずいた。
餡刻:まあ……待つかwwwwwwwww
赤魔子はにっこり微笑んだ。
(/wait 60) * 60
餡刻:遅いな……(´・ω・`)
赤魔子 は不安で仕方がないようだ。
赤魔子は餡刻をつんつんつついた。
餡刻:ああ、どうしたんだろうな……。
餡刻:獣様に限ってクロウラーの巣で事故なんてないだろうし……。
赤魔子は餡刻をバシッとたたいた。
餡刻:いてっ! 分かった分かった、縁起でもないこと言ってごめんってば!
赤魔子はうなずいた。
餡刻:……そうだ、獣様を探しにいくか?
赤魔子 は手をぽんっと打った。
赤魔子はうなずいた。
餡刻:よし、そうと決まればさっそく行こうぜwwww善は急げだwwwwwwww
赤魔子は気合をいれた!!
???:若のご友人方ーーー!
餡刻:騎芋!
騎芋:良かったあぁぁぁ、いらっしゃったぁぁぁあああ!
赤魔子は驚いて騎芋に質問した。
騎芋:それが、我らではどうしようもない事に……ッ!
騎芋:急いでこちらへ!!
餡刻:分かった!
赤魔子は気合をいれた!!285 :まったり2 :04/10/27 22:03:50 ID:???
餡刻:……wwwwwww
赤魔子 は崖の上を指差した。
餡刻:騎芋wwwww獣様はなんであんなところで寝てるんだ?wwwwwwwww
騎芋:はっ、それが……。
騎芋 はかくかくしかじか説明した。
餡刻:……つまりクロウラーの幼虫を助ける為にあんなところに登った、と?
騎芋:仰るとおり。
餡刻:んでもって、あやしてるうちに獣様まで寝ちまった、と?wwwwww
騎芋はうなずいた。
餡刻:wwwwwwwwwwwwwww
騎芋:餡刻殿! 笑い事ではありませんぞ!!
蘭芋:騎芋必死だな(´,_ゝ`)
蘭芋はコクーンの構え。
→蘭芋にコクーンの効果。
餡刻:ごめんごめんwwwwww獣様らしくて安心しただけなんだwwwwwwwwwww
赤魔子はにっこり微笑んだ。
赤魔子は崖の上の獣様に手を伸ばした。
→しかしタルタル1匹分届かなかった!
赤魔子はひどく落ち込んだ。
餡刻:届かないのか……。
餡刻は崖の上の獣様に手を伸ばした。
→しかしタルタル1匹分届かなかった!
餡刻:/echo ……赤魔子と同じ距離までしか届かないって……ドウデスカ イヤマジデ_| ̄|.......(((○
赤魔子は餡刻をつんつんつついた。
餡刻:……wwwwww気にするなwwwwwwwwwww
赤魔子は神妙な面持ちで考え込んだ。
赤魔子 は崖の上を指差した。
赤魔子 は崖の途中を指差した。
赤魔子は気合をいれた!!
餡刻:まて、赤魔子wwwwwww崖を登るなら俺が行くからwwwwwwwww
赤魔子は餡刻の前で考え込んだ。
餡刻:大丈夫だって、任せとけ!
赤魔子は餡刻にうなずいた。
赤魔子はにっこり微笑んだ。
赤魔子は餡刻を応援した!
隔離9 まったり(続き)